第16次新宿越年越冬の支援呼びかけ
あっと云う間に冬が来て第16次の新宿越年越冬の取り組みが開始されております。
本来は開始される前に各方面にご支援を呼びかけるものですが、今年も相も変わらずドタバタで支援要請など遅れに遅れています事をお詫び致します。
今年も暖冬になりそうで、12月に入ってもぽかぽか陽気なのは良いのですが、朝晩の風は東京でもかなりの寒さになり、新宿の600名近い仲間達は日々、寒さの中に立たされております。
昨年来の不景気は、路上においても深刻度を増しており、従来の私たちが支援していた人々以外にも、地方都市などから新規の仲間が出たり入ったりと、仕事を求めながら流動を続ける底辺の仲間に合わない日はありません。靴をすり減らしながら仕事を求めて転々とする仲間達の必死さを目の当たりにする時、「つなぎ」を乱発するしかない政府の雇用対策の在り方に疑問を感じざるを得ません。
これらの新規の仲間も含め、路上の仲間達が寒空の中でも希望を捨てず、生き抜く力を支えるためにも新宿連絡会の越年越冬の取り組みはより重要になって居るとの自覚の下、今年の越年越冬の取り組みも細部に気をつかいながら着実に実施していきたいと考えています。
既に、防寒対策として全国から集まっている冬物衣類の配布を毎週実施しており、それに加え13日から毛布の配布も実施していきます。冬物衣類、毛布などの寄付は現在も続けており、大変助かっております。路上で寒さを防ぐ方法はいかに衣類を厚着をするかにかかっていますので、冬場、一人でも多くの仲間に暖かい衣類、毛
布を提供し続けていきたいと考えています。
また、医療相談会も強化して実施していきます。幸いにして新型インフルエンザの路上での流行は今の所確認されていませんが、今後、冬が深まるにつれ空気が乾燥し、風邪やインフルエンザも流行してくる可能性もあります。それ以外でも病気を抱えた仲間や高齢の仲間をどのように支えるのかは、越冬事業の最大の観点です。夜間巡回（パトロール）を含めて病気の仲間、高齢の仲間を医療相談会から病院や施設等にどれだけつなげられるのかが大きな課題です。
他方で稼働層に対する支援策が景気悪化と自立支援施設の不足等もあり、混乱が目につきます。とは云いながらも、今年度の補正予算等で住居喪失離職者に対する新規事業が多く打ち出されています。「つなぎ」策とは云え、これらが何故か有効に活用されていない現状をどうにかしていかない事には、次の「つなぎ」にもつながりません。私たちは、現在の諸施策の中で「住宅手当」に着目し、就職活動をするための「家」の確保がいかに出来るのかを仲間と共に試行しています。活用可能なものは徹底活用しも、居住の場の確保から就労を目指せる新たな仕組みを開拓していくためにも、本越年越冬では「住宅手当」の活用を稼働年齢層の仲間に推奨し、支援し続けていきたいと考えています。
年末年始は27日から新宿中央公園「水の広場」で越年拠点を構築しながらの取り組みとなります。年明けは1月3日までとなります。この期間は昼、夜の炊き出し、毛布衣類の提供、29日夜からの医療テントの24時間運営、深夜を含めた新宿駅等、新宿区全域の夜間巡回（パトロール）の他、29日からの年越しコンサート、31日の大晦日イベント、2日の餅つき大会など拠点を中心にしたイベントも実施し、「仲間を支え、仲間と共の」年越しをしていきたいと思います。
勿論、年末年始だけが問題ではなく、年明けの寒さにどのように立ち向かうのかも捉えながら、様々な行政施策を活用しながら、ニーズに即した冬場の支援体制を作り出したいと思っています。
まいど、まいどの事となりますが、熱いご支援の程、宜しくお願い致します。
<第16次 新宿越年手中行動 2009年12月27日〜2010年1月3日 >
場所・新宿中央公園「水の広場」
連日・午前11時集合（24時間 体制なのでボランティアの方は都合のつく時間にお越し下さい）
＜カンパ物品送付先１＞（越冬用のすべてのカンパ物品と郵便物）
169-0075 東京都新宿区高田馬場2-6-10関ビル106号 新宿連絡会
＊平日9ー5時指定でお願いします。
＜カンパ物品送付先２＞（越年期間12/27〜1/3のみ）
160-0023東京都新宿区西新宿2-11新宿中央公園「水の広場」新宿越年越冬本部
＊24時間受け取れますが、郵便局は配送してくれませんので、ここの住所に送る場合は民間の配送業者でお願いします。
受け取り人電話番号は090-3818-3450でお願いします。
■越冬支援金カンパ先■郵便振替口座00160-6-190947「新宿連絡会」
|
