新宿区に自立支援事業に関する申入書を提出。交渉を行いました。

申入書全文

 4月10日、新宿区福祉部に「自立支援事業に関する申入書」を提出し、代表団による交渉を行いました。18年度以降の自立支援事業利用希望者への告知を3月から長期に亘り行わなかった事で多くの野宿の仲間に混乱をしいた事に対する交渉でした。
 この交渉で、新宿区は「ホームレスの自立支援等に関する推進計画」を策定したにもかかわらず、その根幹である緊急一時保護センター、自立支援センター利用希望者の期待に応えようともせず、昨年度まで利用していた大田寮への新規入所を止め、千代田寮一寮のみで新年度から対応すると云う方針を明らかにしました。これまで毎月20名枠で入所させて来たものを廃止し、その代替案もなく千代田寮の29名枠を維持するとの方針は実質入所枠の縮小です。新宿区の仲間の中でも自立支援事業利用希望者は実に多く「待機待ち」の仲間は大勢います。それらの仲間への「チャンス」すら縮小して新宿区の自立支援事業が成り立つのか?
 新宿区の自立支援事業に関する姿勢を問う交渉を続けざるを得ない状況となりました。