新宿連絡会チラシ集第四十六集(2024年1月より)

 

2024年1月2日新宿連絡会チラシ
2024年1月7日新宿連絡会チラシ
2024年1月14日新宿連絡会チラシ
2024年1月21日新宿連絡会チラシ
2024年1月28日新宿連絡会チラシ
2024年2月4日新宿連絡会チラシ
2024年2月11日新宿連絡会チラシ
2024年2月18日新宿連絡会チラシ
2024年2月25日新宿連絡会チラシ
2024年3月3日新宿連絡会チラシ
2024年3月10日新宿連絡会チラシ
2024年3月17日新宿連絡会チラシ
2024年3月24日新宿連絡会チラシ
2024年3月31日新宿連絡会チラシ
2024年4月7日新宿連絡会チラシ
2024年4月14日新宿連絡会チラシ
2024年4月21日新宿連絡会チラシ
2024年4月28日新宿連絡会チラシ
2024年5月5日新宿連絡会チラシ
2024年5月12日新宿連絡会チラシ
2024年5月19日新宿連絡会チラシ
2024年5月26日新宿連絡会チラシ
2024年6月2日新宿連絡会チラシ
2024年6月9日新宿連絡会チラシ
2024年6月12日新宿連絡会チラシ
2024年6月23日新宿連絡会チラシ
2024年6月30日新宿連絡会チラシ



2024謹賀新年



 仲間たち。
 新年明けましておめでとう。
 天気も晴天続き、気温も高めと「暖冬」の正月なので、とても気分が良いが、元旦の日に石川県能登地方を中心とした大規模の地震があり、北陸、信越の広範囲にわたり被害をもたらしている。輪島市ではビルや家屋の倒壊もあり、亡くなった方も居るとのことでえある。正月早々気の毒としか言いようがない。これ以上被害が拡大しないよう祈るしかない。
 まあ、何とも不気味な年の始まりである。
 さて、先日のチラシにも書いたよう、今年は新宿連絡会が結成されてから丁度30年目となる節目の年でもある。
 30年も過ぎれば人も変わる。昔の仲間は、亡くなったり、施設に入ったり、老人ホームに入ったりと、単身男性の「老後問題」のような、そんな領域に移行している。かつては仕事の問題が主であったが、身体が動かなければ仕事どころではない。年金だったり、介護保険だったり、福祉だったり、年をとれば、そんなことが結構重要になってくる。こうなると制度が複雑なので、福祉事務所なり、専門的な機関で相談をしていかないと、うまく組み合わせられなくなってしまう。ま、そこは役所がしっかりとやってくれるので、連絡会の出番ではない。俺らは、まだ路上に残っている仲間、新たに路上に至ってしまった仲間(その数は一時に比べれば少なくなったが)、そんな仲間を路上で支え、新宿福祉事務所との橋渡しをし、また自分たちでも仕事を作り、施設を作り、居場所を作りと、それがこじんまりとしたものでも構わない、何とか社会からはじかれてしまった皆が、それでも生きていける「道標」のようなものを、この街の中に作りだすことが、俺らに課せられた仕事であると思っている。
 地方との交流、信州、新潟など農家さんとの交流や自作も、いつのまにか連絡会活動の大きな柱にもなっている。今年も「いろりん村」での活動を軸に、そんなことも続けて行きたい。
 「炊き出し」と云う「食」と「米」を通じた全国とのつながりは、やがて「衣類」「毛布」なども各地から送ってもらえるようになり、それは今や、とても大きな「輪」になっている。今期の炊き出しの食材もお米も、産地直送の新鮮なものを、仲間が朝早くから手間ひまかけ調理し、仲間の手で準備し提供したものである。大晦日の「いろりん米」は、農家さんと一緒に俺たちも手伝い育てた米でもある。そう云うことも想像してみると、本当にうまい飯になるし、うまい飯とはそう云う関係こそが大事だと思うのである。それだけで心も温まる。天から与えられた食物を仲間と一緒に食らい、感謝の念を抱き、そして、頑張ろうと思うのである。
 その「恩返し」は、俺らがこの新宿の地で、元気に、負けずに、生き抜くこと。何があっても生き抜くこと。これだけである。
 そんなこんなで、今年も共に生き抜こう!幸有れ!仲間の2024年!

 


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厳寒を越そう


年を越し、越冬の取り組みは「後段」へ。
毛布、防寒着、放出中。毎日曜日、都庁下。


 仲間たち。
 年末年始の春のような気候もそろそろ終わり、今週からはだいたい平年通りか、平年を少しだけ上回る気温になるとのことである。雨はこの1週間は心配いらないようである。冬型の乾燥した気候である。  石川県能登地方の震災は、その後、かなり広範囲での被害が確認されているとのことである。亡くなった方も多くなり、家屋の倒壊、火災、津波被害、インフラの崩壊、土砂崩れなどで交通網の遮断等、甚大な被害である。
 被災された皆様に心よりお見舞いをすると共に、被災地の一日も早い復興を祈りたい。
 年が明けても暗いニュースばかりである。ここ東京でも羽田空港での事故やら、山手線内での刃物事件など、暗い世相なのか、世界に顔を向けても、ウクライナもパレスチナも戦争が続き、弱い立場の人々が、真っ先に犠牲となる。被災者や犠牲者に「幸」や「希望」を語っても、それは「能書き」でしかない。立場は違うが、「それぞれの地でどうか頑張ってくれ」と、願い、願う。願うしかない。
 さて、新宿の越年の取り組み、手伝ってくれた仲間、そして集まってくれた仲間、どうもありがとう。
 何事もなく、無事連続6日間の「炊き出し」「衣類配布」「相談会」を貫徹出来た。その後も「後片づけ」「福祉行動」こちらも、恙なく終了したことを報告しておく。皆の「団結「と「力」と「知恵」で、年を越したことは、それはそれですばらしいことである。最大で180名の仲間が来てくれ、年末年始、どこにも行けない仲間が集う「居場所」にもなった。
 俺らの取り組みに理解を示してくれた新宿福祉事務所や新宿区みどり公園課、そして新宿中央公園管理事務所にも感謝である。
 「暖冬」と云うこともあり比較的「楽」な越年であったが、冬はこれからが本番である。例年1月下旬から2月にかけてが、東京の厳冬期でもある。越冬闘争は一段と厳しい「後段」になる。「冬を越すための闘い」「生きるための闘い」は熾烈である。が、この地には仲間が居る。長いことこの地に居る仲間も、新たに路上となった仲間も、この地で生きて行くことを選んだ仲間も、生活保護を受けても路上の仲間のことが心配でボランティアに来てくれる仲間も、その他大勢の仲間が新宿には居る。その「経験」と「知恵」、そして「団結の力」が俺らの最大の武器である。これがある限り恐れることはない。堂々と冬を越そう。堂々と冬を越せる。
 まあ、あえて厳しい路上に居続けることもない。「もう駄目だ」と思ったら新宿福祉事務所で相談し、「生活保護」なり「緊急一時」なり「自立支援」なり、暖かい施設に避難するのも必要である。それも生きるための方策である。
 と、云うことで年明けも連絡会、いつもの地に這った活動を続けて行くので、宜しく願いたい。  今年もまた、頑張って行くことにしよう。

