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新宿連絡会チラシ第四集(2002年12月29日より)

2002年12月29日新宿連絡会チラシ
2002年12月30日新宿連絡会チラシ
2002年12月31日新宿連絡会チラシ
2003年1月1日新宿連絡会チラシ
2003年1月2日新宿連絡会チラシ
2003年1月3日新宿連絡会チラシ
2003年1月4日新宿連絡会チラシ
2003年1月5日新宿連絡会チラシ
2003年1月12日新宿連絡会チラシ
2003年1月19日新宿連絡会チラシ
2003年1月26日新宿連絡会チラシ
2003年2月2日新宿連絡会チラシ
2003年2月9日新宿連絡会チラシ
2003年2月16日新宿連絡会チラシ
2003年2月23日新宿連絡会チラシ
2003年3月2日新宿連絡会チラシ
2003年3月9日新宿連絡会チラシ
2003年3月16日新宿連絡会チラシ
2003年3月23日新宿連絡会チラシ
2003年3月30日新宿連絡会チラシ
2003年4月6日新宿連絡会チラシ
2003年4月13日新宿連絡会チラシ
2003年4月20日新宿連絡会チラシ
2003年4月27日新宿連絡会チラシ
2003年5月4日新宿連絡会チラシ
2003年5月11日新宿連絡会チラシ
2003年5月18日新宿連絡会チラシ
2003年5月25日新宿連絡会チラシ
2003年6月1日新宿連絡会チラシ
2003年6月8日新宿連絡会チラシ
2003年6月15日新宿連絡会チラシ
2003年6月22日新宿連絡会チラシ
2003年6月29日新宿連絡会チラシ


くだばれ!師走!
新宿中央公園に越年拠点完成!緊急医療体制24時間稼動中!
何かあったら医療テントへ!また明日は医療相談会。

 仲間たち。
 先日の今年最後の大田寮の受付には198名もの仲間が並んだ。が、役所の越年の対応は計70名の新宿の仲間が大田寮に3週間宿泊できただけである。法律も出来、自立支援の対策が進みつつある中にあってさえも、仲間の数に対策が追いついて行けない状況に変化はない。
 路上の冬の厳しさは特別である。毎年この時期になると、路上に残らざるを得ない仲間が次々と倒れる。年末年始は役所が無情にも閉まるが俺たちにとって休みの日などはない。日々が冬との闘いである。
 俺たちは全員で力を合わせ、年を超し、冬を超さねばならない。路上死はまっぴら御免だ。生き抜くと云う事が野宿という状況を打破して行く最初の突破口である。行く手は厳しい、けれど、この街には多くの仲間がいる。俺たちは、決して一人ぼっちじゃない。互いに手を取りあって東京の厳冬の冬を乗り越えて行こう!
 本日から年明け6日朝まで、第9回新宿越年闘争が展開される。役所が閉まるこの時期、何とか仲間の力を合わせながら年を越す取り組みだ。5日までの一週間連日の炊出し(時間、場所はいつもの炊出しと同じ)、6日朝までの24時間体制の医療テントと医療相談、ほぼ連日のパトロール、そして様々な企画と、連絡会の総力をあげて取り組む活動だ。毎日朝11時中央公園に集まり作業打ち合わせ、共同炊事などの作業を開始している。「仲間のために一肌脱ごう」と思う仲間は是非とも手伝ってもらいたい。どれも簡単な仕事だ。
 他方、調子の悪い仲間や医者にかかりたい仲間などは、年末年始は(救急以外では)福祉にはかかれない。そういう仲間を支えるために中央公園には医療テントが張ってある(正面から左のテント)。ここには常備薬はおいてあるし、24時間体制で医療スタッフが待機している。身体の事で不安がある仲間や、風邪を引いて薬が欲しい仲間などは気軽に声をかけてもらいたい。また、そういう仲間を見つけたら連れてきてもらっても良い。
 明日の夜はボランティアの医師による医療相談会も行なう(炊出しの後)ので、体調を崩している仲間は、まず医者に診てもらうようにしよう。
 仲間の命は仲間が守る。これが俺たちの越冬闘争の基本だ。要は自分の健康管理、そして周りの仲間への気づかい、である。とりわけ高齢の仲間とか、見るからに病弱な仲間には十分に気を配っていこう。そして、何かあったら一人で考えずに、皆と相談をしたりする事だ。また、動けない仲間や苦しんでいる仲間は迷わずに救急車を呼ぼう。救急では応急手当しかしてくれないが、緊急の場合はこれしかない。治療費などは病院で「野宿していてお金がない」と言えば生活保護の扱いとなるので心配はいらない。
 病気の仲間が年末年始に頼れるのは中央公園の医療テントと救急車対応しかない。しっかりと覚え、緊急時にはすばやく対応しておこう。
 また、冬型の気候になると空気が乾燥してくる。テントの仲間はとりわけ火の用心を徹底してくれ!
 越年の取り組みの中で、大きな大きな仲間の団結をこの街に刻印しよう!
(裏面に越年の取り組みのスケジュール表があります)

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冬の星座を枕に
明日は大晦日恒例、年越し大イベント、カラオケ、紅白上映、
年越しそばを皆で食い新年に乾杯しよう

 仲間たち。
 真冬らしい気候の年越しとなった。北風が吹くとかなりの冷え込みだ。都会の朝も氷点下を記録している。みんな体調は大丈夫だろうか?
 仕事にアブれたり等して新しく新宿に来た仲間もじょじょにではあるが増え続けている。今年始めて冬を超す仲間も多いと思う。冬は人の命を簡単に奪う。とにかく防寒対策を徹底しない事にはこの街では生き抜いてはいけない。古い仲間からの知恵や情報などを頼りに、新しい仲間は、冬を超す知恵と工夫を早急に身につけよう。
 俺たちは、昨日から新宿中央公園ポケットパークで越年の拠点を築きあげた。場所が分からない仲間は裏面の地図を参照にしてくれ。ここで、年明け5日まで毎晩7時に千食単位の炊出しをしている。仕事もなく、現金収入もなく、食うに困った仲間は一食だけれども暖かい飯を用意しているので、気軽に来てもらいたい。
 また、医療テントがここでは24時間稼働している。ボランティアの医師や看護婦さんが交代で泊まり込み、急病人の対応や薬を渡すなどの相談を常時している。もちろん無料である。昨日も救急が2件あり、一人が緊急入院をするなど相変わらず病気の仲間が多い。風邪が長引き高熱を出している仲間もいる。病気で身体が弱った時などは、気持も萎えてしまいがちだが、調子がおかしい、熱がある、どこかが痛んで仕方がない、風邪薬や胃薬が欲しい等の仲間は、来られるのなら、中央公園の医療テントに相談に来てもらいたい。また、周囲で寝ている仲間も見るからに調子が悪そうな仲間を見かけたら知らせに来てもらいたい。そうすれば、こちらから訪問する事も出来る。医療テントはポケットパークの3つあるテントの内、一番端にあるテントだ。入口に「医療班」と書いてあるのですぐ分かると思う。時間は構わないので、調子の悪い仲間はすぐにでも医療テントへ。
 また、夜、深夜の時間帯は、ほぼ毎晩、仲間のパトロール隊が新宿駅やその周辺を回っている。困った事や相談事のある場合は連絡会のチラシを持ったパトロール隊に声をかけてもらいたい。
 越年の取り組みは、仲間の命を仲間で守るたたかいだ。役所も閉まっているこの時期は仲間の力(知恵と勇気、そして情報力、機動力)だけが唯一の頼りだ。支援者だけがいくら頑張ったって、それは限度がある。新宿の仲間全員が生き抜いていくには仲間全員が最低限のところで協力しあっていかなければ駄目だ。仲間の共同したたたかいこそが俺たちの越年の取り組みだ。
 今年もあと残すところ1日だけ。仲間の過去がどんな過去であろうとも、最後の最後、これだけの同じ境遇の仲間と厳しいながらも一緒に頑張れるのは、それはそれで素晴らしい事だと思う。自分の人生を振り返り、未来を見つめ、仲間の現状を変革して行けると確信が持てるような暖かい年越しをしたいと思う。明日は、恒例の年越しのイベントが炊出しの前後にある。寒さはきついが、除夜の鐘を一人で聞くよりも仲間と一緒に聞こうじゃないか。
 二〇〇二年、冬、この冷たい路上から明日を夢見続ける仲間がこれだけいる事を、しっかりとこの社会に刻印して行こう。一人ひとりにとって、この記憶は決して無駄な記憶にはならないと思うから。

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一人で聞くな除夜の鐘
ホームレス自立支援法を全国の仲間の力で勝ち取った2002年、
が、これからが社会との真剣勝負!

 仲間たち。
 今日は大晦日。一年は早いものであっと云う間に暮れていく。仲間一人ひとりにとって二〇〇二年はどう云う年だったろうか?この不景気の中、今年から路上生活になってしまった仲間も多いかも知れない。仕事のやる気があっても、なかなか路上から脱却できなかったと思う仲間も多いだろう。病気や高齢で生活保護を取れた仲間、自立支援センターなどから仕事を見つけて、ようやくアパート生活を始めた仲間はまだまだ少数派かも知れない。他方で路上で亡くなった仲間も少なくはない。彼らが天国で何を思って俺たちを見守っているだろうか?中央公園では、卑劣な爆弾事件なども今年の始めにあり仲間が瀕死の重傷を負った。東村山や熊谷では仲間が少年等によって殺される事件もあった。安泰たる路上は今年もなかった。
 路上でのさまざまな非運な人生の彩りは、何色になって暮れていくのだろうか?少しは明るい色がそこには残っているだろうか?
 連絡会にとっての二〇〇二年は、物分かりの悪い社会とのたたかいの連続だった。「排除ではなく、屋根と仕事を」と叫ぶ俺たちの行政や社会とのたたかいは、それでも本年8月、国が責任をもってホームレスの自立を支援する法律=「ホームレス自立支援法」を制定させる事がようやく出来た。今まで知らん顔を続けて来た政府が野宿の仲間を、就労、福祉、住宅等の政策、施策の受益対象者として初めて認めた画期的な法律である。俺たちは、大阪釜ケ崎の仲間など全国の仲間と共闘しながら、国会議員に任せるのではなく、こういう法律を作れ!と声を高らかに国会周辺での集会やデモを重ね、社会への理解を求めながら作らせていったものである。そして、法律が出来た後も霞が関での行動を続け、早急なる施策の実施を求め、今年度補正予算、来年度予算で一定の規模での対策事業を引出す事が出来た。
 他方、東京都や新宿区に対しても、同様のたたかいを続け、大田寮の改善、自立支援センターの改善、厳冬期対応宿泊事業などを勝ち取って来た。もちろん、その規模や内容はまだまだ仲間全体に普遍化できる程大きくはなく、未だ利用者は限定され続けている。
 連絡会の二〇〇二年は仲間の諸問題の解決のための「材料」を用意したに留まる。これからその「材料」をどう「調理」し「味付け」していくのか?これが来年からの大きな課題である。
 俺たちは、現状維持を望まない。野宿のままこれだけの仲間が放置されている事を望まない。必ずや仲間が社会復帰できる道筋をこの社会の底辺に築きあげていくつもりである。
 けれど、まだまだの二〇〇二年末。本格的な失業時代がこれからと言われている年末。自分達の力だけでこうやって越冬をしている俺たちの存在。貧しい者が助け合い、支え合い、励まし合い冬を超す俺らのたたかい。これが現実である以上、俺たちはここから出発し明日を夢見続けなければならない。社会がいくら変わっても、制度がいくら整っても、最終的には自分である。ここで一人ひとりが挫けず、踏ん張らない限り俺たちに明日はない。
 二〇〇三年の方向は、俺たちが路上から指し示そう!

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謹賀新年

 仲間たち、新年おめでとう!
 新宿連絡会は路上の仲間と共に前を向き前進し続けて行くつもりです。今年もまた宜しく御願いします。
 新宿中央公園ポケットパークでは、仲間の年越しの取り組みが続いている。連日の炊出し、パトロール、催し、医療体制、「仲間の命は仲間の力で守る」たたかいの最中で、俺たちは無事に年を超すことが出来た。現在まで救急搬送入院は2件のみ。風邪がなかなか治らない仲間が多いものの全体としては最悪の事態は免れている。年は超せたが、冬はこれからが本番だ。今年は一段と寒さが厳しい。小雪ちらつく正月となったが、俺たちは正月気分に浸れる事なく冬との日々のたたかいは続いて行く。気を引き締め直し越冬のたたかいを継続していこう。
 例年の事ながら、仕事にアブレたりして新宿に流れついて来る新しい仲間も増えている。日雇仕事にせよ、雑仕事にせよ、この年末年始はほとんど仕事が動いていない。一般の仕事も失業率が多少改善されたとは言え、大失業時代はこれからと言われている。どんどんと先の見えない時代になっているし不安を抱えている仲間も多いと思う。国は補正予算でホームレス対策も含めた失業対策費を計上しているものの、雀の涙程度でしかなく、また「ホームレス自立支援法」に基づく本格的な施策の実施は今年の春以降と実に悠長なものでしかない。もちろん都区が実施している生活保護適用や、路上生活者対策などの施策は年明け早々にも大田寮無料宿泊事業などが再開され、それなりの仲間が助かるものの、これまた全体の仲間を吸収する程の規模にはなってはいない。
 いろいろな情勢を考えて見れば、仲間全員が何んとかなると云う「景気の一気の回復」や「バラ色の未来」は、おそらくないであろう。今年も少ない対策や施策やチャンスをいかに活用していけるかが、一人ひとりの課題になる。路上は今も昔も生存競争が過酷な世界である。自分がどう生きていくのか?が、どこの世界よりも最も問われる場所である。つまり、自暴自棄にならず、酒におぼれず、自分の自尊心と前向きな意欲をいかに保てるのかが、路上に沈没したままの人生になるのか否かの境目になるだろう。
 俺たちは烏合の衆の団結、烏合の衆のコミュニティを標榜などはしない。俺たちの団結とは病気や高齢の仲間を支え、真面目に生き直そうとする仲間を支え、そのための諸権利を一つひとつ獲得して行こうとする団結である。一人ひとりの仲間が本当に自立するためにも自分への甘え、社会への甘えを断ちきり、権利としての生きる術を仲間と共に獲得していきたい。
 今年一年どんな年になるのかは、俺たち自身がどう生きていこうとするのかにかかっている。俺たちの「方角」のみが社会を動かして行く唯一の基準だ。
 茨の道を、仕方がないと思うのではなく、足の裏の痛みを常に痛いと思いながら今年一年またこの新宿の街で頑張り抜こう。疑似正月は演出されても、これは本当の正月ではないのであるから。

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初夢は叶いますか?
越年闘争も後半戦に突入。
明日の新春もちつき大会(午後2時より)で新年のお祝いを華々しくやろう!

