連絡会30周年となる2024年8月12日、新宿中央公園「水の広場」にて、新宿夏まつり・慰霊祭が開催されました。

朝早くから区内某所で炊出しの「冷やし中華」作り。調理は保健所認定の調理場を借り、盛りつけは事務所を借り仲間が集中して行いました。手作りでこそ「炊出し」。冬は温かいもの、夏は冷たいもの。これが連絡会30年の基本です。

 

会場は新宿中央公園「水の広場」。今やこの地にテントはなく、路上の仲間も暮してはいない。それでも連絡会の「聖地」とも言える場所。この地で幾多の仲間が笑い、涙し、団結し、そして、たたかい、そしてこの地で死んだり、再起をしたり、 と思い出の場所。お盆で死んだ仲間が帰って来る適地でもある。
そこに夕方からテントを建て、祭壇を作り、皆で悼む。いつもお世話になっている「ひとさじの会」のお坊さんも来てくれ、お経をあげてもらい、皆で焼香をする。

 

一人ひとり思い出を噛みしめた後は、納涼の炊出しとビールなどの提供。何をするわけではないが、三々五々、連絡会の思い出話をつまみに酒を飲んだり、冷やし中華を食べたりと、静かに悼む俺らの夏まつり。当日の気温は35度。炎天下。夜になっても気温は下がらず熱帯夜。納涼にはならなかったかも知れないが、仲間と共に楽しく過ごす夏まつり。今年も160名もの路上にゆかりのある仲間が各地からも集まってくれ、大盛況でした。