 


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冬らしく


毛布、衣類など防寒類、毎週日曜、都庁下で放出中。
 とにもかくにも、暖かくして寝よう。


 仲間たち。
 北陸や東北の方で雪を降らせている強い寒気が南下してきており、東京でも初雪が降り、真冬らしい天気となっている。
 少し暖かくとも、気温の急激な変化があるのでそこら辺は注意をしておこう。天気が荒れ始めると、雨や雪などの予報も再び出て来る。濡れないよう天気予報も要チェックである。
 夜は底冷えもする。北風など吹くと肌の露出は体温を奪われる。手先も手袋や軍手などで防寒しておいた方が良いだろう。コンクリートも熱を奪われる。ダンボールやらを厚めに敷き、その上で横にならないと寒くて眠りにもつけない。そこら辺の知恵は皆が経験しているところで、それぞれ工夫をしているだろうが、初めての冬を迎えるなど、最近新宿に来た仲間は、先輩達の話も聞き、防寒の工夫をしっかりとしてもらいたい。
 平年で云えば、東京の厳冬期は今頃から来月の半ばぐらいまでである。つまり、ここからが冬とのたたかい本番でもある。
 毛布、防寒着、ホカロン類は引き続き毎週日曜の都庁下、火、木のシャワーサービス時に提供している他、深夜のパトロールでも毛布を持ってまわっている。必要な仲間は声をかけてもらいたい。ないものがないと防寒どころではなくなるので、必要なものはしっかりと確保をしよう。
 連絡会の活動も越年が終わり、いつもの体制に戻っている。新宿のあちこちに顔を出したり、高田馬場の事務所を拠点に通年的に色々やってもいるので、引き続き、何かの拠り所にしてもらいたい。  さて、「暖冬」と云えどもこの寒さ。ちょいと路上では耐えられそうもないと云う仲間は、新宿福祉事務所に気軽に相談を。「生活保護」にせよ、「自立支援」にせよ、「一時宿泊」にせよ、路上から抜け出す色々な「資源」をもっているのがお役所である。
 これらは単なる温情ではなく、法律や条例によって決められた仕組みであり、「家がなくて困った、何とか自立したい」「お金や保険証がないが、病院にいきたい」「一時的にでも泊まってそこから仕事を探したい」などなどの相談に対応した施策でもある。
 相談内容がまとまっておらず、直接福祉事務所に行くのは「ちょっと」と云う仲間は、福祉の隣にある「相談所とまりぎ」に行くと、専門家の方と気軽に話が出来るし、どこへ行ってどうしようか等の問題を整理してもらえるし、福祉との相談の「中」に入ってもくれる。
 いずれにせよ、この寒い時期だけ、どこか安全な場所に避難したいと云う仲間は、そう云う仕組みを活用しながら生きる手段にしても良いと思うのである。何かとプライドやら過去の事案やらがあったとしても、そんなことは凍死するよりはマシである。
 とりわけ高齢の仲間や持病を持っている仲間は、そろそろそんなことを考え、実行に移しても良いのかも知れない。

 


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大寒


ここがこの冬の踏ん張りどころ。
あと少しの厳冬を 何とか乗り越えよう。調子の悪い仲間は福祉から病院へ。


 仲間たち。
 一年で一番寒さが厳しいと云われる「大寒」の頃となったが、今年は暦通り、関東北部では雪、天気も崩れ、寒い週末となった。東京の雪は免れたが、思いの他最低気温が下がらなかったので、まあ、命拾いをしたと云った感である。
 「暖冬」傾向の東京はまだ良いものの、元旦に起きた「能登半島地震」の被災地は雪が積もり、捜索も、復旧工事も天候のせいで遅れ、しかも未だ余震が続いており、気の毒としか言いようがない状況である。多くの建物が倒壊し、大規模火災も起き、津波も来て、道路も水道も壊滅してしまい、孤立化した村落にようやく物資が届けられている状況とのことである。多くの方々は避難所や車の中での生活を余儀なくされている。
 何とかしたい、どうにかしたいとと云う仲間も居るだろうが、東京からは場所も遠く、そうそう何かが出来る状況ではない。でも、義援金への募金ぐらいは出来る。新宿区役所や公民館、図書館などに「募金箱」があるし、コンビニにも「募金箱」は置いてある。これらは「日本赤十字社」に中抜きなしに送られるとのことなので安心でもある。大きなお金が出せなくても「1円」でも良い。積もり積もればである。復興への気持ちを募金に託すのも、俺らがすぐにでも出来ることである。「経済難民」とも云われている俺らも、路上にて必死に頑張っているので「被災者」の方も命あるだけで感謝。この災害の理不尽にめげず、頑張ってもらいたい。
 東京の天気はまた回復し、そしてまた雲が多くなり、寒くなると、そんな寒暖の変化が激しい気候が続くようである。けれど、「梅」がまだ、まばらだけれども開花している。今年の開花は早そうで、春もまあ近いと云うことでもある。もうしばらくの辛抱である。厳しいだろうが、何とかこの厳冬を乗り越えていこう。
 毛布、防寒着、ホカロン類の放出は都庁下や巡回時に継続的に行なっている。防寒体制にぬかりがないよう、しっかりと寒さを除け、咳など出たら風邪を疑い、市販薬(巡回時に提供しています)を飲んで様子を見、熱が出るようなら、福祉事務所から病院を紹介してもらうか動けなくなったら救急車。高齢の仲間や病弱の仲間は特に注意。周りの仲間もしっかり見守ってもらいたい。
 西口の地下が、工事フェンスばかりのあんな状態になってしまったので、仲間の寝場所も分散気味ではあるが、それぞれ風が当たらない良い場所を見つけ、可能な限りと睡眠はとるようにしよう。
 それでも「もう冬は嫌だ」と云う仲間は、新宿福祉事務所に相談。暖かい安全な場所を紹介してもらおう。寒さを除けるために福祉への相談と云うのは、ちと違うかも知れないが、それも何かの「きっかけ」。人は何かの「きっかけ」がないと、前や後ろに動けないものなので、「きっかけ」も大事。
 都庁下の方は工事もないし今のところ平穏であるが、今年の東京マラソンは3月3日(日)。まだ先だけれども色々と準備をしておいた方が良いだろう。

