2008年後半のチラシ集はこちら

新宿連絡会チラシ第十六集(08年12月28越年期より2009年前半)

2009年後半のチラシ集はこちら

2008年12月28日(越年1日目)新宿連絡会チラシ
2008年12月29日(越年2日目)新宿連絡会チラシ
2008年12月30日(越年3日目)新宿連絡会チラシ
2008年12月31日(越年4日目)新宿連絡会チラシ
2009年1月1日(越年5日目)新宿連絡会チラシ
2009年1月2日(越年6日目)新宿連絡会チラシ
2009年1月3日(越年7日目)新宿連絡会チラシ
2009年1月4日(越年8日目)新宿連絡会チラシ
2009年1月11日新宿連絡会チラシ
2009年1月18日新宿連絡会チラシ

2009年1月25日新宿連絡会チラシ

2009年2月1日新宿連絡会チラシ
2009年2月8日新宿連絡会チラシ
2009年2月15日新宿連絡会チラシ
2009年2月22日新宿連絡会チラシ
2009年3月1日新宿連絡会チラシ
2009年3月8日新宿連絡会チラシ
2009年3月15日新宿連絡会チラシ
2009年3月22日新宿連絡会チラシ
2009年3月29日新宿連絡会チラシ
2009年4月5日新宿連絡会チラシ
2009年4月12日新宿連絡会チラシ
2009年4月19日新宿連絡会チラシ
2009年4月26日新宿連絡会チラシ
2009年5月1日新宿連絡会チラシ(新宿メーデーチラシ)
2009年5月3日新宿連絡会チラシ
2009年5月10日新宿連絡会チラシ
2009年5月17日新宿連絡会チラシ
2009年5月24日新宿連絡会チラシ
2009年5月31日新宿連絡会チラシ
2009年6月7日新宿連絡会チラシ
2009年6月14日新宿連絡会チラシ
2009年6月21日新宿連絡会チラシ
2009年6月28日新宿連絡会チラシ

 



みんなの年越し
本日から第15次新宿越年越冬が開始。年明け4日まで昼飯、晩飯の無料配食などあり。仲間の年越しは仲間の力で!

 仲間たち。
 暖冬なのか、平年並なのか良く分からない冬となっているが、こう云う冬は急に気温が下がりどか雪が降ったりと、ろくな冬にならないのでよくよくの注意が必要でもある。インフルエンザなどが巷では流行り始めている。予防するにも、手洗いとかうがいとかしか出来ないが、やらないよりもやっておいた方が良いので予防はしっかりとしておこう。ちなみにインフルエンザは普通の風邪とは違い、高熱や悪寒など結構激しい症状が出、持病などあると合併症なども引き起こす怖い病気でもある。年末年始、病院の一般外来と福祉事務所が閉まっているので病院へのアクセスはこの期間、非常に悪くなってしまう。明日から医療テントが中央公園「水の広場」にて24時間稼働されるので、ちょっとでも調子が悪いとか、風邪が長引いているなんて云う仲間は相談に来てもらいたい。
 日銀の景気現状判断もついに今月、「悪化」と変更され、何かと不景気な暮れとなってしまった。とは云え、景気ばかりは行ったり来たりなのでそう慌てても何がどうなるでもない。世間は大騒ぎのようではあるが、そんな中、路上はいつも不景気なので新宿の越年はいつもの通り、早15年目となる越年越冬事業は今日からスタートとなる。こちらも何も変わる事なく年明けの4日まで連日昼夜の炊出しやイベントなどがいつものメンバーで繰り広げられる。年末年始くらいは行政の方々はゆっくり休んでもらって、民間の力だけで仲間の命を守っていこうと云う訳である。
 毎日このチラシも発行され、その都度いろいろな情報提供をするので、こちらもおつきあいを願いたい。
 ひとつ報告しておくと、年末、24日、連絡会と二つのNPO団体が共同し、都議会の先生の尽力で今後のホームレス対策について、東京都福祉保健局の幹部連中との話し合いがもたれた。東京都は「東京緊急対策」を発表し、雇用環境への対応として50万人分の公的雇用を生み出す緊急雇用対策事業を打ち出しているが、残念ながら、この雇用対策の対象に「ホームレス」は明確にされていない。まあ、50万人の中の1万人でも、現に路上生活を余儀なくされている仲間、自立支援センター等で就職活動をしている仲間、そしてこれから路上に来てしまう新たな仲間に配分してもらいたいと云うのが、こちらの要望であった。若い人も大変だろうが、このような不況時に一番再就職が困難なのは中高年齢層の人々である。マスコミの偏った報道に流されず、そこのところをしっかりと認識し、俺たちにも仕事を出せという当然の言い分は、幸い都議の先生や東京都の幹部連中にも通じたようである。
 具体的には年明けになってしまうが、連絡会は、しっかりと仲間の要望を都庁に持ち上げ、仕事につながる施策を作り出そうとしている。決して悪い事ばかりの年末でもないので、どうにかこうにか、年越しだけは無事に、何事もなく越して行きたいものである。

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独りぼっちじゃない
本日から医療テントが24時間体制で稼働。調子の悪い仲間は
一声かけてください。パトロールも広範囲に展開開始。

 仲間たち。
 昼間は何故か暖かいものの、朝晩の冷え込みは厳しくなっている。冬が本格化してくると今年もあとわずか。年末年始の取り組みが今年も中央公園で始まった。
 昨日の夜は今年最高420名もの仲間が炊き出しを食べに来、大にぎわいの新宿であった。年末に仕事を失った仲間、古くから越年の取り組みを手伝ってくれる仲間、いろいろな多くの仲間がこの越年の取り組みを頼りにしてくれている。何人来ようが体制はしっかりと整っているので、まだこの取り組みを知らない仲間にも声をかけ、仲間の力で新宿の年越しを盛り上げていって欲しい。
 本日から医療テントが本格稼働する。24時間体制でボランティアのお医者さんや看護師さんか医療テントにつめているので、ちょっとしたことでも良い、身体のことで不安を抱えている仲間は相談をして欲しい。風邪を引いている仲間もだいぶ増えている。ちょっとした風邪ならともかく、インフルエンザも流行し始めている。咳が続く、下痢が止まらないなどの症状でもしっかりと診てもらうのも必要である。年末年始は役所も休み、医療機関も外来がお休みと、なかなか治療にはつながり難いが、医療テントで身体を休めるほか、新宿福祉の協力もあって、年明けまでの緊急宿泊の枠も確保している。今日あたりからパトロールも新宿駅周辺だけでなく、高田馬場や他地域まで足を伸ばしていくので、たとえば調子が悪くて動けないなんて云う場合も声をかけてもらえれば、こちらで対応は可能である。
 俺たちにとって必要なものは、生きていくための具体的な情報である。この世界は不確かな情報が溢れ返っている。一つの噂に尾ひれがつき、いつの間にやらデマ情報がまかり通ってしまう。正確な情報を得られるか、得られないかでは大きな差ができてしまう。そして、正確な情報をもとに、それを自分で解釈し、納得し、自分の生き方に根付かせるかである。ワラをもすがる世の中であるが、いい加減な情報、上っ面な情報、勇ましいだけの情報に惑わされずに生きていって欲しい。
 今は路上で年を越さなければならない状況であるが、何もそれが固定化される訳でもない。民間の支援、そして役所の支援もあれこれとあったりもする。仕事の面だって、この不景気で何も仕事が全然なくなったと云う訳でもない。希望をもちながら、そして自分の力を信じながら厳しさを増すこの世の中を渡っていこう。
 こんなにも仲間がいる。それは新宿の街の大きな利点である。仲間が多ければ、それだけ多く支え合う事ができる。俺たちは決して独りじゃない。あったかく、そしてでっかい仲間の輪の中で暮らしている。それを確認しあう年越しにしたいものである。
 新宿の街もそろそろ静かになり、今年もあと残り少なくなってしまったが、俺たちの越年は始まったばかりである。最初から最後まで仲間と共に!

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いつもな冬
衣類が大量に来ているので、衣類配布は連日4時実施に変更
医療テント体制は整いました。調子の悪い仲間は医療テントへ

 仲間たち。
 いつもの冬のいつもの行事、新宿の越年の取り組みも暖冬傾向の中、楽な滑り出しとなっている。今年は一週間の長丁場となるが、この調子でみんなの年越しを成功させていきたい。
 不況の波が今年一年かけて路上にいろいろな形で押し寄せ、越年の規模としては数年前の規模に逆戻りしてしまったようである。年末年始だけなら良いのであるが、年明けの仕事の状況がどのようになるのか今の段階では何とも言えないようである。その点は不安であろうが、現在ハローワークなど国をあげての雇用対策がすでに実施されているし、東京都もまた緊急事態への対応を年明け早々に開始する事だろう。
 不安は不安としながら、それを深刻に考え過ぎても何も出て来はしない。今は新しい仲間も古い仲間も無事に年を越す事に専念していきたい。
 昨日から医療テントが24時間で稼働を開始した。インフルエンザやノロウィルス、そして路上ではおなじみの結核など怖い病気はいろいろある。もちろん血圧が高いなど持病がある仲間も多いだろう。どんな病気でも怪我でも、どれも最初が肝心である。しっかりと医者に診てもらい、健康管理をしながら治療していかなければ治る病気も治りはしない。路上にいると病気の事では様々な困難があるものの、俺たちは新宿福祉とも協力しながら病気の仲間がしっかりと治療に専念できるよう仕組みを作りあげている。
 その最初の入り口が路上での医療相談である。この越年の期間は新宿中央公園「水の広場」に医療テントを設営し、そこを拠点にパトロール隊と協力しながら24時間体制で仲間の健康を守る活動をしている。高齢で調子が悪く、福祉を取ろうと考えている仲間や、若くても持病があり働けそうもないような仲間、また、ちょっとした風邪や胃痛で薬が欲しいなんていう仲間もすべての仲間に分け隔てなく対応してもらえるので利用をしてもらいたい。
 パトロールも各地をまわり、健康をチェックしたり、新宿の越年の取り組みを紹介したりと、大きな仲間のつながりを作りだしている。寝ているところを夜間声をかけてちと迷惑かとも思うが、元気なら元気だよと声を返してもらいたい。
 今年は全国から衣類の寄付が山のように集まっている。そのため、予定を変更し、今日から毎日午後4時から衣類の配布をしていくことになった。寒い中大変だろうと善良な市民の皆さんが心配をしてくれている。俺らはあまり見れないが、テレビでもホームレスの事を取り上げているようである。注目されれば良い事ばかりでもない、心無い反発の声もある。昨日脅迫めいた落書きが、とある公園の中にあるのをパトロール隊が発見している。理解しろとまでは言わないが普通の人として俺らと接してもらいたいものである。
 なんだかんだと今年もあと一日。しぶとく生き抜こう。

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良い年を
衣類放出が連日午後4時頃にあります。長野からリンゴも大量に来ました。炊き出しの時にもらっていってください。

 仲間たち。
 暖冬傾向だった年末も少しずつ風も冷たくなり冬から冬へとバトンタッチの頃となった。
 何かと騒がしい冬となってしまったが、一年の終わりはいつもと同じ。日数を重ねれば自動的にこの年は終わる。良い事があった仲間も、ろくな事がなかった仲間も、この同じ冬の中で暮らしている。何を言う事もなく、何も語ることもなく、やはり一年はこうして過ぎていく。
 越年の取り組みが半ばを過ぎる頃は大晦日。なんだかんだと同じ取り組みではあるが、ここが仲間の集う場である限り、今年もここで年を越そう。
 いつもの事ではあるが、一番の心配は仲間の健康である。これから何をするにも身体が資本。身体にガタが来たら調子を戻すしかない。
 医療テントでは今、24時間の体制で仲間の健康相談に乗っている。昨日は77歳の仲間の救急要請があり、入院となった。重篤な仲間はそんなにいないが、その他にもテントで休む仲間、薬をもらいに来る仲間と、多くの仲間に利用してもらっている。
 ちょっとした事でも構わない。調子が悪いなと思ったら中央公園医療テントで声をかけてもらいたい。
 炊き出しの人数も昨夜が385名と、初日の大台突破から、年末にかけてまた増え始めて来ている。深夜のパトロールでも西口地下で二百名を突破し、新しい仲間が増えているようである。新しい仲間が増えると増えたでいろいろと問題も発生する。新宿には新宿のルールと云うものがある。野宿していても、通行人やら管理局やらと、上手に折り合いをつけ、野宿できる場所を確保してきた。また、仲間同士助け合い、支え合いながら生き抜いて来た。それが最近では仲間の物が仲間に盗まれると云う事件も多発しているようだ。結局は自衛していくしかないのであるが、何とも寂しい限りである。
 新しく新宿に流れ着いてしまった仲間は是非とも古い仲間に学びながら、新宿のルールを守って頑張ってもらいたい。
 とりわけ若い仲間は、自分を弱者だと思わず、働けるうちはどんな仕事でも良い、まだまだ東京にはチャンスが転がっている。働き続け、年を取った仲間を支える側に立って欲しい。
 この国は底辺の無告の民の力で成り立って来た。貧しき民は、貧しさをものともせず、持てる力と知恵を発揮し、この国を支えて来た。不幸を誰かのせいにせず、今いる状況の中、支え合い、そして前へ進もうとするならば、必ず活路は開かれる。
 長く同じ事をやっていれば良いと云う訳ではないが、長く同じ事をやっている中で見えて来るものもある。具体的な情報に基づくアドバイスなども出来るので、いろいろとこれからも声をかけてもらいたい。
 年越しは皆で。独りで聞くな除夜の鐘。この地で、そして仲間の中で無事に年を越せる事に誇りをもとう。