 仲間たち!
 新宿の街は正月一色。車も人も減り、驚くほど穏やかな街に変わった。元旦早々に小雪が舞い、昨夜は小雨が降るなど気候は例年より一段と冷え込んでいるが、今のところ幸いにして大きな崩れもない。街行く家族連れを眺めていると、故郷や良かかれし過去を思い出す仲間も多い事だろう。普通の暮しがそこにはある。普通な暮しが妙にうらやましくもなる。路上から脱していつかは俺も普通の暮しを奪い返してみせると思っている仲間も多いだろう。そんな初夢を路上の枕で見た仲間もいるのではないだろうか?一人ひとりの夢を実現させるためにも、来年の今頃は炬燵に入ってのんびりと過ごせるためにも、今年一年頑張り続けよう。
 俺たちの越年の取り組みも今日から後半戦。残すところあと4日だ。だいぶ疲れがたまっている仲間も多いものの、みんなの力で仲間を支えようと、古い仲間、新しい仲間がスクラムを組み一生懸命、連日炊出しや共同炊事、拠点の防衛やパトロールを実施し、また、支援のボランティアが連夜医療テントに泊まり込み仲間の健康相談に乗り、また企画にはいろいろな方が俺たちを元気づけようと出し物を披露してくれている。仲間の力、支援者の力を合わせた総力戦は今のところ順調そのものだ。病気の仲間、とくに風邪が治らないと云う仲間は多いが、重病人は少なめだ。この調子で後半戦を乗りきっていきたい。
 もちろん、油断は禁物。週の後半は天気が崩れるとの事だし、風邪の症状、特にセキや微熱などが続いているという仲間は結核や肺炎、気管支炎を併発してくる事もあるので、くれぐれも気をつけてもらいたい。野宿をしていれば病気に感染する確立はそれだけ高くなる。栄養もそんなにはとれないし、偏った食事しかできない。そして、睡眠不足にいつも悩まされる。最初は健康な仲間でも、そのうち身体がおかしくなってしまう。最近調子が芳しくないという仲間は早め早めに医療テントで相談してもらいたい。
 また、雨や雪の時、寒さが一段と厳しい時は、テントがない仲間は公園よりも駅の地下など濡れない場所に避難をした方が良い。横になれる場所は限られてはいるが古い仲間に聞きながら、またその場のルールも守りながら、出来る限り身体を休め、体力を温存させていこう。
 調子の悪くて、年明けどうしたら良いのかと悩んでいる仲間は、生活保護という制度を知っているだろうか?新宿区福祉では病気の重い仲間(仕事が出来ないと医者に診断された仲間)や高齢の仲間(おおむね65歳以上)、女性(年齢は関係なし)、障害を持った仲間(身障者手帳おおむね2級以上)を優先的に生活保護の適用をし、区内のドヤ(簡易宿泊所)や施設で病気の治療が済むまで、ないしは自立生活に戻れるまで保護を受けられる。住所がなくても、保険証がなくても関係ない。野宿している場所の福祉事務所が管轄となる。新宿区は俺たちの運動の成果として23区の中では一番真面目にやっているので、病気や高齢等の仲間は役所の仕事始めの6日から福祉を受ける事も考えてみよう。
 皆で助け合いながら、心だけは凍らせない暖かな仲間のつながりを築き、過酷な冬をどうにかこうにか生き抜こう!

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雪よ静かに舞え
新宿越年闘争もそろそろ終盤、不安は一杯だが、
これからの事を真剣に皆で考えていこう!

 仲間たち。
 正月三ヶ日も今日で終わり、明日からの土日をはさんで来週からは通常の日々が戻って来る。仕事に戻る仲間、新宿に留まり仕事を探す仲間、生活保護を取って療養に専念しなければならない仲間など、それぞれの門出が待ち受けている。
 それでも、俺たちに共通する事は、安定して住む場所がなく、しかもこの不況の中で自力ではなかなかそれが解決できない事だ。今年は昨年に増して更に失業者が増えると言われている。仕事の形態もどんどんと変わり、派遣だ、契約だと、いつでも首を切られる職種が増え、雇用保険すら加入していない業者が堂々と職安で求人票を出していると云う始末である。建設業界も不良債権処理や業界再編成の波を受け、末端の飯場なども経営難で賃金も払えず倒産するなど、かつて雇用をどんどん吸収していた頃の勢いは完全に止まっている。サービス産業もデフレの影響で小さな店は次々と倒産している始末である。相対的に云えば、地方より東京など大都会の方が仕事口が多いのは確かだが、その都会でさえ、仕事に就けない野宿の仲間がどの都市にでも大勢いるという事態だ。
 こんな事を書くと不安だらけの一年になりそうだが、路上にまで至ってしまった俺たちが路上から這い上がっていくためには何らかの収入を得る事が最初の一歩である事は厳然たる事実でもある。そのためにも「どんな仕事だろうと働いて稼ごうと云う意欲」だけは失っては駄目である。仕事探しは今の時代、大競争である。競争に負けないためにも人一倍の努力も必要だ。新宿の職安はエルタワービルの中にある。行政が細々とながらやっている緊急雇用対策事業なども職安から探さないと仕事に就けない仕組みになっている。また、就職のための履歴書とか、衣類とか、交通費がないと云う仲間は、歌舞伎町にある新宿区役所内の福祉事務所に相談しに行こう。福祉は仕事の紹介はしていないが、仕事に就くための最低限の支援はやってはくれる。
 建築関係などスポーツ新聞の求人欄や、高田馬場などの寄せ場で仕事を探したい仲間は手配師やオヤジと条件をしっかりと確認してから仕事に就くようにしよう。とりわけモグリの手配師と云う働いても賃金をまともに払わない悪徳手配師も駅や公園に横行しているので注意をした方が良い。「福祉を取ってやる」などと云う手配師(生活保護のピンはね業者)もいるので、こちらにも気をつけよう。旨い話しはそんなに転がってはいない。仕事の紹介業界は有象無象が住む世界である。騙される前に、自分をしっかりと保ち、自分の足で仕事を探すようにしよう。
 役所の支援の中でも、年明けの6日に抽選がある(以降、月に一度抽選がある)「大田寮」(通常)は常雇仕事を探すための就労支援事業=自立支援センターに直結した施設だ。ここに入れば一月身体を休め、その後、最大4ヶ月間仕事を探し、通勤できる自立支援センター新宿寮に行く事ができる。狭き門だがチャレンジしてみる価値はあるだろう。この対策は他の区の福祉事務所でもやっているので、他の区に相談に行くのも可能だ。
 仕事、福祉など年明け早々課題は山積みだが、仲間にとってどうにか明るい年にしていくためにも基礎的な情報だけはしっかりと持ってやっていこう!

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肩寄せ眠る新宿
明日の夜は医療相談会。
調子の悪い仲間、高齢の仲間は紹介状を持って、6日福祉へ!朝8時中央公園集合

 仲間たち。
 昨日は朝から雪が降り、一晩中雨が降り続く最悪の天候だった。東京でこれほど寒い正月も久しぶりだ。積雪の中の餅つきなどの新春路上祭りに参加してくれた仲間、本当に御苦労さま。そして、夜の炊出しも雨の中になってしまって本当に申し訳ない。
 冷え込みがきつく夜眠れない仲間も多いと思う。それでも駅の地下道など出来るだけ風の当たらない場所を見つけ身体を横にした方が良い。体力を消耗すると冬の寒さは一段とこたえる。また、体温を奪われないためにもダンボールを重ねて敷くなど工夫も必要だ。雨の日などダンボールも調達しにくい場合は、新聞紙や雑誌などを代わりに使おう。足元から冷えるので、ゴミ袋やレジ袋を足にまくなどの工夫をしている仲間も多い。毛布があるだけでは寒さ対策にはならない。必要な工夫は古い仲間を見習いながら習得していこう。
 越年の取り組みも今日、明日で終了する。炊出しに関しては中小様々なボランティア団体が代わり代わりにほぼ毎日どこかで炊出しをしているので、その情報さえ掴んでおけば最低一日一食は食べられる。また、区役所では補助食のカンパンが6日から支給されるので、面倒がらずにもらっておく事だ。腹が減れば減るだけ寒さもこたえる。食糧調達の方法はとにかく情報だ。人づて口づての情報のアンテナを張っておこう。
 そして、生きるためにも、仲間のつながりと云うのが一番大事なものである。新宿には多くの同じ境遇の仲間がいる。もちろん年齢も考え方も違う様々な人々の集合体だから、気の合う仲間もいると思う。仲間がいれば荷物番も交互にできる。夜、寝る時も一人よりも仲間が近くにいれば安心だ。情報もそれだけ多く仕入れられる。越年で出会った仲間との関係を大事にしながら、同じ境遇の者同士横につながりあっていこう。
 「行政は何もやってくれない」そんな声も仲間から多くあがっている。だから、俺たちは行政の尻を叩き、仲間を集めてデモをやったり交渉をしたりと、そんな活動も今年で十年目となるが続けている。昨日の餅つきの時も山谷の仲間が協力してくれた。飯炊きも山谷の仲間と共同して行っている。池袋でも同じような越年の取り組みが行われている。横浜寿でも、大阪釜ケ崎でも、また北九州など地方都市でも仲間が団結しながら越冬の取り組みをしている。俺たちは決して一人ぼっちじゃない。全国の仲間が集まり、国に声を出し「ホームレス自立支援法」を制定させたよう、皆が集まりたたかえば、俺たちの権利も少しづつだが獲得できる。今年も様々な取り組みを東京都や国に対してやっていきたい。そんな時は、このチラシで仲間に呼びかけるので、空いている仲間は是非とも集まってくれ。新年早々には13日(月)に山谷の地で越冬をたたかった全国の日雇組合の仲間が集まる集会もある(朝9時、新宿駅西口地下スバルビル「新宿の目」集合、出発)。
 冬を生き抜き、耐えるだけではなく攻め抜く冬を!

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越年闘争無事終了
仲間の協力に感謝!
身体の調子の悪い仲間は早めに福祉事務所に相談にいこう、無料宿泊大田寮の抽選もあるぞ

 仲間たち!
 今年の越年は、雪までも散らつき、連日氷点下近くになるなど例年より寒さが厳しい越年であった。。冷え込みで眠れない仲間も多いと思う。睡眠不足、疲れ、栄養状態の悪さなどで冬場は持病が悪化するなど体調を崩し易い。十分に自分の健康、そして仲間の健康状態に気をつけながらこれからの厳冬を踏ん張りながら生き抜いていこう。
 明日、6日からは役所も通常通りとなる。新宿区役所では、1階では午前中カンパンの配給が土日をのぞけば毎日ある。また2階では飯場などに行く交通費の貸し付け、衣類の支給などの応急援護の他、病気、高齢の仲間の無料病院紹介や、生活保護の申請、また仕事を探している仲間、体を休めたい仲間へは、「大田寮」の受付もやっている。俺たちも毎週月曜日の福祉行動、また木曜日など抽選受付日には区役所に必ずいるので、役所にかかわることで分からない事があれば気軽に声をかけてもらいたい。新宿区は俺たちの9年来の要求行動の成果として都内では一番「対策」は真面目にやっている区だ。が、それでも職員の対応が悪い、自分の希望が聞き入れないなど、100%俺たちの味方という訳でもない。そこら辺のギャップを埋めていくのが俺たちの仕事でもあるので、一度行って断られたからと諦めずに、どんどん俺たちを使ってもらいたい。また、「大田寮」などに入る仲間も寮の中で不都合な事などあったらこれまた伝えてもらいたい。寮内改善は連絡会の十八番でもある。おかしな事はみんなの力を合わせて変えていこう。
 越年の炊出しは今日で終るが、連絡会は毎週日曜の定期炊出しを今年も続けていく(隔週でファミリーのおかず付)。また、集会やデモなどの行動時の「団結炊出し」も同様だ。日曜炊出しの準備作業は朝11時に新宿駅西口地下スバルビル「新宿の目」(交番側の動く歩道手前にある「目」の壁画前)となるので手伝ってくれる仲間は宜しく。炊出しの場所は中央公園のいつもの場所(雨天は都庁下)だ。
 また、パトロールも、日(夜、新宿)、水(夜、馬場)、金(昼、中央公園)と週3回ある。越年が終り常駐拠点はなくなるが、俺たちは年間を通して毎日のよう新宿で活動を続けているのでちょくちょく顔を会わせると思う。だから、何かあったら是非とも声をかけてもらいたい。
 明日から仕事に戻る仲間も、仕事を探す仲間も、寮に入る仲間も、生活保護を取る仲間も、どこへ行っても仲間は仲間だ。この一週間の越年の取り組みを手伝ってくれた多くの仲間、そして支え続けてくれた多くの仲間全員に心から感謝したい。仲間があってこその連絡会であり、貧しくとも頑張って行こうとする生命力あっての新宿である。冬、後半、これからの試練を皆で乗り越えていこう!
 越年明け、俺たちの「屋根と仕事」を社会に求め、生き生きと路上のたたかいを続けていこう!

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穏やかであれ 冬後段
厳冬期2週間無料宿泊事業の受付抽選は毎週木曜日区役所にて実施中!
この冬一人一回は身体を休めるぞ。

 仲間たち。
 越年明けから幸いにも比較的穏やかなな日が続いている。このまま越冬後段が静かに推移してくれれば良いのであるが、戸山公園では8日の朝にも一人の仲間が亡くなっている。この冬、俺たちが把握しているだけで3人目の路上死である。まだまだ働き盛りの50代、風邪が長引いていて苦しんでいるようなので、回りの仲間が福祉へ行く事を勧めていたばかりの突然の死である。無念だ。
 この冬亡くなった3人とも、テントを張らずに表で寝ていた仲間だ。そして同じように、雨とか雪が降るなど冷え込みのきつい朝、亡くなっているのを発見されている。
 昼間は良くとも、この季節の朝晩は氷点下になる日もある。天気が崩れた時などは尚更だ。防寒対策をしっかりとしておかないと、俺たちのちっぽけな命なんてのは呆気なく冬に奪われてしまう。とりわけ風邪を引いているなど、体力が消耗している時は要注意だ。肺炎や結核を併発する恐れも多くある。血圧が高いなどの仲間もこの時期に多くの仲間が調子を崩している。越年期間中4名の仲間が救急入院し、越年明けの福祉行動では3人の仲間が入院をしている。中には危篤な仲間もいる。
 路上は病気と死の隣り合わせにいる事をしっかりと考えていこう。そして、苦しまないためにも、調子が悪い、市販薬ではなかなか風邪が治らないなどの仲間は、無理をせずに早め早めに福祉を通して医者にかかる事だ。無理をしたり、我慢をしたりすればそれだけ身体に負担がかかる。放っておいて良くなる病気はない。もちろん薬や医者に頼ってばかりいても駄目だが、人並み以上に自分の健康管理をしっかりとしていかないと超せる冬も超せなくなってしまう。病気の仲間や調子の悪い仲間は苦痛を誤魔化すのではなく、しっかりと自分の調子と向き合っていこう。
 福祉という制度は身体の弱い仲間や病気にかかって苦しんでいる仲間、高齢や女性の仲間などのためにある。役所が苦手と云う仲間も多いと思うが、何も取って食われる訳ではない。正当な権利を行使するだけである。必要な事柄を申告しさえすれば、よほどの事がなければ申請は受理される。住所がなくても大丈夫、借金があっても大丈夫、かつて福祉で「失敗」した仲間も大丈夫、あまりいないと思うが自分名義の巨額の資産があるなどのケースを除けばほとんどの仲間が最低限病院にはいける。福祉の事で何か分からない事があったら、毎週月曜日(月曜日が旗日の場合は火曜日)に、俺たちは区役所2階の福祉事務所に詰めているので気軽に相談をしてもらいたい。
 また、毎週木曜日は、厳冬期対応の2週間無料宿泊事業の受付を新宿区ではやっている。これまで一一〇名の仲間が利用した。希望者も初回一九六名、二回目一九八名、年明けの三回目一七九名と少しづつだが減っている。一人一回しか入れない事業なので、クジに外れている仲間も諦めない限り入れる計算となる。裏面に一覧表を記載してあるので、この冬、自分が身体を休めたい頃合いを狙って入寮してみるのも手だ。抽選という方法なのでなかなか自分の希望通りにならない事もあるとは思うが、諦めずにチャレンジしてみよう。
 どうしても自立支援センターへ行って常雇いの仕事探しをしてみたいと云う仲間は、新宿区の受付は今月は終了したので、他の区へ行くのも手だと思う。そうやって他の区から入っている仲間も多い。自立支援センターは、大田寮で1ヶ月、身体を休め、それから2ヶ月、自立支援センターに移り、でハローワークに通い、仕事を探し、仕事が決まったら2ヶ月自立支援センターから通い、最終的には多少のお金を溜めてアパートや都営住宅(50歳以上)に入る事を支援してくれると云うシステムになっている。狭き門だがまだ利用した事のない仲間は他の区の情報なども入手しながら、自立への足がかりにしていこう。
 こうして、役所の対策もこの冬、出揃っている。利用する仲間、利用せずに自力で頑張る仲間、それぞれだが、する、しないにせよ、正確な情報を仲間内で回すようにしていこう。また、年明け早々から「福祉を取らないか」などと云うおかしな手配師が出回っているようなので気をつけよう。これらは「福祉サギ団体」と云われているロクでもない団体の手先である。そういう施設から逃げ出して来た仲間も多い。うまい話には裏があるので、注意に超した事がない。
 決して希望に満ちた新春ではないものの、今はとにかく冬を超す事に全力を傾けよう。

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おじけずに進め
インフルエンザが流行っています。
風邪の症状でも熱が出たりしたら迷わず早めに福祉を通して病院へ行こう!

