新宿連絡会チラシ集第二十四集(2013年1月より)
2013年1月1日新宿連絡会チラシ
2013年1月2日新宿連絡会チラシ
2013年1月3日新宿連絡会チラシ
2013年1月6日新宿連絡会チラシ
2013年1月13日新宿連絡会チラシ
2013年1月20日新宿連絡会チラシ
2013年1月27日新宿連絡会チラシ
2013年2月3日新宿連絡会チラシ
2013年2月10日新宿連絡会チラシ
2013年2月17日新宿連絡会チラシ
2013年2月24日新宿連絡会チラシ
2013年3月3日新宿連絡会チラシ
2013年3月10日新宿連絡会チラシ
2013年3月17日新宿連絡会チラシ
2013年3月24日新宿連絡会チラシ
2013年3月31日新宿連絡会チラシ
2013年4月7日新宿連絡会チラシ
2013年4月14日新宿連絡会チラシ
2013年4月21日新宿連絡会チラシ
2013年4月28日新宿連絡会チラシ
2013年5月1日新宿連絡会チラシ
2013年5月5日新宿連絡会チラシ
2013年5月12日新宿連絡会チラシ
2013年5月19日新宿連絡会チラシ
2013年5月26日新宿連絡会チラシ
2013年6月2日新宿連絡会チラシ
2013年6月9日新宿連絡会チラシ
2013年6月16日新宿連絡会チラシ
2013年6月23日新宿連絡会チラシ
2013年6月30日新宿連絡会チラシ
新年あけましておめでとう!
ようやく天気も回復し、初日の出は晴天と、幸先の良い新年である。
新しい年を路上で迎えることになったとしても、そんなに絶望する事もない。この地には多くの仲間が居るし、みんなで支え合いながら生きて来た。その伝統が消えることがない限り、悪い年にはなり得ない。
新しい豊富をどんどんと持とう。実現されるのが重要ではなく、夢をみる事が人が生きるための原動力である。誰かのせいにしたり、他力本願になったり、後ろ向きになったりでは、ちと悲しすぎる。一人ひとりの夢に向かって、一歩一歩確実に踏み出せる2013年にしていきたいものである。
昨夜は夜遅くまでの新宿中央公園で年越しのイベントにも多くの仲間が集まってくれた。雨が降り止んでしまうと、新宿に多くの仲間が集まってしまうのか、昨夜の炊き出しなどは、人数的にはいつもの炊き出しと何ら変わらない数であった。突入時が雨ばかりだったので、人数把握が正確には出来てはいないが、全体的には昨年とほぼ同程度の規模になるようである。
路上の仲間は統計的に全国的には減り続けている。東京もまた統計的には同じで、減ったとされている。実感的にもテントなどかなりの仲間が地域生活に移行したために、減ったと云う印象なのだろうが、多くの仲間が集まれる場所が狭まったと云うか、分散しているかと云うか、よくよく見て見ると、ここ新宿のよう、まだまだ路上の仲間はしっかりと根を張ってどっこい生きているのもまた事実である。役所も、世間もそう云う見てくれにいつも騙されてしまうので、路上生活者対策などは収束、縮小なんて云う話も今年あたりから出始めるのかも知れない。そうならないよう、全国的には知らないが、こと新宿はいつもの数の仲間が居続け、そうそう変化がない事を社会や行政に届けていく活動もまた必要のようだ。
連絡会にとっての新年は、いつもの事をいつものようにやっていく事と云う、小さな豊富しかない。連絡会も20年目に突入と相成ったが、こうやって仲間と共に新年を迎えるのは、俺たちにとってもはや日常と化しており、その姿勢は不変である。仲間が健康であり続けられるように、仕事がうまく見つかるように、あばら屋でも良いから屋根のある暮らしができるようにと、いつも強く願い、今年もそう願う。まあ、あまり大きな事も出来ない、そんなちっぽけで地味な団体である。それでも仲間を支え、仲間に支えられの関係をこれからも、しっかりと新宿に根をおろして作って行きたいものである。
そして、願わくば、東京と云う街は、失業や病気、家族の問題などで、家がなくなったり、生活が困窮したりと、そう云う人々が集まる場所なのだから、そういう人々を排除するのではなく、共にやり直しが出来る社会を作っていきたいと云うのが、俺らの夢である。
まあ、今年も宜しくお願いします!
初夢は空の下で
第19次新宿越年闘争展開中。明日は最終日。
越年最後の健康相談会が明日の夜ありますので、是非相談を!
仲間たち。
穏やかな正月である。
今日までは比較的暖かい日のようだが、明日からは天気は大丈夫ながらも気温は下がるようでもある。
冬はこれからが本番である。東京にはまだ本格的な雪は降ってはいないが、全国的には猛吹雪である。なのでおちおちもしていられない。雨も風も、気温も、これからの季節はすべてが、俺らの天敵である。
冬に向けての準備はそれぞれの仲間が既にしていると思うが、たまたまこの年末に新宿に来てしまったと云う仲間も居るかと思う。そう云う仲間は古くからの仲間などの話をよく聞いて、路上の冬支度をしっかりと取っておいた方が良い。そうしないと、この越年の取り組みが終わり、日常の新宿の姿になった後、右往左往してしまう。
新宿と云う街は競争社会の最先端の街でもあり、昔から良く言われているが、「生き馬の目を抜くような街」でもある。のんべんだらりんと生きていけるような街ではない。自立心や向上心が少しでも欠ければ、どこまでも堕ちてしまう街でもある。この中央公園の取り組みがオアシスなら、それは一時の事に過ぎない。一服したのならば、これからは自分の力で生きていけねばならない。
そのためにも、健康管理は一番大事な事でもある。年を取れば、どこかしらガタが来る。俺らの古参のメンバーも皆、年を取り、集まれば病気の話ばかりで、かつて、東京都との大闘争を果敢に戦い抜いた面影もなく、今や老人クラブと化してもいるし、鬼門に入られた仲間も多い。
そんな訳で、とりわけ、肉体労働に従事して来た、日雇や派遣で健康診断も長年受けずに暮らして来たなんて云う仲間は、年齢が加算されるに従って病気も襲ってくる。
「調子が悪いな」「健康が不安だ」と云う時には、まずはお医者さんに問診をしてもらう事である。幸いな事に、この中央公園にはボランティアのお医者さん達が定期的に来てくれる。「餅は餅屋」の諺とおり、専門家に診てもらう事がとにかく大事である。素人判断で、あちこちの薬局で変な薬を買い漁っても良くならない場合も多い。早期発見、早期治療が何ごとも肝心である。
明日は、餅つき大会などもあるが、その後では中央公園医療テント前で越年最後の医療相談会がある。血圧を計るだけでも良いし、薬を貰うだけでも良い。健康に関することならばなんでもござれのベテラン勢なので、是非とも相談に来てもらいたい。医療相談会は毎月1回、定期的に実施しているので、お医者さんの顔を覚えておいてもらえると、定期問診が毎月できるし、自分の健康チェックのためにも活用できる。
もちろん、重篤な病気の場合は、入院、通院を前提にした対応も可能である。
身も心もリフレッシュしながら、心配ごとは一つひとつ消し去り、新しい年をスタートさせよう。
険しくとも
医療テントで「紹介状」を書いてもらった仲間は、明日以降
福祉事務所で手続きをしてから病院に!
越年拠点は明日撤収です。
仲間たち。
雨の冬と、穏やかな冬と、冷たい冬と、いくつもの天気を見せてくれた今年の越年でもあった。
本日で新宿中央公園の越年拠点での取り組みも終わり、明日からは、また日常の暮らしが続いていく。
中央公園の昔からの仲間、どうもお騒がせしました。また、色々な形で越年の取り組みを牽引してくれた仲間、またボランティアスタッフの皆さん、どうもお疲れさま。そして、ありがとう!
何と云っても、みんなの力。こう云う力があるからこそ、連絡会は成り立っている。困ったときは知恵を出し合い、支え合い、えいや!と乗り越える。そんなこんなを長い事していれば、なんとかなるさ、が俺たちの気構えである。
深刻ぶっても始まらない。自分だけ不幸だと思っても惨めになるだけ。世間に同情を媚びたって、気まぐれな世間様はあっちを向いたり、こっちを見たり。やはり信用できるのは現場の地道な力だけである。そして、そう云う一年に、形は変わってもしていこう。
そして、日常に戻ったとしても、冬はまだまだ寒くて、長い。何度も言うが、健康だけはしっかりしていかないと、生命の危険すらあるのが、孤立した路上の現実でもある。医療相談会や医療テントで「紹介状」をもらった仲間は、明日から役所や病院外来も仕事初めなので、まずは福祉事務所を通して、病院を紹介してもらい、本格的な検査をしてもらうなり、治療に向けたお膳立てをしてもらったりと、まずは自分の身体を中心に生活を立て直すようにしていこう。無理がたたると調子はますます悪くなる。入院にせよ、施設にせよ、病気を治療するにはそれなりの環境も必要だ。そこいら辺のフォローも含め、俺らは色々とアドバイスも出来る。数は少ないながらも、NPO新宿の方では施設も有しており、そちらの面でも多少なりとも力になれる。何とか体調を戻していく努力を共にしていこう。
明日から仕事と言う仲間も多いだろう。仕事は辛くても、そして、どんな仕事でも、それは社会につながっている。今年も自信を持って働いて、そして、できる限り稼いでいこう。現役の仲間は皆んなの目標でもある。また元気な顔を見せてくれ。
仕事がないよと云う仲間が一番多いのかも知れない。景気はまだまだ回復していないが、今後に期待をかけて色々と手をつくしていこう。宿もお金もない仲間が直接ハローワークに行ったとしてもほとんど意味がない。まずは、仕事探しのための条件作りから始めよう。そのための自立支援センターと云う施設が都内に5カ所ある。俺らが要望して作らせた施設でもある。どこの福祉事務所でも入れる事となっているので、色々と当たってみよう。新宿ではそれ以外の仕事関連の施策もある。相談所「とまりぎ」では気軽に相談に乗ってもらえるので、こちらも利用していこう。
多岐多様な仲間がいるが、同じ釜の飯を食った仲間である。共にそれぞれの道をしっかりと歩んでいこう。
これからの冬
中央公園での越年の取り組みへのご協力感謝します。
無事 年を越せたので20年目の日常活動に連絡会は邁進します。
仲間たち。
年が開け、冬型の気圧がどっしりと日本列島の上に居座ると、大寒も近くなり、最も冬らしい季節となる。暖冬と云われ続けて来た近年の冬も、今年だけはそうもいかず、各地に大雪を降らせ、気温も平年並みか、それよりも低い地域が多いとのことである。
と云うことで、これから2ヶ月程度は冬の寒さとの本格的なたたかいともなる。
越年の取り組みで示してきたよう、とにかく孤立せず、仲間が助け合う姿勢を示し続ける限り、どうにかこうにかであるが、何とかなるものでもある。一人ひとりが生きるたたかいを意識し、準備さえすれば生き延びてはいける。他方で、他力本願でいると。この時期はとても危険でもある。