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おめでとう

 仲間たち。
 2009年、明けましておめでとう。
 旧年中は連絡会活動への参加、協力、そして支援、ありがとうございました。
 本年もまた連絡会一同、仲間のより良き生活向上、そして自立のため全力を賭していきたいと存じます。本年もまた宜しくお願いいたします。
 昨夜は中央公園での年越しイベント、寒い中、応援に駆けつけてくれた演奏家の方々に元気をもらい、その後もカラオケであるとか紅白を見るとかしながら、仲間と共に無事、年を越すことが出来た。俺らの年越しはいつもおかしな年越しであるが、かつてここで一緒に年を越した、今は普通の暮らしをしている仲間なども応援に来てくれるなど、15年目の蓄積は分厚い仲間の力にもなっている。
 今は路上の仲間も、今年一年頑張り、今年の年末はコタツでミカンを食べながら紅白を見る、貧しくとも普通の暮らしに戻れるよう俺たちも願っている。
 この新宿の街はいろいろな仲間が集まると同時に、いろいろな仲間が羽ばたく街でもある。一人で羽ばたけない仲間には二人三脚で羽ばたけるよう、様々な支援がある街でもある。頑張る、そして希望をもつと云う事を虚しく考えず、自分なりの歩みをしっかりと踏み出していこう。
 連絡会もこの越年事業だけでなく、通年の活動をしている。今年もまた路上の「何でも屋」として、仲間と共に過ごし、そして一人でも多くの仲間の社会復帰のため、俺たち民間団体でなければ出来ない事をしっかりとやっていくつもりである。俺たちも年を重ねているだけで、そう大きな団体でもないので大言壮語と言われそうであるが、国、東京都、新宿区との関係、しっかりとした全国のNPO団体との関係、そして何よりも多くの仲間とのつながりが俺たちにはある。
 空論をいう人々は多いが、実際に要求や企画を実現し、仲間の利益に導く事をコツコツとやっている団体はそう多くはない。誰から何を言われようとも俺たちは俺たちの関係性の中、俺たちの流儀で今年も仲間のためにを合言葉にたたかっていきたい。また長いつきあいになる仲間もいるかと思うが、引き続きのご支援、ご協力をお願いしたい。
 越年の取り組みも折り返し地点。寒さも日々増し、また新しい仲間も多くなっている。気を引き締め、残りの取り組みも全力で当たりたい。
 昨日は二人の仲間が救急入院をした。内一名は交通事故での怪我である。休みの日などは道に慣れないドライバーが迷走するのも新宿の街の特性でもあるので、信号を守るなど気をつけていきたい。また、調子の悪い仲間は高齢者を中心に増えている。医療テントは24時間で稼働中なので気軽に声をかけてもらいたい。年に数日だけ静かな新宿で穏やかな新春を迎えよう。


上だけはあったかい
衣類放出は連日午後4時頃にあります。明日は恒例の新春もち
つき大会など新春イベント。路上に春を呼び込もう。

 仲間たち。
 初詣での人混み以外、どこへ行っても静かな街であったが、今日あたりから初売りだ何だと、お店も開き、いつもの通りの新宿にじょじょに戻って来る。
 かつては静かだった正月三が日も、最近はどこか忙しげで雰囲気もまた変わった。
 唯一変わっていないのが路上ぐらいで、公園や地下広場などではどこへ帰る処もない仲間の群れで溢れ返っている。
 路上に居れば身体も休まらない。また温もりも感じられない。年を越した都庁の真下の救援テントがこの時代に何を示しているのか、無告の冬は何も告げようともしない。
 幸い暖冬に恵まれ、北風も吹かず深々と冷え込みだけの静かな元旦ではあった。救急車の嫌な音も聞かれず2009年の始まりは静かなスタートであった。
 とは云えこのまま暖冬である続ける事はきっとないだろう。こう云う暖冬の時は2月にもなると大雪が降ったりと反動がもの凄い。防寒対策と健康管理は徹底しておいた方が良いだろう。風が強い日は新宿駅の地下広場などは、眠れる時間はすくないものの避難場所としては最適である。雨が降ったときだけは都庁第2庁舎の下が雨に濡れる事なくこれまた最適である。とりあえずこの街に来てしまった仲間はそんな事も知っておくとまごまごしなくても済む。また、ビルの谷間なども管理者やガードマンとうまくやって夜間だけ寝ている仲間も多い。そんな仲間に一声かけていろいろな知恵を貰うのも良いだろう。とは言え、決して忘れてはならないのは、路上には絶対安心な場所などないと言う事である。下手な処で横になればカードマンに追い出されたり、通行人らに嫌がらせを受けたり、はてまた暴力を加えられたりとそんな憂き目にあうこともしばしばである。一人で寝ていると特に危険は多い。皆固まるように寝ているのはそう云う訳である。
 また、コンクリートは冷たい。風を受けるとこれまた冷たい。防寒対策の基本はこの点である。たとえば、お酒を飲んで身体の中から暖まって、そのままコンクリートにゴロリでもすれば、冷たさに命まで奪われるなんて事もこれまで数えきれないくらいあった。
 段ボールを利用して下から来る冷たさ、そして北風の冷たさを除ける方法などもしっかりと知っておかないと、一睡も出来なくなり、身体が弱ってしまう。
 感染症などもこの冬は流行り始めている。なかなか予防策はないのであるが、インフルエンザならうがい、ノロウイルスなら手洗いなど、一般的に誰にでも出来る予防法はある。そして自分の身体を出来るだけ守ると云う意識をしっかりと持つ事も大事である。また、早期発見早期治療ではないが、かかった時の早めの対応である。
 そんな基本的な事も考えながらこれからの冬をしっかりと乗り切っていきたいものである。

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転んでも
明日最終日は戸山公園にて青空医療相談会。中央公園、新宿駅、戸山公園など大きな新宿の仲間の輪を作り出そう!

 仲間たち。
 のんびりもしたい三が日であるが、路上はそうともいかず、寒空の中の越年の取り組みが中央公園にて年末27日から続いている。今年は景気悪化の影響の中、実に大勢の仲間達に利用してもらっている。その分、毎日中央公園は大にぎわいであるが、仲間の数は少ないに良いに決まっているので実に複雑な思いである。
 唯一の救いは天候も良く、暖冬傾向な事くらいか。高齢者を中心に医療テントから病院に入院する仲間も後を絶たず、これもまた複雑であるが、ある意味俺たちの越年が有効に機能している証なのかもしれない。
 山谷の「ふるさとの会」の仲間もこの間、交流に来てくれているのであるが、聞いてみると東の方もまた人数は増え、炊き出しは新宿同様300名を超えているとの事である。いつも一緒に行動している池袋でも同様で、都内の仲間の数は相当数増えている事が予想される。
 人が増えると云う事は、仕事の面などでのライバルが増えると云う事でもある。俺たちはいつも「仲間」と云う言葉を使い一人ひとりを同等にと言っているが、この路上から脱却して行くのは、まさに競争である。とりわけ仕事を探す面ではこの気概がなければ、これだけ不景気な今、どうにもならない。「仕事がない」事を言い訳にせず、「仕事がない」中でも生きるには稼がねばならないのであるから、必死に努力し始めて生き残れるのである。
 これまで仲間はどんな仕事だってやってきた。若いもんに勝つにはそれしかないからだ。
そんな厳しい事言われてもと、言う人もいるかもしれないが、仕事の探し方が分からない、情報の集め方が分からないなどの支援は現在ハローワークを中心に相談体制が5日から再開される。もちろん野宿のままでは再就職に不利である。路上の仲間で今度こそしっかりとした仕事に就こうと言う仲間には、そう云う不利を補ってくれる「自立支援事業」と云う制度が東京にはある。受付は23区どこの福祉事務所でも実施している。新宿区の場合は千代田寮と云う緊急一時保護センターにまず入り、健康診断や技能講習を受け準備してから中央寮と云う自立支援センターに入り本格的に就職活動をしていくと云うものである。そこからアパートに入る際の金銭的な一部援助もしてくれる。
 この自立支援事業はかつての不況期に仲間が要望して東京都に作らせたもので、これまでも多くの仲間がこの事業を利用して自立を果たしている。
 難題は入るのが狭き門となっている事である。希望した時になかなか入る事が出来なくとも、何度もチャレンジしていけば入れたなんて事もあるので、一度くらいで諦めていたらダメのようだ。
 建築関係の飯場仕事や現金仕事に戻る仲間もいるだろう。自動車産業と違いこちらはまだ大きな打撃は受けていないので、しっかり働きたい仲間にはチャンスかも知れない。
 病気や高齢でなければ、いろいろな仕事をいろいろな方法で探し、嵐の時代に難破しないように!

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それぞれの
本日で中央公園「水の広場」での越年越冬事業は終了。
明日の撤収作業と福祉行動以降は通常活動に戻ります。

 仲間たち。
 いろいろあった越年もいろいろな仲間の力を集め無事最終日を迎えた。
 新年の新たな気持ちを抱えながらの日常がまた始まる。 
 幸いにして風もなく比較的暖冬であった年末年始であったが、冬本番は実はこれからでもある。冷たい北風や雨、または雪が降る日もあるだろう。越年は無事終わったが、越冬後段が今始まったと考えるべきなのであろう。
 もちろんそんな中一人で頑張れる人もいるだろうし、誰かに頼らなければ生きていけない人もいる。とりわけ病気を抱えた仲間、高齢で身体が弱っている仲間などは後者の方である。連絡会は結成以来冬になると「俺たちの中で最も弱い病弱な仲間や高齢の仲間を優先的に守ろう」と言い続けている。「仲間の命は仲間で守ろう」とも言い続けている。
 路上の問題はなかなか解決しない。解決しないどころか、先日世田谷で起きたホームレス殺人事件のよう危険な目に常にさらされている。そんな中で若い仲間やまだ身体が動く仲間は率先してこの「不幸」な世界を自らの知恵と勇気で変えていこうと云うのが、新宿の越冬のスローガンである。
 もちろん仲間の力は無限ではない。様々な支援を利用していく必要もある。連絡会は新宿区と意見交換を重ね、新宿の福祉をこれまで改善させて来た。
 たとえば病気や怪我をした時など、保険証やお金がないとなかなか病院にはかかれないが、新宿区の場合、福祉事務所で簡単な手続きをするだけで、総合病院などに無料で受診できる手筈を整えてくれる。病状次第であるが、入院や宿泊所で療養する事も可能である。
 また、65際以上の高齢の仲間は病気でなくとも、年金などがないとか、少なければ生活保護の手続きをしてくれる。
 生活の相談などにも新宿区は力を入れており、新宿福祉に併設されている「とまりぎ」と云う相談所では、乾パンの支給、シャワーサービス、衣類提供など現物の支給の他、専門的な相談にのってくれる。
 2週間だけ無料で宿泊できる厳冬期宿泊事業と云うのもこの冬の時期、新宿区では隔週水曜日に実施している。希望者が多いと抽選になってしまうが、ちょっと冬場はきついので身体を休めたい時は利用してみる価値はある。
 このように新宿区でやっているサービスはいろいろあるので、福祉の利用の仕方が分からないなどの仲間は、毎週月曜日に俺たちが福祉事務所の中に詰めているので気軽に相談をしてもらいたい。
 このような情報を有効に活用していくのも冬場の俺らの知恵である。
 時代、時代に生き方はいろいろとある。それなりにi生きられるのなら幸せである。背伸びせず、自分の器の生き方をいろいろと今年一年かけて見つけていこう。

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春を待ちわびて 
まもなく本当の冬。空気が乾き感染症も流行り出しています。
普段と調子が違うと思ったら、早めに福祉から病院へ。

