新宿駅周辺に居住する野宿生活者に対する医療相談記録
 1998 年 1月ー12月 
  

新宿連絡会医療班 大脇甲哉

【はじめに】
 新宿連絡会は現在新宿駅周辺に居住する野宿生活をしいられている人達に対し、医療従事者を含むボランティアによる医療相談活動を行っている。この活動を始めたきっかけは、1996年1月の新宿駅西口から都庁につながる動く歩道の設置に伴う地下道で生活をしていた人々の追い出し事件であった。この事件以前から西口周辺の地下道に暮らしている人達の中にはある種のコミュニティーが形成されており、体の調子の悪い仲間がいれば助け合い、ひどく具合の悪い人がいたときには仲間が救急車を呼ぶ。夜間パトロールをする。また福祉事務所に付き添い医療機関につなげるといった活動がされていた。動く歩道設置による追い出しのあと仲間同士の結束が更に強くなり自分たちで自分たちの健康を守ろうとする気運が更に高まっていた。そうした仲間たちを中心に1994年8月新宿連絡会が形成されボランティアが支援する形で医療班活動が始まった。当初は年末年始のみの活動であったが、1996年3月から毎月定期的に活動を開始した。
 はじめは毎月第2日曜日午後7時からの炊き出しに合わせて、200人ほどが段ボールハウスで生活する新宿西口ロータリー地下広場の東京都インフォメーションセンター前で血圧測定、胃薬・風邪薬・湿布薬などの一般薬処方、福祉から病院受診につなぐための紹介状の記入を行い、翌日新宿区福祉事務所での福祉行動には連絡会のスタッフが付き添った。医療班のスタッフには医師・保健婦・看護婦・ソーシャルワーカーなどの医療従事者と一般のボランティアが加わっており、毎回30人前後の人が医療相談を受診していた。また1997年10月から毎月第4日曜日には医療パトロールとして医療従事者が加わり夜まわり活動を行っている。1998年1月までは安定した活動が行われていたが、2月7日火災事故があり段ボールハウスが40棟ほど焼け4人の仲間が亡くなった。この事故のあと西口地下が封鎖され段ボールハウスの住民が自主退去した、そのため医療班は活動拠点を失い一時的に医療相談活動を中止し、医療パトロールのみを行っていたが、4月より第2日曜日の医療相談活動を炊き出しが行われる新宿中央公園ポケットパークにて再開した。
 この報告書は1998年1月から1998年12月までの医療相談記録をもとにしているが、火災事故の影響で2月と3月は医療相談活動を行うことができなかったため、
10カ月の記録としてまとめたものである。

新宿駅周辺の野宿生活者の特徴
 新宿駅周辺には簡易宿泊所が数少なく、日雇い職安もなくいわゆる寄せ場やドヤ街ではないが、新宿駅周辺から高田馬場にかけて、およそ1000人の野宿者が生活している。最も多い地域は新宿中央公園と新宿駅西口の高層ビル街であり、夜間パトロールで回っている地域(新宿中央公園、新宿駅西口・東口、歌舞伎町、百人町、新宿3丁目)で実際に確認している野宿者は毎回700人から750人であり、炊き出しで配る800人分の食事は余ることはない。(1999年5月現在) 
 1998年2月の火災事故以降段ボール村がなくなり、西口地下に定住していた人達は一旦一時保護所に入ったが3月以降流動層として野宿生活にもどってきた。彼らの内の多数は定まった寝場所を確保する事ができず、昼は荷物を抱え移動し、夜間風避けの為の簡単な段ボールの囲いの中で寝るか、毛布一枚にくるまったり、着の身着のままで寝るか、寒くて眠れないため夜中歩き回っている人もいる。雨をさけることができる場所もない状態である。ただ最終電車から始発電車までの約4時間だけは西口の地下広場の一部で雨露をしのいで横になることができる。だいたい100人から200人が利用しているが、大多数は夜間も移動を繰り返しゆっくり休むことはできない。歌舞伎町という一大歓楽街があるため比較的容易に食物を手に入れることができるが、逆に治安が悪く野宿者への暴行事件も多い。

