暖冬とか言いながら、それなりに寒さが厳しかった2010年から2011年への越年期、相も変わらずの新宿中央公園での越年の取り組みは18回目となりましたが、手慣れたもので何の混乱もなく無事に終了しました。ご協力頂いた皆さんにこの場をお借りしてお礼申し上げます。

 28日の昼には恒例のアントニオ猪木さんの炊出しのおかげで、各地から450名近い仲間が集まり、今期はここからスタートとなりました。テントなどの設営から、夜の炊出しの準備、医療相談室の開設など、いつもの通り、多くの仲間が手伝ってくれ、会場はあっと云う間に出来上がり、29日から24時間の医療テントが稼働、パトロールも28日の夜からほぼ連日、駅、周辺、広域と繰り出しました。イベントの方も29日のダンスショーなどから30日の越路姉妹の皆さんと梅津和時さん他のセッション、大晦日はシーサーズ、五十嵐正史とソウルブラザーズ、よしだよしこさん、ラビィサリと豪華メンバーの競演におおいに盛り上がり、カラオケ大会やら、新春のさすらい姉妹の路上劇上演やらもちつき大会やら楽しみ満載となりました。
 越年期間中は傷病者はパトロール、医療相談を窓口に、医療テントで一時休息、療養が必要な仲間はNPO新宿の緊迫施設での長期療養してもらい、年明けの福祉行動を経て療養の継続と、高齢者、病気の仲間の対応の流れが苦節18年目でようやく完成し、救急搬送は1件あったものの、重篤な仲間は少なく、大変ほっとしております。
 パトロールの方も野宿の仲間の状態変化に着眼し、全体動向の把握に努め、今後の支援活動につながるポイントをつかんで来ました。
 炊出し数も昨年とほぼ変わらずの推移で、テント等が全体的に減るなかでも、流動層の仲間は新宿など西部圏に集中し、一定の規模の仲間は、そこで年を越したと云う感じです。

 いずれにせよ、無事全体が終わり、その後は休む間もなく、越冬後段の日常活動に移っています。引き続き冬を超すたたかいは路上で日々営まれています。

 詳細はまた後日、NEWSなどで報告致します。