この夏猛威をふるった新型コロナウィルスの「第5派」とやらも、秋にはいると下火になり、東京も含め「緊急事態宣言」は解除となり、飲食店等の「時短営業」などの規制も解除されつつあります。
それに伴い新宿の街も、じょじょにではありますが元に戻りつつあります。巷では「コロナ渦」と騒がれている中でも路上は、そもそもが生活困窮の者ばかりなのでとれも含めて特に変わらず、また「コロナ渦」で路上に流れてくる仲間の数も、かなり最小限に抑えられている感があります。そのため、夜間の路上人口も毎月調査していますが、特に大きな変動もなく、衣類をもらいに来る人々の列やら、おにぎりを貰う人の数も、特に変化はなし。相談等もいつもの調子で、宿泊希望もぼちぼちと云う感じで、これまた大きな変化はなし。
これだけの災時に路上の数が増えていないのは、とても頼もしいことで私たちの活動も、目立つことなく地道にコツコツと行われています。
諸活動の中、「蜜」になるシチュエーションは極力避け、またマスクの配布の徹底を続け、これまで通りの感染予防策を講じながら日常活動を続けて行きたいと思っています。
幸いなことにこのタイミングで新宿区が住所や身分証がない方々への「ワクチン接種会」を設けてもらい、今、そのことを路上に広める活動をしています。
むやみに騒ぐのではなく、この機を、仲間の健康を見つめる機会にしていきたいと思っています。