「役所に行ったけれど駄目だった」との声も時々聞く。が、詳しく聞けば、目標がぼんやりしたものしか持っていない。役所に行けば何とかなるなんて思っていたら大間違いでもあるし、だからと云って役所が悪いと短絡的になっても、これまた大間違いである。
病気を治したい、仕事をしたい、療養のために施設に入りたい、家族との関係を修復したい、とりあえずご飯が食べたいなどなど、仲間が抱えている問題は多岐にわたる。そして複合的でもあり、複雑である。それを一度にすべて解決などはできない。まずは何から始めるのか?そこを考え抜いて、一人では解決できない問題を役所を活用しながら解決の方向を探っていく。ある意味、役所とはそう云う存在でしかなく、それ以上でも以下でもない。
仕事探しでも「何でも良いから仕事をしたい」と云う人が一番仕事に就けないよう、福祉への相談でも「何でも良いから助けてくれ」となると、相手もまた困ってしまうのである。
相談内容が上手に整理できない仲間は、まずは福祉の窓口でなく、同じ役所の中にある相談所「とまりぎ」で相談することを勧める。しっかりと話をすれば、複雑にからまりあった相談の糸を解いてくれる。それをもって、次のステップに行くのが良いだろう。「とまりぎ」のようなサービスをしているのは新宿区だけで、普通の役所ではない感覚で、親身になって、いろいろな交通整理をしてくれる。もちろん、俺らでもパトロールやら、福祉の付き添いやら、事務所での相談なども出来るので、まずは一声かけてもらえれば、いろいろな情報は提供できる。
医療、健康管理については、高田馬場事務所、新宿中央公園の二カ所で、毎月第2日曜日に定例の医療相談会をしているが、今月だけは越年の関係で、20日の日曜日となる。病院に無事つながった仲間でも、越年で出会ったお医者さんとその後の状況を気軽に話してもらえれば、こちらもいろいろなアドバイスもできる。
日々の寒さの中で日常的な感覚すら麻痺しそうであるが、そこはしっかりと気を引き締めながら、越冬後段をどうにかこうにか乗り切ろう。
冬は厳冬へ
今度の日曜日(20日)は昼は高田馬場で東洋健康相談会、
中央公園での医療相談会は午後5時からとなります。
仲間たち。
そろそろ大寒の頃となるが、日本列島は完全に冬将軍に囲まれて、身動きも出来ない程の本格的な冬景色である。幸いな事に東京での大雪はまだであるが、雨模様の気候ともなれば、いつ粉雪に変わっても不思議ではない。
冬支度の方は万全だと思うが、とにもかくにも雨や雪などの時は濡れない事と、極度の冷え込みの時は体力温存。厳しいながらもどうにかこの季節を乗り切らなければ、俺らの世界に春は訪れない。
新宿の越冬は前半、中盤を何とか乗り切り、これからは後段の取り組みとなる。越年のような大きな取り組みではなく、この時期は、地道な日常活動の積み重ねで仲間の命を守る日々となる。
毎週日曜日に衣類の提供を行っているが、これからの期間は毛布の比率を増やして提供をしていく。防寒着はこれまでかなりの量を提供しているので、基本的な装備は揃って来たが、急な寒さには毛布など厚手のもので防御する必要がある。搬入の関係で一回の提供量は50枚程度になるが、この冬、在庫が続く限り提供し続ける。必要な仲間は毎週日曜日午後4時過ぎに中央公園に取りに来て欲しい。高田馬場周辺の仲間には事務所での直接配布も可能である。連絡会のシャワーサービスなどの時に声をかけてもらいたい。
また、パトロールではホカロンの提供を重点的に行う。ホカロンもあればあるで、極寒の時には、ポケットに入れとくだけでもかなり暖を取れる。必要な仲間は高田馬場は水曜日の夕方、新宿地域の仲間は日曜日の夜にパトロール隊が回っているので、声をかけてもらいたい。
医療相談会は、今月は越年の関係もあったので、変則になる(いつもは第二日曜日)が、20日に実施する。
医療相談会は今年から体制が変更となり、戸山公園の医療相談会は廃止し、高田馬場地域では昼の鍼灸などの東洋医療相談会が中心となる。足腰や神経系の持病で苦労している仲間はこちらに集中してもらいたい。時間は10時過ぎから午後2時までとなる。事務所の中でやっているので、場所が分からない仲間は1階で炊き出しの準備をしているので、声をかけてもらいたい。
夜は中央公園での医療相談会となる。こちらは西洋医療の方である。また、今年から実施時間が変更となり、午後5時から開始である。これまでは炊き出しの「後」であったが、これからは炊き出しの「前」実施となるので、間違えないようお願いしたい。風邪薬や胃薬だけが欲しいなんて仲間にも、いつものよう対応可能だし、専門的な治療が必要な仲間には「紹介状」を発行してもらえる。その点は何ら変わらない。
冬場で体調を壊してしまうと、これは取り返しのつかない事態を招きかねない。未然の防止が自分の命をつないでいく。体調がおかしいなと思った段階で、医療相談会などに積極的につながっていくよう、お願いしたい。
その他諸々、こちらも総力戦で取り組むので、厳冬をものともしない新宿の体制を作り出そう。
辛抱あるのみ
空気が乾燥して来るとインフルエンザなど感染症が流行り
始めます。
風邪の症状が長引くようなら早めに検査、治療を。
仲間たち。
東京にもついに初雪が降り、その影響もありグンと気温が下がった。大寒の暦通り、当分は10℃超えはなく、最低気温も氷が出来る程の真冬の気候となる。
雨の冬や雪の冬と云うのは大変困ったもので、とにかく身体を濡らさないようにするのが先決である。一旦濡れてしまうと、この気候では乾くのもままならず、体温がどんどん奪われてしまう。端的に言えば凍死の危険性さえある。
衣類の着替えは平日だったら「とまりぎ」にあるし、日曜日なら炊出しの前に配布している。毛布も同時に配布しているし、事務所でも配布している。火、木は連絡会でもシャワーサービスをしているので、濡れてしまったり、汚れてしまった衣類はさっさと捨て、さっぱりとさせ、新しいものに着替えた方が良い。こんな感じで、いろいろと生きる知恵を出し合っていきたいものである。
冬場の乾燥も、一時はピークに達していたこともあり、インフルエンザや結核も流行り始めている。
街中はとりわけ感染菌が蔓延している場所でもある。手洗い、うがいなどの予防、咳エチケットによる感染拡大防止など、十分に気をつけてもらいたい。せき、くしゃみなどの症状が長引き、熱帯びて来たら、とりわけ危険でもある。市販の風邪薬で効果がない場合は、医者への通院を勧める。保険証がなくても、お金がなくても、福祉の窓口で簡単な手続きさえすれば、指定の病院で福祉の制度を使って受診は可能である。福祉だからケタオチの病院と云うことは、新宿ではなく、そこそこの大きな病院を紹介してもらえるので、その点では安心である。症状によって、通院だけ、療養が必要、入院が必要などいろいろあるが、福祉ではいずれも対応してもらえる。
いずれにせよ、風邪も含めて、病気であるとか、怪我であるとか、体調不良ともなったら、この季節は、無理をしないことである。
乾燥が続くと火災事故などの危険も増す。もちろん各人がその点を注意し、失火を防ぐのが基本であるが、この世界では残念なことながら、野宿の仲間を狙い、火をつけて回る不届きものもいる。注意に注意をしていかないと大事に至ってしまう。ペットボトルに水をいれたものを枕元に置く、出来るだけ複数の仲間と一緒に寝るなど、予防には予防を徹底してもらいたい。
通常の自立支援センターの入所受付も新宿区では実施している。新宿の場合は港寮となるが、希望者が多い為にそうそううまく入れないかも知れないが、受付をしておかなければこれまた永遠に入れないので、技能を磨き、身体を休めながら半年くらいかけて就職活動をしたいと云う仲間は自立支援センターも狙い時である。
しかしながら早いもので1月もそろそろ終わり、あとひと月後の東京マラソン(今年は2月24日が開催日)の頃ともなれば、春がもっと近寄っては来るであろう。もう少しの辛抱である。
立春まであと少し
まだまだ寒い頃が続きます。
風邪の症状が長引くようなら
別の感染症の疑いもあるので、まずは病院へ。
仲間たち。
暦上は今が一番寒い時期である。立春まで約2週間。今年は全国的に寒さが厳しい。もう少しの辛抱と言いたい所だが、来月になっても寒さの弛みはちと見えて来ないのかも知れない。
冬と云うのは色々と起こる季節でもあるのだが、路上に関しては平穏無事の日々のようである。何もない冬が一番良い。そんなことを実感するのである。
ノロウイルスが多少下火になったと思いきや、今度はインフルエンザあたりが流行り始めてもいる。この間、空気が極端に乾燥しているので、その影響かも知れないが、喉をやられ、そこから風邪なり、インフルエンザなんて云う患者も多くなっている。他方で、結核の情報などもポツリポツリと入って来てもいる。感染症は本人の自覚とは別のところから侵入して来る。しかも、一度感染したならば、しっかりと治療をしないと完治できない。
まあ、風邪の症状が出てきたら、他の病気も疑ってみることも必要である。市販薬を飲み続けていても治らない場合などもおうおうにしてある。
調子が悪いときは独りで悩まずに、いろいろな人に相談をしてみるのが良い。新宿福祉は病気の仲間の通院治療に関しては、しっかりとした仕組みが整っている。また、場所柄もあり、国立系にせよ、都立系にせよ、民間にせよ、大きな病院が多い。
病気になるのは何も恥ずかしいことではない。健康なまま一生を終わるなんてことは、ほとんどなく、誰しも年を取ればどこかしらにガタが来るのである。
どうやって治していくのかを色々な人に相談しながら、地道にやって行くしかない。
病院が初めてと云うときは、新宿福祉の隣にある相談所「とまりぎ」で話しをしてから病院を紹介してもらうのでも良い。何もかも分からぬ事ばかりであるが、手続きはそんなに難しいものではない。
さて、巷では仕事が今後出るぞとの楽観論が支配されている。安倍政権になり、大規模な補正予算が決定され、今まで閉められていた公共事業も復活するとの事である。良いか悪いかはともかく仕事が出るのは大歓迎である。他方で生活保護の「生活扶助費」が1割を目指して段階的にカットされる事も決まった。何だかんだあるものの、「福祉より仕事」と云うメッセージがここからも伺える。そんな先読み感で自立支援センターに入ろうなんて云う仲間も多いかも知れない。自立支援センターでは建築関係の資格取得も可能なので、この際、資格を整えて現場に行った方が良いだろう。
もちろん様子見と云う仲間が一番多いのだろうが、あまり様子ばかり見ていると時代の流れに乗り遅れてしまうのも、これまた事実。どこかで勇気を持って一方前に進むぐらいの覚悟をできれば培っていきたい。
まあ、いずれにせよ、寒い日々が続いているので、誰健康管理だけは重点課題としながら、これからの事も考えていこう。
