自立支援センター墨田寮の改善を求める要望書を提出しました。

新宿連絡会および自立支援センター墨田寮内の有志により、8月28日、東京都などへ「自立支援センター墨田寮の改善を求める要望書」を提出、交渉をしてきました。7月に墨田寮内の諸問題については2002年7月3-4日自立支援センター墨田寮に関する意見書を提出し、改善されるものと期待していましたが、その後1月以上経っても改善が見られないどころか、ますます寮内の雰囲気が悪化している事から、今回新たに要望書を提出するに到りました。東京都との交渉では、新任したばかりの菅原連絡担当調整部長も出席、熱心に寮生からの苦言、要望を聞き終えた後「事実関係を調査し、改善をさせていく」との言を頂きました。今後、どのように改善されるのかを注目していきたいと思います。


自立支援センター墨田寮問題で運営協議会が文書回答

自立支援センター墨田寮問題で路上生活者対策事業運営協議会は 9月27日付で新宿連絡会の要望書に対し文書回答を行いました。実際、私達が文書を受け取り説明を受けたのは10月4日、東京都福祉局の連絡担当調整部長などからでした。
  4ヶ月を過ぎた利用者の日用品費支給については、「取扱いの認識に誤りがあった」事を認め、遡って全額支給した事、また、今後このようなことのないよう「周知徹底」するとの事です。食事の質の改善、苦情処理システムについては、「検討中」との事、管理問題全般についても前向きな改善を「要請」したとのことで、今回の利用者からの苦情、改善点については、全般的に納得できる回答を得ました。なお、寝具店との「癒着」と要望書で表現した部分については、事実関係が違っているとの指摘で、この点事実確認がはっきりせずに記載してしまった事をこちら側からはお詫びをし、連絡会HPからも要望書の一部を削除しました。

 今回の問題は、寮生からの苦情を内部で処理できなかったという一言に尽きるだろうと思います。私達も行政サイドや施設管理者サイドがこの問題に無自覚であり続ける事に業を煮やし、多少大袈裟な告発をした訳ですが、今後、このことをきっかけに各施設内の改善が進む事を期待しますし、利用する仲間にとって「利用し易い」施設に、更にしていきたいと考えています。