 


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冬を越えて


寒さのせいで風邪らしきものが流行っています。
熱が続くよう なら、福祉事務所で病院を紹介してもらおう。


 仲間たち。
 今期「最強寒波」は過ぎ去ったようであるが、そのせいもあり、とても寒い一週間であった。北陸や北国は今回の雪がかなり積もったようで「暖冬」とは云えかなり大変なようである。越後の「いろりん村」も、今は雪に埋もっているとのことで、こちらは今回の能登半島地震の影響はなかったようであるが、その分、いつもの、しんしんとした雪景色になっているとのことである。
 日本の雪風景であるが、被災地はそれどころではない。政府も力を入れて「復興」へ力を入れるとのことで、一日も早い「復興」を願いたい。先週のチラシで「義援金」の話を書いたが、うれしいことに「俺も10円だけど入れといたよ」「恥ずかしいからそっと小銭を入れておきました」と、そんな声も届いている。大きな支援は出来ないが、そんな小さな力の数々が被災地に勇気を与えてくれる。  俺らも、そんな小さな支援を数多く受け、それに勇気をもらい、またそれを大事にしながら活動をして来た。要はお金の額ではなく、行動の有無でもなく「暖かな気持ち」である。そこで一つになることが、これからのこの国の希望になるかも知れない。なんて大げさなことを考えている。
 東京の冬も、これ以上寒くなると云うより、これからは暖かくなる。もう少しの辛抱でもある。今週の中頃は3月ぐらいの陽気になるとの予報もある。少し季節的には早いとは思われるが「三寒四温」の繰り返しで、春になるのであろう。梅の花は満開を迎えようとし、早咲きの桜はもう咲き始めた。あとは時間との勝負。一日、一日,しっかりと耐え、頑張っていこう。どんな冬でも必ず春は来る。
 これだけ寒いと、鼻水が止まらず、風邪を引いているのか引き始めなのかと云う仲間も多い。「今年の風邪は何故か長引く」とは、既に引いてしまっている仲間の声であるが、熱はなく、鼻水や咳が止まらない。市販薬を飲んでも、その症状が良くならないとなると、別の病気も疑った方が良いかも知れない。たとえば「花粉症」。何と今年は早めにスギ花粉が飛んでいるそうで、そんなことも「暖冬」の影響だと話題になっている。「鼻水」「くしゃみ」「鼻づまり」が続いたり、ひどくなったり、日によって症状が変わったりと、そんな状態であれば、それは「風邪」ではなく「花粉症」の可能性が高い。
 「花粉症」も今や国民病になったようで、市販薬も売っていたりもするが、それは、あくまで「対処療法」「症状を軽くするだけ」なので、根本的に治るわけでもなく、その高い(ひと月で4千円ぐらい)薬を花粉が舞っている間、飲み続けなければならないので、症状が重く、薬で何とかしたいと云う仲間は、保険適用か生活保護で、耳鼻科か内科のある病院に受診し、個体差がある「アレルギー」の質にあった「抗ヒスタミン薬」を処方してもらった方が安くて良いかも知れない。
 また、「肺炎」の症状も「風邪」と似たりよったりなので、それを疑う仲間は、まずはレントゲン健診を。

 


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余寒の候


東京にも雪予報が出ています。 またもや寒波到来なので、防寒対策はしっかりと。


 仲間たち。
 北からの低気圧がようやく一段落したかと思えば、今度は西からの南岸低気圧が接近中とのことで、気温も一気に落下、コースによっては、月曜日から火曜日にかけて都心部も積雪になるやもと、そんな予報が出ている。まあ、雪にならずとも冷たい雨となり、最低気温も氷点下近くになるとのことなので、とにかく防寒には気をつけたい。また、雪になった時の積雪量は分からないが、東京は雪にまったく弱いので、交通機関などに影響が出るかもしれないし、車の事故だとか、歩行中の転倒事故なども出て来るので、そこら辺も気をつけていこう。
 寒い時は毛布やホカロンで身を守る。冬ごもりの基本であるが、寒くて眠れない時は身体を動かしてみる。そんな工夫は皆が知っていると思うが、それぞれ工夫しながら頑張っていこう。
 少し前なら、暖房の効いた24時間営業の「マック」や「ネカフェ」などで仮眠も出来たのであるが、最近はそれもうるさくなって、「ネカフェ」は身分証がなければ入店できなくなり、また、最近は女性をターゲットにし始めたこともあり、料金もそれなりにするようになった。そんなこんなで気軽に入れるところではなくなったので、冬の夜は若い仲間も含めて、お金を多少持っていても少し大変ではある。そんなことで、持ち金がなくなり、居場所から出され路上生活なんてことも、最近は目立ち始めた。歌舞伎町でも行き先がない若い人々がたむろして、それが何だか社会問題になっているが、居場所をどんどんフォーマルにしていけば、そこから弾かれる子が出て来る。渋谷でもたむろして酒呑んじゃ駄目とか言い始めたが、街中、繁華街でたむろしたり宴会開くのは、別に今に始まったことではない。そんなことまで規制し、犯罪者扱いするのは如何なものと思うのであるが、それだけ東京は「立派」な都市になったのだろうと皮肉まじりに称賛することにしようか。
 色々な階層、階級が交わりあう場所が都市であり繁華街であると思うのであるが、そうは思わない人々の方が多くなったのか、まあ、そんな人は自分が堕ちた時に、ようやく気がつくことであろう。
 「ホームレスの自立支援等に関する東京都実施計画(第5次)案」が公表され、今月中までパブコメをやっているので、興味のある仲間は苦言でも言って頂きたいものであるが、この計画で、「施設管理者と合同での巡回」「夜間、早朝の巡回」をするなる一言がある。新宿で言えば、公園管理課や第三建設事務所は警察官同行で掃除だとか、監視をしているが、そこに都の巡回相談員がくっついて昼夜構わず「ここら出ていけ」「自立に行け」「福祉を取れ」と、なんだかかつての「強制排除」と「街頭相談」のセット事業のような、そんなことを想起させるような計画となっている。単なる計画なので、都が本気にやるとは思えないが、俺らの琴線に触れる何ともセンスのない計画である。まあ、実際、そんなことやったら、またこじれるだけであるが…。
 そんなこじれた時代の西口地下広場の火災から26年である。あの日も雪の後だった。そこで亡くなった仲間は今の時代を見て、どう思うだろうか?