 仲間たち。
 年末から年明けにかけて冬型の気圧にすっぽりと包まれた東京は比較的穏やかな冬に恵まれている。それでも先日の雨の日のよう天気が崩れると瞬く間に雪に変わりそうな日も出現するから、決して穏やかとも言ってられない。
 本格的な冬はここ一ヶ月と少しである。油断せず、防寒対策と健康管理は徹底していきたい。
 越年期は高齢者を中心に、結核、ノロウィルス、インフルエンザなど感染症に罹患した仲間を多く保護する結果となった。それぞれの仲間は年明けの福祉行動を通して治療に専念しているが、そうでなくとも冬場、身体が弱っている所に、都会の雑踏のうようよしている感染源に運悪くひっかかってしまうと、これは高齢者でなくとも平気で罹患してしまう。予防策はうがいとか手洗いとか一般的なものしかないので、「咳が止まらない」「下痢が止まらない」などいつもと違う身体の症状があったらすぐさま病院で診てもらう事が最大の予防策でもある。
 なかなか病院と言うと「いやまだ早い」などと躊躇する仲間が多いのであるが、幸い新宿福祉で相談すれば、驚くほど手続きは簡単で、(午前中に相談に行けば)その日の内に病院を紹介してもらえる。身体の事で心配事を抱えながら野宿するのはとても辛い。不安にもなる。そして発熱でもして動けなくなってしまったら、それだけでもこの冬場、命の危険さえある。身体が動く内に早めに検査をしてもらい、治療に専念するなり、不安を取り除くようにしよう。
 最近新宿に来た仲間で、福祉の使い方が分からない仲間は、毎週月曜日(月曜日が旗日の場合は火曜日)に花園神社の裏にある新宿福祉事務所に午前中は俺たちの仲間が必ず詰めているので、気軽に相談をしてもらいたい。また、パトロールも日曜日の夜は新宿駅周辺、水曜日の夕方は戸山公園周辺を定期的にまわっているので、そんな場を利用して相談をしてもらっても構わない。
 引き続き冬場の健康管理はしっかりとしていきたい。
 新宿区の実施している厳冬期の宿泊は先日の抽選会では43名が並び9名が千代田寮などに入所した。結構な倍率になってしまったが、翌日の通常枠の千代田寮にも10名程度入所し、冬場の緊急宿泊に関しては新宿区も力を入れてもらっている。通常枠の事業は23区のどこの福祉事務所でも現在実施しているので、新宿で駄目だったら他の区と、いろいろと目先を変えてアタックしてみよう。
 中高年齢層の年明けの仕事の動きは緩慢ではあるが、逆に若年層の雇用は東京においてはかなり動き出している。製造業の雇用問題が深刻化する中、他の打撃を受けていない産業が若年層求人に舵を切り始めている。裏面にも紹介しているが、新宿でも専門のハローワークが先月から稼働しており、40歳前後までなら対応可能な求人はかなり集まっているようである。若ければ何でも出来る。そんな仲間は今が再就職のチャンスでもあるので頑張ってもらいたい。問題は就職困難者層の中高年齢層であり、そこに社会の視点が何ら集まっていない事であるが、自立支援事業以外の仕事出しの交渉も現在東京都と行っている所である。
 希望を失わず寒空を駆け抜けたい。

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薄氷の下で
風邪やインフルエンザ流行中。うがいなどの予防はしっかりと。
衣類、毛布支給は今月も継続しています。

 仲間たち。
 かなりの冷え込みを見せた東京地方であったが、今年は不安定な冬のようで、気温が高目ながらも天気が崩れる週になりそうである。
 こう云う不安定な冬はなかなか健康管理が思うようにいかない。とりわけ心臓や血圧に疾病のある仲間などは、調子を崩し易いので注意に注意を重ねた方が良いだろう。また、新しく新宿に来た仲間などは「こんなもんかいな」と油断をしていると、また急に冷え込んだりもすると対応も出来なくなるのでコンクリートに体熱を奪われないよう日頃から工夫を重ねた方が良いだろう。
 これから一月の下旬から二月にかけてあたりはこの冬の大きな峠でもある。気圧配置にもよるが、どか雪が降ったとしても何の不思議もない。冬の装備はしっかりとやっていこう。
 先日、大阪のNPO釜ヶ崎より大量の毛布の寄付を受けた。結構上等なもので種類もいろいろとある。これから寒い時期にかけて、毎週日曜日の夕方から実施している衣類の配布時に分割して持ってくるので必要な仲間はもらっていってもらいたい。高田馬場近辺の仲間なら事務所まで取りに来てくれても構わない。連絡会の防寒支援体制は今年はとりわけ充実しているので、どんどん利用してもらいたい。
 また、寒さがつらくてちょっとの間だけ避難したいと云う仲間には、新宿区が実施している厳冬期宿泊事業と云うものがある。2週間だけの宿泊であるが、利用価値はたくさんある。人数が限定されているので希望者全員入れる訳ではないが、抽選会に並ばない限り入れないので希望者は抽選をしておこう。この他、23区で実施している通常枠の自立支援事業なども冬場で希望者が多いものの、これから仕事を探して頑張っていこうと云う仲間には色々なサービスのある魅力的な事業でもある。こちらは23区どこの福祉事務所でも入所受付をしているので可能性としては入れるチャンスは大きい。路上に居るとなかなか受けられないサービスをこれら施設などに入ると受けられるので、この生活から一刻も早く脱出したいと思う仲間は、まずはどうやったら入れるのか?などの情報をしっかりと仕入れるようにしていこう。何もかも不況のせいにしても、現実なんてのはそう簡単には変わりはしない。何よりも大事なのは一人ひとりの意欲である。時代に甘える事なく、意欲をもってここからの脱出を模索していこう。
 毎週月曜日の福祉行動を今年も続けている。病院に通院したい、65歳を過ぎて仕事もないので福祉を受けたいなどの相談がある仲間は、こちらでの福祉サービスの利用も検討していこう。とりわけ福祉事務所の利用の仕方が分からない仲間や、トラブルを抱えている仲間などは、気軽に相談をしてもらいたい。
 人にはいろいろな生き方や考え方がある。一つの生き方を強制する事はしないが、少なくとも寒風の中で苦しむ仲間を俺たちは減らしたいと願っている。そのため今ある制度を上手に活用してもらいたいものだ。

 

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大寒越え
防寒用衣類、毛布などまだまだ出します。毎週日曜日4時過ぎに配布しております。調子の悪くなった仲間は迷わず福祉へ!

 仲間たち。
 季節的には大寒前後の今頃が一年で最も寒い頃である。今次越冬の難所でもあるが、この峠を超えれば立春や啓蟄もまた見えて来る。
 今年もそうなのであるが、暖冬傾向の冬は天気が崩れやすいのと、日替わりのよう気温が乱高下すると云う特徴をもっている。路上ともなれば常に一定の気温が保たれる訳もなく、この気象条件に左右されてしまう。そうなるととにかく健康管理が大変難しくもなる。とりわけ血圧が安定していない仲間などは心臓への負荷が高くなり、気をつけておかないと大変な事にもなりかねない。
 また、この季節は空気が乾燥しているので、インフルエンザなど感染症の病気が流行ってくる。とりわけ新宿駅などは何せ全国一のターミナル駅でもあり、多くの人々で混雑をしている。いくら自分で注意をしていても病原菌は身体の弱った仲間を好んで襲う。
 インフルエンザの治療薬でもある「タミフル」が効かない「新型インフルエンザ」への注意喚起が厚生労働省からこの冬発せられ、その症例も少ないながらも国内で見つかっている。普通のインフルエンザでも先日町田の病院内で集団感染が起こり死者まで出している。
 そんな背景があってなのか、この間、病気の仲間は急増している。
 もちろん予防も大切だが、その次に大事なのは、かかってしまってからの対応である。早期発見早期治療とよく言うが、「体調が悪い」とか、「熱が下がらない」とか、自覚症状があるのにほったらかしにしているのが、健康のためには一番悪い。おかしいな、と思ったらすぐにでも病院にかかる習慣を是非ともつけてもらいたい。
 お金がない、保険証がない仲間が多い俺たちでも、新宿福祉で簡単な手続きをすれば、福祉から指定の病院へ無料でかかれる書類を作ってもらえる。もし、福祉の手続きが始めてで「不安」と云う仲間は俺たちの仲間が毎週月曜日の午前中は新宿福祉事務所に詰めているので声をかけてもらいたい。
 まずは病院で検査などをしてもらい、不調の原因が何であるのか、どうしたら治療が出来るのか、完治できない病気ならどうしたら悪化せずに健康を維持出来るのか、などをしっかりと把握してもらいたい。病院の担当医に自分で納得するまでしつこく(嫌われない程度に)聞くのも一つの方法である。
 その上で入院が必要になったとしても福祉の方で治療代とか、退院後のフォローも含めしっかりとやってもらえる。こんな季節なのでとにかく自分の身体を自分で守ってもらいたい。
 中でも65歳を過ぎた高齢の仲間はとりわけ注意が必要である。連絡会は、NPO新宿と共同して、高齢の仲間の保護申請とその後の生活設計(住民票の設定のお手伝いとか、アパート転居のお手伝いなど)の支援を昨年は力を入れてやってきた。そのための「麦の家」と云う宿泊場所も少ないながら確保している。もう路上はキツイやと云う高齢の仲間は調子が悪くなくとも俺たちでも良いし、直接福祉ででも良い、相談をしてもらいたい。
 仲間を守る冬を徹底していきたい。

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初梅便り
今度の日曜日は午前10時戸山公園、午後6時より新宿中央公園で
無料医療相談会があります。冬季調査も開始しますのでご協力を

 仲間たち。
 大寒は超えてしまったものの、ここ一、二週間当たりが今冬の冷え込みのピーク時でもある。幸い雨が降っても雪にはならずにいるが、気象条件が悪い方に傾けばそれもどうなるか分からない。気張って、気張って最後の冬越しを乗り切ろう。
 今度の日曜日は定例の医療相談会が午前10時より戸山公園、鍼灸治療が正午から高田馬場の事務所、夜は中央公園(雨天の場合は都庁下)で午後6時より実施される。今月から毎月第2日曜日実施に戻るのでお間違えなく。ボランティアのお医者さんが健康チェックをしてくれる他、医薬品なども揃えてあるので、調子の悪い仲間は是非とも利用してもらいたい。本格的な治療が必要な仲間には「紹介状」を書いてもらえるので、それを持ち、福祉事務所で手続きをすれば医療にはしっかりとつながっていく。インフルエンザなどの感染症もかなりの範囲に広まっているし、また持病を持っているが薬がないとか、高齢の仲間が健康を崩しているなんて云う話も後を絶たない。とにもかくにも身体だけが資本なのだから、健康管理だけはしっかりとやっていこう。
 景気の悪化があちこちで伝えられているが、その影響もあり、年明けの仕事の出はあまり芳しいものではないようである。先日国会で二次補正予算が可決されたが、かつての不況期にも発動された「緊急雇用創出基金事業」も1500億規模で実施される見込みがようやくついた。非正規雇用失業者の再就職のためその他の緊急雇用対策もハローワークを中心に既に実施されており、大枠の国の雇用対策はほぼ出そろったようである。その効果もあり、路上の仲間が「急増」すると云う巷で騒がれていた「危機」は回避されたようであるが、それでもこれら雇用対策から漏れてしまった中高齢の仲間が新たに路上での暮らしを強いられると云う新たな(と云うか再びの)状況が生み出されてもいる。
 雇用問題について東京都との話し合いは現在継続中であり、また国に対しても全国ネットの枠で年明け2回要請行動を続けているが、マスコミの歪んだ報道にしか顔を向けていない此奴らは、ことホームレスとなると動きは鈍い。
 そこで、俺たちは独自の実態調査に入る事にした。この調査のポイントは数と年齢層である。越年期の調査数との変化を6日から7日にかけての深夜枠で再び調査し、また、8日と15日の炊出しで集まった仲間に年齢層などを中心とした聞き取り調査を実施する。ちと面倒と思うかも知れないが、年齢や寝ている場所等を聞くだけの調査なので協力をお願いしたい。これらの調査をベースに、俺らが置かれている現状を再認識させ、今必要な雇用施策、福祉施策について俺らの側から導き出そうと云う訳である。そうまでしなければ行政は俺たちを蚊帳の外に置いたまま何も動こうとはしない。
 冬だからこそ春に備え下ごしらえをしっかりとやっていきたい。

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これからの春
立春超えて冬もあとわずか。
引き続き健康管理を徹底しながら、来るべき春にそなえよう。

 仲間たち。
 暦の上では立春を過ぎたものの、まだまだ冷え込みの厳しい気候が続いている。それでも都会の梅も咲き始め、春の気配も感じられるようになった。足音は間違いなく近づいている。残りの冬をどうにかこうにか超え抜いて行きたい。
 比較的暖冬であり、また越冬の取り組みの中、仲間の健康管理が徹底している事もあり、幸い命からがら病院に運ばれる仲間や路上で亡くなっているなんて云うケースは例年に比べれば少ないようであるが、それでも野宿が長期化し、仲間も高齢化している中で調子が悪くて病院に行ったら、やはり大きな病気が見つかったなんて云う仲間は逆に多くなっているようである。入院する仲間も増えており、せっかくなので、しっかりと身体を治して来てもらいたいものである。入院などすると不安で一杯になるが、福祉の方で治療費などは面倒を見てくれるのでそう心配せず、退院が決まったら必ず福祉事務所の担当さんと連絡を取り合い、その後の療養計画などを決めてもらいたい。退院後、すぐに野宿だと体力の落ちている身体に宜しくはない。その点福祉の人も分かっているので、しっかりと話し合う事が重要である。
 現在、越年からこの1月、2月の新宿の仲間の変化を調査中なのであるが数的には増えてはいないものの越年期並の人数が新宿西口を中心に滞留している状況である。例年だと、そろそろ日雇仕事などに吸収されるところ、今次の不況の影響でなかなか次のステップに踏み出せないのが現状のようである。そんな状態なのでハローワークに行っても、福祉に行っても、また厳冬期の宿泊援護に並んでもどこも混みあっているが、景気ばかりはどうにもこうにもしようがない。もちろん雇用問題については厚生労働省を中心に昨年の12月から様々な補正予算でのてこ入れをしているし、二次補正、そして来年度予算と次々と決まっていく中で相当額の予算が活用される事となる。決まってもなかなか俺たちのところまで回って来ない、回って来ても時間がかかる面は確かにあるが、全体の底上げをしていかなければどうにもならないのでまずは期待をしていこう。
 全国のハローワークが雇用促進住宅を活用するなど、これまでのような福祉一辺倒ではない新たな動きも開始されている。俺らにとってみても活用範囲が増えてはいるので、仕事がメインの仲間などは、ハローワーク系の窓口などにも相談してみてはどうだろうか。野宿しているからと躊躇していても何も動きはしない。失業者と云う意味では俺たちも同じく失業者である。自立支援センター系の施策と、失業者対策系の施策と選択肢は不幸中の幸いに増えてはいるので何ごともチャレンジである。
 もちろん、高齢の仲間や病弱な仲間は福祉の窓口が相談窓口のメインであろう。一人じゃ不安と云う仲間は毎週月曜日に福祉事務所に俺たちの仲間が詰めているので、何かと相談をしてもらいたい。
 冬は残りわずかである。

