生憎の天候でしたが、500名近い仲間が新宿中央公園に集まり、盛大な夏まつりが取り組まれました。

 第15回新宿夏まつりは、もはや恒例ともいえる雨模様の中、それでも多くの仲間が新宿中央公園に集い、お盆で仲間の元に戻って来た亡き友と共に盛大に行われました。
 16日の前夜祭は、本年から共同開催となり、東西の夏まつりを各地で共に呼びかけて来たふるさとの会の佐久間理事長より仲間に向けた挨拶でスタート。この日集まった仲間は約350名。新宿の夏まつりはお盆で戻って来た仲間との祭典。この一年、路上や病院、アパートで亡くなった仲間を思い、浄土宗光照院の方々などによる追悼会。賑やかだった雰囲気もガラリと変わり、全員で黙とう。配食のご飯を食べた後、一人ひとりが祭壇の前で手を合わせる。仲間による仲間の追悼。亡くなる仲間は減ってはいるが、やはり毎年繰り返されるこの光景。
 サンチーハイも配られ、再び賑やかに。小雨模様なので、映画会を中止して、仲間のカラオケ大会を延々と続け前夜際の夜は更けていきました。最後にそうめんを食べ、翌日の天気の回復を皆で願いました。
 翌17日は残念ながら朝から雨模様。午前中は雨養生などに扮装し、本祭開始の正午を迎える。今年は仲間におおいに食べて、飲んでもらいたいと、昼食も配食。ここでも集まった仲間は同じく350名ばかし。今年は雨模様なので出だしが悪いかと思いきや、散髪、衣類提供、医療相談、ゲーム大会、景品引換えなどをしている内に、仲間の数も増え続ける。ところが、降ったり止んだりの雨も、午後4時頃から本降りに。あおりを食ってスイカ割大会は中止。スイカは手早く切りそろえられ、仲間にそのまま配る。雨雲を睨みながら、ここまで来たらここで決行と晩飯の準備は進められる。夕方、雨の中でも配食には500名近い仲間が集まり、夏まつり特性カレーライスを順番にもらう。ビールやジュースも1000本配られ、テントの中では五十嵐正史とソウルブラザーズの皆様方などが、雨天なんのそのと、テントの中で納涼コンサートも決行。傘をさしながら踊り、びしょぬれになりながら踊りと、短い時間のコンサートになってしまったものの、真夏の夜の一時の夢を皆で堪能しました。そうこうしている内に雨も本降りに。盆踊りは中止となり、いつもより早めに本祭は終わりとなりました。

 お手伝い頂いたボランティアの方々、そしてご支援下さった全国の皆様方、本当にありがとうございました。涙雨にたたられながらも、実に楽しい二日間でした。