 


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梅花


陽気が変動。寒暖差も大きくなるので、体調管理を万全に。
病気治療は新宿福祉事務所経由で病院へ。


 仲間たち。
 東京にも雪をもたらせた南岸低気圧が過ぎると、今度は日本海側からの低気圧。西高東低の典型的な冬型の気候が続いているが、今期の寒さの「底」は、雪の日を境に過ぎたようでもある。
 今週は「馬鹿陽気」のようで、後半は春先のような陽気になるらしいが、それが過ぎれば、いつもの寒さに戻るとのこと。まだ2月の半ば、陽気の気まぐれに振り回されず、寒さ対策だけはしっかりとやっていこう。
 昼間暖かくても、朝晩は寒い。最低気温と最高気温の差が10度以上ある「寒暖差」と云うのは、体調と云うか、心臓と云うか、血管と云うか、そんなところに大きな負担がかかる。身体が無意識に頑張り過ぎて、無理をしてしまうのが原因でもある。循環器系の病気を持っている仲間,普段から血圧が高い仲間などは、用心をしておかないと、あっと云う間の「心不全」の危険もある。「急がない」「力まない」「あわてない」「余裕をもって過ごす」ことが大事であったりもする。
 呼吸器系の病気を持っている仲間も冬の乾燥した冷たい空気は大敵でもある。インフルエンザとか新型コロナとか、そんなウィルスやら細菌やらが喉にくっつき、咳が止まらなかったり、喉が痛くなったりするのも、こんな時期。放っておくと肺まで行って、生死の境にまで達してしまうので、症状が重い仲間は早めに病院である。 
 気になる仲間は「マスク」をして防御、そして「うがい」を必ず一日一回すること。今更ながらであるが、そんな生活習慣をしっかりとつけておこう。
 今週は気温が上がるとのことでスギ花粉が多く舞い散るとの予報も出ている。花粉症の気がある仲間もマスクや眼鏡でしっかりと防御。ゴーグルでなくても、「伊達メガネ」なら100均で売っているので、そんなものをつけても防御にはなる。症状がひどい場合は「抗ヒスタミン成分」が入っている薬を服用すると良いとなっているが、市販の専門薬はちと高い。普通の風邪薬でも「抗ヒスタミン成分」が入っていれば代用できるとのことなので、それを試してみるのも良いかも知れない。
 いずれにせよ、この気候の中、体調を崩さぬよう、病気や薬のことも色々勉強し、予防に努めていこう。もちろん、自力でどうにもならない時は、福祉事務所から病院に行かせてもらおう。保険証がなくても、お金がなくても大丈夫なので、花園神社の裏にある新宿福祉事務所に気軽に相談してみよう。
 さて、その新宿区役所から「新宿区物価高騰対策臨時給付金(7万円)のご案内」「現在、住民登録がない方でも給付金を受け取ることができる場合があります!」の案内が届いたので、チラシの裏面に掲載しておく。この案内にも書いてあるよう、新宿区への住民票の設定が必要だが、そこさえうまくいけば、あとは電話で申請方法聞き、手続きをすれば完了である。新宿区では既にもらっている仲間も多いので、せっかくなのでチャレンジしても良いかも知れない。こちらの方が東京都の「ホームレス対策基本方針改定」よりも、ずっとありがたい。

 


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春立つ


東京マラソンは3月3日(日)都庁スタートです。
対象地域の仲間はそろそろいつもの避難準備を。


 仲間たち。
 春一番の南風が次の日には北風に変わり、春なのか、冬なのか、よう分からなくなる気候が続いている。でも、まだ2月。暖冬と云えども冬である。季節のいたずらに惑わされないようにしていきたい。  今週の後半は天気が崩れ、雨模様で寒くなるとの予報である。冬の装備を解くにはまだまだ早すぎる。雨の日は濡れぬよう、寒い日はできるだけ暖かくして寝ることにしよう。
 それにしても、今年は春が早そうでもある。この暖かさで桜つぼみもふっくらとしているようだ。早咲きの桜と云えば伊豆の河津桜が有名だが、こちらは、次の三連休あたりが満開で見どころのようである。最近は東京でも河津桜が見られるようになって、お隣り渋谷区、渋谷川沿い(場外馬券場方面)に河津桜が並木のよう植えられ、こちらも咲き始めた頃である。暖かくなるとあっと言う間に満開になり、散ってしまうので散策ついでによってみると、春到来を実感できそうである。
 ちょうど、そこら辺に東京都の「自立支援センター渋谷寮」(旧銀扇閣)がある。この年度末、この施設も閉鎖され、今度は太田区の方に行くようである。23区の取り決めで5年ごとに作っては壊し、また移転してと云うのがこの「自立支援センター」。「迷惑施設」とされているので、近隣住民の方を慮って、面倒なことにならぬよう、都と23区の間でそんな取り決めとなっている。各区持ち回りでこれから新しく出来る「自立支援センター」は、今度から定員減らし、「個室」になり、女性も受け入れ可能になるとのことである。時代が変わったと云うか、この施設、路上からはあまり人気がなく、仕事を探している路上経験がない、若い人々が主に使っているので、それに見合った施設にしてしまいましょうと云うことのようである。路上の長い仲間は、既に入ったことがあって、その時、あまりうまく行かず、その繰り返しをしたものの結局は駄目で、また元の暮らしに戻ってしまった仲間も多い。なので、他の仲間に薦めるような施設ではなく、今や噂にもならない施設になってしまった。仕事も「常雇い」しか認めてくれず、入っても「はよ、仕事探せ、毎日ハロワに行ってこい」とケツを叩かれるのが嫌で、それなら、てっとり早く住み込みの仕事に行くわと云う仲間も多い。最近は景気も良くなって、人手不足感が全産業であるので、何もハローワークに出向いて探さなくても、「スマホ」さえあれば自分で探せられると、云うのが最近の若者の仕事探しである。なので、個室の方が気が楽なので「宿」がない若い仲間は、とりあえずの「宿」としての自立支援センターでも良いのではないかと思う。ちなみに、新宿区から入れる「千代田寮」は昔のまんまの「多人数部屋」なので、「個室」に入りたい仲間は4月以降、渋谷区に相談に行って見たら良い。「太田寮」のある大田区は町工場が多い場所なので、そのような仕事に就きたい若い仲間には場所的には良いかも知れない。いずれにせよ、仕事探しは自分の意思。他人から押し付けられるものではない。そしてどんな仕事でも「職業に貴賎はなし」。頑張っていきませう。