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一番の春
概数調査、実態調査へのご協力ありがとう。
しっかりと分析しながら、現状にあった施策の要望を出していきます。

 仲間たち。
 関東地方にも春一番が吹き荒れ、早くも季節の入れ替えの頃となった。とは言え、まだ2月の半ば、暖かい日があったと思ったら急に冷え込んだりと行ったり来たりの気候がここしばらくは続くのであろう。  今年は暖冬と云う事もあり、例年に比べればかなり楽な冬であったが、それでも路上の冬はいろいろな影響を及ぼしてしまう。それに加え今年は景気の悪化である。やはり、今まで通りにはいかないようである。  先週、俺たち独自での概数調査を開始したが、越年期に比べれば全体的に約80名程は減ってはいるものの、依然新宿駅西口地下を中心に区内で約600人程度は軽く確認された。昨年夏公表されている東京都の概数調査数が新宿区内で342名であり、その数を基礎にいろいろな施策が考えられているのであるが、東京都がいかに表層的な調査しかしていなかったかがこの数字の開き具合からも伺える。炊出しの数も越年期、3年半ぶりに実数400名を超えてしまったが、年明けも400名越えのままそのまま推移している。こう数字だけを羅列するとマスコミが言っているよう製造業派遣などの若者が路上に出ているかのように勘違いもされるかも知れないが、先週の炊出し時の実態調査アンケートの速報(詳細な結果はまた後日)では60歳以上の仲間が約半数も居る事実が調査上でも明らかになっている。不況の影響はアルミ缶売値の下落や日雇仕事の減少で路上に明らかに出始めているが、その中でも再就職が難しい中高年齢層のが中心に滞留し、増加し続けていると考えるべきであろう。  春になっても事態が好転するとは現在思われない。大変な時代に再び突入しようとしているようである。そして、だからこそ行政にはこの実態に対応した施策の強化が求められているのであるが、就労と住宅がセットになった施策は自立支援センターと、新宿区が独自に実施している自立支援ホームぐらいなものである。いずれも狭き門ではあるが、これまで厳冬期宿泊を利用した仲間でも3月になれば、通常枠の自立支援システムの利用が可能となるのでチャレンジを重ねていこう。  昨年11月から緊急一時保護センターでは「職場体験講習」と言う都庁の掃除の実地研修等が新規に実施され、半日で三千円程度の研修費がもらえるようになっているようである。研修名目とは言え、それなりに働かされるので労働法規上で問題はありそうであるが、東京都が仕事を出す先駆けのような仕組みなので、お金がない仲間は小遣いも稼ぎのため利用価値はありそうである。流れはこのようになっており、緊急一時保護センターから仕事に行く事もこれからは認めてもらいたいものである。  現状に沿った施策、とりわけ仕事につながる施策の強化が再度問われている事を今後、行政に認識させて行くつもりである。もちろん仕事どころではない高齢の仲間や病弱な仲間は福祉の制度を利用し、生き抜く術をつかみとっていこう。

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至難な春
冬の大きな峠は越しました。
3月ともなれば季節の変わり目。 充分健康管理には気をつけ調子が悪ければすぐ福祉から病院へ

 仲間たち。
 春に近づくにつれ天気も崩れがちになるが、例年よりは暖かなこの冬はあっさりと春の陽気に負けそうでもある。
 3月ももう目の前。冬場の峠は無事に乗り切った。もちろんまだ多少の揺り戻しはあるだろうが、これまでの大きな恐怖からは遠ざかった。  
 もう早くも花粉症が流行り出してもいる。近年全国的に蔓延しているこの病気にもかかっている仲間がいるようだが、アレルギーが引き起こす病気だけになかなか根本的な治療方法はないようである。それでもあまりにひどい症状の場合は耳鼻咽喉科の治療を受けなければならないケースもあるようだ。アレルギー体質の人とか、鼻の粘膜が弱い人などがかかりやすいとも言われているので、今大丈夫でもこれから花粉が多い季節になるので、マスク、帽子をかぶるなどの予防、うがい、洗顔などをして花粉が付着しないようしていくのも多少なりとも効果はあるようである。
 季節の変わり目と云うのはこの他にも何かといろいろな病気にかかりやすい時期でもある。とりわけ冬から春にかけては、これまで緊張し身構えていた身体がほっとするようで、病魔からすれば格好の餌食のようである。暖かくなったからとあまりハメを外さず、引き続き健康管理はしっかりとやってもらいたい。
 それでも、もし、調子が悪いなど、身体の異変に気付いたら、早め早めに福祉を通して医者にかかることを勧める。新宿福祉事務所はどこの福祉事務所よりも俺たちの健康管理には気づかってくれている所である。病院への通院手続きは一人でも簡単に出来るし、病気が重くて働けない、高齢で福祉を取りたいと云う仲間への福祉対応もしっかりとやってもらっている。最初から自分勝手な結論を出すのではなく、ケースワーカーさんと相談をしながら一人ひとりの行く末を考えて行くのが福祉の活用方法でもある。仲間の中には何でもかんでも困っている時に助けてくれるのが福祉と勘違いをしている仲間もいるが、福祉と云えども行政サービスでしかないのだから、出来る事、出来ない事ははっきりとしている。福祉サービスが及ばないところは自分で頑張ると云うのが福祉の活用方法である。
 これまで多くの仲間が世話になった厳冬期宿泊も3月2日で終了し、これからは屋根と仕事がセットとなった支援策は緊急一時保護センターから自立支援センターへつながる「自立支援事業」が中心となってくる。景気の後退と共にこちらの競争率も高くなり、入るのには大変な努力と運が必要となってしまっているが、新宿区は「自立支援ホーム」や、「とまりぎ」での就労相談など、枠は少ないながらも独自の事業を実施している。いろいろとチャレンジしていく価値はありそうである。
 これに加え、来年度から国の「緊急雇用創出(基金)事業」も開始される予定である。こちらはまだ国会がすったもんだしているおかげて正式決定はされていないのであるが、失業者の中でも、就職が一番困難である野宿を余儀なくされた中高年齢の仲間にしっかりと手当をしてもらいたいとの要望は既に出している。実際問題、どのような規模で、またどのように利用価値があるのかは今後の課題であるが、連絡会としてもこれをおおいに活用し、一人でも多くの仲間が仕事に就けるよう応援していくつもりである。景気が悪化している時は、これまでにない、いろいろな施策が打ち出される。使えるものも、使えないものもあるだろうが、少しでもチャンスがあれば、そこに潜り込む。七転八倒の時代なれば、下手な理想を追いかけるのではなく、現実を追いかける。
 楽して生きる方法などない。そのことを一番知っているのが俺たちである。ならば、必死になって、這いつくばって、この路上からいくばくかの希望を見いだそう。試練の春になりそうだが、この冬を乗り切った力で立ち向かっていきたいものである。

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頑張れよ春
冬将軍の悪あがきにご注意を。
今度の日曜日は戸山公園、中央公園にて医療相談会があります。

 仲間たち。
 暖冬傾向でようやく3月まで辿り着いたは良いが、ここに来て天気がガタンと崩れ、今期初の本格的な雪まで降ってしまった東京であるが、こんな陽気がここ一週間は続くとの予報なので、最後の一踏ん張りが必要のようである。先日のよう積もらなければ良いのであるが、予報では雪マークなども見られるので、天気の悪い日は念のため充分に注意が必要である。身体は春が近づくに従い緩みがちになるが、そんな時、急に寒さが募ると身体がついていけなくなるなんて事もある。とりわけ、血圧が高い仲間などは要注意なので、気になる仲間は早め早めに病院に行くなり対応をしていこう。
 今度の日曜日には定例の医療相談会が戸山公園では朝10時より、中央公園では炊出しの時にボランティアのお医者さんが来て、実施してもらえる。最近調子が悪いと云う仲間や、予防のために薬が必要なんて云う仲間も対応可能である。症状が重くて、しっかりと検査治療が必要と判断された仲間には「紹介状」を書いてもらえるので、それを持って福祉事務所に行けば、簡単な手続きで病院へ入院や通院が可能である。是非とも健康管理のために利用してもらいたい。
 先日の実態調査でも炊出しに来る仲間の平均年齢は約54歳、平均野宿歴は約4年半と、高齢化と長期化がこの世界では深刻である。50歳以上の仲間は69.3%その中でも60歳以上の仲間が32.5%も居り、この年代での仕事が少ない中、仲間は高齢になっても必死で頑張っている現状が浮き彫りになった。若い時はまだしも、ある程度年齢を重ねると、体力はだんだんと衰えて行ったり、大きな病気になる確率も高くなる。この国を底辺から支えて来た自負ある年代だけに皆、我慢強く、自然と無理をしてしまうのであるが、歳と病気だけは気力だけで勝てるものではない。とりわけ高齢の仲間は、これまで頑張って来たのであるから、あまり無理をせず、年金や福祉など高齢の仲間がつかえるサービスを利用して路上ではない自活の道を見いだしてもらいたいものである。事実、長期に亘り野宿している高齢の仲間は、この間、一人ひとりと体調を崩したりして病院に運ばれたりしている。倒れるまで頑張らずに、俺たちも精一杯応援するので、相談に来てもらいたい。
 路上での炊出し、医療相談、パトロールなどの他、福祉の方は毎週月曜日の午前中は俺たちのスタッフが必ず詰めている。あちこちに連絡会のネットワークはつながっているので、色んな場所で相談を持ちかけてもらいたい。
 また、この間の不況でこの一年間で野宿に至った仲間は27.7%と、炊出し数の増加と同じ傾向であるが、この部分の50歳以下の稼働年齢層の仲間が約46%と多くなっている。高齢、長期化と同時に仕事問題がこれから大きな課題になってくると思われる。
 この調査結果は既に新宿区に提出し、今後の施策に生かされるよう既に要望をしている。実態に即した施策が拡大される事をこれからも訴えていきたい。

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もっと近くへ
まだしばらく天気は崩れがちになりそうなので、
とりわけ病気の仲間、高齢の仲間などは健康管理をしっかりと

 仲間たち。
 春間近とは云え、雪が降ったり、この冬一番の冷え込みを記録するなどここのところ天気が崩れ、大幅に揺り戻されてもいる。この一週間も曇りがちな日が多いようで、春らしい陽気はもうしばらくと言った所である。
 天気の崩れは、身体に直撃する。風邪が長引いている、血圧が高い、腰が痛いなど、ちょっとしたことでも身体が弱っていると、気候の変化がきっかけとなって病状が重くなったり、他の病気をもらったりと、尚更調子が悪くなったりもする。  季節の変わり目にこれから突入していくのであるが、気候が安定するまでは健康管理はいつもより倍以上気をつけておいた方が良い。
 いつも言っている事であるが、調子の悪い仲間は早め早めに病院に行き、検査なり、治療なりをしっかりとしておいた方が良いだろう。俺たちの場合、病院に行くには最寄りの福祉事務所を通してからとなるが、今はそう面倒な手続きをせずとも、病院は紹介してもらえる。それでも一人じゃ不安と云う仲間は、毎週月曜日に俺たちの仲間が新宿福祉事務所(花園神社の裏)に詰めているので、気軽に声をかけてもらいたい。何かとアドバイスやら手助けは出来ると思うので、一緒に健康の事を考えていこう。
 さて、「アメリカ発の金融恐慌」と云いながら、統計上は韓国や日本の方が景気の減速が激しいとの事であるが、景気後退を睨んで急速に減産や雇用調整を進めた結果もあるのであろう。株価もバブル崩壊時並の下落と低迷を続け、輸出減の要因となる円高圧力も一向に解消しそうにもない。
 まあ、とんでもない経済状況にはなってしまっており、俺たちの世界でもアルミ缶回収を廃業せざるを得ない仲間が出てきたり、日雇で働いている仲間達も仕事が少なくなり、先行き不安な気持ちでこの時代の変化を捉えているようである。
 労働行政サイドは日雇など不安定就労から常雇いと、念仏のよう繰り返して来たが、ここまで来てしまったらそんな呑気な事など言っておられず、とにかく「今出来る仕事」をとなる。仕事にしがみつきながら、この時代を乗り切るしか俺たちには手段はない。
 俺たちが仕事につながれる唯一の都区共同事業である「自立支援事業」は、緊急一時保護センターの江戸川寮が近々閉鎖され、18日から江東区で「江東寮」が開設される。また、年度末にかけて自立支援センター渋谷寮も閉鎖され、自立支援センター品川寮が代わって開設されると云う移転ラッシュが始まる。
 そんな中でも緊急一時保護センター、自立支援センター共、昨年来入所率はほぼ100%と云う状態が続いており、「入りたくともなかなか入れない」のが現状である。これまで施策内容問題などが課題となっていたが、ここに来て「入り口」問題が再浮上している。今後の景気悪化により自立支援センターが誇って来た高い自立率(平均50%前後)がどこまで下がるのかも注目点ではあるが、それにしても、就労支援を受けるチャンスすら相対的に少なくなっているのは問題である。東京都の実施計画の見直しも、この状況下でなかなか策定できておらず、時代への対応力がことホームレス問題では決定的に欠如している事を露呈させている。
 一方、ようやく予算の目処がついた緊急雇用対策基金事業を東京都は路上の仲間達にどのように活用していくのか?これもまだ遅々として進んでいない。とにかく今は、「仕事」なのである。まだまだ働ける仲間を干上がらせれば、身体も弱まり、病気などになり、結果として福祉予算が膨らむだけである。
 これらの点について、この春は東京都と激戦となりそうであるが、路上の現状をしっかりと認識させ、路上にも有効な雇用対策を打ち立てるよう要望をしていきたい。
 何だかんだと春は間近である。 