医療福祉行動の流れ及び活動内容
 医療相談受診時、医療機関での対応が必要な人に対しては医師が紹介状を書き、翌日福祉行動として新宿区福祉事務所に連絡会のメンバーが付き添い、生活保護を利用して医療機関につながるように支援している。また医療機関での対応が必要ない人に対して、市販薬の投与・創処置・血圧測定などを行っている。アルコール依存症・生活保護に対する相談なども行っている。
 都衛生局・新宿区保健所・新宿区福祉事務所・救急隊など、我々の活動と関係のある行政機関担当者や医療機関と話し合う機会を作り、野宿者の医療・福祉上の問題点の解決を目指している。具体的には新宿区の主催する野宿者対象の結核検診事業に対し連絡会からも検診参加を野宿者に呼びかけたり。また救急搬送について救急隊に要請を行い、救急車への支援者の添乗を常時行うようになった。緊急入院が必要となった場合には、当初必要なもの(石鹸・タオル・着替え・テレフォンカード・連絡会の案内)を入れたセットを用意しており入院初日に野宿者が困らないようにしている。

【考察 】
年齢について
 医療相談受診者の内、年齢の記録がある259名の平均年齢は51.6 歳である。1998年5月の野宿者・人権資料センター全都調査1)(センター調査)の平均年齢 55.1 歳と比べてかなり低い。この違いはもともと東京都西部に生活する野宿者の年齢は東部地域に比べ低いこと(山谷争議団の1998年隅田川地域限定調査では 61.5 歳であり、新宿医療相談受診者の平均年齢と10歳の開きがある。)、また初めて野宿をするようになってからの期間が医療相談受診者は短く(1年未満:センター調査 32.7%、医療相談受診者 65.3% )他地域に比べて若年層が最近新宿地域に流れ込んできていることが考えられる。慢性疾患を持ち、体調を崩しやすい年長者の医療相談受診率が高いことを考慮すると、この地域の野宿者の年齢は更に低い可能性がある。

主訴・受診病名について
 疾患分類上は呼吸器 (のべ合計405病名の内 19.8%)、整形外科 (18.3)、消化器 (16.5)、循環器 (12.6)、皮膚科 (7.7)、外傷・創 (4.7) 、歯科 (3.0) の順に多い、疾患を個別に分類すると感冒・上気道炎(15.6)、高血圧 (9.1)、上腹部痛・胃潰瘍疑い (8.6)、関節痛・関節炎 (4.9)、腰痛 (4.0)、知覚障害 (4.0)、外傷(切・挫創、打撲・捻挫)(3.7)、
上下肢浮腫 (2.5)、湿疹 (2.5) が多い。
 感冒・上気道炎は冬季に多かったが、下痢は季節変動を認めなかった。黒色便・血便や吐血など上部消化管出血の症状を加えると胃潰瘍の疑いのある人は48名(12%) となり第2位を占める。上下肢の浮腫があり心不全の疑いのある人もいた。
 外傷と整形外科的疾患をまとめると93名となり35%を占める。外傷の原因として他人からの暴行をあげる人も少なからずおり、センター全都調査では147名のアンケート調査の内 39% が襲撃・追い出し・差別を受けたことがあると回答し、その内の18名が明らかな暴行を受けたとコメントしている。
 その他の特徴として皮膚の衛生状態の悪さから皮膚炎・白癬が多く(12名)、小さな傷が同じ理由から化膿し蜂か織炎化しやすい(6名)、糖尿病が原因の足底皮膚潰瘍(3名)、低栄養による全身衰弱・体重減少・著明な疲労倦怠感(6名)を認めた。