 


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春よ来い


来週の日曜日は「東京マラソン」の日。
午前中は都庁周辺は 交通規制となるので、都に盗まれないよう荷物の移動など対応を。


 仲間たち。  月の頭の雪の日がこの冬の「底」だと思いきや、再び寒気が東京にもやって来て、おまけに天気も崩れてしまったので、冷たい雨が続くこととなり、時折雪交じり。気温もぐいとまた下がり、いつもの2月下旬の厳冬の寒さが戻って来た。
 今週も雨や曇りの日が多く、最低気温も3度前後と、平年並の気候なので、待望の春はもう少し先と云うことになる。まだまだ寒いので最後の踏ん張り、しっかりと踏み込んでいこう。
 今度の日曜日、3日は、東京マラソンの日となる。
 このマラソン大会も石原元知事の肝いりで始まってから、もう17年にもなり、都庁周辺に4万にもランナーが集まり、スタートする東京の名物行事になってしまった。マラソン好きの人はマラソン好きで、迷惑かけず勝手にどこかでやってくれていれば良いのであるが、これだけの大きな大会を都心でやるとなると、何かと迷惑がかかる。交通規制やらテロ対策やらと、お巡りさんも忙しくなる。そこで寝ている路上の人々をどかさなければならないし、入っちゃ駄目よと規制もかけなければならない。この大会の裏で、どれだけの新宿の仲間たちが涙を飲んだのかなんてことは彼らは知らないし、知っていたとしてもそれは当然だと言わんばかりである。東京都は今も昔も人でなしである。
 そう云う訳で、都庁周辺、マラソンコース沿いは、当日午前6時から11時ぐらいまで、かなり厳しい交通規制が入るので、寝ている仲間はそこに居たら追い出されるし、荷物も置いておけば前日まで撤去されるので、気をつけていこう。既に慣れたもので都庁下の仲間などは対応はしっかりとしている。最近来た仲間は、そう云う先輩の後をついていけば大丈夫である。色々、こう云う理不尽なことも多いこと、それに対処するにはどうするかを教わっておこう。まあ、間違っても過激な行動をしないよう。お巡りさんが周辺にうろうろしている。義や道理があったとしても、俺らの話など聞く耳もたず、すぐさま「お縄」となる。こんなことで捕まっても、つまらない。
 一時的な引っ越しなどで色々大変だとは思うが、毛布の代えとかダンボールを3日の夕方、いつもの都庁下に多く持っていくので、古いものはついでなながら捨ててしまったりと、この機を利用して大掃除と云うのも良いかも知れない。
 何でもきっかけである。「こんな対応、莫迦らしくてやってられねぇ」と思う仲間は、この際、ついでだから福祉を取ってしまったりするのも、これも選択。
 新宿福祉事務所はいつでも誰でも来て下さいとなっているので、荷物を捨てて相談に行き、一時の「宿」を探してもらうのも良いし、保護にかかってもまた良い。あるものは何でも使うのが俺らの流儀。その先のことなどは、どうなるかなんて分かりはしないが、そんな保障なんてない世の中なんだから、ここは「どうにかなるさ」と思い切って相談に行くのが良い。福祉が怖ければ、隣に相談所「とまりぎ」があるので、そこでもよろず相談はしてくれるし、福祉との橋渡しもしてくれる。
 まあ、まだまだ寒いようなので、何事も辛抱、辛抱。もうすこしの春を仲間と共に迎えよう。

 


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初春や


今度の日曜日は高田馬場事務所にて鍼灸相談会があります。
足腰が痛い、肩が上がらないなどのお悩みのある仲間はどうぞ。


 仲間たち。
 今年のおかしな冬は2月下旬になってようやく本格的な冬を迎えたようである。東京は雪は降らねど北風ピューピューで芯から冷え込み、関東甲信や日本海側では今ごろになって大雪。桜の蕾もこの寒さの中、戸惑っているようだ。
 寒い中であったが、「東京マラソン」のための「掃除」「引っ越し」と、ご苦労さまでした。そんな下々の苦労も知らず都知事はカメラの前でニコニコしっぱなし。醜悪そのものである。
 まあ、特別に大きなイベントが終わったので、以降、この周辺は特に問題はないと思われるが、西口の地下の方であるとか、戸山公園であるとか、色々と工事が進んでいるので、そんな影響もあるだろうし、歌舞伎町の方は完全に目をつけられているので、こちらは「環境浄化」が一段とうるさくなるかも知れない。居場所の問題は俺らが存在する限り永遠のテーマであるが、そこは上手に立ち回っていかないことには自分で自分の首をしめることになる。寝場所、居場所が見つからない。どうにもならないと云う時は新宿福祉事務所で相談をしてみよう。それぞれの希望にあったものが有るかも知れないし、条件の良いところは常に一杯なので、もしかすると、ないかも知れないが、その場合も粘り強く相談を続けていこう。被災地で仮設住宅に入りたくても入れないなんてこともあるよう、数に限りある「資源」をどう回して調整するかは、とても大変である。
 新宿には気軽に入れる「シェルター」がもっと沢山あると良いのであるが、これもまた夢物語で地代の高い新宿にはなかなかそう云う物件は建たないし、新築などはほぼ絶望的である。また、入所するにも「自立」前提みたいなところがあって、あまり気軽さはないにが玉に瑕であるが、相談するのはタダなので、駄目元で行ってみたら良い所に入れたなんてことも、あるかも知れない。
 ひとつ言えることは、路上の暮らしも厳しいが、そこから脱したとしても平穏なんてものはなく、また生きるための闘いが待ち受けている。俺らには「元ホームレス」と云う烙印、ハンデもついてしまうので、それもまた厳しい。楽な道はそうそうない。
 どちらも厳しいのだから、それぞれの立場で頑張っていくしかない。それでも、一人で悩むよりは誰かに相談をする方が楽になる。たった一人だと気が滅入ってしまう。仲の良い仲間でも良いし、役所の相談窓口でも良い。どうにもならなくても相談するのは、それはそれで意味がある。そうやって皆、頑張っているのだから俺らでも頑張ることは出来ると思う。
 最後の冬が予想外であるが、冬もそろそろ終わりである。一日、一日春の気配を感じながら、出来れば明るい気持ちで春を迎えよう。連絡会恒例の「花見の会」もやるので、タダ酒飲めると思うだけで、明るい気持ちになるもので、それはとても大事だと思うのである。
 さて、今度の日曜日は高田馬場の事務所にて鍼灸相談会がある。足、腰、肩、神経、調子が宜しくない仲間は東洋医療も試してみたら。