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春を 走れ
22日(日)は東京マラソンがあります。、
都庁、中央公園周辺は大混雑となりますので、自分の荷物管理はしっかりと。

 仲間たち。
  春になるのか、ならないのか、やきもきする日替わりの天候であったが、ようやくにして暖かな気候が戻って来そうである。気がつけばお彼岸も近く、桜のつぼみも春を今か今かと楽しみにしている。
 まあ、とは云え、朝晩はまだまだ冷えるので、油断は禁物である。一気に冬物の衣類などを処分してしまうと急に冷え込むなんて事もこの季節には良くある。また、体調面も、季節の変わり目は何かと異変が起ったりもする。俺たちの経験上も、重症患者が出たり、路上で亡くなったりするのは意外と、春から初夏にかけてが多い。きっと、緊張し続けていた急に身体が弛緩したところを病魔が襲ってくるのだろう。
 調子の悪い仲間は、早め早めに病院に行った方が良い。新宿の場合は、人道的な見地から、路上の仲間が保険証がなくても、お金がなくとも、簡単な手続きをしただけで指定の病院を紹介してもらえる。通常役所の手続きと云うと煩雑なのがお決まりであるが、病気の相談の場合はいたって簡単である。それでも「一人じゃ不安」と云う仲間は、毎週月曜日の午前中は俺たちの仲間が必ず福祉事務所に詰めているので、気軽に相談をしてもらいたい。
 また、暖かくなっても衛生面ではいろいろと気をつかってもらいたい。連絡会も無料シャワーサービスを毎週火、木と高田馬場の事務所を開放して行っているので、常に身体を清潔にしながら、気持ちを前向きにしていこう。
 さて、例年だと2月に実施される東京マラソンが今年は今度の日曜日22日に実施される。例年の行事なので前からいる仲間は対応を知っているとは思うが、とにかく都庁を中心に参加者だけで3万人も集まるのであるから、大混雑となる。
 「立ち入り禁止」エリア(裏面地図のグレーの部分)に荷物を置いている仲間は、前日朝までに、荷物の移動を迅速に行う。荷物をコンパクトにまとめるなど、そのための準備は(既に言われていると思うが)今の内にしておこう。また、移動先で、とりわけ当日は荷物の管理をしっかりとする。他方で、公園や道路の「立ち入り禁止」エリア外でテントや荷物をおいている仲間は、とにかく荷物などをいたずらされたり、誤って持っていかれないよう、とにかく注意をする。
 都庁下だけではなく、コースは靖国通りを飯田橋方面へと新宿区横断となるので、全域での注意が必要である。 当日は午前7時に開場し、最終組のスタートは午前9時10分である。交通規制も都庁周辺は午前10時までなので、後片づけ等も含め午前中でこの大イベントの混乱もなくなる。あとは、何もなかったかのように元に戻れば良いだけである。オリンピック誘致に関連した大きなイベントなので、トラブルのないよう細心の注意を払っておきたい。  マラソンが終わったら花見のシーズンである。今年は4月4日(土)に開催が決定されたので、楽しみにしてもらいたい。 

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桜が満開だとしても
体内時計を春型に。春の健康管理を徹底しよう。
それでも調子の悪い仲間は福祉から病院へ。

 仲間たち。
  彼岸の頃になり、早くも春のポカポカ陽気が続いた。多少の寒の戻りはあるようであるが、どうやらこのまま桜の開花と相成りそうである。厳しい冬場を乗り切りようやくこの手でつかんだ春を謳歌していきたい。
  連絡会恒例の春の宴「花見の会」は4月4日(土)に開催なので、たまには身も心もおもいきり緩めて仲間と共に中央公園の桜を楽しみたい。
  と、浮かれていてもこれまた何かと問題が起る。暖かくなったとは云え、朝晩はまだ冷たい。この季節特有の寒暖の差が激しい。体調面は何かと気をつかっていかないと、ほっとした身体に病魔が襲いかかるなんて事もあるだろう。春眠暁を覚えずではないが、この季節、いくら寝ても眠い、だるいと云うのは、実は体内リズムの狂いから来ているようで、冬型から春型にリズムがうまく切り替わらないと疲れが溜まると云う事らしい。暖かい日には適度な運動や散歩でもして陽射しをたっぷりと浴び、体内リズムを整えるのも春の健康管理の一つである。もちろん、多少の体調不良ならば良いのであるが、既に病気であるとか、病気をもらってしまって長引いているなんて時は、これは医者に診てもらうのが一番てっとり早い方法である。俺たちの場合は毎年やるのは結核検診くらいで、一般の人々がやる定期検診まではなかなかかかれない。そうなると自分の身体のどこが弱いかなど自覚がなかなか生まれないので、いざと云う時に困ってしまう。なので、あまりに調子が悪かったら、まずは医者で検査をしてもらう事が大事である。
  新宿福祉では町医者ではなく、大きな総合病院を紹介してもらえる。大きければ良いと云うものでもないが、少なくとも、機器は揃っており、いろいろな検査が出来る環境にあるのは確かである。年齢と共にガタが来始めた身体を診てもらうのも大切である。  新宿福祉には毎週月曜日の午前中に俺たちの仲間が詰めているので、福祉の手続きなどで分からない事があったら気軽に相談をしてもらいたい。
  季節は春なのであるが、俺たちのまわりの環境だけはなかなか春にはなってはくれない。ホームレス問題を解決しようと全国の仲間の要望で制定された「ホームレス自立支援法」も、最近は野宿の仲間には非常に冷淡で、予防策しか考えていない雰囲気であるし、政府や東京都の緊急雇用対策とやらも、「本当に困っている人」をスルーして、目立つ所だけにあてがうという傾向で進みそうである。解決能力のない相談機能をいくら増やしたとしても、巡回相談の二の舞いにしかならないのに、よほど抜本策をやりたくはないのか、相談機能だけにはポンポンと予算をつける。現に路上に至ってしまった仲間には自立支援事業をやっていますといいながら、その実、いつも一杯。しかも路上歴のない人々が多く利用している始末。世の中全体、ホームレス問題を解決する気もなく、結局は俺たちを利用して、自分たちの利害を貫こうとする醜い不況下の予算取りが始まっているようである。
 やれやれであるが、利用されるだけではもちろん済まされない。5月1日のメーデーなどもあるので、ガツンと世の中に物を申していこう。 

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遅咲きの春
連絡会の花見の会は、今度の土曜日、午前11時中央公園ポケットパーク集合です。
仲間の輪で春を楽しもう。

  仲間たち。
  春なのであるが、花冷えがしばし続き、桜の開花も若干遅れがちである。気温もしばらくは低めのようであるが、週末あたりから15度を超え春らしい日々となるであろう。なので今週末あたりが各地の花見のピークとなり、この国恒例のどんちゃか騒ぎで新年度が始まる。
  こんな時代に花見なんて、と云うなかれ。お金がない俺らだからこそ人の輪は必要である。連絡会の花見は今度の土曜日、4日、午前11時に中央公園ポケットパーク(いつもの炊出しの場)に集合してから、公園内に移動し仲間と一緒に春のお祝いをしていきたい。そうそう沢山お酒が飲める訳ではないが、たまには無礼講で仲間と一緒に一杯やりながらこれからの事を語り合おう。お酒が飲めない仲間もお弁当とかを用意するので楽しんでいってもらいたい。
  東京全域が花見のシーズンとなるが、こう云う時期に乗じて悪さをする人々やトラブルも多くなるし、なによりも酔客が新宿も多くなるので、寝場所等々はしばし気をつけておいた方が良いだろう。中央公園、戸山公園だとか歌舞伎町あたりとかはとりわけである。表から見ている分には楽しいものであるが、トラブルに巻き込まれるのだけはあまり良い気分はしない。まあ、これも新宿の春の風物詩ではあるが。
 気候的にも一気に春が花開く気候となりそうなので、体調面でも充分気をつけてもらいたい。先日も普段はしっかりと働いている仲間がちょっとした体調不良を訴えて来たので、とりあえず病院で診てもらい、薬をもらってから仕事を探す事にしようと、お金も尽きていたので福祉事務所の世話になったが、受診したら即入院となってしまった。なかなか自覚症状や見かけだけでは病気は分からない。働いている仲間などは、自分で薬を買って様子を見るなんて事は当たり前なのであるが、結局は痛みなどを誤魔化しているだけなんて事もある。もうちょっと慎重に健康管理をして、いつもと体調が違う場合は、やはり専門的に診てもらった方が安心だろう。
 新宿の場合、福祉事務所で簡単な手続きをすれば通院の手続きをすぐしてもらえるので、その点は安心である。一人じゃ不安な仲間は毎週月曜日に福祉事務所に詰めているので、声をかけてもらいたい。
 マスコミなどは「3月危機」などと煽って来たが、ここ新宿の路上はほとんどその影響もなくどうにかこうにか皆、過ごしている。一方で建築関係等の仕事量が減り始める、俺らの世界での「5月危機」は今年は相当の影響が出始めそうでもある。国の来年度予算は決まり、本格的な雇用対策がこれから始まるものの、東京都は巨額の雇用創出基金を国から受け取りながら、俺らには一銭も使わないつもりらしい。その一方で緊急一時保護センターには路上歴のない人々を多く受け入れ、「職場体験」の名目で仕事を出している始末。このままでは今年度から始まる自立支援住宅もほとんど路上問題の解決策にはならないであろう。それでもってオリンピック誘致と来ている。首尾一貫としていない都政にこれから物を申していこう。

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春にしか出来ないこと
新宿花見の会、400名もの仲間が集まり春を満喫しました。
今度の日曜日は戸山、中央公園で医療相談会です。

  仲間たち。
 遅咲きの春も、ようやく花開き、春の心地良い気候となった。丁度、東京では桜の花も満開。各所で春の訪れを祝う花見のピークでもある。
 連絡会の花見は楽しみにしていてくれた仲間が大勢いたようで、400名もの仲間が中央公園に集まりこの日のために大量に用意したお弁当やお酒をたんまりと分けあい、恒例の喧嘩等も珍しくなく、実に楽しい花見の会が出来た。前日からの準備に手伝ってくれた仲間、そして、当日集まってくれた仲間に感謝したい。
 世の中、不景気、不景気と近ごろのニュースはそればかりであるが、景気が良かろうが、悪かろうが、路上の仲間はどっこい生きている。悲鳴ばかりあげているのは仲間がいない連中である。仲間がいさえすれば、厳しければ厳しいなりに、励ましあい、助け合い、こうやって厳しい冬を乗り越えられる。そんな事を感じた今年の花見であった。春は浮かれ、そして能天気に前へと進んでいきたい。
 次は5月1日(金)の新宿メーデーもある。堅苦しい訳の分からぬ能書きなどはいらない。肩ひじ張らず、俺たちのそのまままの姿で、今度は街へ出よう。感じるものは感じるし、感じない奴は感じない。それはそれで良い。けれど、俺たちの姿にどうにかしようと感じる人々は必ず居る。それだけは間違いない事だから、底辺に生きる俺たちでも堂々と胸を張っていこうじゃないか。近々都庁に「要望書」も提出し、不況だと云うのに、こと俺たちには何もしようとしない、とぼけた都庁の役人共に俺たちの言い分をしっかりと伝えて行きたい。
 仕事をしたいのに、緊急一時保護センターにすら、なかなか入れてもくれないとの相談がここの所、倍増している。俺たちが仕事を探すために作らせた自立支援事業が、この間、伝えているように路上の仲間以外の人々にあてがわれ続けている。機能不全とも云える状態である。他方で、低家賃住宅提供事業は必要性がないと新規には閉ざされ続けているし、国が予算化した緊急雇用対策すら東京都は俺たちには何もよこそうとしていない。そんな状況の中、生保急増の矛盾は特別区福祉事務所に押し付けっぱなしで、施設の増床すら検討されていない。この間、東京都は「まったく仕事をしていない」と断言出来る。
 と、云うように俺たちは東京都にかなり怒っているのであるが、やるべき事はしっかりやるよう今後、させて行くつもりである。
 それはともかくとしても、日々の健康管理はいつも言っているが、しっかりとやってもらいたい。今度の日曜日は戸山公園、中央公園で定例の医療相談会があるので、調子の悪い仲間は是非とも相談に来てもらいたい。市販の薬の他、ボランティアのお医者さんによる「紹介状」も書いてもらえるので、それなりの対応は可能である。春も連絡会を宜しく!