紹介状・受診結果
 のべ140人に医療機関受診を勧め紹介状を書いた。そのうち85人の医療機関受診を確認できた。重症で入院治療となった9人の内4人が下肢の著明な浮腫を伴う心不全だった。その他は結核、胃潰瘍、肝硬変、そけいヘルニア手術目的、肛門狭窄手術目的が1名ずつだった。通院治療となった76人の内多かった疾患は、高血圧 (77名の受診者の内 25%)、胃潰瘍 (9.2)、変形性脊椎症 (7)、結核(疑い)(6.6)、変形性関節症・関節炎 (6.6)、肝炎・肝硬変 (5.3)、糖尿病 (5.3)であり、生活習慣病・加齢変性性疾患・結核(疑い)が多くを占めた。
 35人(紹介状を書いた人の内 25% ) が翌日の福祉行動に参加しなかったか福祉行動結果が医療相談記録に記載されておらず経過不明である。また3人が福祉事務所担当者の判断で医療機関への受診を拒否された。

既往歴一般について
 高血圧 (266名の受診者の内 10.9%)、胃潰瘍 (7.9)、結核 (6.4)、骨折 (6.0)、肝硬変・肝障害 (5.3)、糖尿病 (4.9)、アルコール依存症 (3.8) の順に多い。結核・骨折・アルコール依存症が多いことがこの医療相談受診者の特徴である。結核については別に述べる。土木建設業の現場作業への従事経験者がほぼ6割を占める2)事が作業中の事故による骨折が多い原因と考えられ、野宿生活・日雇い雇用などの生活の不安定さやストレス、また食物の栄養の偏りから高血圧・胃潰瘍・糖尿病が多いと考えられる。また肝硬変・肝障害やアルコール依存症など長年のアルコール摂取が原因と考えられる疾患で入院治療をうけた人も多い。

野宿者の結核について
 医療相談受診者の内6名が結核または結核の疑いで医療機関を受診し、そのうち1名は活動性の結核と診断され入院している。また17人(既往症第3位)が結核を既往症としている。この人たちの年齢は40歳台と60歳台の人達が多く、発症時期が5年未満の人が6割以上を占めている。治癒と考えられる時期まで治療した人は非常に少なく2割以下である。
 この医療相談受診者の結核の傾向を東京都の調査3)と比較すると、都調査の結核罹患率は10万人中34人(0.034%)であり、医療相談受診者で結核 既往のある人は266名中17名(6.4%) である。既往歴と現在発症していることの違いはあるが、野宿者に著明に多く、また過去5年未満の発症が6割以上を占め、かつ十分な治療が行われていないと考えられる人が8割を越えており、治療中断後再発・再燃が起きる可能性があることを考え合わせると、正確な数字はないが野宿者には「一般」の人と比べ非常に高い確率で結核の罹患者がいると思われる。また衛生状態の悪さや栄養不良、寒冷環境など野宿生活自体が結核の再発や症状悪化を助長していると考えられる 。