 


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三寒四温


今週も予報は平年並なので寒さはまだ続きます。
春まで もう少しの辛抱。


 仲間たち。
 この時期の三寒四温にしては、極端なジグザグ天気、そして寒暖差がとてつもなく大きくなってしまったが、無事に過ごせているであろうか?運悪く東京マラソンなどもあり、その移動でてんてこ舞い。やっと落ち着いたと思ったら厳冬期の寒さで雪まで降ってと、踏んだり蹴ったり。そして、こんな慌ただしい時に病魔はやってくるのものでもある。寒暖差は循環器系の病気を持っている仲間は特段の注意である。血圧管理はこんな気候だと尚更意識しておいた方が良い。
 そんな中、先日、心臓に持病をもっていた80代の仲間が生活保護施設の中でぽっくりと亡くなった。
 丁度10年ぐらい前だったか、東京オリンピックの関係でそれまで居た公園にいられなくなり、個室の施設に入り、そこで悠々自適なのかどうか、のんびりとした老後の生活を。同じ仲間らと共に過ごしていた。その間、心臓の関係で何回か入院をしたこともあるが、とにかく医者嫌いで、すぐに出て来てしまう。薬もちゃんと飲まない。それでいて、土日になるとひょこひょこと場外馬券を買いに出かけていた。最後の最後も救急車を呼ばれたくはなかったようである。冷たくなっているところを発見された。
 この間、急に寒くなった気候のせいもあったのであろう。
 無念追悼…。

 自分の身体なのだから、病院に行くのも薬を飲むのも自分に決定権があり、つべこべ言うべきではないのであろうが、高齢の一人暮らしで「認知症」が入ってしまうと、そうも言っていられず、介護や付添が必要になることもあり「特養」に行かねばならぬ時もある。とは言えこの「認知症」と云うのは一人ひとり、その環境だったり、人柄だったりで症状が違ったりもするので、極端に出ていない場合、どう判断するかは難しいし、この認定のためにも病院はいかねばならない。そんな堂々巡りの中で周りが振り回されたりもするのが、制度で高齢者を支えている人々や福祉関係者の悩みでもある。
 目の前に病院があるのに行かない。目の前に福祉事務所があるのに行かない。一般的には必要な時は行けば良いのであるが、その「一般」が通用しない時は幾らでもある。今月の医療同行パトロールはお医者さんの都合で来週と変更になったが、薬をあげることだけがボランティアのお医者さんの役目ではない。市販薬で治らない時は病院に来てもらいたい(紹介状も書いてもらえる)。しっかりとした検査をしてもらいたいのである。そして、そのために福祉事務所を利用し、相談してもらいたいのである。
 まあ、確かに己の病気の事を知ってしまうと自分の「寿命」を自分で決めてしまうこともある。家族や守るべき人が居なければ尚更である。それをどうこう言うつもりはないが、それでも、見守ってくれている人が居て、心配してくれる人が居るのだから、どうにか頑張ってもらえるよう願う。

 春になるのだから。

 


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彼岸の入り


週明け寒の戻りに注意を。
春先は寒暖差が大きいので、防寒体制もゆっくりと解除。


 仲間たち。
 ジグザグ天気も終わりようやく春の陽気になったかと思ったら、春のお彼岸ウィークの今週は「寒の戻り」とのことで、平年並を下回る最低気温の日もあるとのことである。昼間20度ぐらいまで上がった天気が、最低気温1度か2度ともなれば寒暖差は15度から20度。これでは風邪も引くし、身体も壊す。そんな陽気なので、何かと色々と気をつけていこう。
 東京の桜の開花は来週の日曜日あたりとされている。早い早いと言われて来たが、全国的にも平年並となるようである。ようやく楽しみな季節になろうとしている。
 連絡会の恒例「お花見」は30日の土曜日。今年はだいたい丁度よい頃となりそうである。中央公園は今、芝生の養生で芝生広場は立ち入り禁止となっているが、それもそろそろ終わり、花が咲けば花見客が多く集まってくるだろう。上野公園や新宿御苑の比ではないが、桜もほどほどにあり、隠れた地元の名所みたいにもなっている。そんな中、連絡会はどこでやるのかと云えば、それは当日の場所取り具合次第。連絡会は旗を持っていくので、それを目印に、めいめい探し当ててもらいたい。生姜焼きの丼弁当とお酒や飲み物も沢山持って行くので、皆でゆっくりとワイワイしながら、冬の疲れを癒してもらいたい。
 さて、春になると「花粉症」と云うことであるが、暖冬の今年は早くから「花粉」が飛来しているようで、東京では今が「スギ花粉」のピーク。今月下旬から4月にかけてが「ヒノキ花粉」のピークとなる予測とのことである。雨上がりの日であるとか、晴れていて風が強い日などは飛散量が増えるので、「花粉症」の仲間はそんなところも注意した方が良いだろう。もちろんマスクやメガネなどで防御することも忘れずに。「花粉症」はアレルギーなので、その原因となる「花粉」が収まれば症状もなくなる。薬を飲む時は、「抗ヒスタミン」の入っている風邪薬か、最近多く出回っている鼻炎薬。但し、併用は危ないのでやめること。もちろんこれも立派な病気なので、症状が重く、日常生活に支障がきたす程であれば、内科や耳鼻咽喉科で診てもらうのも必要である。
 寒暖差が大きい春先は風邪も引きやすい。鼻水や咳程度なら良いが、悪寒がして熱が出るなんてことになると、インフル、コロナ、肺炎など色々な感染症の可能性も出て来る。「はしか」感染が複数都内で確認されたことが大きなニュースにもなっているが、ウィルス性の感染はとてもやっかいで、予防をしっかりとしていかないといけないし、また、それでも感染した時は速やかに病院に行くことである。
 保険証もお金もないと云う時は新宿福祉事務所で相談をすれば福祉の制度を使って無料で病院に行くことが出来、薬ももらえる。もちろん静養が必要な時は「宿」も準備してもらえ、入院が必要な時はその手続きもしてもらえる。生活保護にしてしまえば生活費も貰えることになる。難しく思えるだろうが、今はそんなにハードルは高くない。ちょいと話すのが苦手なんて云う仲間は、福祉の隣で「シャワー」や「乾パン」を渡している相談所「とまりぎ」でまず相談をして、仲立ちをしてもらうと良い。連絡会は毎週月曜日に福祉行動。こちらでも仲立ち可能。