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新緑の芽
春は心機一転。これまで出来なかったことをしっかりとやろう。
調子が悪いけど病院に行ってない仲間はこの際、通院だけでも。

  仲間たち。
 春の都会を飾った桜の花もそろそろ散り、季節は新緑の季節へと移り変わっている。気候も穏やかになり、冬場の疲れを癒すのにはとても良い季節となった。
 とは云え、朝晩は風などあると、まだ結構冷え込む。風邪がぶり返したり、直り難くかったりもする。まあ、その位の病気ならまだ良い方で、内臓疾患など大きな病気にかかったりするのが季節の変わり目の不安定な時期でもある。保健に入っていれば無料の定期検診などが受けられるが、多くの仲間がそう云う訳にもいかない。「おかしいな」と思ったら、すぐに医者に行くようにするのが俺たちの健康を守るには最大の予防である。
 新宿福祉では、簡単な相談をすれば病気の仲間は福祉の制度を使って無料で病院に通わせてくれている。今月に入り新年度の職員の入れ替えや、事務所の配置替えなどもも重なり結構窓口が混みあっているが、気長に待つか、急な場合でなければ、週の半ばの午後あたりなら、比較的空いてはいるので、自分の相談内容にあわせて相談に行くようにしよう。窓口でカードに自分の仲間と生年月日を書いて待っていると、自分の名前が呼ばれる。呼ばれたら、「○○の調子が悪いので病院に行きたいのだけれども」と言えば、「ちょっとお話を聞かせてくださいね」「新宿にはいつ頃来ましたか?」「仕事は週にどれくらい行けてますか?」等の簡単な経歴の質問があり、正直に答えておけば「それじゃ、書類を出しますので、ここの病院に何時までに行って下さいね」と病院を指示してくれる。身体が汚れている仲間は病院に行く前にシャワーを浴びさせてもらえるし、下着も新しいものがもらえる。これも国民の最低限の健康を守るために法律に基づいて実施されている制度であるから、安心して利用をしていこう。野宿していようがいまいが、命を失ってしまったらお終いである。健康を守るいろんな制度をしっかりと頭の中にいれて、いざと云う時にはおおいに利用していこう。
 福祉の窓口の職員が「苦手」と云う仲間もいるかも知れない。中には話が噛み合わないなんて事もある。お互い人間だからそう云う事もあるが、そんな時は、毎週月曜日に俺たちの仲間が福祉事務所に詰めているので、話の中に入る事もできる。その他、福祉の使い方がわからないなんて仲間も、俺たちのスタッフに声をかけてもらいたい。新宿福祉との「おつきあい」を10数年やっている連絡会スタッフなので知識も豊富だし、微にいり細にいりのアドバイスが出来る。
 もちろん福祉事務所は万能薬ではない。一定の条件の中でしか対応ができないのは当然であるし、制度を利用する時も、これまた守らなければならない条件を守らなければ、当然ながら継続してはくれない。
 まあ、こう福祉、福祉と云う話になってしまったのは、東京都などの就労支援の仕組みが現在「機能不全」に陥ってしまっている事が大きな原因である。自立支援事業も常に空きがなく「プラチナチケット」化している。入りたくても入れない状態が年間通して続いている。また、不況下の中、国が策定した緊急雇用対策にしても、東京都は俺たちに臨時、軽易な仕事すら提供しようとしていない。屋根も少ない、仕事も少ないでは、袋小路のようなものである。
 もう一度、俺たちのためになる対策を!屋根と仕事につながる対策を!の声をまとめていこう。5月1日、新宿メーデー行動から東京都の姿勢を糾していきたい。

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原色の都会の隅で
春、夏もの衣類の配布は継続していきます。
これからの季節、衛生面にも気をつけよう。
新宿のメーデーは5月1日実施です。

  仲間たち。
 初夏を思わせるような陽気が続いていたが、やはり季節はいろいろと調整されるようで、気温も平年並に戻りつつある。晴れの日はまだ良いが、曇ったり雨が降ったりするとまだまだ冷え込んだりもする。暖かくなったからと、上着など厚手のものを手放してしまうと、こんな時には困ってしまうので、天気の気まぐれだまされずに計画的に春支度をしたいものである。衣類の配布の件について聞かれることが多いが、お陰様で春、夏ものの衣類も順調に集まり始めている。その週に集まったものは毎週日曜日の炊出しの前に放出しているので、必要な仲間は早めに中央公園に来てみてもらいたい。もちろんカンパ頼りなので、量の多寡などあるかも知れないが、毎週やっているので必要なものがある仲間は粘って見つけてもらいたい。  
 高田馬場の事務所では毎週火曜日、木曜日とシャワーサービスなどもやっている。シャワーは新宿福祉事務所に併設されている「相談所とまりぎ」でも実施しているので、こちらも利用可能である。冬場もそうではあるが、これだけ暖かくなると、身体の臭いなども気になる季節である。汚れている着物を着続けると、定期的に洗いながさないと臭いが身体に染みついたりして衛生面でもとても宜しくない。もう一度なんとかやり直したいと云う仲間は、とりわけそこら辺に注意をしていこう。「襤褸を纏えど心は錦」とは云うものの、それも限界と云うものがあるだろう。心が荒んでしわない程、衛生面では何かと心がけた方が良いと思う。  
 暖かくなり、シラミやダニなどが活発に動きだすと、皮膚関連の病気などもこれからの季節は注意が必要であるし、最近話題の「結核」なども衛生面が悪化すると流行り出すと云う傾向もある。体調面で調子の悪い仲間はいつも言っているよう、福祉から病院を紹介してもらおう。  
 新年度に入り、福祉事務所はかなり混みあっているが、見てみると相談内容が整理されず来てしまっている仲間が多いようにも見える。病気以外の相談では「とまりぎ」が裏面にあるよう、いろいろなよろず相談をしてくれているし、また、仕事を無くし、すぐにでも再就職したい仲間には、新宿区内には「キャリアアップハローワーク」や「東京しごと財団」など労働関連の相談所も多い。仕事のための窓口は自立支援センターだけではないので、自分の状態に即して、相談場所を変えていくと上手くいったりもする。相談所の交通整理がなかなかされていないのであるが、福祉に行って断られたから「もうどこも駄目だ」と思わないようにしてもらいたい。これも、これだけの不景気になってしまったのに、実態に即した施策が縦割りのままで、整理をつけようとしていない東京都が悪いのであるが、その点は、5月1日(金)の新宿メーデーでがつんと都庁に改善を訴えていくつもりである。雇用が生み出さなければ、もはやオリンピックどころではないのであるが…。

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みんなのメーデー
今度の金曜日5月1日、11時中央公園に集まり、
正午から柏木公園で都庁への要請行動を行います。
荷物のある仲間も大丈夫。こぞって参加を!

  仲間たち。
 
 4月に入り時間の流れは早いもので、あれよあれよと初夏を思わせるような季節になった。街路樹の新緑も芽吹き、コンクリートの都会をまるで包み込むようでもある。
 4月になり、中央公園のテントの仲間が病気で亡くなり、また、昨年までテント暮らしをしていたもう一人の仲間が入院先の病院で亡くなった。辛い冬場を乗り越えても、病気だけは待ってはくれない。俺たちにとっても辛い春である。亡くなられた仲間のご冥福を祈りたい。
 調子が悪くても、どうしても耐えてしまう仲間が多いのは、それだけ辛い暮らしに慣れてしまった証なのかも知れない。もっと声を出してもらいたかったと言ったとしても、それは空しい願望でしかない。いつでもそうなのであるが、この暗い現実から俺たちは歩み続けなければならない。
 ゴールデンウィークが始まり、役所も暦通り休みとなる。通院している仲間などは休みの間、薬が切れないようにしてもらいたい。また、調子が悪い仲間は、早めに福祉の手続きをしておいた方が良いだろう。「とまりぎ」では連休前は多めにカンパンをもらえるので、補助食としてもらっておいた方が良いだろう。連絡会もメーデーの時に補助食になりそうなものは在庫すべて放出するので、そう云うのも利用してもらいたい。
 生き抜くのは自分なのだから、できるだけ計画をもってやり過ごしていこう。
 とにかく、連休前は仕事が少ない。今年は全国的な不景気のおかげでその傾向が顕著である。そして溢れた仲間が仕事を探しに新宿に多く入って来る。そういう混とんとした時期だからこそ、古い仲間は自覚を持ち、また新しい仲間は新宿のルールを守り、何とか生き抜いてもらいたい。
 自力ではどうにもならない時にこそ、行政の自立支援事業等の施策が必要なのであるが、東京都はまったくそこら辺の理解が足りず、俺たちの「屋根と仕事」につながる対策など一つも拡充しようとしない。先日も渋谷区の抽選会などでは7名募集のところ80名近い仲間が殺到したと云う。新宿は随時入所であるが、同じような状態である。
 少しでも都庁に俺たちの現状を訴えようと始まった新宿メーデーの取り組みは、こう云う時代にとても重要になってくる。俺たちは仲間の力を集めて対策を作らせ、そして変えさせて来た。27日には「要望書」を提出し、それに基づく交渉もメーデー行動で同時に行っていく。
 5月1日(金)午前11時中央公園ポケットパーク(いつもの炊出しの場所)に集まり、柏木公園に移動し、飯を食い、ちょっとした集会をやり都庁に向けた仲間の大きなデモを出発させたい(柏木公園を知っている仲間は正午までに直接来てもらいたい)。荷物のある仲間も車で保管できるので気軽に参加可能である。
 仲間の力で都庁を変えていこう。

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祝 第15回 新宿メーデー

  第15回新宿メーデーに参加されたすべての仲間たち。  
 本日は短い行動であるが、今後の俺たちの未来を決するためにも実に重要な取り組みなので、是非最後まで気を引き締め、大きな新宿の仲間の輪を都庁に突きつけていこう。  
 頼れるのは他の誰でもない、仲間。  
 俺たちはそう信じてこの15年間、この新宿の地で仲間のための様々な活動を行って来た。東京都に追い出されれば、「俺たちはゴミじゃない」と反撃し、高齢者や病弱者を放置する福祉に「それは違うんじゃないの?」と交渉を続け、「屋根と仕事」につながる対策を作れと、自立支援センターや緊急一時保護センターを作らせ、法律がないなら法律を作れと国にホームレス自立支援法を作らせ、更に低家賃住宅が必要だと地域生活移行支援事業を実施させ、また片や自立支援施設の雑魚寝は問題と、ベット式の施設にさせ、緊急一時保護センターは単なる待機場所ではないと、技能講習事業を導入させ、また、一度だけの失敗で一生再利用が出来ないとは何ごとだと、リピーター利用を容認させと、俺たちが作らせたのだから、俺たちが責任を持って変えさせて行くと、俺たちの力で改善に改善を重ねて来た。  
 もちろん行政が出来ない事は俺たちがやると、炊出し、夜間巡回、医療相談などの応急援護事業を継続しながら、NPOも設立させ、アパートを借りる際の保証人確保問題を解決させ、また自前の職業紹介機能を持つなど就労問題への取り組み、生活保護世帯のサポート機能を前進させ、更に少ないながらも自前の宿泊機能なども有し、また、無縁仏にならないようにと共同墓地まで確保し、俺たちに縁のある仲間を弔ってもらっている。  
 新宿連絡会から始まる「路上から墓場までの全生活過程での支援システム」は微力ながらも、15年の歴史。そして行政機関や民間団体の連携の中、このように作られつつあり、俺たちは全力でこれを発展させていくつもりである。  
 しかし、不況下にこそ真っ先に動かなければならない都庁の歩みがここに来て完全に止まった。俺たちが作らせた自立支援センターは希望者が多すぎ、整理できない状態。また最も効果のあったと称されている地域生活移行支援事業も新規受付を止めたままである。更に国の緊急雇用対策も俺たちに使わせず、失業対策ならぬ企業対策として一般業者にじゃぶじゃぶ流している始末である。  
 これらの諸問題は既に俺たちがかつてより指摘していた問題であり、それを経済状態がこんな事になってしまってもなお改善させて来なかった都庁の無策が今、現実問題として俺たちの側にしわ寄せとして押しかかって来ている。  
 では、この現状をどのようにしたら変えていけるのか?マスコミや左系の団体は唯単に騒ぐだけで何の効果もない。つまりは俺たち自身の問題だからこそ、俺たち自身で解決していかねばならないと云う事である。誰かに任せても何にもならない。利用され、ボロ雑巾のように捨てられるだけである。国や都庁など大きな問題は今日のように皆で集まり、声をあげ、交渉をし、粘り強く俺たちの現状や提言を伝えて行く事であり、個々の問題は、支え合いができる仲間と共に、希望を持って頑張り抜くだけである。俺たちは今よりひどい時代をそうやって生きてきたし、これからもそうやって生きて行くしかない。偽善や大言壮語はもうこりごりである。  
 頼れるものは仲間の力だけである。今日からそして明日へ、ともにたたかおう。

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広がれ みどり
新宿メーデー250名で都庁に声をあげました。ご協力ありがとう。
今度の日曜日は戸山、中央公園で医療相談会があります。