1996年3月から1997年11月の医療相談記録4)との比較
 この期間は新宿連絡会医療班が医療相談活動を開始してからの21カ月間の記録のまとめであり、受診者はほとんどが新宿駅西口地下広場の段ボールハウスに住む定住型野宿層であった。地下であるため雨露をしのぐことができ、路上や公園に野宿する場合と比べると比較的暑さや寒さをしのぎやすい環境であり、段ボール村の中心にある広場で医療相談を行った。活動が軌道に乗った1996年6月からの平均受診者数は30人と98年の実績より平均5名ほど多く、女性の割合はどちらの報告でも 3.5% 程度である、年齢は 52.4 歳と98年の 51.6 歳のほうがやや若い。
 平均受診者数の減少について、98年は中央公園医療相談所まで新宿駅西口から徒歩15分の距離にあり、炊き出しの食事を食べにこない人にとってアクセスが悪く気軽に相談できなくなったこと。医師が2人ないし3人で相談を受けているため、しっかり話を聞き十分な相談をしようとすると受診者数の上限はだいたい30名ほどであり、混雑するときは血圧測定のみの人や、軽い風邪の人に投薬するときには記録を作らなくなったことによる。相談記録に残らない人を含めた受診者総数は逆に増加している。
 低年齢化傾向は実際に進行しており、1998ー99年越冬での医療相談者の平均年齢は 51.0 歳と更に若くなっている)。
 医療機関を紹介した総数は 96-97 年のべ260人(月平均 12.4 人)、98年140人(月平均 14 人)。紹介状を書いた人の医療機関受診率は 96-97 年 51.5% 、98年 60.7% 。翌日福祉事務所に来所しなかった人の割合 96-97 年 38.1%、98年 25% と医療相談受診者の福祉事務所や医療機関への連携は明らかに改善している。症状が重く入院となった人は 96-97 年21人(月平均1人)、98年9人(同 0.9 人)とほぼ同じである。
 既往歴の中で多いものは 96-97 年には高血圧 (361人中 18.0%) 、胃十二指腸潰瘍 (10.8)、結核 (7.8)、肝炎・肝硬変 (7.2)、糖尿病 (5.8)、脳血管障害 (5.6)、アルコール依存症 (4.2)である。98年には高血圧 (266 人中10.9%)、胃潰瘍 (7.9)、結核(6.4)、骨折 (6.0)、肝硬変・肝障害 (5.3)、糖尿病 (4.9)、アルコール依存症 (3.8)、脳血管障害 (2.6)であり、どちらも大きな違いはない。96-97年の統計には外傷の中で骨折のみを分離した統計がないためここには載せていない。
 特に結核に関して、96-97年には28人( 7.8% 既往歴中第3位) 、98年17人( 6.4% 既往歴中第3位)と同様に多い。治療終了と認められる人はは 96-97 年 32.1% 、98年 11.8% といずれも低い。

【まとめ】
 1998年2月の段ボール村火災事件は我々の活動にとって大きな危機であった。西口地下広場が封鎖され、住む場所を失った人達が散り散りとなり、医療相談活動の拠点も失ってしまった。一旦一時保護所に入った人も3月頃からまた野宿生活に戻ってきた。真冬の厳しい気候のもとでパトロール活動をしながら、仲間の皆で何度も話し合い今後の医療活動の方向性を探った。皆の共通の気持ちは、この寒空の下で段ボールや毛布もなしで流動生活をしなければならなくなった仲間に対して、意地でも支援を再開しようという強い意志だったと思う。4月に医療相談を再開したが、以前のように薬品や相談記録・机・椅子を保管する場所がなく(段ボール村で活動しているときは倉庫用の段ボールハウスに保管してあった)、受診者が近くに住んでいてちょっとしたことでも、相談に来ることができるという便利さがなくなり、少なくとも新宿駅から15分歩いてこなければならなくなった。新宿中央公園まで歩いてくることができる元気のある人しか受診できないという矛盾を抱えながら活動せざるをえなくなった。しかし受診者もほぼ以前の数に復活し、ボランティア参加者も増加した。そして連絡会のメンバー(当事者である野宿をしているメンバーやボランティアスタッフも含め)の絆がいっそう強くなったと感じている。
 96年から98年にかけて、医療相談受診者の年齢は低くなりつつあり、定住できない流動層が増え、野宿歴も短くなる傾向がある。推測であるが、野宿未経験者にとって、山谷のような古くからの寄せ場より新宿のほうが初めて野宿をするとき入って気易い雰囲気があるのではと考える。
 高血圧・糖尿病などの成人病、ストレスによる胃潰瘍、長年の肉体労働による変形性脊椎症・関節症(特に腰・下半身)、長年のアルコール摂取が原因の肝障害、結核が医療相談者に多い病気であるが、野宿生活による寒冷・湿気、栄養不良、食物の偏り、衛生環境の悪さにより病状は悪化し易く、また医療機関にかかりにくいことから、医療相談受診時にはすでに重症化し一般病院の外来ではほとんど見られないほど悪化しているケースが多く、最高血圧が200mmHg 以上、糖尿病が悪化して足底部に皮膚潰瘍、胃潰瘍で吐血・下血、肝硬変で黄疸・腹水が著明、白内障で失明、低栄養で全身衰弱、心不全で著明な上肢下肢浮腫、結核で喀血・血痰・るい痩などはしばしば見られる状態である。
 元来我々の行っている医療相談は野宿者問題の根本的解決に結びつく活動ではない。本来野宿者問題の活動の中心は野宿にいたる前の職業(建設土木、飲食・パチンコ・ホテルなどのサービス産業)の社会的な労働問題に対する活動であるべきであり、その活動の上に衣・食・住(暖かい布団と清潔な衣服、栄養のある食事、衛生的な住居、)に関する社会福祉活動があり、これらの活動でカバーできなかった人達、病気やけがで日常生活にも支障がある人達といった野宿者のなかのごく一部の人々に対する活動が我々の行っている医療相談活動であると考えている。いろいろな矛盾のある医療福祉問題の隙間を少しでも埋めることができれば幸いである。