 仲間たち。
 穏やかであったり、冷え込みがキツかったりと、今年の冬本番は、本当に体調管理が難しい冬である。巷では悪性のインフルエンザが流行し始めたと言う。知ってるとは思うが、風邪とインフルエンザは症状は似ているが違う病気である。とりわけインフルエンザは高熱が続く、肺炎を併発するなど、身体が弱っている人は命にもかかわる病気である。風邪の症状がなかなか治まらない、熱が出始めたと云う仲間は念のためにも福祉から病院に行くようにしよう。炊出しの時やパトロールの時など市販の風邪薬を渡しているが、市販薬を飲み続けても良くならなければ、これまた医者にかかった方が無難だ。
 風邪やインフルエンザのみならず、寒さがキツく睡眠不足になりがちなこの季節は持病が出たり、新しく病気になったりと、そんな季節でもある。冬場の体調管理は徹底してやっていこう。俺たちの場合は、保険証がなく、医者にかかるお金もないので、どうしても医者にかかる場合は福祉を通さなければならない。体調管理をする上でも、福祉の上手な使い方と云うものを覚えて行く必要がある。
 新宿福祉は御存知の通り、新宿駅から5分程度の歌舞伎町の中の本庁舎2階にある。カンパンを支給したり、大田寮の受付をするのは1階だが、ちゃんとした相談は、2階の受付に置いてある緑色のカードに名前と生年月日を書いて、相談内容に○をつけ窓口に提出しておくと、名前を順番に呼ばれる。名前を呼ばれたら、例えば「風邪で熱が出て市販薬を貰って飲んでいるが、なかなか引かないので病院に行きたい」と「主訴」(相談内容)を言う。初めての仲間には、相談員の人が本籍地、家族構成、職歴や野宿歴など簡単な質問をする。申請に必要な質問なので正直に答えれば良い。役人は秘守義務があるのでプライバシー(例えば借金がある等)が他に漏れる事は決してない。忘れた事は正直に忘れたと言う。嘘を相談時に言うのが一番よろしくない。言い難い事もあるかと思うが、相談時には正直に対応する。質問が終ると、病院で無料で診察してもらえる書類を用意してもらえる。どこの病院にするのかは相談員の判断だが、「そこへは前に行ったけれども、あまり信用がおけない」などと言えば他の病院にしてくれる。病院が歩いていけない場所ならバス券などを貰い、後は病院に行き、受付に書類を提出し、順番で診察を受けるだけである。そして、病院でもらった書類は、その足で福祉事務所に戻り提出しておこう。書類には入院が必要とか、保護が必要とか、重要な事柄が書いてある。
 まあ、このように面倒と言えば面倒なのかも知れないが、慣れてしまえばそれ程苦にならない手続きである。福祉の相談員は時には厳しい事を言うし、互いの意見が対立する事もあると思うが、そこは人間と人間の関係。感情に走らないよう互いに「対立」していけば良い。役所は何でもやってくれる所ではない。自分で努力して行く部分は、自分で努力して行き、自分の生活の手助けに役所を上手に使って行くのが正しい役所の使い方だろう。
 この季節、それぞれの役所の使い方をマスターしたいものだ。
 さて、厳冬期対応2週間宿泊の大田寮の入寮は毎週木曜日行われている。この冬、一人一回しか入寮できないので、先週の募集でも129名の抽選、30名の入所と、じょじょにではあるが倍率も低くなって来ている。まだ入寮していない仲間は自分が入りたい希望の頃合いを狙って抽選を受けるようにしよう。大田寮も、昔と違って雑魚寝部屋ではなく、2段ベットの個室タイプに改造されている。もちろん、三度の飯、一日一箱のタバコの支給、風呂、洗濯、散髪、医療相談、生活相談などのソフトの面でも充実している施設である。身体がキツイと云う仲間は十分身体を休めることができる施設でもある。せっかく新宿の仲間のためにと用意させた事業なのでおおいに利用していこう。
 もちろん、厳冬期の大田寮は一時凌ぎの対策でしかない。それでも、この季節は一時凌ぎが必要であるものの今後最も求められるのが、「屋根と仕事」に直結して行く施策の充実である。国は俺たちの要求の中で今年度の補正予算を組んだとは云え、これまた「応急援護」中心の予算である(何に使うのか都区はまだ決めていないが…)。ホームレス法の具体的な動きは来月からの実態調査から始動されるが、それを元に国の基本方針が出るのは今年6月の予定であると云う。けれど、国や行政の対応が出揃うまで待っていられる程、俺たちの現状は甘くはない。行政の尻を叩く行動も今年もきっちりとやって行きたい。一つひとつ施策を拡大、拡充させ、仲間の利益になる対策をどんどん獲得していこう。そして、その前に厳冬期を無事に乗りきる事が先決だ。
 例年よりも寒い今年の冬を仲間の生きる力で少しでも緩和させていこう。

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ふっくらと梅の蕾が
厳冬期2週間無料宿泊事業受付抽選は毎週木曜日区役所にて実施中!
この冬まだ一度も入っていない仲間は身体を休めにいこう

 仲間たち。
 大寒も過ぎ、東京の冬はこれからが本番だ。時折冷たい雪や雨が降るなど気候も安定していない。そんな日はとりわけ気をつけていこう。悪性のインフルエンザなども流行り始めているし、今年の風邪はとにかくしつこい風邪である。できるだけ体調を崩さないよう努めていこう。他方梅の蕾もふくらみ出している。冬の厳しい寒さはあと一と月程度だ。春の近さを感じながらこの季節どうにか耐え抜こう。
 冷たい雨の降った19日、新宿駅東口のロータリーで72歳の仲間が亡くなった。パトロール班の仲間や周辺の仲間が福祉を取ろうと懸命に誘っていた途上であった。残念でならない。頑張って路上で生き抜いた結果が路上死では…。
 多くの仲間が知っている通り、新宿区では65歳以上の仲間なら、病気がなくとも生活保護の対象になり、最低限泊れる場所と生活費は用意してくれる。年金をもらえる仲間でも年金額が少なければ差額分を支給してもらえる。65歳以下の仲間が病気がよほど重くないとなかなかそこまではしてくれないのは、高齢の仲間を優先的に保護しようと云う考え方が福祉にあるからだ。確かに生活保護にはあまり良くないイメージがあるかも知れない。けれども、他に頼る人もいず、仕事もままならない、収入もなければ路上で暮らすよりは、おもいきって生活保護を取ってしまった方が健康状態も保たれるし、生活も楽になる。同じように高齢になって生活保護を取った仲間は大勢いる。頑張り過ぎるのも時には良くない結果につながる。高齢の仲間、女性の仲間は病気でなくとも生活保護が取れるので、仲間も是非、そのように誘ってもらいたい。
 その他、福祉に関して、「新宿には来たばかりで、ちょっと良く分からない」「実は昔、福祉を取っていて失敗した」など、一人ではなかなか相談しづらい仲間は、毎週月曜日に、俺たちが福祉行動と云って、そういう仲間を支える行動をしているので、気軽に来てもらいたい。朝9時過ぎから区役所2階の福祉事務所に一日詰めている。
 冬期の2週間の無料宿泊事業も新宿区では毎週木曜日に実施している。こちらは一人一回、新宿区内で野宿している者なら誰でも入れるコースだ。入寮の仕方はいたって簡単。抽選に並び、当選したら簡単な面接(アンケートのようなもの)があり、その日の内に大田寮に大型バスで送迎してもらえる。ただし、この間、せっかく当選したのにバスの時間に遅れる、来ないと云う仲間も出て来ている。抽選に当たったが、辞退したい仲間はその場で言わないと他の仲間に多大な迷惑がかかる。せっかく俺たちが新宿区に要求して勝ち取った事業だ。常識的に、そして有効に使っていこう。前回は112名が集まり、2.8倍の当選率。そろそろ100名を割り、比較的入りやすい時期に来ている。これまで外れていた仲間も諦めていたら絶対に入れない。どんどんチャレンジしてみよう。
 「ホームレス自立支援法」が昨年出来たにもかかわらず、未だ有効に事業が展開されていないこの厳しい冬。新宿区は独自対策を打ち出したものの、他の区はほとんど何もせず、しかも東京都は国の補正予算で組まれている「冬期のホームレス応急援護費」の使い道すら未だ明確にしていない。このままではせっかく予算が組まれたのに、消化も出来ずに大きな恥をさらすだけだ。東京都への責任追及の声をこれから大きくしながら、春の対都攻防へと突き進んでいこう!無論、それまでは俺たちは冬との真剣勝負だ。

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草木芽生えろ如月
今度の日曜日は午前10時から戸山公園、夜7時(炊出しの後)中央公園で医療相談会があります。

 仲間たち。
 いよいよ2月、冷え込みも一段と厳しくなって来た。冬本番である。けれども今月を何とか乗りきれば春も一層近づいて来る。冬期最後の踏ん張りで路上の極寒を乗り越えよう。
 インフルエンザが大流行している。こう云う感染症は体の弱った仲間や高齢の仲間がかかりやすい。うがいをするとか、手を洗う程度でしか予防できないので、感染して熱が出たら直ぐにでも病院に行かなければ大変な事になる。普通の風邪とは違うので油断大敵である。病院に行くには福祉事務所に行き、簡単な手続きをすれば医者にかかる事ができるので、とにかく早めに医者にいこう。高熱で動けなかったら救急車を呼ぶ。自分で呼んでも、仲間や通行人に呼んでもらっても構わない。そんな場合でも、お金がなければ治療費は生活保護扱いになるので心配はない。入院が必要とかの場合の入院費も生活保護で出る。他方、65歳以上の仲間や女性などは、病気でなくとも生活保護を受けられるので、こちらもこの冬不安な仲間は早速福祉事務所へ行って相談をしてみよう。
 また、今度の日曜日は医療相談会の日で、朝10時から戸山公園、夜7時から中央公園でボランティアの医師が来ているので、ちょっと体調が変だと云う仲間は気軽に来てもらいたい。風邪薬や胃薬、湿布薬などの市販薬も無料提供している。また、病院で専門的に見てもらわなければならない仲間には、「紹介状」を書いてもらっている。その「紹介状」を持って福祉事務所に行けば病状をわざわざ訴えなくとも更にスムーズに病院にいける。健康管理のためにおおいに利用してもらいたい。
 厳冬期の2週間宿泊は前回、ようやく百名の大台を割り込んだ。前回の倍率も約3倍と、比較的入りやすくなっている。2回目の人が並んで当ったとしても自動的に跳ねられてしまうシステムなのでこれから倍率も下がってくると思われる。まだ入っていない仲間、抽選に外れてばかしいる仲間も諦めず、毎週木曜日の抽選に並んでみよう。渋谷区でも厳冬期宿泊を今更ながら始めるそうだが、他の区へ行っても2回目は入れないので御注意を。
 もう一度入りたいという仲間は、5日の日に大田寮(一月コース)の抽選があるが、これはそもそも10名程度と枠が少ない。自立支援センターに入ってどうしても仕事を探したいと云う仲間は、新宿だけじゃなく、こちらは23区の福祉事務所どこでもやっているので、色々と当ってみよう。周辺区から入っている新宿の仲間は多いし、積極的に動き回った方が入りやすい。
 昨年全国の仲間が国に要求し、補正予算で確定した「応急援護事業費」を使い新宿区は日用品(下着類など)の配付を行なう方向で検討に入った。配付の仕方等についてはこのチラシで報告するので注目をしておこう。また、自立支援法にもとづく実態調査アンケートが今月25日からある。来年度以降の国のホームレス対策の元になる調査なので是非とも協力していこう。じょじょにではあるものの、自立のための対策も進みつつある。けれどまだまだペースが遅いし、的を得てもいない。これからどのように対策を拡充させて行くのか皆で考え、都への要望を作り出そう。
 とにもかくにも、厳冬期をこれ以上の犠牲なく乗り越える事が先決だ。健康管理の徹底を!

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もう悲劇は御免だ
15日から新宿区内でも国の対策基本方針を策定する仲間への実態調査アンケートが開始される。
多くの仲間の協力を!

 仲間たち。
 気紛れに見せる春めいた陽気に冬の終りが少しは実感できるようになった。2月もそろそろ中旬、春まで後もう一息だ。もちろん今が冷え込みのピークである。天気が良くても朝晩の気温差はかなりある。しかも今年の風邪は長引いてなかなか治り難い風邪のようだ。高熱が出るインフルエンザも巷では流行っている。とにもかくにも、体調だけは維持し、もしおかしいなと思ったら、すぐさま福祉を通して医者にかかるようにして行きたい。
 先日の福祉行動も高齢の仲間が多かったが、65歳を過ぎた高齢の仲間にとってこの冬を超すのは大変な事だ。また持病を持っている仲間も同様である。高齢の仲間も、女性も、また病気で福祉にかかる仲間も、福祉の制度を良く理解して一度保護を受けたら二度と路上に戻らぬくらいのつもりでやっていこう。何度も「失敗」している仲間は「反省」と今後の「生き方」を示さないと、ただ「困った」だけでは保護をなかなか再開はしてくれない。制度に甘えることなく、自分の生き方をしっかりともって、必要な時に制度を利用していく事が肝心だ。これから福祉を取る仲間は、辛い冬の路上体験を忘れずやっていこう。福祉を取れずに路上で苦しんでいる仲間は大勢いるのだから。
 いずれにせよ、毎週月曜日には必ず福祉行動をしているので、福祉に関して分からない事がある仲間は気軽に聞いて欲しい。また、おかしな民間「福祉」団体に引っかからないよう自分の身は自分で守っていこう。
 新聞やラジオで知っているとは思うが、嫌な事件が頻発している。世田谷ではまた少年によって仲間が殺された。品川では仲間が仲間を線路に突き落とし殺してしまうという凄惨な事件もあった。まったくいたたまれない。せめて亡くなった仲間の冥福を心から祈りたい。
 同列に語られる事件ではないものの、社会など外部から襲撃され続け、そして内部では仲間同士での足の引っ張り合い。どこか今日の路上を象徴するかのような事件でもある。新宿駅西口火災から5年目に起きたこれらの事件は、俺らの現実はあの頃とほとんど何も変っていない事を示しているのか。もちろん殺した奴が悪いに決まっている。けれども、人の命の重さを、俺たちはどれだけ実感しているだろうか。そんな事もまた考えさせられる。
 自分の命を守る事は、他人の命も守る事ではなかろうか。数々の仲間の命があっけなく散り続けていれば、それだけ俺らの命の価値も小さなものに成り下がってしまう。共に生きる事に執念を燃やし、人を労る気持も持ち続けていきたいと、思うものである。
 さて、厳冬期の大田寮の入寮は毎週木曜日にまだまだやっている。先週も95名が並び、倍率も2倍弱と入れる確立も高くなっている。一人一回しか入れないので、この冬まだ入っていない仲間は寒い時期におおいに利用していこう。他方、一と月の方の大田寮は新宿区では次回は3月の初めであるので、他の区から行こうと云う仲間も多いと思う。が、厳冬期の宿泊を使った人は3月までは大田寮には入れないとの事なので、その点だけは注意をしておこう。今年は決まり事が複雑なので分からない仲間は聞いてもらいたい。
 また、国のホームレス対策の基本方針を出すための実態調査(アンケート)が15日から始まる。新宿区は55名分の調査でしかないが、国に対して、東京都に対して仲間が直接、文句や提案を出来るチャンスでもある。今一番困っている事、これからしてもらいたい事など正直に答え、国の施策をまともなものにしていこう。
 そして、3月に区内で4回、補正予算を使っての「下着類、菓子パンなど」の特別配給が行われる事が決まった。新宿区は二千八百袋を用意するとの事で、一人二回はもらえる計算になる。日程や詳細は来週のチラシに書いておくので注目をしてもらいたい。配る物はボランティアが配る程度の物でしかないが、国の予算(つまり国民の税金)を使って路上の仲間の物的支援を全国的に大々的にしていこうと云うのは始めてである。ホームレス自立支援法によって受益対象者としての俺らの存在がようやく社会的に認められた動きの中に今回の措置はある。その意味では歓迎をしていきたい。

 春は近いが、まだ春ではない。仲間の生きる力で本物の春を迎えよう。

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春はもうそこまで
国の補正予算を使った日用品配給日程が決まる。
国の実態調査は今週一杯行われています、協力を!