  仲間たち。
  まずは、多くの仲間の第15回新宿メーデーへの結集そしてご協力ありがとう。250名もの野宿の仲間が集まり、都庁への力強い要請デモができた。ちょうど平日だったので、出勤していた都庁の職員も野宿の仲間のデモには驚き、そして注目をしてくれ、大きな反響があったようだ。こうやって俺たちの存在を都庁につきつけていくのもおおいに必要である。この行動の最中、代表団による都庁との交渉も行われた。担当の都、福祉保健局生活福祉部副参事を相手に俺たちの現状をしっかりと伝え、現場の声をしっかりと聞き、俺たちのニーズに沿った施策を継続、拡大させるよう訴えて行った。4月に代わったばかりの副参事であったが、真摯に対応してくれ、俺たちの現状を認識するためにも現場の声には耳を傾けたいと約束してくれた。要望事項の他、夏期の概数調査では夜間調査を行い、より現場の実情を認識するようにとの追加要望も口頭で行い、迷路に迷い込んでしまった感のある路上生活者対策を建て直してもらうよう要請をしてきた。都庁も新体制になりここからがスタートである。実りある対策を実施してもらう事が、メーデーに集まった仲間の期待である。今後とも交渉を続けていく良い土台が出来たと思う。  
 さて、世間は連休に入ってしまったが、それどころではない事態が進行中である。新型インフルエンザでの死者がメキシコで発生して以来、現在世界中に感染が広がっている。国内での発症は3日現在ないものの、時間の問題とも言われており、国や各自治体においても緊急の対応に追われている所である。一般的なインフルエンザと同様、空気感染、接触感染により広まるので、人ごみが多く、かつ外国人旅行客も多く、また抵抗力の弱い高齢の仲間や病弱な仲間が多い、ここ新宿などでも最新の注意が必要である。予防策は「うがい」、「手洗い」が基本になるが、急な発熱、咳がとまらない、倦怠感があるなど、風邪のような症状になったら早めに医者に診てもらう事が大事である。医者に診てもらう場合は新宿福祉事務所に相談に行く、また休日の場合は、東京都発熱センターに相談するなど対応をしっかりとしてもらいたい。もちろん予防や対応がしっかりしていれば大事には至らないので過剰な心配はいらないが、注意に越した事はないだろう。  
 今度の日曜日は医療相談会が戸山公園、中央公園で実施される。ボランティアのお医者さんが来てくれるので、インフルエンザ以外でも身体の心配事がある仲間は気軽に相談をしてもらいたい。健康管理はいつもしっかりと!

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梅雨までの晴れ間
日常的な「うがい」「手洗い」を徹底していこう。
身体に異変があったら、福祉から病院へ。

 仲間たち。
 雨模様ばかりの連休後半であったが、天気もようやく回復して初夏らしい晴れやかな気候が続くようではある。役所が開いていなかったので、何かと不便な連休だったとは思うが、既に暦通りに窓口は開いているので必要な仲間は利用していこう。
 知っている仲間は多いと思うが、新宿福祉事務所のレイアウトが変更となった。「とまりぎ」と新規相談、継続相談の窓口は変わらず福祉事務所1階であるが、既に生活保護を受給している一部の人の窓口が2階に移った。その関係で保健所が別館(新しい建物)の一階に移動し、その別館に心身障害者の就労支援をしている「新宿区勤労者・仕事支援センター」(障害を持っていて仕事を探している仲間などは利用価値有り)が移動して来た。福祉関連の窓口がこれだけ整理されて来たので、落ち着いて相談が出来ると思う。
 新規相談もそうであるが、福祉の窓口は時期によって混んだり混まなかったりと、かなりばらつきがある。なので、あまり遅く相談に行くと翌日回しとか、時間切れで充分な対応が出来なかったりもする。いつも言っているが、医療の相談の場合は朝一8時半から緑のカードを出して待っていた方が多少待たされるものの確実である。その他の相談も午前中か、午後2時くらいまでに相談をしておいた方が良いだろう。  連休中で変則となった福祉行動も月曜日から再開されるので、何か分からない事があったら、毎週月曜日の午前中に福祉事務所1階に俺たちの仲間が待機しているので声をかけてもらいたい。
 さて、新型インフルエンザの方であるが、米大陸で感染が今も広がっており、(国内感染も9日成田で確認された)世界的な大流行(パンデミック)一歩手前のようである。政府、行政は早期発見に向けた様々な対策を現在実施しているようであるが、新宿は国際的な場所柄でもあり、かつ高齢者や病弱者が多い俺たちの現状においては充分に注意をし続けた方が良いだろう。「うがい」「手洗い」、もし咳などの症状が有った場合は「マスク」の着用など、出来る事は少ないが、予防はしっかりとした上で、もし急な発熱や、咳、悪寒、倦怠感などがあったら早めに福祉を通して医者に行くか、動けないようだったら救急車を呼ぶようにしよう。通常のインフルエンザならそれはそれで安心なので、まずは自分で素人判断はせずに、念には念をいれて健康管理を徹底していこう。

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晴れ間が見えない季節
医療相談会で「紹介状」をもらった仲間はできるだけ早めに 福祉から病院へ。
月曜日は福祉に詰めているので気軽に相談を

 仲間たち。
 早くも夏を思わせる気候の日が多くなり、季節は都会特有の蒸し暑さの日々へとまっしぐらである。それでも今は日替わりで気温差が5、6度もあり、健康管理が難しい日々が続いている。とりわけ血圧系の病気の仲間は少しでも油断をしていると、立ちくらみならまだしも、倒れたり、動けなくなったりする事もあるので、要注意の季節である。  暖かくなると皮膚系の病気も増えて来る。皮膚系の病気は意外と油断をしやすいのであるが、市販の塗り薬などで治らない場合は皮膚科にしっかりと通院した方が良い。あっと云う間に全身に湿疹が広がったりもするので、こちらも要注意である。
 注意と云えば、新型インフルエンザも、関西地方では、渡航歴のない高校生を中心に国内感染が広がりつつある。引き続き、「手洗い」「うがい」などの予防、そして熱が出たらすぐさま病院に行くなどの対応を続けていこう。
 先日の医療相談会でも結核の仲間が相談に来るなど、身体が弱っている時には感染症系の病気は意外と広がってしまう。病状を自覚しておきながら、治療を中断し、病院に行かずとか云う仲間は、これはまあ大変な事である。一人だけの病気の問題で済んでいれば良いが、そうもいかないのが、俺たちが住む路上の世界である。医療相談会で「紹介状」をもらって、まだ病院につながらない仲間もいるようであるが、「紹介状」には期限はないので、早めに福祉事務所から病院に行くようにしてもらいたい。毎週月曜日には福祉事務所に俺たちの仲間が詰めているので、何か判らない事があったら気軽に相談をしてもらいたい。
 さて、完全失業率も3月の速報値で4.8%にまで上昇し、6年ぶりの5%越えも時間の問題と云われている。もちろん業種別では「まばら」状態なのであるが、仕事があったとしても、明らかな「買い手市場」となり、中高年齢、無技能、経験なしとかなれば、なかなか仕事にも就けなくなる。問題は派遣であるとかないとかの雇用形態の問題を飛び越え、雇用情勢の深刻度はより増してい る。こんな時代の就労支援のセオリーは「自分を積極的に売り込め」なのであるが、売り込むにもノウハウやら金がいる。
 そんな俺たちのための就労支援と云えば、「自立支援事業」しかないのであるが、これもまたすぐに入れる施設ではなく、就労からする支援強化策が現在すっぽりと抜けてしまっている。これでは生活保護で一時的に助かったとしても、先の見えない地獄絵しか待ち受けてはいない。東京都は国の指示を受け19億円の雇用対策費を補正予算で計上すると先日発表したが、これが失業状態を緩和させる決定打になるかと云えば、期待はさせるが実効性のない、これまで通りの世間向けの発表の域を出ない。
 そろそろメーデー以降の交渉を再開させ、何とか失業問題への対応を強化させていきたい。

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徹底防衛
38℃以上の発熱があった場合は、福祉事務所に行かず、発熱相談センターに電話をしてからマスク着用の上指定の発熱外来へ。

 仲間たち。
 5月が終わればじめじめとした梅雨入りと云う時期ではあるが、新型インフルエンザの猛威がそろそろ日本列島を覆いそうな勢いの雰囲気でもある。
 幸いにして今回のインフルエンザは弱毒性のようなので、しっかりと治療を受ければ命に別状はないようなのでそうパニックになる必要はないが、初動の対応を間違えると感染が広がったりと、社会に大きな影響を及ぼしてしまう病気である。
 ご存知の通り、関西地方のみならず東京や埼玉でも発症が報告されており、より具体的な対応策を今の内に徹底していきたい。
 まずは、38℃以上の急な発熱があった場合、これまでのように福祉事務所や直接病院にはいかないでもらいたい。まずは発熱相談センターに電話をかけ、症状を伝えた上でその指示に従う必要がある。その心配がないとなれば、これまでの通り福祉事務所から病院に行く事となるが、疑いありとされた場合は、発熱相談センターからセンター指定の発熱外来に行き、そこで検査、治療をしてもらう事となる。
 東京都の対応マニュアルが変わる可能性もあるが、現時点ではこの事を徹底していこう。
 また、その際、他の人に移さぬようマスクを必ずつけた上で、発熱外来まで行く事となる。電話用のテレホンカードとマスクは、連絡会のパトロール班一人ひとりが必ず持っているので、必要な仲間は声をかけてもらいたい。必要とあれば、センターへの電話、発熱外来への同行も可能なので、一人じゃ不安と云う仲間はパトロール班に相談をお願いしたい。
 連絡会の炊き出し等の諸活動も、今まで以上に注意を払った活動になる。そのため、スタッフもマスクを着用している場合があるが、これは、万が一にも仲間に細菌をばらまかないための予防策なので、感じは悪いかも知れないが、了承してもらいたい。
 インフルエンザはこれからの夏場はあまり活発化しないとの事なので、一時沈静化するかも知れないが、今年の秋口から冬場にかけ空気が乾燥する頃に「再び」と云う事も考えられる。景気が悪化しているこの時期にこんな問題と、俺たちにとってみても大変な問題であるが、一人ひとりの健康を守る事からしか、これからの足がかりはない。いつも言っている事であるが、健康管理は徹底しながら、どうにかこうにか良い方策を見いだすしかなさそうである。

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この地獄からの脱却
たらい回しにされようが、断られようが、あらゆる行政機関を 利用しながら生きる術を見いだしていこう。

 仲間たち。
 蒸し暑さは相変わらずであるが、早くも梅雨を思わせるような曇りや雨の日が多くなった。今年は空梅雨にはなりそうもないので、このままずるずると梅雨に入ってもおかしくはない。
 湿気の多い時期は何かと生活上不便な事が多い。食料などもこれまでのように長期保存が出来ず、すぐにカビがはえたり、腐ったりもする。濡れた衣類や寝具がなかなか乾かず、シラミ、ダニ等の湿気が好きな虫も活発に動き出したりもする。そんな環境の中に長期にいると、知らず知らずの内に結核に感染したりもする。
 新宿では福祉事務所でシャワーサービスや着替えの提供をやっているし、高田馬場地区でも連絡会が週に二回ながら、同じくシャワーサービス等をやっているし、衣類の提供は炊き出しの前に毎週実施している。こんなのも利用しながら、とにかく清潔を保つ事が、これからのじめじめした季節を健康で乗り切るため必要である。いろいろと大変ではあるが、快晴な青空に騙されず、これからの季節をどう乗り越えるかも考えながらやっていきたい。
 そして、そのためにも病気の問題は共通の課題である。この間の極端な寒暖の差で風邪を引く仲間も多くなっているが、風邪も万病の元で、長期化すれば、肺炎、結核などを併発するなんて事はよくある話しである。新型インフルエンザも下火にはなったようであるが、ここで警戒を解くと秋から冬にかけて再び大流行の恐れもあると言う。そうでなくとも年を取れば自然とどこかしら悪くはなる。その状態を放置すればする程、病気が蓄積し、身体が蝕まれる。
 いつも言っている事であるが「調子が悪い」と思ったら、福祉を通して病院に行き、検査、治療をしてもらう事が何といっても最悪の事態にならないための最大の予防策である。「調子が悪く」、診てもらいたい仲間は、新宿福祉事務所(カンパンをもらう方ではなく、庁舎に入ってすぐにある窓口)で手続きをしてみよう。事務手続きは実に簡単なのであるが、最初で分からない仲間は毎週月曜日に俺たちの仲間が福祉事務所に詰めているので、気軽に聞いてもらいたい。
 さて、4月の完全失業率の速報値はついに5年5ヶ月ぶりに5%を超え、有効求人倍率も過去最低の0.46倍と言うとんでもない数字となっている。こんな背景もあって、新宿はもとより都内の各炊き出し団体ではどこも人数が増え、過去最高の記録を更新続けていると言う。連絡会の炊き出しも前回が実数で574名と、こちらも4年6ヶ月ぶりの高い水準となっている。
 都内の俺たちの状況は、ここ数年対策(地域生活移行支援事業等)の前進で減り続けて来たが、昨年来からの景気悪化の影響を受け、失職した新規の仲間が増える事によって、再び同じ水準に戻りつつあると言えるだろう。「テント」の数は減ったものの、ターミナル駅等で仕事を求めて寝る「流動層」の仲間がこの間、急激に増えてしまった事はパトロール班の調査などでも明白である。
 「ホームレス化」を「予防する」と言いながら、こんな事態を手をこまねいて許してしまった東京都の一貫性のない対策姿勢は指弾されてしかりであろう。  政府が実施している緊急雇用対策や東京都が実施している緊急雇用対策は、失業中の俺たちに何の意味もない事が、「ジョブステーション」や「チャレンジネット」(共に東京都が国の援助を受け新規に開設した相談所)に相談に行っても、俺たち向けの求人などなく、あげく「住所がない」「身分証明書がない」と紹介さえされず諦め帰らざるを得なかった仲間の姿に象徴されている。
 他方で自立支援事業は定数で768名もあるのに、有効に活用できず、新規の受付を細々とやっているに過ぎない。
 ホームレス自立支援法が最も重要と指摘している「雇用問題」に対しては、この事態に対応して何のアクションも起こしていないのが東京都の空恐ろしい対応である。
 仕事を真剣に探している仲間には本当に申し訳ないが、この事態については、現在改善させるための都庁要請を続けているので、諦めずにハローワーク等に通い続けてもらいたい。住所の問題等については連絡会が独自に対応していく。
 苦難な梅雨入り前となるが、あらゆるきっかけを利用しながらどうにかこうにか前向きに生きていこう。

