7月31日、国会最終日でついにホームレス自立支援法成立!!

 やきもきしました。

 31日、朝の段階でも、「継続決定」「五分五分」「いや制定」と時刻を負うたびに情報が錯綜。
 そんな中、朝、新宿区役所前では、東京、大阪の仲間が法案の行方を見守るため、約120名の仲間が結集。
 「今の情報では廃案はない。継続か制定かそのどちらか」という見通し不明の中、国会へと向う。
 東京は今年の夏、最高の気温へとぐんぐんと上昇。日陰のない国会前は灼熱地獄。そんな中、北九州、神奈川の代表団も合流して、衆議院議員会館前に座り込み、集会開始。
 「どうなろうとも、ここまで法案問題を押し上げた全国の仲間の力を確認しあおう」汗みどろになりながら、司会が提起。合間に、代表団がロビー活動。
 「ひょっとしたら、ひょっとする」との情報がもたらせる。
 午後11時から衆議院議員会館での院内集会開始。民主党の鍵田さん、山井さん、近藤さん、公明党の田端さんが次々と経過報告。
 「午後、3時、参議院本会議で可決させます」
 その力強い発言に、会場から拍手喝采。
 「ついにやった!」
 でも、国会の事だからと「ぬか喜びをしないよう」と議員の方から釘をさされ、「うーん、果してどうなるのか?」

 院内集会、終わった後、行動予定変更。「3時過ぎまで国会前で粘り込もう」との方針が確認される。
 日比谷公園で昼食、休息の後、再び炎天下の議員会館前へ。
 同時に参議院、厚生労働委員会への傍聴団を派遣。
 1時40頃、傍聴団から、委員会通過の報。
 「よし、これで間違いない」

 議員会館前で本会議の傍聴団を待つ。
 3時過ぎ、傍聴団から「特別動議で法案が提出、全会派一致で可決。法案通過!」との報。
 「俺たちは勝ち取ったぞ!」
 「ついにたたかい取ったぞ!」
 国会への最後のシュプレヒコールの中、傍聴団を迎え入れる。議員会館前は歓喜の渦。仲間が握手、握手。
 「もちろん、これからが本当のたたかいだ」
 「全国団結を堅持しながら、概算要求、実態調査、基本方針を俺たちの希望通りやらせていこう」
 仲間が決意を次々と述べる。

 最後に汗みどろの「団結がんばろう」を国会に突きつけ、勝利の国会前行動を終了。新宿中央公園に戻り、酒を酌み交わしながら、勝利を確認しあい、炎天下の中の終日の行動を終了しました。


 ホームレス自立支援法案は反失業闘争10年来の全国の仲間のたたかいの力によって勝ち取ったものです。仲間の必至のたたかいの地平を無視し、この期に及んでつベこべ評論家的に論評する人々がいますが、私たちは自らの力で勝ち取った法案必ずや仲間の利益のために活用し尽くします。
 これからは私たち自身の取り組みが問われて来ます。その重圧に押しつぶされないよう精一杯仲間のための活動を続けて行きたいと存じます。

 路上に久しぶりの希望の光が差しました。何よりも今、苦しんでいる仲間への最高の朗報です。

 最後に法案制定に尽力を尽くして頂いた国会議員の方々、秘書の方々、そして、全国の支援者の方々、本当にありがとうございました。



                      (新宿連絡会一同)