春に焦がれて
インフルエンザ注意報が発令されています。熱が出たら、病院へ。
今度の日曜日は医療相談会の日です。調子の悪い仲間は相談を。
仲間たち。
耐え忍んでいる内にあっと云う間に2月となり、天気の弛みもだいぶ出て来た。冬将軍もいつも気張ってばかりでは流石に疲れるようで、こうやって春になるのであろうが、まだまだ油断は大敵である。東京も今週半ばには雪マーク予想も出ている。もう一荒れ、二荒れぐらいは覚悟しておいた方が良いだろう。
今月は24日に恒例の「東京マラソン」が行われ、中央公園や都庁の下あたりは何かと騒がしい事となるが、それも直前の一週間あたりがうるさいだけなので、それまでは、そう慌てずにどっしりと構えておこう。もちろん、マラソンによる閉鎖区域の仲間は荷物の移動を要請されるので、スムーズに移動できるよう今の内に荷物の整理などもしておいた方が良いかも知れない。閉鎖区域、閉鎖時間などは例年と変わらぬとの事なので、例年の恒例行事として考えた方が良いだろう。まあ、例年行事とは云え、もう疲れちゃったよと云う仲間も居るかも知れないが、そんな仲間は俺らや公園管理事務所に相談をしてもらいたい。テントの仲間など公園に定住している仲間は移転先の話しや、今後の生活再建の話しなど、割とじっくりと相談が可能である。戸山公園のテントの仲間などはそうやって昨年、各人、移転を完了させた。もちろん本人の意思を尊重するが、そんな例もあるので今後の事はしっかりと考えていこう。
冬の乾燥もピークとなり、西口段ボール村の火災事故から15年ともなるが、2月と云うのは、辛い思い出と、辛い寒さの中、それでも前を向かねばならぬこれまた辛い決意の中、自分の生活をとにかく守り、そして、最も辛い仲間に手を差し伸べる月であるのかも知れない。
インフルエンザの方もじわりじわりと蔓延しているようである。既に注意報が出、病院でも患者がひしめき合っているようであるが、感染して放ったらかしていれば、命に関わる厳しい症状になるので、とにもかくにも、風邪の症状で、熱が出るようなら医者に診てもらうのが先決である。また、他の人に移さないようマスクも常備していた方が良い。
今度の日曜日は高田馬場事務所では鍼灸などの相談会、中央公園でも炊き出しの前に医療相談会があるので、健康に不安を抱えている仲間はこちらも気軽に相談に来てもらいたい。病気と云うのは素人判断はとても危険なので、専門医のアドバイスと云うのは結構必要だったりもする。連絡会の医療相談に来るお医者さんは、何年間も路上の仲間を診続けて来たベテランさんばかりなので、小難しいことは言わないので、その点も安心してもらいたい。
薬だけで治れば良いが、なかなかそうもいかない。そう云う不安は誰にでもあると思うが、少なくとも病気の仲間を放っておく程、この国は冷たくはない。福祉の諸制度を利用すれば、治療と療養は病気が治るまでは可能である。
何とか、春に近づこう。
梅が咲く頃
気温差が激しい日が続いています。風邪、インフルエンザの予防
には特段の注意を。
各人、体調を自覚していこう。
仲間たち。
気温差の激しい2月であるが、今週の気温も前半は平年より低く、後半は平年より高めと、まだまだ落ち着きそうもないようである。
他方で冬場の乾燥のせいで喉をやられ、風邪を引いたり、インフルエンザに罹ったりで、こちらの猛威も激しくなっている。気温の乱高下と乾燥で風邪を引かない方がおかしい位であり、格段の注意が必要である。
うがい、手洗いなど、基本的な予防策はとにかく徹底して、また、熱が出たり、咳が止まないなんて事になれば、すぐに市販薬を飲むなり、それでも治らない時には、病院に行くなりの対応が必要である。
風邪に限らず、病気と云うものは誰もが罹る。医者いらずの健康な人生なんて云うと聞こえが良いが、そう云う人はまれな存在で、年と共にあちこちが痛くなったり、大病を患ったりと、それがある意味当たり前の事でもある。健康に対する自覚や予防と云うものは、近年サプリメントの流行にも現れているよう、それなりに広まっているようだが、残念ながら俺らはそんな余裕もない。それでも自分の血圧を知るであるとか、体調を自覚して管理するとかは簡単に出来る。
何でも他人任せの風潮が流行っているようであるが、こと健康に関しては他人任せでは治るものも治らない。病院に行っても医師の指示に従わなければ意味がないし、処方された薬を自分で飲まずに転売するなんてのはもってのほかである。とりわけ年を重ねた仲間は、自分の健康を過信せず自己管理を自覚する事が何よりも肝要である。
心身ともにそれ相応に健康で、しかも自己管理をしていなければ、一般就労と云うのはなかなか難しい。これからの景気対策で仕事が出て来たとしても、当然ながら雇う側は誰でも良いと云う訳ではない。社会に参画すると云う事は、それ相応の責任を自覚するものである。自分がすべき事をやらず、何でも他人のせいにして、文句ばかり垂れるものは、もう一度出直して来なさいと言われるのがオチである。
就労準備と云う言葉があるが、まさにこの責任を培って行くのが就労準備であり、その時期とは仕事をしようと思う「今」でしかない。
そう云う仲間が参画しようとしている自立支援センターは新宿では待機待ちになる場合が多いが、新宿区単独で実施している自立支援ホームは、この時期、少ない枠ながら空きが出そうでもある。事業内容は多少は違うが、どちらも仕事を安定させ、再度社会の中で頑張ってみようと云う施策である。自立支援ホームの入所に関しては、連絡会なり、「とまりぎ」などで、相談に乗っているので、「今」だと思う仲間は参画してもらいたい。
じょじょに春に近づいているよう、景気もじょじょに回復してもらえるよう願いたいものである。もちろん、まだまだ、あとひと月は寒さが残りそうなので、油断は禁物であるが。
走り抜けろ 冬
24日(日)は恒例の東京マラソンがあります。
当日早朝から
規制が入りますので、周辺の仲間はくれぐれもご注意を。
仲間たち。
今週は週の前半に雨か雪の予報である。気温は相変わらずで平年並か、平年より低めとのことである。
多少のほころびはあるものの、まだまだ強い寒気団は健在で、そろそろ3月の声も聞こえる頃であるが、油断は禁物である。
風邪、インフルエンザ、肺炎、結核など、この時期は様々な病魔が襲いかかってくる季節でもある。とりわけ冬場に無理をしていると、季節が緩むのをきっかけに体調が異変を起こす事もまれではない。引き続きの体調管理をしっかりとしていこう。
さて、恒例の東京マラソンが今度の日曜日、都庁を出発点として行われる。数万の人々が集まる市民マラソンなので、警備もきつくなるのであるが、当日は都庁周辺やら中央公園やらが大混雑となる。幸い午前中がメインなので、夜の炊出しには影響はないが、都庁の下であるとか、中央公園内の規制区域内で寝ている仲間や、マラソンコース上周辺で荷物などを置いている仲間などには大きな影響がある。
もう既に管理者から色々と言われているとは思うが、今週は具体的に荷物などの移動が要請される。まあ、追い出しではなく、一時的な移動要請なので混乱のないようお願いしたい。マラソン終わればいつもの新宿なので、その点はご心配なく。うまく避けていこう。
恒例のマラソンが終われば春ともなるが、今年こそは希望溢れる春にしたいものである。
リーマンショック直後に次ぐ2番目の規模となる補正予算が衆議院を通過し、本格的な景気浮揚策がこれから発動されようとしている。景気に及ぼす効果はともかくとして、大規模予算が出ると云うことは仕事も出ると云うことでもある。なかなか仕事が底辺の俺たちにまで回ってくるには確かに時間はかかるが、意外とストレートに回ってくるのが、建築、警備などの職種でもある。これらの職種は若い人がなかなか参入しない事もあり、中高年齢者にもそれなりに門戸が開かれている。時代を先回りして稼ぐ時には稼いでおくのも必要である。
他方で、高齢や病気で一般就労が難しい仲間が受給する生活保護の方は今年の8月から給付額が減額される。その代わり(?)に「生活困窮者法」なる、リーマンショック以降無計画に乱立させた所謂「第二セーフティネット施策」を整理統合した法律を国は作る予定らしい。ここら辺の議論は何だか良く分からない議論になっているが、別に困窮した人々が求めてもいない法律を作ろうと云うのだから、俺らにとっては、あまり期待も出来ないものであろう。皮肉って言うならば、社会福祉法人など業者サイドが利権を暖める法律のようでもある。
まあ、このように国の生活保護やら、「第二セーフティネット」やらは混迷の一途を辿りそうであるが、東京のホームレス対策だけは何故か万丈である。俺らには、「屋根と仕事」が事に必要だからでもある。
あと少しの冬
まだまだ寒い気候が続くが、季節の変わり目は体調不良になり
やすくなります。
調子の悪い仲間は早め早めに対応を。
仲間たち。
春に近づくにつれ天気も崩れがちになるが、今年は寒気団が居座り続け、この時期でも日本海側は大変な大雪とのことである。関東地方もこの一週間はまだまだ寒さは続くものの、暖かな春の陽気も目の前である。
冬場の峠は無事に乗り切った。もちろんまだ多少の揺り戻しはあるだろうが、これまでの大きな恐怖からは遠ざかった。気持ちもそろそろ切り替えていこう。
東京マラソンの方はどうもご協力ありがとう。色々と面倒ではあったみたいだが、大きな混乱もなく、またいつもの新宿に戻っている。今年は後、大きなイベントも予定されていないので、ようやく落ち着いて生活も出来る。対応の問題点などあったら伝えてもらいたい。
まだまだインフルエンザは流行中で、それに加え花粉も舞い始めたようなので、マスクが必要な人々は当分途絶えそうもない。花粉症にかかっている仲間も多いようだが、アレルギーが引き起こす病気だけになかなか根本的な治療方法はないようである。それでもあまりにひどい症状の場合は耳鼻咽喉科の治療を受けなければならないケースもあるようだ。アレルギー体質の人とか、鼻の粘膜が弱い人などがかかりやすいとも言われているので、今大丈夫でもこれから花粉が多い季節になるので、マスク、帽子をかぶるなどの予防、うがい、洗顔などをして花粉が付着しないようしていくのも多少なりとも効果はあるようである。
季節の変わり目と云うのはこの他にも何かといろいろな病気にかかりやすい時期でもある。とりわけ冬から春にかけては、これまで緊張し身構えていた身体がほっとするようで、病魔からすれば格好の餌食のようである。暖かくなったからとあまりハメを外さず、引き続き健康管理はしっかりとやってもらいたい。