 

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春の宴


今年はドンピシャリ?
3月30日(土)正午より、恒例「花見の会」を新宿中央公園芝生広場にて行います。


 仲間たち。
 摩訶不思議な「寒の戻り」となり、桜の蕾も「立ち往生」と言った感じである。それでも今週は、曇りがちだが陽気は春めいて来るようで、ようやくにして春となりそうである。
 この冬は長かったと云うか、途中はとても「暖冬」にもなり、天気もジグザグになりと、極寒よりは良いものの過ごしやすいかと言われれば、とても過ごし難い、おかしな冬であった。近年の異常気象の賜物のようであるが、こればかりはどうしようもないので身体と生活をこの変動する気候に慣らしていくしかない。この調子で行くと春は短く、すぐに夏となり暑くなりそうなので、春を大事にしていきたいものである。
 もう4月である。役所の方も人事移動などがあり、制度も変わるものもあり、そのままのものもある。福祉を受けている仲間はケースワーカーも変わる時期でもあるので、上手くやっていこう。
 さて、新宿区は「物価高騰対策臨時給付金」(「非課税世帯」は3万円)の追加給付を始めたが、こう云う助かる給付がある一方、国は4月からは新型コロナウィルス感染症への治療薬費用やワクチン接種の全額公費負担を全面撤廃させるとのことである。新型コロナウィルスは大流行の下火と共に普通の病気扱いになってしまったので、もしこの病気に罹り、5日分の治療薬の処方がされた場合、3割負担で二万八千円の自己負担となるそうである。
 その新型コロナウィルスであるが、流行は収まりつつあるものの、能登の避難所で感染者が多くあったよう、今もあちこちで感染が報告されている。老人ホームなどでは「クラスター」もあり、病院や施設関連ではマスク着用は今も尚、徹底されている。市中との意識の差がかなり生まれているので、また流行になったらどうなることやらである。それでも今は検査による早期発見と治療薬の投与によって重症化はかなりの確立で防げているようなので、その点だけは少し安心である。
 公費話のついでに、東京都の「暮らし応援」と称する「ポイント還元」も予算がなくなったことを理由に前倒しで終了と、先日発表があった。これが本当に物価高対策になってるんだかどうだか、買い物好きや、外食ばかりしている人々のための「おためごかし」のような「応援」であったが、なりふり構わず公費を投入する政治手法がコロナ以降流行ってしまったが、いずれにせよ、それは一時的なものでしかない。「弥縫策」と言われるものである。
 景気の方も良くはなっているようで、都内はインバウンド(訪日外国人)でごった返し、株価も過去最高、大手では賃金も軒並み上がりと、そんな表の顔がある一方、俺らのよう、住み処もなく、職もなく、食もなく、その日暮らしの人々も居る。何とも明暗が分かれる分断された世の中ではあるが、それはそれ、これはこれで、とにかくお疲れさまでしたの春である。
 今度の土曜日は新宿中央公園「芝生広場」で恒例の「花見の会」がある。冬の疲れを癒やし、希望の春を呼び込むための、宴会だか、炊き出しだか、訳の分からぬ恒例の催しである。路上の仲間なら誰でも歓迎。多いに飲み、多いに食い、多いに楽しもう。

 

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爛漫の春


季節の変わり目は体調が優れないこともあります。
調子が悪ければ福祉から病院へ。


 仲間たち。
 まだ満開とは云えないが、東京でも「開花宣言」が出、各地で花見シーズンの到来である。それに便乗しながら連絡会の「花見の会」も盛大に行なわれ多いに楽しめた。どうもありがとう。
 新宿区の友好姉妹都市でもある信州高遠市の高遠桜(正確には「タカトオコヒガンザクラ」と呼ぶらしい)は、中央公園でも戸山公園でも今が満開。山桜系なのでいつも早咲きで、この時期に散ってしまうのだが、今年は「ソメイヨシノ」の開花と重なり、とても良い光景となっている。まだまだ楽しめるので、うつむき加減に地面やコンクリートばかり見つめていないで、たまには顔をあげ、春の景色を慈しもう。冬は終わり、春がやって来たのだから。
 天気の方は春らしい快晴が続くとのこと。朝晩は少し冷えるが、最低気温も10度ぐらいなので、だいぶ過ごしやすくはなった。春は眠くもなるので、ぐっすりと睡眠を取るようしていこう。春の気候に身体を慣らしていくのが肝要である。
 さて、新宿区から「物価高騰対策臨時給金」の追加分も含めたお知らせが届いた。詳細は裏面にあるが、新宿区では先の7万円(非課税世帯)と合わせ、合計10万円になるよう、追加で3万円の支給がされている。既に口座登録をしていれば、自動的に支給されているが、そうでない人は、あまり知らないと云うか、今からでも新宿区に住民票を移せば、受け取ることが出来るかも、と云う良きお知らせである。
 まあ、住民票の問題は、面倒臭いだけでなく移したいけれども移せない事情が色々とある仲間も多いので何とも言えないが、一般的には住民票はどこかにある筈である。もちろん中には抹消されたり、「失踪宣告」を受けたり、はたまた無戸籍と云うこともあり、すぐには探せない人も居るとは思うが、根気強くあちこち相談して(新宿区の相談所「とまりぎ」でも法律関係の相談が可能なので、まずはそこに行くことをお薦めするが、「法テラス」など色々と相談出来る場所はある)、探していけばどうにかなったりもする。借金があるとか、親族から逃げているであるとか、意図的に住所を置かない、置けないと人もいるが、家族問題はともかく、借金(サラ金)の場合、生活保護にでもなってしまえば、取り立ては出来なくなるので、あえて「破産宣告」をしなくても良いし、そんな感じで、その問題を上手に交わしている仲間も居る。
 住民票、もしくは身分証明書がなくても生きられるかも知れぬが、管理社会の今の世の中、そうは言っても、生活にせよ、仕事にせよ、何かと支障が出てしまう。亡くなったあと、役所が戸籍を調べても、誰だか分からないなんて云うケースも、かつて沢山あったが、誰だか分からぬまま火葬されるのも、何だかなとは思う。
 ま、そこは人それぞれで、強制は出来ないが、これら「給付金」、貰える、貰えないと云う問題よりも、「住民票」のあり方と云うか、私は誰なのかと云う問題と云うか、家族の問題と云うか、そんな問題にまで派生しているようにも思える。それも含め、良い方向に向かえば良いのであるが…。
 それはともかく、もう4月である。希望の春とはいかなくても、何だかウキウキしてくるのも春の所業である。夢を見るのも、また人の特権なのだから、それぞれの夢を見ることにしよう。