【文献】
1)野宿者・人権資料センター、センターニュース. 1998 ; 1-夏 : 3
2)新宿連絡会、路上からの提言. 1999 ; 5 : 9-12
3)東京都衛生局医療福祉部結核感染症課、東京都の結核、1998 ; 10
4)越智祥太、新宿連絡会医療相談記録( 1996.3 〜 97.11)、1998 ;
5)大脇甲哉、98-99 新宿連絡会医療班越年活動報告、1999 ; 2


医療相談活動のまとめ  (1998年1月〜1998年12月)
結果
受診者総数:266名(内女性9名)
受診内訳 :
   1月:33 2月:9 3月:0 4月:24 5月:27 6月:30 7月:17 
8月:20 9月:20 10月:28 11月:22 12月:36 合計:266
月平均受診数:25.7人(2月、3月を除く) 
平均年齢 :51.6 歳(21歳ー80歳)
年齢分布 :20代ー 10人(3.9%)
30代ー 18人(6.9%)
40代ー 59人(22.8%)
50代ー101人(39.0%)
60代ー 63人(24.3%)
70代ー  7人(2.7%)
80代ー  1人(0.3%)
不明 ー  7人

主訴・受診時病名(延べ数・複数例あり)
呼吸器系:80
感冒・上気道炎:63 息切れ:7 慢性閉塞性肺疾患:4 呼吸困難:2 
肺結核疑い:2 血痰:1 胸痛:1
消化器系:67
上腹部痛・胃潰瘍疑い:35 黒色便・血便:8 下痢:7 嘔気・嘔吐:6  吐血:5 そけいヘルニア:2 痔・脱肛:2 下腹部痛:1 胸焼け:1
循環器系:51
高血圧:37 狭心症疑い:5 不整脈:4 動悸:3 胸郭出口症候群:1 レイノー症状:1
内分泌系:7
糖尿病:6 甲状腺機能低下症疑い:1
肝・胆道系:1
肝機能障害:1
脳血管系:8
頭痛:7 脳梗塞後遺症:1
外傷・創:19
挫創・切創:8 打撲・捻挫:7 化膿創:4
整形外科:74
関節痛・関節炎:20 腰痛:16 知覚障害:16 下肢痛:8 四肢運動障害:7 
筋けいれん:2 頚椎症:2 骨折:1 筋萎縮:1 爪周囲炎:1
皮膚科:31
湿疹:10 皮膚炎:6 白癬:6 ひび割れ:4 皮膚潰瘍:3 疥癬:1 靴擦れ:1
耳鼻科:11
耳鳴り:5 難聴:3 中耳炎:2 メニエール症状:1
眼科:9
視力低下:4 失明:1 白内障:1 結膜炎:1 義眼治療:1 眼周囲炎:1
精神科:6
アルコール依存症:3 アルコール性末梢神経障害:1 幻覚・感情失禁:1 てんかん:1
歯科:12
虫歯:6  歯痛:4  義歯不適合:1  歯槽膿漏:1 
その他:30
上・下肢浮腫:10 疲労・倦怠感:3 貧血:3 顔面浮腫:2 食欲不振:2  体重減少:2 立ちくらみ:2 蜂か織炎:2 全身衰弱:1 意識障害:1 下肢静脈瘤:1 肥満:1