それでも、もし、調子が悪いなど、身体の異変に気付いたら、早め早めに福祉を通して医者にかかることを勧める。新宿福祉事務所はどこの福祉事務所よりも俺たちの健康管理には気づかってくれている所である。病院への通院手続きは一人でも簡単に出来るし、病気が重くて働けない、高齢で福祉を取りたいと云う仲間への福祉対応もしっかりとやってもらっている。最初から自分勝手な結論を出すのではなく、ケースワーカーさんと相談をしながら一人ひとりの行く末を考えて行くのが福祉の活用方法でもある。仲間の中には何でもかんでも困っている時に助けてくれるのが福祉と勘違いをしている仲間もいるが、福祉と云えども行政サービスでしかないのだから、出来る事、出来ない事ははっきりとしている。福祉サービスが及ばないところは自分で頑張ると云うのが福祉の活用方法である。
仕事に向けた支援策は自立支援センターがあるが、景気の期待感と共にこちらの競争率も高くなり、入るのには大変な努力と運が必要となってしまっているが、新宿区は「自立支援ホーム」や、「とまりぎ」での就労相談など、枠は少ないながらも独自の事業を実施している。いろいろとチャレンジしていく価値はありそうである。
春から春へ
今度の日曜日は中央公園で医療相談会、高田馬場事務所で鍼灸の相談会。
調子が悪い仲間は気軽に相談を。
仲間たち。
春一番が吹いたものの、冬に戻ったり、春になったりと目まぐるしく気候が変わっている。もう少しの春ではあるが、まだまだ冬も、しぶといもので、しばらくはこんな気候のままなのかも知れない。尤も、昼間は暖かくとも朝晩はまだまだ冷え込みがきついので、まだまだ冬とおさらば、とはいかないようである。
こう云う気候はとにかく身体に悪い。とりわけ高齢の仲間や持病のある仲間、冬の間頑張ってしまった仲間など、ちょっとした事で体調を崩してしまう。とにもかくにも油断をあまりせずに体調管理には充分注意をしてもらいたい。
今度の日曜日は、中央公園で定例の医療相談会、高田馬場の事務所で鍼灸相談会が開催される。医療相談会の方は、中央公園は炊き出しの場所(中央公園「水の広場」・雨天の場合は都庁下)で午後5時半から実施する。また、鍼灸治療会の方は、午前10時過ぎより高田馬場の事務所内(地図は裏面)で実施する。これだけ気温の高低差があると、風邪をぶりかえしてしまう仲間なども多いし、腰痛など神経痛の仲間も結構つらい季節でもある。普段はなかなか医者などには縁がない仲間も、ちょっと変だなと思ったら、医療相談会などに来てもらえれば、ボランティアの医者や看護師さんたちと、健康の事に関して話も出来るし、必要があれば、薬の提供や、「紹介状」の発行もしてもらえる。血圧を定期的に測りに来る仲間もいるし、定期的に鍼灸治療をしてもらっている仲間もいる。利用の仕方は人それぞれではあるが、路上にお医者さんはなかなか来ないので利用してもらいたい。
医療相談会などで病院に行き、しっかりと検査をしてもらいたい仲間には「紹介状」が発行される。これは、福祉や病院の手続きなどを簡略化するための書類で、自分の病状を最初から説明するよりも「紹介状」を見せた方が何かとスムーズに事は運ぶ。
新宿の福祉事務所には毎週月曜日の午前中には俺たちの仲間が詰めているし、新宿福祉には相談所「とまりぎ」もある。手続きが分からない仲間は声をかけてもらいたい。
景気の方は1月の失業率が改善されたよう、そこそこ上向きのようである。暖かくなって来たのでそろそろ本腰をあげようと云う仲間もいるかも知れない。よほどの高学歴か資格がなければ、なかなか正社員などにはなれぬご時世ではあるが、建築にせよ、派遣にせよ、仕事は動き始める頃でもある。どう云うチャンスを作るかは、こちらも人それぞれではあるが、とにかく動き、いろいろな情報を集めていこう。自立支援センターなども、多くの仲間が利用している。体調を戻せるし、技能講習も受けれるし、就職が決まったら、アパートへの転宅資金も補助してもらえる。こう云う制度をチャンスにしながら路上から無事脱却した仲間も大勢いる。いずれにせよ春であるから、何かと前を向き続けていきたい。
大きな春へ
昼間ぽかぽか、朝晩はちと冷え込み、日替わりで気温も違う
と、寒暖の差が激しい頃です。
健康管理はしっかりと。
仲間たち。
ここに来て急激な春である。季節感が麻痺してしまう程の陽気もあり、気候は極端に振れている。気温差が10度以上あると身体の対応力もかなり限界に近づく。とりわけ高齢の仲間などは要注意でもある。血圧が高いとか、心臓疾患系の病気を抱えている仲間も体調を整えるのが大変にもなってしまう。
まあ、春は喜ばしいものであり、梅の花も満開となり、これから桜の季節になりと、気分は晴れていくだろう。
春の訪れと共に、今期の長かった連絡会の越冬体制もそろそろ解除である。無事、何事もなく長い冬を乗り越えたことを喜びたい。4月の頭(4月6日予定)には恒例の花見の会などもあるので、冬の疲れを癒しながら、思い切り羽を伸ばして行きたい。
気候の変動も気になるが、同時に花粉の大量飛来であるとか、世間を賑わせているPM2.5も黄砂と一緒に関東に飛来しているようで、耳鼻系、気管支系が弱いと云う仲間にとってはちと辛い春にはなりそうである。
色々な病気のリスクがある春となりそうなので、通院中の仲間はとにかく医師の指示に従って、健康管理に特段の注意をしていくのはもちろんであるが、まだ通院をしていない、調子の悪い仲間は、早め早めに通院の手続きをした方が良いだろう。古くからの仲間なら通院の仕方は判ると思うが、「とまりぎ」なり、福祉の窓口なりに相談に行けば、福祉の制度を使って、指定の病院に通院することは可能である。治療に失敗したとか、福祉に失敗したとか、自立支援に失敗したとかとなると、なかなか行きづらいものがあるとは思うが、過去のことは過去のことで、「今」が一番重要である。せめて、健康管理だけは病院や、福祉を活用しながら、自分のためにきちんとしていこう。
4月ともなると役所の方も新年度となり、人事異動やら、新しい通達やらで若干の対応の変化はあるだろうが、今年の大きな注目点は、中央公園の管理が民間団体に委託されたことかも知れない。単なる民営化の流れでもあるのだが、これを機に公園の整備なども視野に入って来る。丁度オリンピック誘致などもあり、都市整備と云うのは、東京都や新宿区にとっても課題に上がって来る。もちろん俺らは公園の整備やオリンピック誘致に一律反対ではない。但し、どんなに都市整備の夢を語ったとしても、そこで生活する仲間の問題を無視していたら何も前には進まない。端的に云えば、対策をまんべんなくやってから、皆が納得した上でやるべきだと云う事である。
東京都のホームレス対策は、かなり停滞している。残りわずかの自立支援法を使って、対策上の仕上げをすべき時期なのに、それを躊躇したままである。
まあ、今すぐどうのこうのの話しではないものの、春の要望行動ではその点を鋭く突いて行く必要があるだろう。
いずれにせよ、春である。過剰な春にならないよう皆で見守ろう。
ほころぶ桜
相変わらず気温差が激しい日が続いています。
血圧が高めの
仲間など病気の仲間、高齢の仲間は健康管理をしっかりと。
仲間たち。
まだまだ朝晩の寒さは続いてはいるが、梅の花も各地で咲き、昼間の日差しは春を思わせる穏やかなものに変わってきた。いつもの年よりも春の到来は遅いが、彼岸が終わる頃には桜の本格的な開花となるだろう。
季節の変わり目と云うこともあって、天候の方は色々と変動しそうでもある。どうしてもこの季節は気温差が激しくなり、安定しない。「ヒートショック」と云う言葉がこの冬、結構話題になったが、高齢の仲間を筆頭に、血圧が高め、低めの仲間や、心臓疾患などがある仲間は健康管理上の注意が必要でもある。いつもよりも厳しい冬を超した安心感などで気が緩みがちなのであるが、朝晩も含めて完全に気候が安定するまでは気を引き締めておいた方が良いだろう。
その他、暖かくなると花粉症などで苦しむ人も増えて来る。こちらの病気はアレルギー性の症状ではあるが、遺伝的な要因なのか、環境的な要因なのか、原因は未だ良く分かっていないようである。まあ、と云う事は誰でも発症する可能性があると云う事でもある。命には別状はないものの、かなり不快な症状が延々と続くようなので、ちょっと危ないなと思ったら、マスクを着用するなどで、アレルギーの元となる花粉の吸引を抑えるなどの予防も必要である。
いずれにせよ、春先は冬を超した安心感からか、いろいろな病気が思わず発生してしまう季節でもある。いつも口うるさく言っているが、病気は早期発見、早期治療が第一でもある。ちょっとでも症状なり、やばいなと思ったら、市販薬を服用したり、病院に行って薬を処方してもらうのが一番正しい健康管理法でもある。
野宿をしていても、保険証がなくても、お金がなくても、福祉を通せば病院にはいける。手続きの仕方が分からない仲間は、福祉事務所の隣にある「とまりぎ」でまず相談してからと云う方法もある。
この季節は皆で気をつけながら本格的な春を迎え入れたいものである。
暖かくなると活動的にもなれる。そろそろ仕事をとか、そろそろ今後の生活をと考えている仲間も多くなるだろう。他方で年度末を境にして新しく新宿に来る仲間も増えて来る。景気もまあまあ動き出してはいるものの、地方経済はまだまだ冷え込んでいる。なかなか自分の経験や体力にあった仕事が見つからないと云う仲間も多い。
他方でいろいろと仕事探しのための施策と云うのは、福祉事務所もそうだが、ハローワークなどではそれなりにあるし、路上からの場合は(待機待ちが大勢いるが)自立支援センターもあり、すぐに自立しようと云う仲間には役に立つだろう。東京の場合は仲間の数が多いので施策に参加するのも大変だが、何とか粘っていきさえすれば、どうにかなる可能性も高くなる。期待をしながら、次のステップに踏み込むのも良いかも知れない。
現状維持だけでなく、次を見据えた春にしていこう。
より長く咲け
桜が散ったとしても、連絡会のお花見は4月6日(土)です。
季節の変わり目なので体調管理はしっかりと。
仲間たち。
急に暖かくなったせいで、今年の桜は早くも満開である。気候も昼間は20度近い好天が続き、春爛漫であるが、季節の変わり目なので、気圧の谷間が通過する事も多く、春の雨模様の日も多くなりそうである。寒の戻りもあるかも知れないが、それでも長かった冬はもう終わりである。気持ちを切り替えて日々の生活に戻っていきたい。
連絡会の花見の会は今年は6日(土)に中央公園で行う。日程的に葉桜になってしまうとは思うが、恒例のお花見弁当を食べ、お酒もちょっぴり飲み、たまには、まったりとした仲間の時間を作っていきたいものである。好天に恵まれるよう願いたい。
