年が明けてから雪まじりの天気も増えて、例年よりも厳しい冬を何とか乗り切ろうとしています。
 この時期の活動は、大きな取り組みではなく日常活動を中心にした取り組みとなっています。私たちの活動はイベント的な活動ではなく、日々の取り組みを通じながら、路上の仲間と接し、それぞれの諸問題を共に解決しようとする活動が基本となっています。
 そのため、日曜日は衣類等配布、炊出し、新宿地域パトロール、月曜日は福祉行動、火曜日はシャワーサービス、水曜日は高田馬場地区パトロール、木曜日もシャワー、金曜日は炊出しの下ごしらえまたは倉庫整理の週例の活動に、月例の医療相談会、戸山公園特別清掃同行などを組み合わせて活動をしております(これらはすべてボランティアです)。
 そんな活動を新宿の地で始めてから、早20年が経とうとしています。
 何もなくても、何かしているのが連絡会で、新宿連絡会が新宿の路上の日常になってしまったので、それぞれが目立った動きがない限り、特段報告もしない風習となっていますが、今年も新宿の地で地道に何やかんやをやって行きます。

 2011-2012の新宿越年のデーターが出揃いつつありますので、遅くなりましたが、一部のみ報告致します。詳細は後日、連絡会NEWSで報告致しますが、特筆すべきは概数調査の数で、昨年は高田馬場地区で集中的な路上脱却策を取ったにもかかわらず、全体的にはそんなに減ってはいないとの報告数が出ています。新宿での路上生活者対策の必要性(需要)は23区中でも依然高い水準であることの反映でもあります。炊出し数は多少減ってはいるものの、路上で寝る人は変わらずと云うデーターから何を読み取るのか?底辺下層の坩堝たる新宿と云う街は不思議な街であります。