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今年も半ば
じめじめ天気に負けるな。
今度の日曜日は戸山公園、中央公園にて医療相談会があります。調子の悪い仲間はお気軽に相談を。

 仲間たち。
 梅雨も近くなりアジサイの花もきらびやかに見える6月となった。雨模様の日も多くなり、また空気が湿ってじめじめとした不快指数が高めの日も多くなっている。それでいて朝晩は冷たい空気が流れと、何かと生活し辛い季節である。
 ここに来て、新たに新宿に流れ着いた仲間も多くなっている。雨模様の日はどうしても仲間が一カ所に集まるしかないのだが、荷物の管理や、起きた後のダンボールの片付けとか、こまかな事をしっかりとしておかないと、何かとトラブルの原因ともなる。とりわけ、管理者の容認をとりつけておかないと、追い出されたりと、他の仲間の迷惑にもつながる。もちろん仲間同士のトラブルなどはもっての他である。同じ境遇に至ってしまった仲間同士なのだから、あまり自棄にならず、踏ん張るところは踏ん張りここから一人ひとりの明日を考えていこう。
 体調面や衛生管理の面も何かと心配になる季節でもある。とりわけ高齢の仲間や、持病を持っている仲間などは、こう云う季節の変わり目の時期に体調が急変したりもするので日々の健康管理をある程度は意識的にやっていかなければならない。高齢の仲間は年を取った分だけ、苦労を重ねているのだろうが、65歳を過ぎれば福祉の門戸はぐっと広くなるので、身体がしっかりと動く間に路上ではない生き方を選んだ方が良いと思う。病気の仲間もそうであるが、路上で体調が急変すれば救急車で病院に行くしかなく、そうなると病院も転々とされたり、その間に病状が悪化し、命の危険が高くなったりもする。福祉の制度を使う場合は、身体がまだ動く内に、指定の病院に通院し、しっかりと検査をしてもらった方が身体を直すには一番である。
 今度の日曜日には、戸山公園(朝10時から)、中央公園(炊き出しの時間帯。雨天の場合は都庁下)でボランティアの医師による医療相談会がある。路上の仲間を長年診て来たベテランのお医者さんばかりなので、いろいろとアドバイスもできると思う。調子の悪い仲間は是非とも気軽に相談に来てもらいたい。また、鍼灸治療も同じ日の昼に高田馬場の事務所で実施するので、足腰が痛いなんていう現役の仲間も仕事がない今の内に治療してもらうのも一つの手である。
 医療相談では福祉を通して病院で検査等が必要な場合は「紹介状」を書いてもらえるので、それを持って福祉事務所で病院を紹介してもらいたい。福祉でも病院でも「紹介状」を持っていれば話はスムーズに進むので利用してもらいたい。  相変わらず仕事の出が悪く、自立支援事業も空きがなく、東京都が作った「ジョブステーション」にせよ「チャレンジネット」にせよ仕事の紹介もしない中で、こんなものに頼らない緊急の仕事探しの仕組みを俺たちはNPO新宿と連携しながら現在模索中である。件数はまだまだ少ないながらも実績を作りつつある。東京都の「就労支援」が当てにできないのなら、自らでそれをやるしかない。やれやれであるが、この苦難の時代を乗り越えるためにも一人ひとりの自力の力をつけていこう。

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紫陽花だけが
ついに梅雨に入ってしまったので、雨天の対策、生活面、衛生面、健康面での注意をしっかりとしておこう。

 仲間たち。
 関東地方もほぼ例年通り梅雨入りとなり、蒸し暑く、そして、じめじめした季節に突入した。雨の日が続くと、生活面、健康面、衛生面など何かと大変であるが、こればかしは季節の巡りであるので仕方がない。夏までの間、このうっとおしい季節と向き合っていこう。
 沈静化に向かっていた筈の新型インフルエンザがじわりじわりと都内も含め国内感染が広まり(新宿区内でも1名高校生が感染したとの事である)、世界的にはフェーズ6に格上げされてしまった。結核もそうであるし、インフルエンザもそうであるのだが、この種の感染症は日常的な予防がとりわけ重要になる。不特定多数の人々と接する都会での生活はそれでなくとも、よけいな心配が多いのであるが、引き続き注意の方は怠らずにいた方が良いだろう。「うがい」「手洗い」の徹底と共に、もし急な高熱となったら平日9時から5時までは新宿区発熱相談センター(03〜5273〜3836)、休日や夜間は東京都発熱相談センター(03〜5320〜4509)まで電話をしてから、発熱外来に行くというこれまでの対応となるので、こちらの方もどこかにメモするなど忘れずに覚えておこう。
 この季節、皮膚関連の病気などもどんどんと増えて行く。これも衛生面がかなり影響しているのであるが、痒いからと掻き続けていたら、全身湿疹だらけで即入院なんて事も良くある。市販薬で治らない場合などは、皮膚科にちゃんと通院した方が良い。
 お金がない、保険証がないと云う仲間は、新宿福祉事務所で簡単な手続きをすれば指定の病院に福祉の制度を使って通院させてもらえる。指定病院は大きなしっかりした病院が多いので、その点でも安心である。一人じゃ「不安」と云う仲間は俺たちの仲間が毎週月曜日の午前中は福祉事務所に詰めているので、気軽に声をかけてもらいたい。
 雇用問題は相変わらず深刻であるが、この間、少ない人数であるものの、千代田寮に入ったり、住み込み仕事に行ったりと多少の動きは出始めている。東京都なども裏面にあるよう「東京しごと財団」では再就職が困難な中高年齢の人々に対してさまざまな支援も始めてはいる。「肝心の仕事がなければどうしようもない」と云うのは真実であるが、仕事を探す場合は、とにかく一カ所に頼るのではなく、あちこち動き、情報を仕入れるのが早道である。そして、現在極端な買い手市場にもなっているので、変な会社にだまされないよう条件等を見極める力も必要になる。残念ながら路上に至ってしまった仲間を就労の側面で支援していくしっかりとした機能が自立支援センター以外は何もないと云う状態であるが、それで納得していたら良い仕事になど就けない。路上の仲間も失業者である事には変わりないのであるから、ハローワーク等公的な機関をいろいろな手段を使いながらでも利用していこう。先日、東京都産業労働局との話し合いを持つなど、俺たちも仕事に関する取り組みは続けているので、共に前向きに、この最も重要な問題に取り組んでいこう。そして、そのためにも梅雨を乗り越えよう。

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上を向いて
梅雨の最中は体調を崩しやすい時期。日頃からの健康管理をしっかりと、そして病気かな?と思ったら、福祉から病院へ!

 仲間たち。
 梅雨の最中であるが、最近は風情がなくなり、「ゲリラ豪雨」と呼ばれる雷付きの集中豪雨が多くなった。これからもまだまだこんな豪雨が続くかも知れないので、雨雲の動きなど、ビルの向こうの空を気にするようにもしていこう。
 豪雨ともなると、急に気温が下がりと、気候が一変してしまう。薄着だけではなく、もう一枚重ね着できる衣類はいつも持っていた方が良いだろう。また、雨に打たれたままの衣類で夜を明かしたりすると身体が冷え込んでしまうので、そんなためにも着替えはしっかりと確保しておくようにしよう。衣類配布は連絡会も毎週やっているので利用してもらいたい。
 梅雨時期は雨ばかりが天敵ではない。湿気が多く、また気温差も落ち着かないこの時期は体調が変調する時期でもある。とりわけ無理を重ねている仲間などは、ひょんなきっかけで身体が重くなったり動けなくなったりもする。また、睡眠不足などから精神的な変調や、ストレスなどから皮膚関連の病気など、まあ、ありとあらゆる病気が発生する時期であったりもする。
 緊急な場合はおたおたせずに119番。自分で呼んでも構わないし、誰かに呼んでもらっても良い。場所をしっかりと伝えるために公衆電話(無料ボタンもあるので)でかけた方が確実だ。
 もちろん救急車で病院に運ばれた場合、入院が必要な場合以外は痛みを和らげる等の応急措置のみである。通院治療をしたい場合は、新宿の場合なら花園神社の裏手にある福祉事務所で手続きをしなければならない。この手続きは誰にでも出来る簡単なもので、緑の受付カードに氏名と生年月日を書き、担当のケースワーカーと相談をすれば新宿区が指定する病院で無料で診察を受けられる。新宿区が紹介してくれる病院は比較的大きな病院(そして仲間の診療に慣れている病院)を紹介してくれるので安心だ。医師ときちんとコミュニケーションをとって自分が可能な治療方法を見いだしていこう。病院を変えてもらいたい時もあるかも知れないが、これも「贅沢」ではない。変えてもらいたい理由を担当のケースワーカーにはっきりと伝えよう。「わがまま」でない限りやってくれる。
 毎週月曜日、俺たちの仲間が福祉事務所に詰めているので、役所の利用方法について分らない事があったらどんどん聞いてもらいたい。自分の身を守るのは自分自身である。身を守るために役所の制度を利用していくことは決して恥ずかしい事ではない。
  新宿区役所の場所は、とりわけ健康問題など何かあった時に相談できる場所なので、今元気な仲間も覚えておいた方が何かと便利である。
 景気の底打ち宣言があちこちから出てはいるが、雇用の問題は引き続き「最悪感」が継続している。それでも自立支援事業を利用したり、ハローワークで住み込み仕事を探して来たりと、頑張っている仲間は自ら動き、何とかしがみついている。働く意欲がなくなってしまったら、これは大変でもある。まずは、自らの力で脱出の足がかりを探し当てよう。

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長い夏の始まり
早くも夏日到来。とは言え梅雨の最中なので気候による
体調の崩れには要注意。調子の悪い仲間は福祉から病院へ!

 仲間たち。
 東京では早くも30℃を超す夏日になるなど、梅雨の最中とは言え高い気温と異常なまでの湿気が覆っている。そんな気候だから、熱中症の被害も報告されるなど、夏場特有の病気の情報も飛び交っている。熱中症は日射病とは違い、密閉された空間が多くなった都会で部屋の中の高齢者が倒れたり、労働中やスポーツの最中にこれまた突然倒れたりと、結構深刻な被害が近年多くなっている。暑い最中、無理に働いたり動いたりすると、脱水症状になりがちなので、とりわけ夏日の日や湿気の多い日は、休息や水分補給など予防をしっかりとしておきたい。そして、意識がもうろうとしていたり、なくなっていたりしたら、まわりの者がすぐに救急車を呼び、医療機関での治療を始めないとかなり危険である。十分に注意をしていこう。
 新型インフルエンザは、今は一段落し「安全宣言」も出され、何とかこの夏場は大丈夫そうではあるが、結核ともなると、こちらはかなりあちこちで広がっているようでもある。体力のなくなる夏場は菌に感染しやすい季節でもあるので、熱が長引くとか、咳が続くなど、風邪の症状が長引いている仲間は一度、診察をしておいた方が良いだろう。
 毎年新宿区で実施している路上の仲間のための結核検診会は、今年は8月16日(日)中央公園での実施と決まった。報告が遅くなったが、実は今年の新宿夏まつりも15日、16日が開催日で予定しており、俺らの夏まつりに合わせて、健康診断会や、結核検診会も同時にやろうと云う事となった。もちろん当日の催しとは時間的にぶつからないよう、昼間の時間帯に検診会は行うので、今年まだレントゲン検診を受けていない仲間はこの日に是非とも受けておいてもらいたい。
 夏は、とりわけ、高齢の仲間や、病弱な仲間が体力を奪われ、何かと病気にかかったり、病気を重くしてしまう季節である。そんな場合は、福祉事務所を通して医者に行くよう、俺たちも毎週月曜日は福祉事務所で待機しているので、何か判らない事があったら気軽に相談をしてもらいたい。
 仕事に関しては、実感的には個人差はもちろんあるが、俺たちが知り得た総合的な情報では、建築にせよ、派遣にせよ、若干の動きがようやくここ一、二週間の間で見られるようになった。もちろんまだまだ「買い手市場」である事は変わらないが、雇用調整をしていた労働市場の底はようやく見え始めては来ている。となると、これからがチャンスであるが、せっかくのチャンスなのでよくよく吟味してから決めていく必要があるだろう。「買い手市場」なのを良い事に、労働条件を守らない会社や「タコ飯場」なども多くなっている。おかしな会社に騙されないよう、仕事の方もまずは自分の身は自分で守っていかねばならない。「自立支援事業」なども粘れば入れるケースも多くなって来たので、暑い最中大変であるが、これから自分のエンジンを本格的にふかしていこう

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