と、浮かれていてもこれまた何かと問題が起る。暖かくなったとは云え、朝晩はまだ冷たい。この季節特有の寒暖の差が激しい。体調面は何かと気をつかっていかないと、ほっとした身体に病魔が襲いかかるなんて事もあるだろう。春眠暁を覚えずではないが、この季節、いくら寝ても眠い、だるいと云うのは、実は体内リズムの狂いから来ているようで、冬型から春型にリズムがうまく切り替わらないと疲れが溜まると云う事らしい。暖かい日には適度な運動や散歩でもして陽射しをたっぷりと浴び、体内リズムを整えるのも春の健康管理の一つである。もちろん、多少の体調不良ならば良いのであるが、既に病気であるとか、病気をもらってしまって長引いているなんて時は、これは医者に診てもらうのが一番てっとり早い方法である。俺たちの場合は毎年やるのは結核検診くらいで、一般の人々がやる定期検診まではなかなかかかれない。そうなると自分の身体のどこが弱いかなど自覚がなかなか生まれないので、いざと云う時に困ってしまう。なので、あまりに調子が悪かったら、まずは医者で検査をしてもらう事が大事である。
花粉もかなり舞っている。花粉症もかなり治療法が発達して来たようではあるが、それでも発症するとかなり辛い日々を過ごさざるを得ない。花粉症はアレルギーなので個人差が大きいが、誰でも発症の可能性があるので、くしゃみ、鼻水、鼻詰まりなどが止まらないなんて時は、風邪との見分けが出来ない時もあるので、念のため病院で診察を受けた方が良いかも知れない。
春になって俺らの対策などが急に変わると云うことはない。問題となるならば、9月にオリンピックの誘致が成功した場合で、そうなると都市開発が急速に始まり、それに伴う色々な問題が発生するだろう。そうならないためにも対策の充実と云うのが重要になってくる。それは単に受け皿を機械的に用意すれば良いと云うレベルではなく、「やってやっている」と云う勘違いを改め、俺らの尊厳を認めることが前提とならなければ、「ボタンの掛け違え」があちこちで起こるであろう。
まあ、先はどうなるかは判らないが、自分で納得し、自分の眼と力で前を向けるよう、この春は頑張ってみよう。
より春らしく
連絡会恒例「お花見の会」は今度の土曜日、
午前11時新宿中央公園「水の広場」に集合です。
仲間たち。
暦も、気候もいよいよ春本番である。東京の桜はもう散っているが、春は桜だけでなく、他の花々も咲き、新緑が芽吹き、街の色が鮮やかになる季節でもある。耐えて来た灰色の冬とは完全におさらばである。
春を満喫しながら次なるステップへと進んで行きたい。
恒例ではあるが春の訪れを皆で喜ぶ、ささやかな集まりが、今度の土曜日、中央公園である。花見の会であるが、異常な早咲きのせいもあって、桜の花は大方散って葉桜になってしまうだろうが、それでも春は春である。新緑の公園で皆の元気を確認しあおう。午前11時に、いつもの炊き出しの場所に集合してから、芝生広場の方に移動し楽しんで行きたい。いつものお花見弁当とお酒や飲み物などを用意する。とにかく楽しんでいこう。
花見の後は5月1日の新宿メーデーも予定通り、今年も行う予定である。政権も代わり、知事も代わり、公園の管理者も代わりと代わりづくしの年ではあるが、引き続き俺らの「屋根と仕事」につながる対策を継続してもらうよう訴えて行く予定である。
春は春らしく、動いて行きたい。
寒の戻りも多少はあって、そうそうポカポカ陽気が続くものでもないが、相変わらず気温差は激しく、また、花粉などもやたらと飛び回っている。
こんな気候なので病気になったり、持病が重くなったりと、季節の変わり目はそれはそれで大変でもある。働ける体力、気力が残っている仲間は、これから本格的な仕事探しとなるのだろうが、病気になってしまうとそうもいかない。まずは療養してから、体調を整えなければ次のステップには、なかなか進めない。とりわけ長いこと路上で暮らしていると、自分が自覚しなくとも体が壊れていたりもする。
一直線の仕事探しであれば、自立支援センターなどがあり、今は仕事が割と出ている時期なので、それを活用してとなるが、まずは療養してからとなると、そう云う施設は、馬場ハウスなど緊急宿泊しかないが、それでもちょっと療養してから、住み込み仕事に向かうなんて云う活用方法もあるので、それはそれで安心である。このように少しの期間だけ背中を押してくれる施策は、後腐れなく、丁度良い場合もある。
他方で長期の療養が必要とか、高齢で、当面は仕事どころでない仲間は生活保護に頼るしかない。こちらの制度は巷では色々騒がれているが、必要な仲間にはしっかりと適応されているので、それはそれで活用可能である。
ほどほどに公的な施策を活用し、また、ほどほどに自分達で頑張っていけば、それはそれで道は開けるかも知れない。そう云う仲間もいるし、路上でまだまだ頑張ろうと云う仲間もいる。どちらが良いとも言えないので、まあ、お互い、今年もそこそこに生きていこう。
春はただ心地よいだけはなく、色々な事を考える事も出来る。
嵐のあとは
お花見への多くの仲間の結集ありがとう。
今度の日曜日は高田馬場事務所、中央公園で医療相談会です。
仲間たち。
台風並みの爆弾低気圧で大荒れの週となったが、嵐が去った後は平年より高めの気候で春爛漫である。
危ない天気であったが、昨日は多くの仲間が花見の会に集まってくれ、冬をようやく乗り越えた元気な顔を見せてくれて、どうもありがとう。大きな仲間のつながりが確認され、大変楽しい一時であった。
次の大きな行動は来月1日の恒例のメーデーとなるが、例年通り正午から柏木公園での集会と、1時からの都庁に向けたデモとなる。同じように多くの仲間が集まり、元気よく新緑の街を闊歩したいものである。
気候の方が不安定なこともあり、風邪を引いたり、花粉症がひどくなったり、腰痛が悪化したりと健康問題も心配な頃でもある。これから暑くなったり、朝晩は少し涼しくなったりと、雨が長引いたりと、そんな季節になる。冬が去っても健康問題は引き続き留意していこう。
今度の日曜日に、恒例の医療相談会がある。午前10時からは高田馬場事務所で鍼灸など東洋健康相談会があり、夕方5時30分からはいつもの炊出しの場所で医療相談会がある。腰痛や神経痛が悪化したり、長引いたりしている仲間は東洋医療相談会で鍼灸などをしてもらえるし、風邪薬や胃薬が欲しいであるとか、原因はよく分からないが身体の調子が悪いなんて云う仲間は、夕方からの医療相談会で相談をしてもらいたい。精密検査が必要であるとか、本格的な治療が必要な仲間には「紹介状」を発行してもらえるので、それを持って福祉事務所で手続きをすれば、通院の段取りはしてもらえるし、静養が必要である場合は馬場ハウスなど緊急宿泊場所を紹介してもらえる。また、入院が必要な仲間も入院の手続きなどは福祉がしてくれる。病気になったら、何が悪い、誰が悪いとかの問題ではなくなる。通院し、医者の指示に従うのが身体を治していく最良の方法である。
新年度になって、俺たちに係る役所の部署は特に大きな変更はないようである。中央公園だけは指定管理となり、民間による管理が始まったが、こちらはテント問題等に関してとりわけ引き継ぎがないようである。但し、区の公園課が単独で退去のお願いをしてまわっているが、福祉とも都庁とも連携している訳ではないので、強制力のない単なるお願いでしかない。ちゃんと移行支援をするのであれば、根拠のない圧力を加えるのではなく、しっかりと連携をとってもらいたいものである。
近年、路上の問題がけっこうおろそかになって、区や課が単独で動いてトラブルになるなんて云う例が多い。これは、都庁がしっかりと統括をしていない事の現れでもある。昨年、俺たちの力もあってホームレス自立支援法が5年間延長されたが、残念ながらその後の新たな動きはどこにもない。いままでの対策をそのままやっていれば良いと思い込んでいるようである。そういう怠慢な東京都に喝を入れるためにも、来月1日のメーデー行動で俺らの苛立ちをしっかりと現していこう。
新緑の季節へ
穏やかな気候の中、ゆっくり、しっかりと健康管理を。
連絡会のメーデー行動は今年も5月1日(水)に行います。
仲間たち。
ミサイルだの、地震だのと、快くないニュースばかりであったが、天候の方は比較的落ち着き払ったの一週間であった。今週も大きな崩れもなく、春らしい陽気が続きそうである。今の内に身体を癒し、体調を整えていくと良いかも知れない。
春ともなると冬とは別の問題も色々と飛び出しては来る。とりわけ季節の変わり目は、冬の間に耐えて来た身体が、ほっとした瞬間に調子が悪くなったりもする。そんな場合は早め早めに医者につながった方が良い。
新宿福祉では、簡単な相談をすれば病気の仲間は福祉の制度を使って無料で病院に通わせてくれている。今月に入り新年度の職員の入れ替えなども重なり窓口が混みあっている日もあるが、気長に待つか、急な場合でなければ、週の半ばの午後あたりなら、比較的空いてはいるので、自分の相談内容にあわせて相談に行くようにしよう。窓口でカードに自分の仲間と生年月日を書いて待っていると、自分の名前が呼ばれる。呼ばれたら、「○○の調子が悪いので病院に行きたいのだけれども」と言えば、「ちょっとお話を聞かせてくださいね」「新宿にはいつ頃来ましたか?」「仕事は週にどれくらい行けてますか?」等の簡単な経歴の質問があり、正直に答えておけば「それじゃ、書類を出しますので、ここの病院に何時までに行って下さいね」と病院を指示してくれる。身体が汚れている仲間は病院に行く前にシャワーを浴びさせてもらえるし、野宿していようがいまいが、命を失ってしまったらお終いである。健康を守るいろんな制度をしっかりと頭の中にいれて、いざと云う時にはしっかりと利用していこう
。
春になると、これまたいつもの事であるが、色々な噂が流れてくる。噂の元凶がちょっとした役所の動きであったりすると、敏感な仲間は色々な不安を抱えてしまう。それが伝言ゲームのよう広まってしまうと云う訳である。なので、噂は噂に過ぎない。出来るだけ正確な情報を入手するにも、役所の人間が接触して来たら、名刺をもらう、正式な文書をもらうなどが必要である。そして、立ち退きを要請されたら、権威に怯まず、条件をしっかりと話し合う事が必要である。ホームレス自立支援法においても、まずは「屋根と仕事」を提供し、総合的な相談をすることが役所には求められている。福祉とも協議しない勝手な動きは許されていないと云うことである。もし、そうなっても不安に思うことはない。堂々と条件闘争に入ることとしよう。
不穏な動きと云うのは、俺らの気持ちまでも塞いでしまいがちである。まあ、それが路上の特徴でもあるが、変な噂であるとか、不合理な要請であるとか、そう云うものに動揺せず、しっかりと自信を持って生き抜いて行きたいものである。
次は俺らのメーデーもある。こういう場で俺らの存在と意見を堂々と社会に訴えていくのも、自信を持って生きるために必要な事なのかも知れない。
多くの仲間の大きな団結を!
もっと春を
俺らの声は俺らにしかあげられない。
5月1日(水)第19回新宿メーデーへ!正午 柏木公園!