 仲間たち。
 春の陽射しが早くも訪れている。厳しかった冬ももうじき終ろうとしている。流行していた風邪のピークもどうやら峠を越えたようだ。あともう少しの辛抱だ。なんとか最後の一踏ん張り!
 もちろんだからと云って油断は大敵。昼と朝晩の気温差がある時などは体調を崩す仲間も多くなって来る。身体の調子がおかしいなと思ったら、迷わずに福祉を通して医者にかかるようにしていこう。俺たちは毎週月曜日の福祉行動(福祉申請する仲間への支援活動)を毎週欠かさず続けている。新宿福祉事務所は来所者が多いので職員も多忙だ。意志疎通がうまくいかなかったり、ちょっとした手違いなどもある。そんな時は俺たちが中に入る事も可能だ。ちょっと嫌な思いをすると役所にはなかなか行き辛いものだが、誤解なども解きながら、うまく福祉の制度を使って行きたいものである。
 新宿区では厳冬期の2週間大田寮宿泊事業も欠かさず毎週木曜日に行なっている。冬場は一人一回しか入れないので、前回の列は69名とだいぶ減って来た。初回から外れ続けているクジ運が悪い仲間はいるものの、諦めさえしなければ、これからは一段と入り易くなる。まだ入っていない仲間は、身体を休めるためだけでも使っていこう(尚、厳冬期宿泊に入った仲間は、3月末までは通常の一ヶ月大田寮には入れない事になっているとの事である。どうも今年の冬期対策の制度は去年より複雑なので、分からない事があったらどしどし聞いてくれ)。
 仕事を探そうと云う仲間のための「大田寮→自立支援センター→アパートもしくは都営住宅」の自立支援事業コースは、新宿区では厳冬期は、枠も受付回数も少なくなっている。但し、4月からは緊急一時保護センター板橋寮が開設される関係から枠も多少は増えて行くと思われる。また、自立支援センター内でも技能講習制度が5月頃から導入される見通しもあり、かつ、リピーター(再入所)問題もそれまでには結論が出ると考えられるので、正直言って今入るよりも少し時期をづらして入った方が得策ではないかと思う。もちろん、今すぐと云う仲間は、他の区などでも受付をしているので、チャレンジをしてみよう。
 国の補正予算を使った日用品費の現物支給の日程が新宿区では早々と決まった。時期は3月になってしまうが、せっかく国が用意してくれたものなのでありがたく頂戴しておこう。日程は裏面にある通りだ。下着類などなので持っていて損はないだろう。一人2個くらいはもらえる計算になる。多めにもうらおうとすればもらえなくもないが、あまり一人占めをしないで他の仲間に配るなどの工夫もしていこう。配付については、区から協力要請があったので連絡会もボランティアで協力していくつもりだ。中央公園は炊出しとの同時配付、戸山公園はパトロール中の配付となるので、俺たちもしっかりと監視し、かつ手伝っていきたい。
 また、国の実態調査も今週一杯行われているので、アンケート協力要請があった仲間は、是非とも協力をしてもらいたい。国に要望を言えるチャンスでもあるので、自分の意見を調査員の人にしっかりと書いてもらおう。
 ここのところ暗いニュースばかりだったので、多少は明るい話でもなければやっていけない。これらの動きをもっと明るい方向へと向かわせて行きたい。
 とにかく春に向けてスタートである。

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輪をもち労りながら
厳冬期対策2週間無料宿泊大田寮の受け付けは3月も毎週木曜日
新宿区役所でやっています。まだの仲間はこの機会に是非!

 仲間たち。
 春の近づきと共に気候も崩れ始めている。冬と早春とのせめぎ合いの中、急に気温が下がったり、上がったりと、体調管理にとって難しい時期にも来ている。まだまだ冬のつもりで油断をせずに頑張っていこう。
 悲しい知らせも入っている。中央公園で暮らしていたTさん(62歳)が18日の日に急死した。俺らを「人の輪をもってすれば苦しくともどうにかなる」と、いつも励ましてくれていた仲間だった。寂しくなるが、暖かい仲間の中で倒れ幸せな最期だったと思う。彼女の意志を継ぎ、俺たちはこれからも仲間のつながりを大事にしていきたい。それが残された俺たち一人ひとりが出来るせめてもの供養の仕方だ。仲間が大きな輪を作っていくなれば、きっと満面の笑顔で喜んでくれると思う。「ありがとう、そしてご苦労さん」と送ってやりたい。
 この冬も多くの仲間を失った。その無念さをこれから生き残った仲間が埋めていかなければならない。そして、そのためにも仕事ができる仲間はまずは身体を大事にし、高齢や持病で体調がおもわしくない仲間は、福祉の制度を使って病気とたたかう環境を勝ち取っていこう。
 調子の悪い仲間を支える福祉行動は冬が終わっても、俺たちは毎週続けていく。風邪は一段落したものの、今年の風邪はかなりしつこい風邪だ。ぶりかえす仲間も多いと思う。また、冬の疲れが暖かくなると出てきてしまうのもこれからだ。血圧が高い、安定していない、昔大病を患った、内蔵疾患系、神経系の持病があるなどの仲間は特に気をつけ、調子が思わしくない場合は福祉を使ってまずは医者に診察してもらおう。救急搬送では応急処置しかしてくれない場合が多いので、専門医にキチンと診てもらった方がよほど良い。福祉の使い方が分からない仲間は気軽に俺たちに聞いてくれ。また、風邪薬や胃薬などの常備薬も炊き出しの時やパトロールの時に持参しているので、必要な仲間は声をかけてもらいたい。
 建築系の日雇や飯場仕事も少しは動き始めたようだ。いつもの手配師が駅や公園で声をかけているが、中には金をまともに払わない業者のモグリ手配師などもいるので、そこら辺は甘い口車に乗らないよう、気をつけていこう。ちゃんとした仕事を紹介する手配師ならまだしも、このごろは「福祉」のインチキ手配師や、「戸籍、住民票売買」の犯罪系手配師なども出て来ている。こう云うのにひっかると、あとあと大変な事になりかねないので、ちゃんとした仕事の手配師以外、寝ている時に声をかけられてもノコノコと着いていかないように。弱い立場の人間を悪用しようとするおかしな世の中だ。どんなに落ちぶれても、自分の身は自分で守るようにしていこう。
 厳冬期の大田寮は3月20日まで、毎週木曜日に受付をしている。まだ一度も入った事のない仲間は倍率もグンと減っているのでチャレンジをしてみよう。厳冬期の大田寮では就職活動等は出来ないものの、身体を少し休めるだけでも英気は養える。この施策は冬期限定の対策なので利用できる内におもいきり活用していきたい。また、自立支援センターにつながる施設入所の新宿区の受付は来週の3月4日だ。こちらは、少ない枠だけれども是非今の内にと思う仲間は利用していこう。
 早いもので2月もそろそろ終わり。梅の花も次々と咲きはじめた。希望の春に向けてそろそろ始動していこう。

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さらば 冬
今週5日(水)戸山地区、9日(日)新宿地区で、下着、菓子パンなど国からのの応急援護物品支給があります。

 仲間たち。
 早いものでもう3月。まだまだ寒い日はあるものの、気持ちの上ではだいぶ楽になって来る。尤も早春は気候が荒れる日が多いので体調を崩しやすくもなる。朝晩も穏やかになるまではあまり油断をせず身体を一番に考えやっていくことにしよう。
 さて、多くの仲間がこの冬世話になった大田寮の2週間宿泊は前回倍率1.2倍と並んだ仲間のほとんどが入れる状態になって来た。既に約350名の仲間がこの冬利用しているが残りあと3回、110名の枠がまだ空いている(ただし、最終回の分だけは1週間のみの宿泊)。この冬まだ使っていない仲間で、風邪気味の仲間や、病院に行く程ではないが調子が思わしくない仲間、身体をちょっと休ませたい仲間などは、せっかくの利用枠なのだから、どんどんと使っていこう。大田寮はカーテン付き二段ベットで、一人ひとつ分のロッカーもあるので荷物がある仲間でも安心だ。3月は6日、13日、20日と各木曜日の朝(9時半まで)に新宿区役所1階で受付をしている。
 2週間の大田寮に入った仲間で、寮の中でいろいろな話を聞いて、今度は仕事を探すための自立支援センターに行ってみたくなったと思っている仲間も大勢いるだろう。厳冬期の大田寮に入っていた仲間でも、4月からは通常の「大田寮→自立支援センター」コースに入る事が出来る。3月に大田寮と同じ性格の板橋寮が出来る事から、若干ながら新宿区の枠も増えそうである。今の所、新宿区は板橋寮が出来ても、仕事を探したい仲間の支援コースを「大田寮→自立支援センター新宿寮」に一本化する予定である。厳冬期にこれだけの枠を確保してくれた新宿区だからこそ、通常期の自立支援コースの枠も大胆に増やしてもらいたいものである。
 自立支援センターは一度失敗すると二度と再入寮できない仕組みに今のところなっている。が、一度失敗したくらいで支援の手を下ろすのは、あまりにも硬直した対応である。失敗を肥やしにして立ち上がれる仲間は沢山いると俺たちは確信している。今後自立支援のコースを充実させていくためにも再入所(リピーター)を容認すべきである。
 そして、それを前提にしながら、ホームレス法に基づき新年度から導入される技能講習制度や雇い入れ企業への支援などを徹底して活用し、自立支援センターを路上脱却の一つの「仕組み」として明確に確立させて行く必要がある。自立支援センター内の就労支援については仲間が作ったNPO団体(新宿ホームレス支援機構)がこれからその重要な任務に当たって行く。また住宅確保支援については自立生活サポートセンター「もやい」が低額保証人提供と共に自立後の地域支援のあり方について要望書を先日東京都に提出し交渉をしている所だ。
 自立支援事業の強化として、俺たちはリピーターの容認、センター内の技能講習など就労支援強化、そして計画倒れ状態が続く渋谷寮の早期設置を軸にこの春、東京都を攻めて行きたいと考える。
 今月はホームレス法にもとづき、応急援護物品の提供が国からあるが、これはあくまで応急援護でしかない。全都の仲間の力で作らせた自立支援センターを完全なものにさせ、それに付随するさまざまな施策を作りだそう。
 いずれにせよ、身体が資本。来週は医療相談が戸山、中央公園であるので調子の悪い仲間は気軽に相談に来てもらいたい。

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春一番はまだか?
新宿区による国の補正予算を使った応急援護日用品の配給を
中央公園、戸山公園の二ケ所を拠点に実施しています。

 仲間たち。
 三月もそろそろ半ば。桜の蕾具合が気になる季節になった。早春特有の荒れ模様の気候も続いている。一雨ごとに春が近づいて来るものの、まだまだ朝晩は冬の冷え込みが続いている。一段と冷え込んだ5日の夕方に、新宿東口アルタ前で60代の仲間が亡くなった。仲間が異変に気づき救急車を呼んでもらったが間に合わなかった。新しく新宿に来た仲間らしい。無念追悼
 俺たちの冬はまだ終わっていない。仲間を気遣い、弱い仲間を支え、何かあったら福祉や救急車につなげる越冬の基本をまだまだ続けていきたい。
 調子の悪い仲間、病院に通いたい仲間、高齢や女性で生活保護を受給したい仲間を支える毎週月曜日の福祉行動を俺たちは毎週続けている。病気は放置しておいたらますます悪化してしまう。早期発見、早期治療が大事だ。それでなくとも厳しい生活を余儀なくされているのだから、健康管理には人一倍気にかけておこう。俺たちの命を守る福祉についての最低限の情報も、新しく新宿に来た仲間はあまり知らない。そういう仲間がいたら是非とも教えてあげて欲しい。いろいろな事情があるだろうが、病気で苦しんでいる人を放置するような新宿福祉ではない。保険証がなくても、住民票が東京になくても、簡単な手続きさえすれば生活保護と云う制度を使って役所から治療費や入院費が出る。あまり無理せず、動けなくなる前にまずは医者の診断を仰ごう。
 さて、厳冬期の大田寮短期無料宿泊は、前回から実質無抽選となっている。とは云っても残りあと2回(木曜日朝)の受付である。この冬、一回も大田寮に入った事のない仲間はかなりの確立で入れるし、枠をあまらせておくのももったいないので、良かったら身体を休めるために入ってみよう。簡単な面接の後、直行バスでその日の内に行けるので多少荷物のある仲間も大丈夫だ。
 多くの仲間が世話になった厳冬期対策は今月で終わるが、4月1日からは各区とも通常の大田寮→自立支援センターコースでの定例の受付オンリーとなる。厳冬期に入った仲間でも来月からはこの通常のコースで入る事が出来る。就労自立目指してチャレンジしようと云う仲間は、新宿枠は圧倒的に少ないので他の区の受付情報を今のうちに手に入れておこう。今後も可能な限り入寮のための情報をこのチラシや、日曜日の集会でお知らせしたいと思う。
 この冬、新宿区が独自枠として設定した厳冬期対策枠に400名近い仲間が続々と入寮した事は、東京都の越冬対策(さくら寮)廃止方針の間違いを浮き彫りにした。もし、この冬この枠がなかったら新宿では多くの仲間の命が危機に瀕した事だろう。都区の現行の路上生活者対策はうまくいってるようにみえて、制度疲労のようなものがたまっているし硬直化の兆しがある。仲間のニーズに合致させようと云う指向性と模索がない対策では、仲間の自立に結びつかない。この点の猛省を促し、全国の仲間が勝ち取った自立支援法下の東京の路上生活者対策の拡大拡充を求め、来月から春期要求行動や行政交渉を展開していきたい。
 全国実態調査も無事終了し、あとは基本方針策定、自治体の実施計画策定と、今年前半は非常に重要な課題が山積している。俺たち自身の未来がかかった方針や計画である以上、俺たちも俺たちの立場で行政にモノを言っていきたい。
 さて、新宿区では国の補正予算の応急援護費を活用した日用品費の配給を現在行なっている。下着、手袋、ホカロン、菓子パンのセットで一人一回は必ずもらえる。女性物も用意してある。受け取り希望者は裏面の配布場所に来てもらいたい。国がリードした初の全国的な試みでもある。今はまだ応急援護でしかないが、今後は抜本的な仕事の問題、住宅の問題、福祉の問題など大きな課題での大胆な取り組みを期待しよう。
 冬をどうにかこうにか乗り切り、新たな春のステップへと進んでいこう。

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春咲く花は一つにあらず
連絡会春の行政要求行動日程を決定(裏面参照)!
仲間の力で都区自立支援事業の拡充をはかろう