翌日の福祉行動の結果
医療機関受診を勧め紹介状を書いた人
総数:140
内科:75 整形外科:24 皮膚科:11 外科:10 歯科:7 精神科:5 耳鼻科:4 
眼科:4
病院を受診した人:85
受診病院
国立国際医療センター:45 新宿病院:10 社会保険中央病院:7  都立大久保病院:4 
児玉経堂病院:4 春山外科病院:2 都立民生病院:2  聖母病院:1 東京医大:1 女子医大:1 東京船員保険病院:1 身体障害センター:1 渋谷診療所:1 玉の井病院:1 病院名不明:4
入院:9名
入院となった疾患の内訳
心不全:4 結核:1 胃潰瘍:1 胆汁性肝硬変:1そけいヘルニア手術予定:1 
痔瘻術後肛門狭窄形成術予定:1
入院医療機関名
国立国際医療センター:6 都立大久保病院:1 児玉経堂病院:1 都立民生病院:1
通院:76名
通院治療の疾患内訳(複数病名あり)
高血圧:19 胃潰瘍:7 変形性脊椎症(腰痛):7 結核(疑い):5 
変形性関節症・関節炎:5 肝炎・肝硬変:4 外傷:4 気管支炎:4 
糖尿病:4 難聴:3 湿疹:3  筋力低下:3 知覚障害:3 中耳炎:2 
アルコール依存:2 その他:17
医療機関受診を確認できなかった人(51件)
翌日福祉事務所に来所せず経過不明:35
翌日福祉事務所に来所したが再度来所の指示でその後経過不明:8
新宿区以外の福祉事務所へ行った:5
翌日以降自分で福祉事務所に行った:3
医療機関受診につながらなかった人(4件)
福祉事務所の担当者により医療機関受診を拒否された:3
病院自主退院のため仕切直し継続審議:1
その他の福祉行動結果
生活保護獲得:5
宿泊施設入所:4
ドヤ保護:17

既往症
呼吸器系:25
結核:17 急性肺炎:3 喘息:3 肺気腫:1 慢性気管支炎:1
循環器系:41
高血圧:29 虚血性心疾患:7 不整脈:4 心疾患:1
消化器系:47
胃潰瘍:21 痔:6 虫垂炎:5 急性胃炎:2 腸閉塞:2 胃切除術後:2
そけいヘルニア:2 胃癌:1 食道静脈瘤:1 血便:1 腸炎:1 赤痢:1 
大腸ポリープ:1  急性腹症:1
肝胆道系:18
肝硬変・肝障害:14 胆石症:2 C型肝炎:1 慢性膵炎:1
脳血管系:9
脳血管障害:7 脳腫瘍:1 脳萎縮:1
内分泌系:16
糖尿病:13 甲状腺機能障害:3
精神科:14
アルコール依存症:10 テンカン:2 不安神経症:1 うつ病:1
外傷:17
骨折:16 腱断裂:1
整形外科:12
関節炎:6 変形性脊椎症・椎間板ヘルニア:4 骨髄炎:1 末梢神経障害:1
眼科:7
白内障:2 失明:2 緑内障:1 視神経乳頭炎:1 網膜色素変性症:1
耳鼻科:3
メニエール病:1 中耳炎:1 副鼻腔炎:1
その他: 7
栄養失調:2 レックリングハウゼン病:1 尿管結石:1 腎のう胞:1  
子宮筋腫:1 乳腺腫瘍:1

 結核の既往歴がある17名の詳細
年齢:
30歳代:1 40歳代:7 50歳代:3 60歳代:6
発症時期(何年前か):
0〜5年未満:10 5〜10年未満:2 10年以上:3 幼児期:1 
不明:1
治療歴:
入院+通院(治療終了と考えられるケース):2
入院・退院後治療中断(十分治療されたとは言えないケース):7
入院・中途退院(ほとんど治療されていないケース):3
通院治療例:0