仲間たち。
今年はやけに順調な春日が続いたと思ったら、ここに来てガクンと寒の戻りである。春は気温差が激しい季節ではあるが、今年はとびきりのようである。
体調管理が難しい季節であると、身体に異変が起こったりもする。対応に時間がかかる高齢者や持病を持っている仲間などは要注意である。
調子がいつもと違うな、おかしいなと、感じる日々が多くなったら、病気を疑う事である。自然に治癒する程、俺たちは若くはないので、専門的に診てもらうのが先決であろう。
お金がない、保険証がないと云う仲間は、新宿区の「とまり木」であるとか、福祉事務所の窓口で相談をすれば、治療に関しては比較的短時間で病院に行ける仕組みになっている。身体が汚れている仲間はシャワーを浴びる、着替えをするなどもしてくれている。病院も大きめの病院を紹介してもらえるので、いろいろと検査などもしてくれる。また、一回だけでなく、病気が快方に向かうまで通院継続が可能である。長年、新宿の仲間が「現状に即した福祉対応を!」と、新宿福祉と協議しながら作られた仕組みなので、安心して利用してもらいたい。通院の結果、重篤であるとか、安静が必要であるとかの場合は、入院を準備してくれたり、宿泊所を紹介され、そこでの静養ともなる。
特に働きざかりの仲間や、高齢の仲間などは、我慢をしてしまう傾向があるが、病気の時だけはこれは仕方がないので、いろいろな支援を頼っていこう。
この時期になると端境期の影響などもあって、新規の仲間が出たり入ったりとする時期でもあり、炊き出しの数なども増える時期である。仕事をして来た仲間などは契約切れなど、切り替えの時期でもあり、新たに仕事を探そうと云う仲間も増えて来る。俺らが出来る仕事は景気が回復したとしても、そうそう安定はしない。切れたら探しの繰り返しでもあり、所謂「雇用の谷間」の問題が昔から横たわっている。この時期の過ごし方を間違えると、なかなか次の仕事が見つからない負のスパイラルに落ち込んでしまう。
もちろん、俺らが要望し、実現した自立支援センターなど、その谷間を埋める自立支援施策はあるが、それとて二人に一人は失敗してしまう。
一本道が充分でなければ、二本道、二本道で充分でなければ三本道と、選択肢が拡大していけば良いのであるが、国や東京都などは仕事を作らず相談場所ばかりを増やすと云う間違いを繰り返している。
景気が回復したとしても、専門的な仕事ばかり増えたとしても、俺らにはなかなか参入できない。
そう云う状況を打破するためにも、まだまだ路上の仲間の力は示していかなければならない。俺らの問題は偉い人に任せてはおけない。俺らの声は俺らにしかあげられない。5月1日の新宿のメーデーで、この混沌とした世に、俺らの存在を忘れるな!の声をあげていこう。
新宿メーデーへ
今度の水曜日5月1日、第19回新宿メーデー、都庁交渉へ。
11時中央公園「水の広場」もしくは、正午柏木公園集合です。
仲間たち。
寒いのだか、暖かいのだかよく分からなかった4月も終わり、ようやく気候も落ち着くであろう新緑の季節が目の前である。
世はゴールデンウィークとなり、新宿のビジネス街はいつもより静かになるが、俺らの生活はそう大した変化はないだろう。まあ、天気は比較的良さそうなので、ゆっくりとするのも良い時期かも知れない。
役所や病院の方は暦通りの休みとなるので、ちと不便にはなるので、用がある仲間とか、通院が必要なんて云う仲間はゴールデンウィークの谷間の日に用を済ましておこう。もちろん、休みの日でも救急車対応は可能であるが、こう云う時期は医師不足もあり、応急処置だけで終わってしまうし、病院たらい回しの可能性も高い。出来れば、福祉を通して、大きな病院での検査、治療と云うコースを辿った方が安心でもある。
連休中はサービス業以外は大きな仕事は止まってしまうし、少なくもなる。一時的に失業問題が路上に集中してしまう時期でもある。ご存知の通り、一度失業してしまうと、次の仕事に就くまでが、色々と大変な時期となる。東京には仕事が多いと云うこともあり、地方都市などで失業した仲間も、仕事探しのために集まって来る。そんな訳で、新しい仲間と古い仲間が混在するのが、この時期の特徴ともなるが、路上で生きている仲間は、皆、同じ仲間である。新宿の流儀さえわきまえてもらえれば、あとは仲良くやっていきたいものである。
さて、今度の水曜日、5月1日は恒例のメーデー行動の日である。労組など色々な団体が、色々な場所で集会やデモをやる日であるが、俺らの問題は自らの力で何とかしようと、いつも路上の仲間だけの単独での行動を起こしている。
メーデーに先立ち、先日24日には、代表団で都庁へ「要望書」を提出して来た。担当係長がこの春交代となり、都庁も新規体制となったが、お膝元の中央公園の諸問題も情報として知らないようで、まだまだ慣れていないようである。どうも東京都としての対策上のポジションが上手に取れていないようなので、その点、しっかりとしてもらいたいとの苦言は申し述べて来た。メーデー当日も代表団との交渉があるので、まずは現状認識をしっかりと共有したいと考えている。その上で、俺らが納得するような対策をしっかりと配置をしてもらうのが、今後の路上生活者対策の大きな課題である。対策の拡大、拡充を求めると云うことはそう云う事で、いくらお上が上から目線の対策を敷いても、俺らが不審に思うようでは先には進まないし、ましてや強制力とかでは決定的な亀裂が生じる。そう云うことをしっかりと東京都に認識させるのが、俺らのメーデーの役割である。
当日、天候は良くないようだが、メーデーだけは雨天決行である。自信を持って、そして何も飾らず、俺らのありのままの姿で新宿の街を闊歩しよう。俺らの闘いはそう云う闘い方である。
俺らの声は俺らにしかあげられない!
祝 第19次新宿メーデー
仲間たち!
俺らのメーデー行動への参加、どうもありがとう。
19年目の連絡活動の締めくくりは、いつもの通り、仲間によるメーデー行動となる。
俺らが長い事メーデー行動なんてものをやっていると云う事は、その裏返しとして、長い事、路上の諸問題は浮き沈みはあったとしても、その根本はあまり変わっていないと云うことの証でもある。
もっとも、すぐに解決できる社会問題もあれば、俺らの問題のように長期に亘る問題もある。俺らの問題の諸解決がなかなかつかないのは、固定した人々の問題だけでなく、ホームレス状態に陥る危険性が社会全般の中にあり、そこから堕ちてくる人々の波がなかなか止まないことにある。
どうしても人は現象面だかを追いたがるが、そんな上っ面の問題だけが社会だとは俺たちは思っていない。路上生活者の数が減ったと云われ、景気もまた回復に向かっているとされる今日でさえ、潜在的に俺たちの仲間がどれだけ居るかを、俺たちは実感として知っている。
公園のテントが幾ら減ったとしても、また、生活保護がどれだけ、そのためににかけられたとしても、俺らの世界は常に綱渡りであり、流動的である。そこに底辺で暮らす人々がいる限り、俺らの諸問題は終わりを告げることはない。
もちろん、だからと言って、俺たちはいつまでも役所におねだりをしようと言っているのではない。自力で立つ方法を常に考え、一人で出来なければ仲間と共に、仲間でできなければ、NPOなどと共に打開策を探って来た。何事も自分が動かなければ世の中は動かない事を俺らは知っている。それは理屈ではなく、身体で知っているのである。
対策と云うのであれば、そう云う底辺の仲間の生きざまを、知り、認めた上で、それを伸ばすための対策であるべきだと、俺らはその昔から主張して来た。お仕着せがましい対策、可哀想だからとする対策、強制力を伴った対策、これらはほとんどが破綻していることを行政は知るべきであろう。一生つきまとう対策よりも、背中をちょっと押してもらえる対策、もう一度、あばら屋でも良いから屋根がある暮らしが出来、安くても良いから毎日安定した仕事ができる暮らし。つまりは普通の暮らしに戻れるような最低限の橋渡し。これぐらいは出来るだろうと俺らは具体的な要望を続けて来たが、それもまだ中途のままである。
今の行政は、路上脱却策と路上予防策の区別すらつけず、問題だ、問題だと一から騒ぎ返しているだけに過ぎない。底辺の仲間への機微ある対策の歴史も知らず、生活保護で問題を隠蔽すれば良しとしている。
普通、時を経れば経験も増し、深みが出てくるものであるが、今の行政はその逆を行っている。国を変えると言っていた都政も何を躊躇しているのか、今や国のご機嫌取りの立場に安住しているようだ。
雇用のミスマッチ対策すら出来ず右往左往している労働行政、不正受給を自ら作りだしたのに、その取り締まりだけに躍起になっている福祉行政、どちらもちゃんちゃらおかしいのである。
おかしい事はおかしいと言おう。隠すのではなく、堂々と問うていこう。俺らの存在もまた同じである。一体何が悪いの?どちらが悪いの?と世に問うてみよう。
今日はそのためだけの行動である。
もう一歩踏み出そう
今度の日曜日は高田馬場事務所で東洋健康医療相談会、炊き出しの前には恒例の医療相談会があります。お気軽に相談を。
仲間たち。
まずまずの気候であったゴールデンウィークもそろそろ終わり、いつもよりは静かであった新宿の街も普段の装いに戻って来る事だろう。
低めの気温も、いつの間にか汗ばむ程の気候となるのが、新緑の季節である。このまま梅雨の時期を経て初夏へとまっしぐらである。体調を整えながら新しい季節を迎えて行きたいものである。
さて、先日のメーデー行動は例年通り多くの仲間が集まってくれ、大きな行動を取ることが出来た。参加された仲間、どうもありがとう。
まだまだ俺たちの諸問題は終わっていないこと、屋根と仕事が必要な事を堂々としたデモで新宿の街中に轟かせることが出来た。新宿の仲間はいつもこうやって自らを主張する。一種の伝統みたいなものである。
もちろんデモだけでなく、都庁との交渉も当日実施して来た。都区共同事業である東京都の路上生活者対策を今後どのように発展させていくのかが議題となったが、この対策が担って来た歴史と意義、そして効果の点については基本的観点は合意し、今後国が施策の枠組みを変えたとしても大都市としての東京都特有の課題として、対策を収束させることなく継続させていくとの言質を都の担当課長から勝ち取った。こちら側からは区の公園課や道路管理者が管理権を行使する場合でも、福祉サイドなどと極力連携し、無闇な追い出しがないよう都としても注意をしてもらいたい旨を要請した。
新規事業など大きな動きはないものの、今まで通り、そして全体への配慮をもって対策を実施するよう要請し、概ね合意した形となった。
こう云う行動も、俺たちが動かないと、役所と云うの所はすぐに忘れてしまう。俺らの問題は常に主張を続けないとならないのである。その意味でも今年の大きな一歩となった行動であった。
同じように、これから自分がどうしたいのかを、どんな場面においても、これからも主張していこう。そうでないと「可哀想な人たち」と十把一絡げにされてしまう。同情などもう良いのである。一人ひとりの意思をベースにした施策がどのように丁寧に行われるのか否かが、今後の俺たちの在り方を変えていく。
と、云う訳で、どうもお疲れさまでした。
気候は暖かくなったものの、この間の寒暖の差で、体調は崩し易くもなっている。
今度の日曜日には高田馬場事務所で鍼灸などの東洋医療相談会、炊き出しの前には中央公園で恒例の医療相談会もある(衣類配布の前に皆で身体を動かすダンス会が中央公園であるので、健康維持のために身体を動かすなんてのも良い)ので、調子の悪い仲間、足腰が動かないので鍼灸をしてもらいたい、風邪を引いてちょっとした薬が必要などと云う仲間は気軽に相談に来てもらいたい。
新緑の季節の中で、次のステージをめざした一人ひとりのたたかいは始まったばかりである。
初夏らしく
初夏ともなれば、衛生面、健康面での注意をしていこう。
とりわけ気温差が激しいので健康管理はしっかりと。
仲間たち。
相変わらず気温差が激しく、ここに来てグンと気温が上がったりしたものだから、風邪を引いたり、体調を壊したりと、健康には本当によろしくない日々が続いている。
環境が安定しないと云うことは、身体がそれに合わせなければならなくなり、機敏な若者ならともかく、年を重ねると、対応力は残念ながら鈍っていく。そう云う時に病魔が襲ってくると、大変な事ともなる。
これから初夏を思わせる気候ともなり、思い切り汗をかいたと思ったら、朝晩は風が吹きなんてことになると当然ながら風邪などを引きやすくする。心臓疾患系、血圧が安定していないなんて云う仲間や、腰痛など神経系の病気を抱えている仲間には、つらい季節になる。そうでなくとも健康管理には充分気をつけていきたいものである。
季節ものの衣類なども、毎週日曜日の炊出しの前(午後4時過ぎ)に集まった衣類などを提供しているので、必要な仲間は取りに来てもらいたい。雨に濡れたり、汗をかいたりと、同じ服を洗濯もしないで着続けると、これからの季節、虫がわいたり、皮膚炎になったりと、衛生上も宜しくはない。できるだけ機会があれば取りかえるような習慣をつけていきたいものだ。どうしても先着順の提供となるので、必要なものが取れないなんて云う仲間も多いかも知れないが、新宿福祉の隣にある「とまりぎ」でも衣類の提供はしてくれているので、こちらは平日の日に受付で聞いてもらいたい。生活上必要なものはできるだけ節約すると云うのが俺らの暮らし方でもある。