 仲間たち
 日差しがだいぶ柔らかくなった。ひと雨ごとに春の到来だ。まだ朝晩は冷え込みがきついものの、気持ちの上ではかなりのゆとりが出てくる季節である。他方、また悲しい知らせが届いた。9日に大ガード下の73歳の仲間が亡くなった。その年齢から仲間が福祉を勧めていたが、事情があったのだろうダンボールの小屋で頑張っていた仲間だ。新宿の雑踏の中、静かに息を引き取った人生の大先輩に敬意を表したい。長い間、お疲れさま…。
 花粉症で悩まされる仲間もこの時期必ず出てくるが、あまりにひどい症状の場合は特効薬はないものの医者に相談をした方が良いかも知れない。また、高齢の仲間や持病をもっている仲間は、この時期、冬の疲れがどっと出る季節でもある。身体の緊張を緩めるのも少しづつ緩めないと急激な変化は身体をまいらせてしまう。油断せず、注意深く春の生活へと変えていこう。「病院にかかりたい」「福祉を取りたい」と云う仲間は連絡会のパトロールの時や炊き出しの時に気軽に声をかけてもらいたい。毎週月曜日に仲間の福祉手続きを後押しする福祉行動を毎週俺たちはやっている。住所が東京になくても、保険証がなくても新宿区内で野宿しているなら新宿福祉が最低限病院の紹介はしてくれる。治療費も生活保護の制度で国から出るから安心だ。人それぞれいろいろな事情があるとは思うが、身体の事であまり無理するのも考えものだ。思いきって相談に行く事を俺たちは勧めている。
 冬場の間の大田寮での無料宿泊事業も今週の木曜日の1週間宿泊で最終回となる。前々回から実質無抽選となっているし、今回も40名の定員なので、この冬一度も利用していない仲間はよかったら利用していこう。冬場に大田寮に入った仲間でも、4月1日からは通常の自立支援事業の宿泊(ひと月程度大田寮で身体を休め、仕事に就きたい仲間は仕事の面でいろいろと支援をしてくれる自立支援センターに自動的に行ける事業)を利用する事が出来る。大田寮は身体を休めるだけだが、次のステップの自立支援センターは住民票も置けるし、連絡先として使える。また、就職相談員が常駐していてハローワークなどからの就職にいろいろな面で力になってくれる。仕事が決まったらアパートなどに転居するお金が貯まるまでセンターから通勤できるし、転居費用の半額は役所がもってくれる。50歳以上の仲間には都営住宅が斡旋されるチャンスもある。まあうまく就職に就ければだが、至れり尽くせりの支援が用意されている。ここ約2年間の実際の自立率は約50%であるので、努力さえすればみんなにチャンスがある事業だと考えられる。
 一方、この事業が「まだまだ」なのは、それぞれの区に割り当てられている枠が少ない事(4月からは大田寮と同様の性格の板橋寮が開設されるため、新宿枠も38名と若干増えるが)、技能講習制度など就労支援事業がまだ完全には整備されていない事、計画されているグループホーム事業が未実施なため失敗した仲間がすぐに路上に戻されてしまう事、そして一度失敗した仲間に二度目の利用を認めていない事などである。
 俺たちのスタンスは、都区の自立支援事業を評価した上で、「まだまだ」な部分を改善させ、もっと仲間が利用しやすく、実効性のある自立支援事業にさせていくことである。実際、俺たちの粘り強い要求により、東京都と特別区は現行の自立支援事業の改善のための会議を発足させた。6月末を目処に自立支援事業のグレードアップを計りたいとの計画だ。
 俺たちの春のたたかいは、この都区の動きと連動しながら、路上の仲間、そして寮に実際に入っている仲間の要望、意見をこの会議に反映させ、利用者の立場にたった改善を勝ち取る事である。自立支援法が制定されて以降、行政は利用者の声、仲間の声を無視できなくなってきている。仲間の「仕事をしたい」「安定した場所に住みたい」と云う当たり前の声を、国の予算を利用し、かつ民間のNPO団体等とも協力しながら、どのように道筋たてていくのかが、今年前半の大きな注目点である。俺たちは役所まかせでなく、仲間の利益になる自立(すなわち屋根と仕事)につながる対策の更なる拡大、拡充を仲間の力で計っていきたい。そのため春の行動予定も早々と発表し、行動の場への多くの仲間の参加を呼びかけたい。仲間の未来を決めるのは、唯一仲間の知恵と勇気と力だけである。応急援護物品など必要なものはどんどん利用していくが、俺たちは決して現状維持で満足している訳ではない。
 多くの仲間がやり直せるような、路上から地域社会につながるステップアップの場をどんどんと作らせよう。一度失敗したくらいでへこたれるな。この春、俺たちの花を咲かせ、俺たちの果実をもぎとろう!

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無事な開花を願う
20日、緊急一時保護センター板橋寮開設!
新宿区は利用しないものの、通常の大田寮枠は5月前後から増員される見通し。

 仲間たち。
 彼岸も過ぎ寒の戻りはあるものの、季節はもう春である。桜の蕾も大きく膨れあがった。何かとほっとできる季節がようやくやって来た。もちろん季節の変わり目は体調を崩す仲間も多い、引き続き気を引き締めながらこれからの季節を享受しよう。
 ひどい事件が新宿で起こった。18日午後6時10分頃、中央公園北交差点付近で仲間がひき逃げされた。被害者はナイヤガラの滝広場に住んでいた佐々木さんだ。即死だったようである。何とも無念である。もしこの事故を目撃した仲間がいたら新宿署に情報提供をしてもらいたい。犯人がのうのうと生きているのでは、佐々木さんも浮かばれない。新宿では無茶な運転をする車が事の他多いので、他の仲間も十分に気をつけてもらいたい。
 大田寮での厳冬期無料宿泊は20日の受付をもってすべて終了した。4月からは通常の大田寮(ひと月身体を休め、希望者は仕事探しの支援がある自立支援センターに転寮できる)のみの運用となる。大田寮と同様の性格を持つ板橋寮が20日に開設された事もあり新宿区の大田寮枠も5月以降、増員される事となる。それでも38名と全体の数からすれば圧倒的に少ない。またリビーター問題がまだ解決されていない事もありかつて自立支援センターを利用した仲間の支援センターへの再入所は拒まれたままだ。施設が増設される事は歓迎するものの、まだ計画事業の自立支援センター渋谷寮やグループホーム事業(支援センターで就職が決まらなかった仲間が再チャレンジできる施設)が未実施であり、施設設置計画が遅々としているのは明らかだ。
 今月末頃に2月に行われた全国実態調査の結果が国から公表される予定だが、景気回復が依然として見込まれず、アメリカによるイラク戦争も始まり世界経済の不確実さが広まる中なので、必然、仲間の数は増えている事だろう。
 俺たちは、様々な事情を抱えた仲間でも、もう一度頑張りたい、もう一度社会の中で働きたいと願った時、本当にやり直しが出来るような自立支援事業を望んでいる。そのためには、行政が俺たちの現状を把握し、画一的ではないきめ細かな施策が必要である。一度失敗したから二度と入れないような硬直した施策の在り方では駄目なのである。俺たち新宿の仲間が要求し作らせた自立支援事業は、まだ道半ばである。俺たちは現状が不十分だからと云って「こんなのいらない」なんて無責任な事は言わない。現状が不十分だからこそ、俺たちは利用してきた仲間、今、寮の中にいる仲間、そしてこれから利用しようと思っている仲間の知恵と力と経験を生かして、東京の自立支援事業を多くの仲間がこぞって使えるよう改善させていく。黙っていたら、いつまで経っても俺たちは現状維持のままだ。これではせっかく法律まで作らせた意味がない。行政にモノを申し、俺たちが屋根と仕事を獲得できるための道筋を作り出していこう。人それぞれ事情はある。けれども解決できない事情と云うものはない筈だ。生きる事に積極的になり、あらゆる施策を利用しまくり、前を向いて生き抜こう。
 春は行政要求の季節。来月11日から開始される春期行動に多くの仲間が参加し、東京都にガツンと俺たちの怒りを示していこう!

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満開に咲け
2月全国実態調査の結果が公表された。全国2万5千名と仲間の数は増え続けている。
何とか屋根と仕事に結びつく対策を拡充させていこう。

 仲間たち。
 気温も一段と上がり、瞬く間に桜が開花し始めた。連絡会の恒例の花見の会も150名と云う大結集で新宿御苑の中で無事に執り行われた。そして、今週、来週と、どこの公園でも花見客が集まり、にぎやかな宴が催されることだろう。それが楽しいものなら良いが、酔ってのトラブルなども往々にしてあるのでその点だけは気を付けておこう。
 今が一年の中でおそらく一番過ごしやすい季節だ。もっとも、それでも朝晩はまだまだ冷えるので、昼と夜との気温差はかなりある。こんな季節の変わり目は、冬場で無理をしていた身体が急におかしくなったりもする季節でもある。高齢の仲間や、持病を持っている仲間は特段気をつけてもらいたい。冬が過ぎても、毎週月曜日の福祉行動は欠かさず続けているので、病院に行きたい、福祉にかかりたいと云う仲間で「一人じゃ心細い」と思う仲間は、是非とも相談に来てもらいたい。福祉の手続きは思っている程大変な事ではなく、簡単な書類に自分の現状を書き込むだけだ。もちろん、自分で書けない事は役所の人が書いてくれる。冬場だけでなく、通年的に新宿福祉は病気の仲間の通院措置、病状の重い仲間の入院や居宅確保をやっている。生活保護の適用は仲間が勝ち取ってきた当然の権利なので、必要な仲間はどんどんと使っていこう。
 さて、今週から通常の「一と月大田寮入寮→(仕事探しの専門施設)自立支援センター新宿寮入寮」のコースの自立支援事業の受付が、今週3日(木)から新宿区でも始まる。冬場の厳冬期大田寮で1〜3週間の宿泊に行っていた仲間も入れるので心配なく。枠は十数名と少ないが、板橋寮が既に開設されているので、5月からは増員される予定だ。俺たちは新宿区には枠の確保と、受付回数の増加を求めている。
 そして、東京都全体の路上生活者対策をもっと改善しろと、俺たちはこの春もメーデーを頂点とした取り組みを開始していく。昨年、ホームレス自立支援法が制定された事を受け、東京都も現行の対策の見直し検討に既に取りかかっている。法律では、就労支援策が最も重要であると謳われている。それもそうだ。これだけの不況の中、安定した仕事などほとんどないに等しい。自分の力で仕事を探せと言われても、とりわけ中高年齢者の仲間は雇用主から声すらかからない。住民票も連絡先もなければ信用すらつかない。雑業仕事に就くのが精一杯だ。自立支援センターはあるにはあるが、いつでも入れる訳ではなく、しかも枠が少なく、そして、一度利用した仲間は二度と利用できないと来てる。
 俺たちは、今後、自立支援センターを中心とする自立支援事業を、もっと大きな規模で行なう事が必要だと考えている。そして、自立支援センターなどの中で技能講習など必要な就労支援をもっと強化し、かつ、自立支援センターから仕事を見つけられなかった仲間に対する様々なフォローが必要であると考えている。いろいろな形で仕事を探せられる条件を作り、失敗したとしても何度でもチャレンジしていける仕組みが必要だ。誰も好き好んで野宿などしていない。路上から脱却できる「きっかけ」をもっと大きく作り出して行くこと、そして、その中で就労支援をもっと強化して行く事が必要だ。俺たちは来週11日(金)より、都庁前に陣取り、その事の要望を東京都に叩きつけ、前向きな回答を引き出すための行動に入る。
 先の全国調査の結果でも、仲間の数は全国で2万5千名と増え続けている。テント層の仲間にかなり偏った統計ではあるが、この統計でさえ約50%の仲間が「きちんと就職して働きたい」と回答している(他方で約半数の仲間が体調不良を訴えており、福祉の問題も大きいが)。こう云う仲間の声に応えて、国、そして東京都が何をしなければならないのかは明白である。当事者たる仲間一人ひとりが声をあげ、仲間の屋根と仕事に結びつくような施策をもっと大きな規模で実施させていこう。
 11日(金)、午前11時、都庁前に集まり、春の第一声を叩きつけていこう!

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主張をしよう
今週の11日金曜日、午前11時に都庁前に集まり、俺らの屋根と仕事につながる施策の前進を求めよう

 仲間たち。
 4月になり花冷えの日もあるものの、桜が満開の心地良い気候になっている。あちこちの公園での花見客の饗宴ももうしばらくで終わり、新緑の季節へとまっしぐらだ。
 春になると、新宿にも仕事にアブれた新しい仲間が多くやってくる。炊き出しの人数も元に戻り、増加傾向だ。先の国による実態調査でも明らかになっているが、健康の問題、仕事(自立)の問題が俺たちの一番の大きな課題だ。新しく野宿に至ってしまった仲間も不況の中、経済的にどうにもならなくて野宿をせざるを得なかった仲間達だ。新宿の仲間内のルールや、炊き出し等ボランティア団体の使い方、福祉の使い方など情報を教えあい、同じ境遇の中、かばい合いながら頑張っていこう。
 来週の日曜日に、戸山公園、中央公園でボランティアの医師による医療相談会もある。風邪薬や胃薬など簡単な常備薬も揃えてあるし、専門的に病院で検査しなければならない仲間には、福祉の手続きが簡単になる「紹介状」も発行している。もちろん無料なので調子の悪い仲間は利用してもらいたい。そして、毎週月曜日の福祉行動(手続きが分からない初めての仲間や、昔「失敗」したりして一人で行くのが気まずい仲間を支える行動)も欠かさず行なっている。こちらも気軽に声をかけてもらいたい。新宿福祉事務所では病気以外でも「シャワーの利用」「衣類の交換」「就職の無料電話」「就職の交通費貸付」等のサービスも行なっている。厳しい世の中だからこそ、行政のサービスも利用しながら、仕事などを獲得していきたいものだ。
 さて、先日の(通常の)大田寮入寮は、板橋寮が出来た関係か24名と大人数の募集となった。それでも111名が並んだから倍率は相変わらず高い。新宿からの入所を諦め、他所の区で入ろうとする仲間も大勢いるが、どうもここの所、他所の区の対応は悪いようである。仲間がこれだけ、仕事探しのため一時的に施設に入りたいと望んでいるにもかかわらず、なかなか入れない。他方で大田寮や自立支援センターでは定員割れが続いている。まったくおかしな話である。もちろん自立支援センターに行ったからといって100%仕事に就けはしないが、それでも約50%の仲間は、とりあえずうまく自立できている。大阪や横浜などと比べても東京の自立支援システムはしっかりとしているし、経験も蓄積している。こう云う良い施策を増やし、チャレンジしたい仲間に何度でもどんどん門戸を開くべきだと俺たちは考えている。
 東京都や特別区は、施策を小出しにしすぎている。自立支援センター渋谷寮などは一昨年から作る作ると云いながら、一向に進んでいない。自立訓練ホーム(高齢者など就職困難者へのグループホーム)も昨年計画されていながら、これまた未実施だ。世間には「自立支援事業をちゃんとやってますよ」と繕う事はできても、路上の俺たちにはまったく不足している。そして、俺たち全国の仲間が声を出しホームレス自立支援法を作らせたのだから、新年度からの自立支援事業に就労支援策が強化されると思いきや、未だ「検討会を開いている」と段階だと云う。
 お役人さん達は、俺たちの切実な現状をあまり理解していないようである。そう云う問題を何とか俺たちの力で、もっと前向きにさせていこうと云うのが俺たちの春のたたかいである。11日からの連絡会の行動、とにかく都庁前に集まろうと仲間に提起したい。今の施策で決して「満足していない」事を身体で示していこう。もっと親身になって施策を前進させるよう都庁の職員達にも訴えかけよう。この行動、5月1日のメーデー(午前11時新宿区役所前集合ー正午から柏木公園)まで連続して続け大きな流れを作り出して行きたい。
 今週の金曜日11日、午前11時、都庁前(雨の時の炊き出しの場所)に集まり、春の第一声を投げ掛けよう!

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花散り緑が映える
9日、要望書提出、11日150名の仲間が都庁前行動をたたかう。
そして、いよいよ都との交渉開始!18日(金)も11時都庁前に集まろう!

