5月1日、好天に恵まれた新宿でホームレス自立支援法の延長を求める第18回新宿メーデーが開催されました。久しぶりに250名を超える仲間が新宿柏木公園に集まり、新宿の仲間の変わらぬ動員力を見せつけました。「いざと云う時には連絡会の旗の下に集まる」のが新宿ならではの仲間の伝統。18年もメーデー行動を続けて来た底力です。
 今年のメーデーの最大のテーマは「ホームレス自立支援法の延長問題」です。この法律の意義を広く市民にも訴え、そして都庁も味方につけようと、 今年は久しぶりに都庁交渉を設定。4月24日には「要望書」を提出、東京都の立場からも自立支援法の延長にむけて最大限努力するよう要望をし、当日、代表団による交渉も行いました。 

 東京都福祉保健局もホームレス対策の法的根拠がなくなれば大変であるとの共通認識で一致。 今後共に法律延長に向けそれぞれの立場での働きかけをしていこうと確認をしました。その前提で、今後5年の期間の中で、路上生活者対策の総仕上げを行う事、そして、路上生活をしなくても済むような都市機能をシステムとして作りあげることなどの要望を行いました。

 デモは250名の仲間が元気よく新宿の街を闊歩、ホームレス問題と聞いて驚くのは地方の人。新宿区民や新宿区を利用する人々にとってはホームレス問題はまだまだ身近な問題。毎年の恒例行動なので驚きもなく、「おお、頑張れよ!」と声援の声も。そんな市民にホームレス自立支援法の延長問題を訴えていきました。

 国会の混乱でなかなかすんなりとはいかない自立支援法の延長問題。俺たちは何度でも立ち上がるぞと総括集会で確認しあい、当日の行動を無事終えていきました。