シャワーサービスも、「とまりぎ」でもやっているし、高田馬場の連絡会事務所でも火曜、木曜はシャワールームを開放し、誰でも使う事が出来る。暑くもなると、頻繁に汗を流していかないと、これまた衛生面では何かと問題になってしまう。こう云うサービスを利用しながら、季節から身を守っていく事も必要である。これら仲間の生活に密着したサービスが充実しているのは新宿区ならではの特徴である。
また、病気になっても、仕事を探そうとしても、すぐには制度に行き着かないケースが多い。そうなると多くの仲間は諦めてしまう。そうならないためにと、新宿区では緊急宿泊事業を通年的に実施し、馬場ハウス、新大久保寮にベッドを確保している。このような「つなぎ」の施策が充実しているのも、これまた新宿区の特徴である。
新宿では、福祉事務所、とまりぎ、民間が、それぞれの得意分野で連携しながら、仲間の命を守り、路上から次のステップに向けた支援をしている。景気も少しは良くなっているようなので、今は次のステップに向けて努力するには丁度良い時期なのかも知れない。
新しい仲間も古い仲間も、自分の身を役所に売ってしまうのではなく、自分の力を発揮しながら、支援を上手に利用していってもらいたい。
初夏ともなれば
昼間は初夏の陽気、朝晩は涼しくと、体調管理が難しい時期です。
また、衛生面も色々と問題になる季節なのでご注意を。
仲間たち。
早くも初夏の気候となり、6月の梅雨までは、夏日の日も多くなってくるだろう。急激な気候の変化はいろいろと俺たちの生活にも影響して来る。何だかんだと気をつけなければならない季節でもある。
前回も書いたが、衛生面の管理についてはこれからの季節は重点課題となって来る。衣類もこまめに洗濯したり、身体もこまめに洗い、ある程度の清潔を保っていかないと何かにつけて辛い季節である。
シャワーサービスは病院に行く仲間専用のものが新宿福祉にあり、また「とまりぎ」ではシャワーなど誰でも使えるサービスがあり、連絡会の高田馬場事務所でもシャワーサービスを実施している。銭湯代は結構高いし、公園の水道ではちょっとと云う仲間はこんなサービスも利用して衛生面の確保に努めていきたい。
もちろん、皮膚関連の病気やら、身体がだるい、風邪が長引いている、おなかを壊した等の夏場特有の病気の場合、福祉事務所から早めに指定の病院に行く事を勧める。新宿区の場合は簡単な手続きをするだけで病院に行ける仕組みが整っている。指定の病院も医療センター等地域の大きな病院なのでまずまずは安心である。専門医にしっかりと診てもらい、治療を始める事が病気の仲間にとって何よりも大事な事である。もし、手続きが分からない仲間がいたら、毎週月曜日は俺たちの仲間が福祉事務所に詰めているので気軽に声をかけてもらいたい。何をするにも身体が資本なので、健康管理だけはとにかく徹底してもらいたい。
仕事探しのための自立支援事業の方であるが、どこのセンターも相変わらずの満床となって来ている。こんな時代でもあるので、空きが大量に出ることはないだろう。それでも一ヶ月から二ヶ月の間に人は動いて行くので、希望者は順番に入れる仕組みとなっているので、一般の仕事を探して頑張っていこうと云う仲間は、とにもかくにも申込だけは早めにしておこう。
俺たちは自立支援事業について、いろいろな要望をして来たが、改善はじょじょにされている。たとえば自立支援センターで仕事を探し、アパートを無事に借りられたとしよう。しかし、仕事が不安定で収入がなくなった場合、これまではだいたい路上に戻ってしまうケースが多かったのであるが、今は、そのアパートから通いで自立支援センターの機能を使える事となっている。食事、風呂、就労支援、生活支援のサポートを受けられるので、いざと云う時の再就職が比較的可能である。その他にも自立支援センターが借り上げアパートを確保し、そこに泊まりながら、通いで自立支援事業を受けると云う方法も組み込まれている。集団生活が苦手と云う仲間は早めに仕事を探し、借上げアパートに移りながら、通いでセンター機能を利用しているとの事だ。自立支援センターの一体型が進んでいるが、内容もまた変化をしている。なかなか入れないものの、屋根と仕事に結びつく基本の対策だけに、利用する仲間はおおいに利用していこう。
梅雨も近づき
今週は平年並み程度の陽気だそうで、株価と同様、乱高下の気候のようです。
体調管理、衛生管理をしっかりと。
仲間たち。
昼間は上着も要らない程、日差しが強く、早くも熱中症への注意が呼びかけられている。
今週は平年並みの気温となるようであるが、こう云う中途半端な陽気が梅雨を控えた今の気候の特徴でもある。まあ、気がつけば初夏であり、あと数ヶ月もすれば、今年も灼熱の夏のシーズンとなる。夏への覚悟もそろそろ整えておいた方が良いだろう。
体調管理やら衛生面での注意など、引き続き身の周りの事に注意を払っておかねばならないが、急遽医療が必要なんて時でも、新宿はシステムとして通報さえしてくれれば何とかなる仕組みにはなっているので、そう不安がらずにおおらかに過ごしていくのが一番かも知れない。
中央公園では指定管理制度になった事もあり、自販機が設置されたり、屋台を入れたりと、浮き足立って色々な事を計画しているようでもある。そんな集客を狙うのであれば、ガタガタの歩道の補修や、草ぼうぼうの緑樹の剪定、また広場などは防災拠点として整備するなど、公園課としての本来業務をしっかりやった方が良いとは思うのであるが、金儲けとなるとすぐに飛びつく経済中心の発想は誠に困ったものである。
都知事の不用意な発言でオリンピック誘致運動熱は急速に覚め、どうやら誘致は失敗しそうな雰囲気であり、やれやれ面倒な事はなくなりそうだと、ほっとしているのが、大方の都民感情でもある。そんな時期に中央公園への集客を狙ったとしても、失敗するのは目に見えている。
公園課には、まずはゆっくりと長期的な整備を、本来業務に戻って行うよう進言したい。
俺らの問題もまた同様である。今回公園課が情報のミスリードをしたせいで事態は複雑になってしまっている。「ボタンの掛け違え」と云うのは結構深刻な問題で、これまた時間をかけて修復するしかないだろう。
国会では生活保護法改正案と生活困窮者自立支援法がセットで審議入りをしたところである。世の流れは生活困窮者に対して生活保護は最後のセーフティネットとして残しながら、自立支援、つまり屋根と仕事を中心にした生活再建をいかにしていくかが、大きな課題となって来ている。まあ、この流れはこれまでのホームレス対策と同じ流れであり、当然とも言える。その場所から退いてもらうのに、生活保護で収容し、金だけ渡していれば済むと云う対策は、もはや時代遅れの策である。きめ細かなニーズに即した支援が求められている事を知らずに行うホームレス対策(官にせよ、民にせよ)ほど危険極まりないものはない。
と、云う訳で、一時的な問題だけでなく、将来に亘ってどうしたいのかが、いかなる対策を受ける時も重要となる。それなくして他人任せにしておくと、これはこれで大変な事にもなる。
対策を活用しようと云うのはそう云う意味であり、必要のない仲間は必要ないで全然構わないのである。俺らは俺らの流儀で生き抜いてきたのだから、その流儀を守りながら、出来るだけ前を向いて行きたい。
しとしと雨が
今度の日曜日は高田馬場事務所で鍼灸などの医療相談会、
夜は中央公園で定例の医療相談会があります。
仲間たち。
関東地方も梅雨入りと相成ったが、どうもまだまだ梅雨らしくはなく、相変わらず気温の乱高下に蒸し暑さが加わり、ただ不快指数が高まっただけのようでもある。
6月に入り、衣替えの季節ともなったが、これから雨のシーズンともなると、朝晩などは結構まだまだ冷え込む日が多いので、厚手のものは念のため、まだ残しておいた方がよいだろう。また、汗ばむ陽気なので、同じものをずっと着てとなると、衛生面でも心配になってしまう。衣類提供は引き続き実施しているので、汚れたら洗濯したり、取り替えたりをしておいた方が身体のためでもある。
この間の好天のせいもあり、毛虫など害虫の活動も活発になっている。毒性の強いチャドクガの幼虫なども公園のあちこちに確認されているので、そう云う面での注意もまた必要である。
連絡会や「とまりぎ」のシャワーサービス方も毎回多くの仲間が利用しているが、こちらもこの時期は特に必要性が高まるので、知らない仲間には教えてあげて欲しい。
夏風邪のような風邪が一部では流行っているが、この時期の風邪はやたら長引いたり、他の病気を併発したりと、何かと面倒な風邪のようである。風邪に限らず、気候の変動時期は体調面で何かと不具合が現れたりする季節でもある。調子が今までと違うなと思ったら、念のため検査してもらうのも、健康管理のため重要である。勤め人ならば健康検診は会社で義務づけられているが、日雇いをやっていたり、バイトを長く続けていたりすると、なかなか健康検診の機会もない。特段身体に大きな異変がないと、ついつい安心だと思ってしまう。その油断の隙に入り込んで来るのが病魔である。
今度の日曜日は、高田馬場事務所、中央公園で定例の医療相談会があるので、こちらも定期的に利用してもらいたい。薬だけでなく、血圧測定や問診も可能なので、気軽に声をかけてもらいたい。
何かと噂のあった中央公園の「屋台村」も先日から開始されているが、何だこんな程度かと思わせるようなしょぼい企画であった。つまりは金も人もかけずに公園のイメージアップだけを狙おうとしているだけで、根本的な整備をするつもりもないようである。そのイメージアップだけのために「6月までに公園から出ていけ」と圧力を加えていたのが、「強制排除」近しの変な噂になった訳である。とんだお騒がせであるが、それとは別に公園の路上生活者対策をやると云うのなら、それはそれで時間をかけ、しっかりと話し合い、それ相応の受け皿を用意しながら行うべきであろう。下手な管理権の行使は事態を改善するどころか、最悪の結果になることを公園課は知るべきであろう。
いずれにせよ、これからは雨が多い季節である。健康管理、衛生管理をしっかりとして、どうやったらこの季節を乗り越えられのかを考えていこう。底辺の知恵を出しあえば、どうにかなるのだから。
夏がちらちら
空梅雨のようですが、日によって夏日になったり、梅雨特有の
じめじめした陽気になるので、健康管理はしっかりと。
仲間たち。
梅雨入り宣言がなされてから、何故かまとまった雨は降ることもなく、急に夏日に戻ったり、不快指数が高い蒸し暑さが広がったりと、おかしな気候となっている。今週も雨の予報が出ているのは後半のみで、暑い日が続きそうである。
梅雨の前から熱中症の予防が必要ともなれば、これからどれだけの暑さが襲ってくるか分からない。体調管理には、実にやっかいな気候となっているので、引き続き健康管理面は注意をしてもらいたい。
都議選やら、参議院選やら、今年の夏は選挙の年でもある。おかげで不快指数がこれまた高くなるとは思うが、これもまた恒例行事なので、静かに見守っていくこととしよう。
都政の方は大きな争点はないようであるが、国の方では、色々な動きが起こってはいる。先日、生活保護法の改正案と生活困窮者自立支援法案などが、与野党の賛成多数で可決され、衆議院を通過し、今国会での成立の運びとなった。生活保護法の改正は昨今話題になっていた不正受給対策が強化、罰金の引き上げなど厳しい部分と、就労自立給付金の創設など、就労自立に向けた環境作りなが新規に加わることとなった。
生活困窮者自立支援法の方では、リーマンショック後、福祉、労働各部門とも雨後のタケノコのように場当たり的に新規事業が乱立し、しかも、長い間とっちらかしのままであった国の第2セーフティネット諸施策が、ようやく法律的に統合されることとなった。
まあ、どちらの法律も、簡単に言ってしまえば、働ける人は福祉にばっかり頼らず、また不正受給なんてことを考えず、環境作りはしていくので、しっかりと働きましょうと云う、社会常識から言って至極当然のものではある。
とは云え、とりわけホームレス状態となってしまうと働けと言われても住所もなければ、連絡先もないでは何かと大変である。そこで、ホームレス対策の枠として自立支援センターやら技能講習事業や、住宅転居支援や、新宿区の自立支援ホームやらの自立支援策がセットとしてある訳である。これまで、そこら辺の境界線が曖昧にされて来たのであるが、今回の法整備でその点が少しは整理されれば良いと思うのである。
もちろん、病気のためや、高齢のため働きたくても働けない仲間への対応は今まで通りである。悪いことを考えない限り、その点は心配ご無用である。また、一時的な緊急宿泊などの施策も必要性はまだまだあるので、こちらもこれまで通りとなる。
まあ、大きな動きにはあまり影響されない程に新宿の路上はそれだけ地域に根を張ってしまっている。どちらかと云えば、俺らの関心ごとは日々の生活の方にある。これから雨が降らずともジメジメしたうっとおしい季節になるが、シャワーサービスや衣類提供など色々利用しながら、出来る限り快適な環境を自ら作りだしてもらいたいものである。
時々晴れ
ようやっと梅雨も本番か?