 仲間たち。
 寒の戻りもあるが、新緑の季節の到来である。今が一番良い気候だ。天気の良い日には英気を養っておこう。
 春になれども、冬の疲れがとれない路上では桜の花吹雪と共に仲間がまた逝ってしまった。5日の雨の日には中央公園のトイレの中で仲間が亡くなっているを発見された。また、6日の朝には戸山公園のMさん(49歳)が救急車で病院に運ばれるも帰らぬ人となった。お二人の冥福を祈りたい。
 路上に常につきまとう死の影を振り払いながら、残った仲間はとにもかくにも自身の健康管理には人一倍気をつけていこう。熱がある等の自覚できる病状のみならず、食欲がない、身体が変にだるい、少し動くとすぐ疲れる、そんな症状でも俺たちにとってみれば大きな病気の予兆でもある。一回、福祉を使って病院で検査等をしてもらおう。新宿の場合、福祉の手続きは簡単だ。一人で役所へ行くのが不安な仲間や、一度「失敗」したりして行き辛い仲間は、俺たちが毎週月曜日には必ず福祉事務所に詰めているので、相談をしてもらいたい。
 路上の現状を守りながら、この春、俺たちは、多くの仲間が路上から脱却できるため、東京都等への働きかけを強めている。先週の金曜日、今年初の都庁前座り込み行動等を行い、150名近い仲間が参加してくれた。昨年、俺たちの自立を支援する「ホームレス自立支援法」が全会派一致で制定され、新年度には国からの予算も多くついている。しかし、東京都等は就労支援の強化などの新規事業を「未だ検討中」とその実施を遅らせている。そればかりか、昨年来作る作ると言っていた自立支援センター渋谷寮や自立生活訓練ホーム(グループホーム)設置の目処すら明らかにせず、また昨年来検討すると言っていた自立支援センターへの再入所(リピーター)問題も決着をつけていない。
 先の国が実施した全国実態調査を見ても、俺たちの現実は実に深刻だ。自立支援の「きっかけ」すら門戸を広げずにいるから、多くの仲間は長期に亘る野宿生活を余儀なくされ、しかも、身体を壊しかけている。もちろん俺たちは全ての責任を行政に押し付けるつもりは毛頭ないが、行政にはもっと俺たちの生きていこうとする意欲、働こうとする意欲をもっと支えてもらわなければ困る。自力での頑張りには自ずから限界がある。行政がもっと本腰を入れて俺たちの意欲を支えていく仕組みを拡大、拡充しなければ、ならない時期に至っていると俺たちは声を大にして主張する。
 俺たちは9日に東京都への「要望書」(裏面に概要)を提出し、これにもとづく交渉を今週から行なっていく。俺たちの要望は無理難題を押し付けている要望ではない。法に基づく当たり前の要望だ。この春、東京都の尻を押しまくり、事業実施と事業改善の目処を立ててもらう事が俺たちの当面の課題である。
 とにもかくにも、仲間の団結を示し、俺たちの声を無視させないよう圧力を加えていこう。そしてこの行動から、5月1日の第9回新宿メーデー(午前11時新宿区役所前集合・正午から柏木公園)の大交渉へと突き進んでいこう。まいどまいどの行動だけど、行政や社会を変えるには、積み重ねが大事だ。是非とも今週の金曜日も(午前11時)都庁前に集まろう!

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新緑のメーデー
18日都庁交渉で自立支援センター再入所問題等について前向きな回答を引き出す。5・1新宿メーデーへ!

 仲間たち。
 突然夏日になったりと、今年の春は気温差が特段と激しい。過ごしやすいと言えばそう云う季節になったのは確かだが、他方で健康管理には気が抜けない気候でもある。特に高齢の仲間や、持病を持っている仲間は気をつけていこう。簡単な市販薬なら炊き出しの時やパトロールの時に必ず持参しているので、欲しい仲間は声をかけてもらいたい。また、月曜日には必ず福祉事務所に連絡会のメンバーが詰めているので、生活保護を取りたい、福祉を通して病院を紹介してもらいたいと云う仲間(とりわけ初めての仲間)は、気軽に声をかけてもらいたい。
 新年度に入り、仕事量が減り、しかもこの不景気の中で、新宿にも新しい仲間が増えて来ている。同じ境遇の仲間なのだから、共に支えあっていきたい。新しく来た仲間は右も左も分からないだろうが、古い仲間に細々したルールや情報を聞きながら、この街から旅立てる日まで頑張っていこう。
 昨年、国会では「ホームレス自立支援法」と云う、野宿の仲間の就労支援などを国がしっかりとやる事を定めた法律が全会派一致で成立された。ところが、新年度に入っても、何をどうやるのか、どの点を重点的に支援してくれるのか、まださっぱりと分からない。そんな中、俺たちは春の対東京都への行動として、先日、200名の仲間が都庁前に座り込む中、代表団による第一回目の交渉を行なった。新宿、池袋の野宿している仲間も代表団に入り、現状と要望を訴え、話し合った結果、(1)今年度の冬場の対策は緊急一時保護センターを活用し、引き続き行なえる(2)自立支援センター渋谷寮は「必ず、今年中に設置する」、グループホームは今年度上半期までに設置する(3)自立支援センターの再入所(リピーター)は、それを認める方向で検討をしている。6月までに結論を出す。との回答を引き出した。時間の関係で残りの要望事項に対する回答は次回交渉に持ち越したが、東京都サイドもかなり前向きに改善のための検討を既に開始し、6月までに結論を出し、実施に移すとの事が確認できた。
 俺たちは、現実不可能な夢物語を要望しない。法に基づき、また予算や事業計画に基づき、着実に事業を執行させ、そして、こうやって、一つひとつの事項を、仲間が本当に利用しやすいように実施させ、改善させる事が目的だ。そして、その突破口は切り開かれた。就労支援の強化など残りの要望事項について、更に声をあげ、メーデーの日の第2回交渉に突き進んでいきたい。
 野宿していても、一人の人間として「どうにかしてもらいたい」と仲間が声を出す事が、結果的に行政を動かして行く。メーデーを頂点とする東京都への働きかけ、そして全国の仲間との厚生労働省への働きかけを夏までの時期に強め、野宿から脱せられる施策を一つひとつ勝ち取っていこう。そして、生活保護を取っても、自立支援の施設に入っても、それで安心していたら駄目だ。それぞれの場所で、仲間同士つながりあって支えあって「おかしい事はおかしい」と声を出し続けていこう。施策を豊かにするのも、また硬直化させるのも、利用者たる俺たち自身の責任である。俺たちは世捨て人ではない。世の中でもう一度やり直していける存在だ。それぞれ抱えている困難や課題を皆の力で解決しながら、上へ上へと這いあがっていこう。
 5月1日(木)の新宿メーデー。新宿の仲間は午前11時に新宿区役所前に集まり、小集会の後、柏木公園に移動し、全都の仲間と合流しよう!

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ここは新宿、新宿メーデー
今週木曜日(1日)、午前11時新宿区役所前に集まり、
全都の野宿の仲間の新宿メーデーに参加しよう!

 仲間たち。
 新緑の心地良い気候が続いている。天気もまずまずは安定して来ており身体を休めるには最適な日々である。梅雨時までは疲れた身体を癒しながら頑張っていきたい。
 今週から連休が入るので区役所の休みも多い。役所から医者にかかりたいと思う仲間や就職のための交通費貸付などを利用する仲間は早めに区役所で相談をしておこう。また、今通院している仲間も薬を切らさないよう注意をしていこう。医者にかかっただけで安心してしまうのか、通院が中途半端になっている仲間も時々見受けられるが、医者の指示に従って薬などは切らさず、病状が安定するまで飲み続けておこう。
 連休中も毎週月曜日(月曜が旗日の場合は火曜日)俺たちの福祉行動は継続しているので、福祉に関して分からない事があったら気軽に相談をしてもらいたい。また、炊き出しの時やパトロール時には常備薬を必ず持っているので必要な仲間は声をかけてもらいたい。
 さて、今週の木曜日、1日は、年に一度の全都の野宿の仲間の祭典、第9回新宿メーデーの日だ。メーデーに向けて、先週の金曜日も220名の大結集で都庁前行動をやり抜いた。何と云っても俺たちには仕事がほとんどなく、安定して住む場所もない。人それぞれ、さまざまな困難を抱えて野宿に至ってしまった。こう云う困難を仲間の力を結集してどうにかしていこうと企画されたのが、野宿の仲間のメーデーだ。だから大きな労組みたいに何千人もの規模ではないものの、仲間が自分等の未来のために拳をあげる、せっぱ詰まったメーデーだ。
 仲間が集まり集団で意思を発すれば、俺たちを馬鹿にしてきた社会も少しは変わっていける。俺たちはそう信じて毎年毎年この取り組みをたたかって来た。そして、そんな力を示し続ける中、東京都の組織だった強制排除策を打ち破り、自立支援事業を勝ち取り、昨年は国会をも動かし、仲間の自立のための「ホームレス自立支援法」も勝ち取った。もちろんこれらの成果は微々たるもので、新宿で千名近い仲間が野宿を強いられている通り「まだまだ」である。けれど、俺たちは、決して間違った事を言ってはこなかった。「野宿をしているからって馬鹿にするな」「人間扱いしろ」「追い出したって何も解決はしない」「病気や高齢の仲間に生保をかけろ」「仕事が出来る仲間には雇用対策など屋根と仕事につながる対策をしろ」「やり直しができる社会にしろ」。当然の権利である。そして権利ばかりを主張するのではなく、社会の一員としての義務も果たすべく「社会復帰」しようとしている。誰も野宿のままで良いと思っていない。チャンスがありさえすれば何とか頑張ろうと必死だ。支援法にも書いてある通り、それを後押しするのが社会の役目だ。
 俺たちのメーデーデモ(パレード)は、新宿のサラリーマン達に奇異な目で見られ続けているが、俺たちはそれでも堂々と新宿の街を闊歩したい。「明日は我が身だ」。苦労を知らない若者や自分の力だけで這い上がったと勘違いしている紳士達にその事を教えてあげよう。ホームレスの問題とは、仕事から弾き飛ばされたら地域社会からも出ざるを得ない構造を放置している社会の問題なのです、と。
 色々な思いがこもった新宿メーデーを皆でたたかおう。新宿の仲間はこんなにも整然とこんなにも団結をしているんだって事を社会に、そして都庁に示していこう。1日は都庁との第2回目の交渉もある。この交渉も多くの仲間が都庁を囲い込み後押ししよう。
 今度の木曜日1日、午前11時、新宿区役所前に集まり、正午からの柏木公園でのメーデー集会、1時からの都庁デモに参加しよう。もちろん昼飯は支給されるし、荷物のある仲間は責任もって車で預かる体制を組んでいるので心配はご無用だ。ゆっくりとしたデモ(パレード)なので足が弱い仲間も大丈夫。弱い仲間の歩調に合わせて行進するのが俺たちのメーデーなのだから。

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仲間の声都庁に轟く
メーデー参加どうもありがとう!
新宿からは300名が集まり全都450名の結集で大成功。都庁交渉も一歩前進だ!

 仲間たち。
 第9回新宿メーデー参加してくれた仲間、参加できなかったけれど呼びかけ等に協力してくれた仲間、どうもありがとう!
 おかげさまで、新宿三〇〇名の部隊を筆頭に、全都四五〇名の結集で大きな取り組みが出来た。東京都との交渉も大きく前進した。そして何よりも仲間のでっかな団結の輪を社会に示す事が出来た。この力を維持しながら、今度は国(野宿の仲間の雇用対策枠の確保)を相手にした全国行動へと突き進んでいこう!
 昨年来のたたかい、そして4月から開始された東京都との交渉、行動の力で、東京都、特別区は現行の自立支援事業の改善を迫られ、現在、7月実施の改善計画を立てている。これまで認めていなかった自立支援センターへの再入所(リピーター)も認め、また技能講習制度などの新しいプログラムを緊急一時保護センター、自立支援センターに導入し、また、自立支援センターから仕事に通う仲間の「長期コース」=グループホームも少ない枠ながら新設し、かつ今年度も都営住宅枠を20戸(これまた少ないものの)確保し、更に、常雇いオンリーではなく、他の就労の道も探って行く事も検討し始めた。また、野宿者向けの公的雇用対策枠の必要性を認める発言まで交渉の中では飛び出した。
 俺たちが要求して作らせた自立支援事業の本格実施から早3年目、ややもすれば硬直化しつつあった自立支援事業を改善させるに至った力も、寮や路上の仲間が「もっと使い易いようにしろ」と要求してきたからこそである。東京都がついに改善に踏み込んだ事を評価し、引き続き、自立支援事業を路上脱却の手段として徹底して使いこなしていこう!
 とは言いながらも、先日の新宿区の大田寮受付は20名の募集に一〇九名が並ぶという大激戦である。内容が改善されるのは良いとしても、枠が拡大しないのは大きな問題でもある。生活保護も現在新宿区は二〇〇〇名規模で適用しているものの、次から次へと病気や高齢の生保希望者が殺到している。都区が多少の施策を打ち出した所で、野宿の仲間は次から次へと増え続ける。俺たちが一貫して要望している「野宿にならなくても済む予防策」が今の不景気の時代に張られていないからでもあるし、日雇労働者や、底辺労働者の雇用対策がほとんど機能していないからでもある。これらの課題はもはや国レベルの対応を進めさせなければ対応できない。昨年全国の仲間が勝ち取った「ホームレス自立支援法」を活用し、野宿者向けの雇用対策枠を確保させるに留まらず、日雇労働者など雇用確保による予防策を明確にさせるなど国に大胆な基本方針を作らせなければ、仲間は益々急増し、自立支援策や生活保護を活用したくてもチャンスは益々少ないものになってしまう。
 今月22日にはそのための厚生労働省に対する行動もある。メーデーの力を継続しながら、今度は国へ攻め上ろう。
 そして、そのためにも、仲間が自分の身体や隣で寝ている仲間を気づかう事だ。今度の日曜日には医療相談会が戸山公園、中央公園であるので、調子の悪い仲間はボランティアの医師に診てもらおう。

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羽ばたけ!夢
希望を捨てず、絶望を止め、明日に向かって前進しよう!
22日は国への要請行動、全国の仲間と共に仲間の声を国に届けるぞ!

 仲間たち。
 じめじめしたり、カラッとしたり、また急に冷え込んだりと、体調を崩しやすい気候でもある。季節に対応しながら、かつあまり油断せずに健康管理はこれからもしっかりとやっていこう。皮膚関連の病気で救急搬送されるケースも増えている。ちょっとしたケガや虫刺されでも、化膿したり黴菌が入ったりするとすぐさまの治療が必要だ。肌の露出が増える季節でもあるので、そう云う点も注意をしていこう。
 病院にかかりたいのだけれども、治療費も保険証もない。そんな仲間は、福祉事務所に行き簡単な手続きをして病院を紹介してもらおう。生活保護と云う制度で生活に困っている仲間の治療費は全額役所が負担をしてくれるから安心だ。この制度を使えば、入院も、通院も出来るし、病状がとりわけ重い仲間は簡易宿泊所(ドヤ)や施設からの通院も可能だ。
 手続きなど分からない仲間や、一度失敗してしまった仲間や、役所にはなかなか行き辛い仲間などは、毎週月曜日なら、俺たちが福祉事務所に詰め、そう云う仲間の後押しをやっているので気軽に相談をしてもらいたい。
 また、福祉では、月〜金のカンパン支給の他、身体が汚れてしまったとか、仕事を探すため等の理由を言えば、シャワーも利用出来るし、下着類も取り換えてもらえる。シャワールームが一つしかないので、午前中は病院に行く仲間が優先となってしまうので、午後から行くと比較的空いている。衛生面でもこれからは気を付けていきたいので、役所のちょっとしたサービスもどんどん使っていこう。その他、住み込み仕事等へ行く時の電話の利用、交通費の貸付なども福祉ではやってくれている。
 もちろん役所だから出来ることと、出来ないことがあるが、とにかく色々な事で困ったら、一度相談に行って見る事だ。23区の区長として初めて中山区長が先日、大田寮を視察したように、俺たちの問題について新宿区は福祉分野の重点課題に挙げている。俺たちの唯一とも云える公的な相談窓口が福祉事務所なので使わない手はない。
 こと役所の問題で云えば、新宿区や東京都、そして国が三位一体となって俺たちの健康問題や、就労問題の解決に当ってくれなければならないのであるが、ホームレス自立支援法が制定された今日でも未だ対策の前進が路上からは実感出来ていない。先日も東京都と交渉を行なったが、色々と改善のための検討をしている事が明らかになるも、これからの課題も多い。他方で国は何をやっているのかと云えば、先日行われた初の全国実態調査を元にし基本方針を策定している段階だと云う。国の管轄で大きな問題は雇用対策の問題である。野宿者向けにどのような枠で雇用対策の方針が出るのか、まだまだ不透明である。俺たちは、東京都の自立支援事業がより円滑に回っていけるよう、その担保として「高齢者用」「身体慣らし用」の就労対策が特に必要だと考えている。就労による出口があまりにも制限されているからこそ、せっかく自立支援センターに入っても半分近くの仲間が路上に戻って来てしまう。この課題に大胆に切り込むよう、これから国に迫って行きたい。今月22日(木)には厚生労働省等と全国の仲間による今年初めての交渉が予定されている。この交渉を支えるためにも22日(木)朝9時に新宿区役所前に集合し、全国の仲間と共に国に「仕事出せ」の声を高らかに揚げていこう!

