第1ブロック事業推進協議会および第1ブロックセンター長に巡回相談事業に関する申入書を提出。話し合いを求めました。

申入書全文

 4月17日、第一ブロック事業推進協議会(幹事区/新宿区)および第一ブロックセンター長(緊急一時保護センター千代田寮施設長)に「路上生活者巡回相談事業に関する申入書」を提出し、新事業開始にあたり、正式な話し合いの場を作るよう申し入れを行いました。
 そもそも路上生活者巡回相談事業は大きな内容的な議論を経ぬままあれよあれよと云う間に実施が決定されてしまった事業です。東京都の実施計画には「情報伝達」「ニーズ把握」「助言」のため必要とされるとの記載がありますが、この間、秘密裏に作成された「事業実施細目」では「路上生活者対策事業の利用に関する
便宜の提供」が加わり、「助言」以上の一定の権限を与える文言がいつの間にか取り入れられています。となると東京都の言っていた「巡回相談」と特別区が実施する「巡回相談」では内容的な食い違いが発生します。路上の仲間の立場からすれば追い立ての権限を持った区役所委託職員が公園等を親切面しながら回ると云うイメージも浮かびあがって来ます。
 一体、何を期待してこの新規事業を内容も固まらないうちに見切り発車的に開始したのか?まったく不明なままです。しかも、人的配置が既になされているにもかかわらず、その具体的な仕事はこれから決めると云う訳の分からぬ状況です。職員を遊ばせ路上には何も還元されない相談事業ならまっぴらご免です。
 特別区、なかんずく特人厚は施策決定に関して徹底した秘密主義を貫いており、新規事業を開始するのに都内の支援団体に相談もせず、また説明会等公の場での説明を一貫して回避する姿勢のままです。この姿勢を変えさせるための行動を近々取っていきたいと思います。