第10次越年の取組みが無事終了しました。
 第10回目となる新宿越年の取組みが12月28日より1月5日まで新宿中央公園ポケットパークを拠点に行われました。今冬は異例の暖冬で年末年始も穏やかな日が続きどうにかこうにか無事に終了する事が出来ました。
 炊き出しは連日834食〜978食を毎晩提供。長野の農家の方や様々な方々から提供された食材を使い、毎日丼物のおいしく暖かい食事を提供する事ができました。
 また、医療テントも24時間の体制でボランティアの医師、看護婦さんなどが集まってくれ、行政や医療機関が休みの間、仲間の命を守る拠点として機能しました。救急搬送は数件ありましたが幸いにして重篤な方はおらず、年明けの福祉行動で40数名の仲間を医療機関や保護施設等につなぐ事ができました。
 パトロールも毎夜、中央公園、戸山公園、新宿駅周辺、神田川周辺、区内の小公園、中野駅周辺に出かけ、最近新宿に流れついた方々等への正確な情報提供、医療対応をくまなく行う事ができました。
 企画も今年も大賑わいで、梅津和時さんを始め毎年来て下さるミュージシャンの方々が年末にかけておおいに盛り上げてくれました。また年末恒例のカラオケ大会やカウントダウン、新春恒例の餅つき大会や「さすらい姉妹」の路上公演も300名近い仲間が参加し楽しんで行きました。
 越年を支えて下さいました全国の方々、どうもありがとうございました。越冬後段の取組みを強化し「仲間の命を仲間の力で守る」冬の取組みを今後も更に進めていきたいと存じます。