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仕事を出せ!
今週の木曜日(22日)今度は国への要望だ!
午前9時、新宿区役所前に集まり厚労省前座り込み&決起集会へ!

 仲間たち。
 早くも梅雨を思わせるようなじめっとした天気が続いている。こういう気候は身体に本当に悪い。先日の医療相談、福祉行動でも、いつもより多い仲間が薬をもらいに来たり、福祉を通して病院に通ったりした。医療相談や福祉行動が繁盛するよりも、景気が回復してくれた方が俺たちにとってはよほど喜ばしいが、それでも長く野宿生活をしていると身体がどこかしらおかしくなる。あまり我慢せず、調子の悪い仲間は気軽に福祉を通して病院にいくようにしよう。病名が分からなくても「胃の調子が悪い」「身体がだるい」「足がむくんでいる」などの症状を言えばOKだ。ただし具体的に言わないと、内科治療が必要なのに春山外科でシップ一枚なんて事もあるので相談の時には詳しく言うようにしよう。毎週月曜日は俺たちが福祉事務所に詰めているので、福祉の事で分からない事があったらこれまた気軽に声をかけてもらいたい。
 さて、今週の木曜日、22日には、久々に国への全国行動が予定されている。昨年、全国の仲間が声をあげ制定させた「ホームレス自立支援法」を今度はどう本格的、具体的に、かつ効果的に働かせるのかが大きな課題だ。その「基本方針」を今、厚生労働省が中心になって策定している。国は6月を目処にまとめたいと言っている。つまり大詰めの段階である。この「基本方針」に何が盛り込まれるかで、今年度補正予算、来年度予算額にストレートに直結する。とりわけ、国が管轄する労働行政分野で、仲間のための雇用対策枠が盛り込まれるのか否かは、今後の東京都など全国の自立支援事業の行方や規模が左右されてしまう。
 「仕事がない」と云うのは、仲間にとって共通の事柄だ。そして、今全国で失業者が溢れかえっている。新たに野宿になる仲間のほとんどが失業者である。この根本的な問題を直視しなければ、ホームレス対策と云っても、たいした対策にならないのは目に見えている。仕事の問題は一般失業者、日雇労働者、そして俺たち野宿者にとっては大問題である。ここにとにかくメスを入れさせよう、野宿者枠の雇用対策枠をキチンと「基本方針」に盛り込ませようと云うのが、今回の行動の主旨だ。今回の行動は、全国の日雇の組合の仲間(日雇全協)も協力してくれ、共に「仕事出せ」の行動を頑張っていこうと確認されている。全国で呻吟している野宿の仲間、建築現場で汗水流して働いている日雇の仲間が団結して、雇用対策にあまり積極的でない国へ行動を起こしていきたい。
 22日の行動は、午前中は厚生労働省前の座り込み、全国交渉団による政府交渉、昼飯の後、午後に国会裏にある星稜会館で国会議員を交えての総決起集会を予定している。午後3時位に終る予定だが、まる一日の行動だ。ちょっと長丁場で大変だけれども、地元新宿の仲間の底力を国にみせつけていく絶好の機会だ。メーデーに引き続き、多くの仲間の結集をお願いしたい。もちろん、交通費、昼飯はこちらで持つので心配無用。今回は座り込みと屋内集会なので荷物がある仲間でも大丈夫だ(雨が強く降った場合は午後の集会だけになるが、その時は朝の集合地点で判断したいと思う)。
 とにもかくにも「仕事を出せ」の声を国に突きつけよう!22日、木曜日、朝9時に新宿区役所前集合し、国へ!

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不況に負けんか!
22日は、新宿、池袋の150名の大部隊を筆頭に全国200名が厚生労働省前に集まり、
交渉、緊急集会を行い「仕事出せ」の声を叩きつける

 仲間たち。
 5月にしては、カラッとした陽気の日が少なく、じめじめした日が続いている。気温も上がったり下がったりと、体調を維持させるのが大変である。とりわけ血圧が高いとか、内蔵に持病をもっている、神経系の病気をもっているなどの仲間は気をつけていこう。またじめじめしていると、皮膚関連の病気も増えて来る。福祉ではシャワーの利用も出来るので、そんなのも活用し湿疹などが出てしまった仲間などは、常に清潔にするよう心がけよう。もちろん皮膚科への通院も認められているので、あまりひどい場合は、福祉を通して病院に行くようにしよう。
 ここ数ヶ月の内に新宿に流れついて来た仲間も多いようだ。新宿の仲間の中じゃ常識なのだが、新宿福祉で簡単な手続きさえすれば病気の仲間が病院に通う事は出来る。保険証がなくても、住所がどこにあろうが、お金がなくとも、借金があろうが、生活保護という制度を利用すれば無料で医者にかかれる訳だ。市販の薬を自分で買い、飲み続けるのは大変だ。それで治ればいいが、専門的に診てもらわなければならない場合などもある。もちろん、福祉では、病気が重ければ入院、ドヤや施設に泊まりながらの通院も面倒を見てくれる。新宿福祉のケースワーカーは、仲間の対応に慣れている。他の区の福祉のように「怒鳴ったり」「蔑んだり」は決してしない。みんな親切に仲間の声を聞いてくれる。本当にあんまり心配することはない。気軽に区役所2階の福祉事務所へ行き、カードに自分の名前を書き相談をしてみよう。それでも心配な仲間は、俺たちが毎週月曜日に必ず福祉事務所に詰めている。待合場所で「連絡会の人いますか?」と聞いてくれればすぐ分かる。難しいケースを持っている仲間や、自分の事があまり良くしゃべれない仲間は、俺たちを中に入れて担当の人と話して行くと案外うまく行くものだ。病気だと人に言えない場合も多い。けれど病気になるのは別に自分が悪い訳じゃない。それでなくとも野宿生活辛く厳しい事が多いのだから、身体の事ぐらいは無理をせず、専門的な治療を受けるようにしていこう。
 世の中、金融不安だ何だと不景気風がまたぞろ強く吹き出している。建築日雇の仕事も今年は本当に出てこない。みんな食うに困っている。
 一体政府はどうしたんだ?と云う事で、先日22日、全国の仲間が集まり、厚生労働省、国土交通省との交渉と、中央行動を行なった。俺たちの主張は「不景気の責任は政府にある。失業者が野宿をせざるを得ない大半の責任も国にある。仕事の問題をきちんと解決するようホームレス自立支援法の基本方針に盛り込め」である。ホームレス自立支援法とは、昨年、俺たちが声を出し作らせた、仲間の自立につながる施策を国が責任をもってやると明記した法律(超党派の議員立法)である。立派な法律を良心的な議員がまとめたのであるが、政府ときたら、未だ基本方針を練っている所であり、具体的な施策はなかなか進んでいない。このままじゃ「ざる法」になってしまう。
 神戸、大阪釜ヶ崎、名古屋、静岡、横浜、千葉、そして新宿、池袋など東京の仲間、総勢二〇〇名で厚生労働省前を取り囲み、代表交渉団を送り出し、交渉の行方を見守った。そして午後、星稜会館で集会を持ち、代表団による報告を聞いてみたが、「政府は第二失対事業はやりません」「就労対策の特別の枠組みは作りません」の一点張りだった事が明らかに。報告する代表団も苦渋の表情。けれど「まだまだだ。俺たちゃ決して諦めはせん」そんな声があちこちから。自民党、民主党、共産党の超党派国会議員の先生方秘書の方々も忙しい中応援に駆けつけてくれた。
 東京都でさえ「実効性ある就労対策枠は必要である」と先の交渉では言っている。自立支援と云った場合、就労による出口がちゃんとなければうまくいかないのは、もはや常識なのである。お国は何故か常識を知らない。分からないのなら、分からせるまでである。今年の春期闘争、まだまだ続く。今度は全国日雇労働者の組合の日雇全協と云う俺たちの兄弟組織が呼びかける全国中央行動第二段が6月13日にある。引き続き路上から国に声を出していこう!
 もちろん、国が動かなきゃ何もできない訳じゃない。今ある対策を徹底して活用していくの一つの方法だ。6月2日は、仕事を探せる自立支援センターに直結した大田寮の新宿枠の入寮受付がある。7月からは自立支援センターの中で新たな事業の技能講習制度(免許の再交付や、自動車免許のレベルアップ、ボイラーなど設備系免許の取得、清掃や介護の技能講習など)が始まる。あるもの全部利用し尽くし、少ないチャンスだろうが、チャンスを得たら、まっさきに自分のものにしていこう。でこぼこ道だが、何とかなる。何とかならない人生などどこにもない!

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雨の路上
次の日曜日は戸山公園と中央公園での定例医療相談会。
体調不良の仲間、虫刺されの仲間など気軽に来て下さい。

 仲間たち。
 早くも台風などが来て、晴れやかな筈の5月もいつの間にやら雨の季節へとまっしぐらである。梅雨入りはまだだけれども、入ってからドタバタするよりいまの内に雨を想定しながらの生活に変えていこう。言わずもがなとは思うが、ジメジメした季節は身体にも心にも宜しくない。清潔にしろったって、毎日風呂にも入れないのだから虫も湧きやすいし、皮膚炎にもなりやすい。神経痛の仲間などにも辛い季節である。また精神的にも鬱になりやすい。雨は自然の肥やしにはなるが、人間の肥やしにはならないようだ。悪い事ばかしを並べたが、それでも、いつも言っているよう時は移り変わるものである。四季折々の中に暮らしている以上、避けて通れない現象でもある。そんな場合は、防御するしかない。
 まずは寝床の問題。雨の季節は寝床を確保するだけでも苦労を重ねる。また寝つかれない場合も多いので、身体は休められる時には断続的でも良いから十分休み体力を確保。人間身体に疲労がたまるとロクな事を考えない。寝れなくとも目をつむって出来るだけ休みを取るようにしよう。
 段ボールなども可能な限り取り換えた方が衛生的には良い。段ボールの細かいすき間には虫が棲みつくからだ。「身体中痒くて」と云う仲間はシラミにつかれた可能性があるので、福祉に行って「シラミが湧いたようだからシャワーを浴びさせて」と伝え、着ている物を全部取り換えてもらおう。路上の仲間にとってシラミにつかれるのは恥ずかしい事ではない。誰でも一回は経験のある事だ。放置しておくと、皮膚の中にまで巣を作られ命さえ危険になる(本当ですよ)。
 また、じめじめすると結核なども流行する。風邪の症状が長引いている仲間や結核を患った事がある仲間はとりわけ気をつけよう。法定伝染病なので結核と分かれば、すぐに福祉や保健所を通し無料で入院できる。結核病院からトンコしてきたなんて云う仲間も時たまいるが、結核菌をばらまいているのと同じなのでお願いだから再入院してもらいたい。
 その他、病気、衛生面での諸問題については福祉事務所などがある程度までは対応に乗り出してくれてはいる。けれど、福祉は路上に来ない(路上に福祉と名乗り来る輩はたいてい詐欺まがいの輩であるので、こちらも注意)ので、仲間が区役所2階の福祉事務所に相談に行くしかない。面倒と思う仲間もいるかも知れないが、世の中そんなに甘くは出来ていないものである。
 まあ、その「つなぎ目」の役を担っているのが、俺たち連絡会なので一人じゃ不安な仲間などは俺たちが毎週月曜日に福祉事務所に詰めてもいるし、医療に関しては、今度の日曜日に戸山公園、中央公園でボランティアの医師による無料医療相談会(問診や薬の配付)を気軽に利用してもらいたい。
 新宿のみならず、各地で仲間の数が急増している。けれど、「路上の仲間の自立の支援」を行なう筈の国や東京都の施策はかなり立ち遅れている。仲間にとってみれば、自立支援事業(大田寮→自立支援センター)があるものの、宝くじに当るが如くの本当に限られたチャンスでしかない。生活保護も病院にまでは行かせてくれるものの、重篤でないと入院やドヤに泊らせてくれない。制度は整いつつあるものの、その狭間で多くの仲間が呻吟している。制度と云うものは循環が悪ければ、このように限定的にしか機能しない。これじゃ堪ったものではない。路上で亡くなる仲間を見続けて来た俺たちはそれを痛感している。
 ホームレス自立支援法にもとづく国の基本方針も最初は6月までに出すとか言いながら、結局は夏場までかかると云う。地方自治体は国の基本方針が出なければ何もできませんと言い逃れをする。そして自力で就職できアパート暮らしが出来る程、景気は良くない。
 俺たちはもちろん、国や東京都に全ての生活の面倒を見てくれ、なんて都合の良い事を云う気はないし、またそんな期待もしていない。これから頑張っていこうと云う全ての仲間の背中を押してもらいたいとだけ要望している。路上から這い上がっていける「きっかけ」こそが必要なので、仕事にせよ、生活保護にせよ、「きっかけ」作りの施策をもっと打ち出してもらいたいと要望している。梯が目の前にあれば、自分の力で登れるものである。自分の力で登れない者は同じ仲間が支えながら登って行けるのである。自立支援とはそう云うものではないだろうか?センター入って自分で仕事探せと追いまくられ、駄目な仲間は路上に戻されるのが自立支援ではない。俺たちはそう思うのである。駄目な仲間にも何回でもチャンスを与えるべきであり、その方法はいくらでも検討できる筈である。
 そんな事を考えながら、俺たちは、今、国へのたたかいを続けている。13日(金)は日雇全協が呼びかける全国中央行動もある。共に俺たちを取り巻く環境を変えていこう!

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ジメジメしないぞ
梅雨入り間近です。体調管理をしっかりしていこう。
病気の仲間は毎週月曜日の福祉行動へ!