夏になるまでジメジメした
気候が続くので健康面、衛生面は特段の注意を!
仲間たち。
東京も梅雨らしくなったり、蒸し暑くなったりと、ようやく紫陽花が喜ぶ気候となりつつある。雨の具合は天気予報でも分からぬくらいであるが、気温の方は今週はまた一段と高くなるようでもある。雨が降ったら蒸し風呂のようになる不快指数が高い日がしばらくは続きそうである。精神的にいらいらしたりもするが、夏に向けた恒例行事みたいなものであるので、気の持ちようでどうにでもなる季節でもある。
もちろん、この季節、衛生面での注意が特段に必要になってくる。区役所「とまりぎ」のシャワーサービスも定期的に利用していこう。その時に下着類などももらっておくと衛生面でも有効だ。地下広場や街頭で寝ている仲間などは虱などの被害にも遭いやすい。そんな場合は着ているもの一式を取り換えるように心がけよう。連絡会も高田馬場の事務所で毎週火曜日、木曜日に、シャワーサービスをやっている。区役所まで行くのはちと遠いと云う高田馬場の周辺の仲間などは利用してもらいたい。また、雨に打たれたままの衣類で夜を明かしたりすると身体が冷え込んでしまうので、そんなためにも着替えはしっかりと確保しておくようにしよう。衣類配布は連絡会も毎週やっているので利用してもらいたい。
公園で寝ている仲間は毛虫の被害も注意しよう。ここ数年、椿の樹に生息する「チャドグガ」と云う毒針毛を持った毛虫が大量に発生し、結構被害にあっている。この毛虫に触れると全身皮膚炎になって高熱にうなされるなんて云う事になったりするので、とりわけ注意が必要だ。もし刺されたらすぐに水で洗い流す事、それでも皮膚炎が発生したら全身に回る前に医者に行くのが安心だ。市販の軟膏(パトロールの時や医療相談の時には持って来ますが)でも治らない場合があるし、また皮膚炎は個人差が大きいので、出来れば専門医に診てもらった方が良いだろう。痒いからと掻き続けていたら、全身湿疹だらけで即入院なんて事も良くある。市販薬で治らない場合などは、皮膚科にちゃんと通院した方が良いだろう。
体調はそんなに悪くないが、仕事をしたい。と云う仲間も多いだろう。そんな仲間には自立支援センター港寮の入寮受付を新宿福祉は窓口で随時実施している。即効で仕事を決めたいと云う仲間は利用価値があるだろう。もちろん新宿では順番待ちで、なかなか入れないのが実情である。
もっとも、大規模の集団部屋で鍛えられるのは苦手と云う仲間もいるかも知れない。そんな仲間は緊急宿泊所の馬場ハウスを利用しながら住み込み仕事を見つけたり、なんて云う仲間も多い。また、仕事さえ就いていれば新宿区の自立支援ホームに入れるので、こちらは個室なので落ち着いて転宅に向けて計画が立てられる。以前と比較すれば、色々な施策が出そろっているので、大きな事業以外にも選択肢は多くなっている。
今年も、もう半年を過ぎようとしている。これからの事もまた色々考えていきたいものである。
じわりと夏
今年前半ももうすぐ終わり。後半戦は暑い夏が待ち受けています。
熱中症など身体の変化には気をつけ、異変があったら病院へ。
仲間たち。
関東地方では台風の被害がほとんどなく、まずは一安心と言ったところであるが、こんな季節に台風が接近し、梅雨前線も活発となり集中豪雨ともなると、何かがどこかおかしく、変な気候が今年も支配しそうである。
とりあえず雨模様の天気は一段落したものの、気温の方は平年並み以上となり、しかも湿度が格段と高いとなれば、今年の夏は昨年以上に厳しいものになるかも知れない。
既に熱中症の注意は各地で叫ばれているが、気温の高い密閉空間に長時間居れば、これからは間違いなく熱中症の危険が迫って来る。それと関連があるのかどうかは分からないが、高齢者のアパートなどでの孤独死も、どうもここに来て増えているようである。誰も見ていない場所での突然の病気や怪我などは、助けを呼ばない限り、そのままになってしまう。まあ、自分の身体を守る最後の砦は、やはり自分しかないので、あまり無理をせず、調子が悪ければ誰かに助けを呼ぶところまでは自分の責任でしっかりやっていくのが肝要である。
特に夏場は、だるいであるとか、頭がぼーっとしてしまうとか、熱による体調変化が起こりやすい。塩分、水分など必要なものを摂取し、風通しの良いところで身体を休めても、尚、そんな状態が続くようならば、救急車なりを呼んだ方が良いと思われる。とりわけ高齢の仲間などは環境適応力がどうしても低下しているので、要注意である。
争点らしい争点がなかった都議選も終わり、ようやく静かになると思いきや、今度は参議院選と政治の方もなにやら忙しいようである。
都政の方は選挙結果によって何か変わるかと言えば、そう大きな変化はないだろう。「政治ショー」がなければ動かないのが都政の伝統のようなもので、オリンピック誘致の可否が決まるまでは、おそらく何も起こらないであろう。
国の方では生活保護法改正案と生活困窮者自立支援法案が参議院で可決成立の見込みであるが、こちらも成立されたからどうと言うこともなく、とりわけ生活困窮者自立支援法の本格実施は平成27年度からとされており、東京都などはまずは何もしないだろうから、まだまだ先の話しでもある。
他方で昨年延長されたホームレス自立支援法の基本方針見直しは既に作業が開始され、現在パブリックコメントを募集中であるが、その基本方針案も大きな変更はなく、長期高齢化した仲間と、若年層の仲間への対応を整理し、既に実施されている巡回相談と再路上防止を加えた程度の変更でしかない。
この国の基本方針が来月末までに固まり、その後は都道府県の実施計画策定という段取りとなる。
まあ、大きな変化がないのは、それはそれで良いことでもある。地道な取り組みの継続こそが、現状を変える力となる。この夏も気候以外は静かな夏であって欲しいものである。
明ければ夏
そろそろまた30度越えの気候になっていきます。
じめじめ蒸し蒸しの気候が続いているので、健康、衛生面での注意の徹底を。
仲間たち。
梅雨なのか、盛夏なのか良く分からない天気が続いているが、今年もまた暑くなるのではとの予感をさせるこの頃である。なかなか予報が当たらない気象庁であるが、向こう一ヶ月の予報では、50%の確立で平均より「高い」と出ており、またもや「最悪の夏」になりそうで、身体に危険を及ぼすほどの夏になりそうである。
この数年、熱中症で多くの仲間を失っているが、暑さと云うのは人の命を奪うほど危険なものである事を都会に住む我々は身をもって知る事となった。熱中症対策の定番は、水分補給、塩分補給はもちろんの事、陽射しのあるところに長期に居ない。出来るだけ風通しの良いところで身体を休める。体調に異変を感じたらすぐに病院が基本であるが、現場で働いている仲間などは、タオルを水に浸しておくとか、水を常に持ち歩くなどの工夫を加えないと、すぐに頭がクラクラしてくる。油断は大敵である。塩分補給の飴なども安く売っているので、煙草で一服ではなく、飴で一服と云うのも必要であろう。建築現場などでは安全管理はある程度徹底しているが、忙しい現場であるとか、建築以外の現場はそうも言ってられない事も多い。とにかく無理をするなと言っても、仕事をさぼる訳にはいかないので、自身の健康管理と、夏場の陽射しから身を守る努力は自分の力でしっかりとやっていこう。
熱中症で一番被害にあいやすいのは高齢者や病弱者である。高齢や病気を理由に福祉をもらって宿泊所やアパートにいる仲間も、暑さに対しては、まったく安心はできない。クーラーのない宿泊所やアパートで亡くなる仲間が極めて多い。
いろいろな矛盾は社会の底辺に押し寄せてくる以上、自衛はとにかく必要である。夏場は、風通しのない密室を作らない。昼間など気温の高い時間帯に、そう言う場所には居ない。図書館なりデイケアなりデパートなり、冷房の効いているところに避難をする。そのような工夫もこれまた必要である。これから調子が悪くて福祉にかかる仲間もいるかも知れないが、行き先にクーラーがついているかいないかなんてのは行ってみなければ分からないし、クーラーがついていても節電だとかで充分冷えていない場合も多い。社会の熱中症への対策は啓発に留まり、その先は何もない以上、自分で自分の身を守るしかない。いろいろな工夫である。
本格的な夏になる前に、自分なりの暑さ対策をしっかりと身につけていこう。もちろん、衛生管理などもしっかりしておかないと、シラミなど害虫にやられたり、それがもとで体調を崩したりもする。今までの夏とは違い、近年の夏はとにかく辛い夏であるが、お天道さまの考える事は俺らには良く分からない。人間はそれに合わせるしかないのだから、生活の工夫だけは忘れないようにしよう。
シャワーや衣類提供なども活用してこれからの季節を乗り越えよう。