東京都と特別区は緊急一時保護センター今年度第一号たる「大田寮」を11月開設、12月入所をを決定しました。

平成13年11月16日
東京都
特別区

路上生活者緊急一時保護センター「大田寮」の開設について
ーホームレスの自立への第一歩となる施設を全国で初めて開設ー

 東京都と特別区は、ホームレス問題の解決に向け、各人の実状に応じた一貫した自立支援システム構築に取り組んでいるところですが、このたび、ホームレスが社会復帰をめざす最初のステップアップとなる施設として、大田区内に緊急一時保護センターを開設することになりました。
 これにより、都区のホームレス対策は大きく前進することになります。

1.緊急一時保護センターの事業概要

(1)目的 

 路上生活からの早期の社会復帰を促進するため、ホームレスを一時的に保護し心身の健康回復を図るとともに、自立支援センターへの入所など以後の処遇方針を明らかにする(アセスメント)

(2)実施主体 東京都及び特別区

(3)運営主体 特別区人事厚生事務組合

(4)利用対象者 特別区内のホームレス(路上生活者)

(5)利用決定 各区の福祉事務所長が利用承諾する

(6)利用期間 原則として1か月以内(必要に応じて1カ月以内の延長)

(7)事業内容 宿所・食事の提供、生活相談・指導、健康診断・相談、意欲・能力の把握など

2 「大田寮」の概要

(1)所在地 大田区東海3-4

(2)利用定員 300名

(3)開設日 平成13年11月27日(火)予定
*入所開始日は平成13年12月6日(木)の予定

3 施設公開について

別紙のとおり

4 今後の設置計画

 路上生活者緊急一時保護センターは、23区内を5ブロックに分け、各ブロックに1カ所ずつ計5カ所を設置する。
 残る4カ所については、平成14年度から15年度までに、千代田区、荒川区、板橋区、江戸川区に設置予定。(いずれも定員100名程度)

問い合わせ先
東京都福祉局
参事(連絡調整担当)有留tel 03-5320-4069(直)
              (内線)32-401
自立支援担当課長  都丸tel 03-5320-4105(直)
              (内線)32-690
特別区人事・厚生事務組合厚生部
          中田tel 03-5210-9853(直)