 仲間たち。
 かなり蒸し暑い日が続いているが、そろそろ梅雨入りの季節である。これからますますジメジメしてくると思うが、まずは体調管理をしっかりとし梅雨を:乗り切りさわやかな夏を迎えたいものだ。
 この季節はとにもかくにも健康管理。いままでどうでもなかった仲間も含めいろいろと気をつけたいものである。「身体がだるい」「食欲がない」「腰が重い」などというのも病気の前兆と考えてもおかしくはない。「病は気から」と云う側面もなきにしもあらずだが、それでなくとも、栄養は偏る、食事もままならない、ぐっすりと睡眠もできないという環境にいるのだから、「気合い」だけではどうにもならない時もある。病院に行きたい、高齢なので生活保護を受けたいと云う仲間は、新宿区役所2階にある福祉事務所で気軽に相談をしてみよう。一人じゃ不安な仲間は俺たちが毎週月曜日に福祉事務所に詰めているので声をかけてもらいたい。
 福祉について誤った情報が時折流れたりするが、住所がなくても生活保護は何ら問題なく受給できる。これは生活保護法にも書いてあるし、また、厚生労働省や東京都の通達にもしっかりと明記されている事柄だ。つまり、新宿の路上や公園で寝泊まりしている仲間は間違いなく新宿福祉のサービスを受けられる「お客さん」なのである。これまで福祉があまりにも厳しく、また福祉事務所によって対応がマチマチだったのでこういう間違った情報も時たま流れてしまうのだろう。
 そして福祉についてもう一つ間違った考え方がある。それは福祉事務所が何から何まで面倒を見てくれると云う考えだ。たとえば、新宿福祉などは「生活に困ったから」と相談に行って、すぐに施設を紹介して生活費を支給することなどほとんどない(65歳以上の高齢者や重病者は別だが)。行政のサービスと云うのは、どうしても足りないものを不足してくれ、その他は「自分の力で何とかしてくださいね」と云うのが普通である。病気の仲間が、「病院に行きたいのだけれども、保険証がなく、所持金もない」と云う場合、福祉が病院での治療費、薬代だけは「こちらで持ちましょう」と云うのがほとんどの実例である。これを「福祉は冷たい」と取るか、「合理的な支援だ」と取るかは人によって感じ方は違うだろうが、少なくとも今の福祉行政は昔ほど財政的な余力はなくなって来ているのは確かである。
 これは、福祉に限らず、自立支援事業などにも言える事で、高齢の仲間や病弱な仲間はともかくとして、そうでない仲間は「まず、自分がしっかりとする事、自分の能力、力を発揮すること」がどこでも前提として要求される。「努力しない者は報われない」時代の流れと言ってしまえばそうであるが、野宿しているからと言って、「世間に甘えない」「自分の生活はできるだけ自分でまかなって行く」と言う意味においては俺たちも考えていかなければならない事だとも思う。権利と義務と言った場合、これが義務の部分でもある。
 他方、義務ばっかり押し付けられても俺たちの生活は向上しない。権利の部分については「野宿から脱せられ、自分の能力を生かして社会の中でもう一度暮らしていける支援の仕組み」を行政に作らせて行く権利が俺たちにはある。自立支援法にもそのように書かれてある「行政の義務」をすみやかに実行させる事である。
 自立支援法に基づく国の基本方針は当初6月に出る予定が、夏場までずれ込みそうな雰囲気である。また現在、国もはっきりとした方針を打ち出す気配もない。国の姿勢を大胆に変えさせて行くには難しい局面に至っている。ある意味長期戦的な構えが必要である。この春から取り組んでいる要求行動もまだまだ決着がつかず「押したり、引いたり」の局面がまだまだ続くだろう。それを見通しながら国、そして東京都への要求行動を続けて行きたい。
 自立支援センターのリピーター問題など、俺たちが要望して来た東京都、23区の「改善」の要綱は今月中にまとまる予定だが、その実施は7月になる予定である。まずは一つひとつである。階段を確実に登るよう、確かな施策、改善を一つひとつ獲得していきたい。

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命育む雨が降る
今度の日曜、22日は路上初見参、弁護士グループによる路上無料法律相談会があります。

 仲間たち。
 関東地方もついに梅雨入り。これから、じめじめとした季節が一月くらい続く事となる。そしてそれが過ぎればもう炎天下の夏である。季節の移り変わりは早いものだが、それぞれの季節に合わせて健康管理や生活リズムを作り出していこう。
 7月に新宿区定例の路上結核検診が今年もあるが、先日豊島区で行なった結核検診では95名の内、要検査が7名とかなり高い数値で疑いのある仲間が見つかっている。そうでなくとも新宿区内の結核罹患率は全国平均の倍以上はあるという地域である。梅雨時期の季節的な要因と、体力が落ちている高齢者などは、特に路上の場合は罹患しやすい。結核の初期症状は風邪とほぼ同じなので自覚がなかなか出来ないが、ちょっと微熱が続く、変な咳が続く、身体がだるいと云った場合は、念のため病院や保健所で検査をしてもらおう。昔は不治の病と云われた結核だが、今は早期に発見出来れば有効な薬があるので短期で治す事ができる(薬は最後まで飲み続けないと大変な事になるので結核と診断された仲間はその点を要注意)。何せ人にうつる病気なので自分だけの問題ではない。体力の弱っている仲間は特段の注意が必要だ。
 その他、梅雨場に発生しやすい病気と云えば「水虫」「食中毒」「うつ病」「神経痛」「皮膚炎」「めまい」「頭痛」「リウマチ」等々と天候による不快さや湿気の多さはいろいろな病気を運んでくれる。他方、夏場を乗り切る体力も今のうちからつけておく必要もある。何かと大変ではあるが、とにかく病気ははた目では分からない事が多い。自分で「調子が悪いな」と思い、相談したり、病院に行ったりしないと判明しない病気もある。その点をしっかりと自覚をしていこう。
 病院にかかるのは、新宿区の場合は簡単である。区役所2階の福祉事務所へ行き、緑の受付カードに氏名と生年月日を書き、簡単な相談をすれば新宿区が指定する病院で無料で診察を受けられる。新宿区が紹介する病院でいわゆる「ケタオチ病院」(ヤブ)と評判の悪いのは外科のH病院ぐらいで、あとは比較的大きな病院(そして仲間の診療に慣れている病院)を紹介してくれるので安心だ。無料(生保)だからと云って臆することはない。医師ときちんとコミュニケーションをとって自分が可能な治療方法を見いだしていこう。病院を変えてもらいたい時もあるかも知れないが、これも「贅沢」ではない。変えてもらいたい理由を担当のケースワーカーにはっきりと伝えよう。「わがまま」でない限り、また法律(生活保護法)内の範疇であれば簡単にやってくれる。
 もちろん俺らの月曜日の福祉行動は継続しているので、一人じゃ不安な仲間や、福祉や病院でトラブルになった仲間は相談をしてもらいたい。
 とにもかくにも、病気の事は、他人との相談。一人で悩んでいても何も前進しない。
 病気の事以外もそうである。今度の日曜日は新宿初の試みである「無料法律相談会」を炊き出しの前後で実施する事になった。連絡会メンバーに弁護士がいる訳がないので、外部から弁護士さんのグループを呼ぶ形だが、今回やってくれることになった「ホームレス総合相談ネットワーク 代表・森川文人(弁護士)」の皆さんは、緊急一時保護センター大田寮の中でも無料相談活動を行なっている仲間の対応には慣れている弁護士さんや専門家のグループである。借金の問題やその他、民事、刑事の問題など法律的な問題に関していろいろとアドバイスをしてくれるので、気軽に相談をしてもらいたい。けれど、こちらの場合は医療と違い、個別具体的な「解決」までは、実際上お金もかかるし、時間もかかる。そこまで支援する仕組みが現在ないのでその点だけは誤解のないよう。けれど、これからの人生設計のためにも専門的な知識をもった人からの具体的アドバイスは必要な場合もある。諦めていたものが、一筋の光が灯るなんて場合もある。
 その他、今年は路上での履歴書の無料配付、履歴書に貼る写真の無料撮影会、また夏まつり(8月9-10日)時の路上入浴サービスなんてのも企画しているので、期待しておいてもらいたい。
 路上でタダで貰えるのはメシだけじゃない。いろんな人のアドバイス、頑張ろうと思う仲間への支援、そして正確な情報。メシも大事だが、こっちもそれに劣らず大事である。仲間のつながり、そして支援のつながりをもっともっと広げていきたい。
 13日、日雇全協主催のデモと集会に新宿、池袋の仲間40名で参加してきた。それに先立ち連絡会の仲間などが与党など国会議員への要請行動も行い、また厚生労働省への新たな申し入れも行なった。そして19日には二回目の政府交渉(代表団による)も予定されている。新たな情報として25日に政府の「ホームレス対策の基本方針骨格」が発表されるとの事である。内容的にあまり踏み込んだものにならない事が予想されるが、政府に対する取り組み、東京都に対する取り組みなど、今後も志を同じくする各地の仲間と共闘しながら長期に亘る取り組みを継続して行きたい。

夏至の陽を浴びて
自立支援事業が7月から一部改善される。
緊急一時保護センター、自立支援センターの更なる拡充を求めよう!

 仲間たち。
 梅雨の谷間の太陽は大地を照りつくし、光の恩恵を降り注いでいる。夜がなかなか来ないと思いきや、もう夏至である。夏はもうそこまで近づいている。
 東京の夏は近年ヒートアイランド現象と云うようだが、ビルと人込みのせいで格段と蒸し暑く、不快指数が高まる。夏は暑いのが当たり前だが、湿気と云うのがとにもかくにも曲者である。季節との格闘はこの国ならではではあるが、言うまでもなく抜本的解決策がある訳ではないので、自分の身体を守るには知恵と工夫を編み出しながらとにかく自衛である。
 そうでなくとも病気になりがちな路上は、これからも健康管理の面はしっかりとやって行きたい。救急車で病院に行く仲間も増えている。緊急な場合はおたおたせずに119番。自分で呼んでも構わないし、誰かに呼んでもらっても良い。場所をしっかりと伝えるために公衆電話(無料ボタンもあるので)でかけた方が確実だ。
 もちろん救急車で病院に運ばれた場合、入院が必要な場合以外は痛みを和らげる等の応急措置のみである。通院治療をしたい場合は、新宿の場合なら新宿区役所2階にある福祉事務所で手続きをしなければならない。この手続きは誰にでも出来る簡単なもので、住民票があろうがなかろうが、新宿区内で野宿している仲間なら誰でも受付をしてもらえる。役所がどうも苦手と云う仲間は、毎週月曜日、連絡会のメンバーが福祉事務所に詰めているので気軽に声をかけてもらいたい。
 新宿区役所の場所は、とりわけ健康問題など何かあった時に相談できる場所なので、今元気な仲間も覚えておいた方が何かと便利だ。その他、カンパンの支給やら、シャワーの利用、就職のための交通費の貸付、自立支援施設入所の抽選会など俺たちに係わる行政サービスを実施する場所は、ほとんとが区役所である。それぞれ利用の仕方などをできるだけ覚えておきたいものである。
 1日に大田寮の新宿区枠抽選会も新宿区役所1階で実施される。大田寮は正式名称は「緊急一時保護センター・大田寮」と云い、羽田空港近くの風光明媚な場所にある三〇〇名規模の無料宿泊施設の事である。昔の「雑魚寝」の飯場スタイルとは違い、今は二段ベッド、カーテン、ロッカー付きでプライバシーも保てるようになっている。もちろん三度の食事は無料で提供されるし、医療体制もしっかりとしている。外泊はできないが、外出(気分転換できる自然の中の散歩コースも多々あります)は自由である。
 いたれり尽せりの感がなくもないが、この施設は自立のための施設、所謂「自立支援事業施設」の第一ステップ施設で、心身を休め自立のための英気を養うと云うのが目的なので割とゆるやかなものになっている。ここで一月から二月、休んだ後に、就労自立を希望する者は、新大久保にある自立支援センター・新宿寮に転寮する事ができる。
 第二ステップの自立支援センターは、とにかく就労支援、住宅確保支援に特化した施設である。専門の就職相談員、住宅相談員が常駐しており、指導や支援を受け自力で職場や居所を確保していくシステムとなっている。過去二五〇〇名近くの仲間が利用し、瞬間値ではあるもののおよそ半分の仲間が就労し居所確保までつながった実績を誇る施設でもある。
 7月から自立支援センターで技能講習制度が導入され、またトライアル雇用の対象としても4月から認定されるなど、ホームレス支援法制定後、国が管轄する労働行政分野でも更なる事業強化を図っている場所でもある。他方で東京都、特別区は仲間の要望が強いリピーター(再入所)容認を7月中に最終決定する見通しである。また今後の施設増設、また第三ステップの新設など、まだまだ改善の可能性を秘めた事業でもある。
 連絡会ではこの自立支援事業に入った仲間をとにかく支援して行こうと、この間、別団体をこさえ、住宅確保の分野では「もやい」、技能講習、就労支援の分野では「NPO新宿」が活躍している他、連絡会としても面会や相談活動を常時行なっている。
 19日、全国の仲間が集まった代表団による政府交渉の場においても「自立支援事業の強化」「自立支援センター内の就労支援対策の強化」は厚生労働省が責任をもって進めて行くとの言質は勝ち取っている。また東京都、特別区も同様の立場である事はこの春の交渉の度に確認をして来た。
 現行の自立支援事業をとにかく徹底して活用して行く事。そして、就労支援、住宅確保支援の部門を飛躍的に強化させて行く事。これが俺たちの要求行動の当面の目標である。
 着実な取り組みは、対策を一歩一歩前進させている。路上からはまだまだ目に見えないが、仲間の希望になる自立支援事業を作りだして行くために、そしてそれを機軸に多様な自立支援事業を構築していくために前進して行きたい。


紫陽花キラリ
自立支援事業改善の全貌が明らかになった。
7月初旬の厚生部長会の承認を経て実施の見通し。が更なる拡充が必要だ!

 仲間たち。
 梅雨の中休みも短く、どんよりとした小雨模様の日が多くなった。雨の日は昼間は蒸し暑いが朝晩ともなると気温がグンと下がる。ちょっとした風邪も引きやすい。雨が続くと衛生面も一段と悪化し、おまけに不快感が高まるので精神的な面でも落ち着きがなくなってしまう。他方で都会の少ない自然を見渡せば、緑が一段と濃くなり、アジサイが瑞々しくに花びらを輝かせ雨の恵みを享受している。何とも対照的な姿だけれども季節の移ろいに身をまかせてみるのもこの季節を乗り越える一つの方法なのかも知れない。
 さて、俺たちが要求してきた自立支援事業の改善について、都区がようやく改善検討結果を取りまとめた。
 「就労対策を軸とした野宿から脱せられる施策」を全都的に要求しようと「自立支援センター」開設運動を98年春から取り組み、ようやくセンターが開設されたのが00年冬。現在、新宿、台東、豊島、墨田の4寮が稼働し、この約2年半の間で約二五〇〇名近い仲間が利用して来た。そして自立支援センターの前段施設「緊急一時保護センター」も01年冬に開設され、現在、大田寮、板橋寮が稼働し、こちらは約1年半の間で約三五〇〇名の仲間が利用して来た。
 病気の仲間や高齢の仲間が活用する「生活保護」ではなく、元気な人、若い人も含めた「期間限定の集中的な支援施設(群)とステップアッププログラム」が、いわゆる「自立支援事業」である。
 生活保護も自立支援事業も、どちらも福祉事務所を経由しなければならない事から混同してしまいがちであるが、本来は別の制度として作られている。
 新宿連絡会は、自立支援事業は総合的な施策であるが、労働行政、住宅行政の領域を強化していかなければ福祉行政の代替施設に化してしまうと主張し、個々の運用を批判しながら、就労支援策の強化、住宅確保策の強化を改善の柱としてここ数年要求し続け、また今年の春が正念場とメーデ前後の大きな要求課題として全面に出し交渉を続けて来た。
 今回の都区の改善は自ら「マイナーチェンジ」であると明記しているよう、「フルモデルチェンジ」にはまだまだほど遠いものであるが、改善の方向性を立てた所は評価できる内容である。
 まず、緊急一時保護センターについては、「各区の入所相談日の増加、各区工夫による弾力的運用などによって入所率を向上」(特筆すべきは自立支援センターの直接入所の活用に触れている事)「就労促進機能の付与」(この点はまだ言葉だけであるが)「アセスメントの効率的な実施」「退所者への適切な対応」(これも言葉だけである)「弁護士による法律相談の実施」などが掲げられている。
 自立支援センターについては、「技能講習の実施」「生活指導の充実」「住宅確保指導の充実」(都営住宅入居枠の拡大を図ると明記されているのが特筆)「法律相談の実施」「グループホームへの利用者の円滑な移行」(そもそもグループホームがまだ出来ていないし、出来たとしても10名規模でしかないが)「退所者への適切な対応」「自立支援センター退所者の再利用」などが掲げられている。
 仲間の要望の強かった「再利用」が条件付きながらついに容認された事(検討課題として再利用とする対象者の拡大も明記されている)、就労支援強化として「技能講習制度」が導入され「都営住宅入居枠の拡大」も改善策として明記された事、緊急一時保護センターにおける「就労促進機能の付与」が明記された事、「法律相談」が導入された事などが評価できる内容である。
 もちろん、言葉だけの部分も多く一歩前進ながらもまだまだである。国の基本方針などもそうであるが、大胆な発想に欠けている感は否めない。
 俺たちの改善要求は「仲間のために!」である。仲間が利用しやすい施策体系へと仲間の力で変えていこう。