 

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うららかに


今度の日曜日は高田馬場事務所にて鍼灸相談会。
夕方から都庁下にて医師による医療相談もあります。


 仲間たち。
 街も公園も桜が満開。景色も一気に変わり、春の訪れを感じられるが、お天気の方は「花曇り」や「花冷え」やら「春の嵐」やらとどうもすっきりしない(加えて台湾の大地震もあり…)。雨の日も多く、今週も雨予報も多く出ている。気温はまあまあ平年並に戻ったようであるが、朝晩はちょいと冷え込む日もあるので、体調管理には気をつけて行きたい。
 季節の変わり目と云うのは身体がおかしくなる時でもある。冬の間、気張っていた身体が、急に暖かくなると弛緩する。気温の変化などにも身体が追いつかなくなるなんてこともある。生活のリズムも崩れがちになると、そこに菌が入ったり、持病が悪化したり、何だかんだと異変が起こり易い。野外生活、肉体労働で過ごしていると、神経や筋肉の方もかなりまいってしまう。時にはメンテナンスも必要となる。
 今度の日曜日、高田馬場の事務所にて定例の「鍼灸相談会」があるので、足腰、神経がちょいとおかしいなと云う仲間は相談に来てもらいたい。整形外科だとレントゲンとって、原因不明であると湿布一枚で「もう年だからね」と帰されるだけが、東洋医学だと別のアプローチから診てもらえる。色々と試してみるのも良いかも知れない。もちろん無料で診てもらえるので気軽にどうぞ。「鍼灸相談会」は、今年度も毎月第2日曜日に通常実施となるが、時に先生の都合で変更になる時もあるので、その時はこのチラシでお知らせをするのでご確認を。
 西洋医療の方の医療班の方々は、同じく毎月第2日曜日の夜のパトロールに同行してくれていたが、こちらは今年度から変更になる。医師不足のため医療班は一班しか編成できないとのことで、おにぎりパトロールの同行は一班だけとなる。それじゃ困ると云う仲間も居ると思うので、パトロール出発前の4時過ぎに都庁下で「医療相談」をしてくれることとなった。最近調子が悪くて、医師に相談したいと云う仲間は、それぞれ寝ている場所から遠くなり申し訳ないが、第二日曜日、4時過ぎに都庁下まで来てもらいたい。病院に行く必要があれば「紹介状」も書いてもらえるので、それを持って福祉事務所に行けば、いちいち説明することなく手続きは省かれる。薬も医師の判断で出してくれるので、それもまた安心である。
 薬と云えば、最近「サプリ」(紅麹)による「薬害」めいたものが起こり、自主回収だなんだと大騒ぎになっている。実際に死者も出ているので「裏金問題」なんかより相当大きな問題だと思うのであるが、今だに原因が分からないようである。
 「サプリ」が流行るのは過剰過ぎる「健康ブーム」が背景にあるのであろうが、薬と云うのは医師の処方で飲んだ方がよほど安心である。まあ、今も昔も「健康」につけこんで人々を勧誘する商売人などが多いので、そんなことも知っておいた方が良いだろう。「健康」であればすべて良いとする考え方に疑念を持つのも必要で、「健康」でなくても幸せに生きて行けるのであれば、それはそれで良いのではと思うのである。若さなど戻りはしないのだから、これから、年相応の生き方をしていくことである。不自由でも、それは、それで受け入れることである。

 

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桜吹雪


春は身体の調子が悪くもなります。
調子が悪い時は一人で 悩まず、福祉に相談。病院に行くのも必要です。


 仲間たち。
 都内の桜は、まだ観られる所もままあるが、大方、花見も終盤。どこも桜吹雪の段となった。そしていつの間にか若葉の季節。広葉樹の葉が日の光にまぶしくなる頃である。
 気温もだいぶ上がり、時には初夏と云う時もあり、ようやく肩の上の重い荷物を下ろせる頃でもある。
 花粉の方も「ヒノキ花粉」のピークも終盤。今週中に全国的に花粉シーズンは終わるとの予報でもある。これまたうれしいこと。花粉で苦しむ仲間には、どうもご苦労さまでしたといった所か。  さて、春に体調が崩れやすいのは、一年の中で一番寒暖差が大きな季節なので、自律神経が乱れることが原因と言われている。疲れがたまりやすい、胃腸の働きがおちる、肩や腰がいたくなる、身体が冷える、寝つきが悪い、昼間やたらに眠い、だるい、やる気が出ないなど、色々なことがこの季節に起こりやすい。ストレスが多いと云うのも良くないようで、自立神経を整えるには規則正しい生活を心がけることと、ストレスの解消などが良いとされているが、なかなかそう教科書通りにはいかないものである。
 単に自律神経が乱れているだけならまだ良いが、それは免疫力を落してしまうようなので、風邪を引きやすくなったり、怪我をしても治りにくくなったり、感染症にかかりやすくもなってしまい、持病が悪化したり、新たな病気をもらったり、誘発されたりもするので、そんなところも気をつけていかねばならないだろう。  俺らの世界で云えば、必死で生きているが故にストレスも多い。睡眠もそんな快適なものは摂れない。新たなことをするのもまたストレスがかかるので、今のままで良いとしがちで、自立神経の乱れは放置されがちである。
 ストレス発散の方法も、酒の方に走り過ぎると肝硬変が待ち受けているし、ギャンブルの方に走り過ぎると「一平さん」のようになってしまう。そこら辺は程度の問題であり、丁度良いところに収められるかどうか、そんな所なのであろう。
 まあ、いずれにせよ、春は体調を崩しやすいので、自分の身体と生活も気にかけ、調子の悪さが続くようなら、福祉を通じて病院に通うのも良い。調子の悪さの原因が分からないと云うのは不安であるし、それもまたストレスとなる。原因が分かればそれに適した暮らしも選択も出来る。
 春になったから仕事を探してと張り切っている若い仲間も居るかも知れない。仕事を探そうと云う前向きな気持ちはとても大事なので、どんな仕事だろうが頑張ってもらいたい。新宿福祉事務所や相談所「とまり木」に相談に行けば、自立支援センター千代田寮なり、一時宿泊事業(馬場ハウスやさくら上落合ハウス)なりを新しい仕事を探す拠点にしてくれる。路上から仕事を探すのも大変なので、一定期間の「宿」や三度の食事は支援してもらえる。景気も、雇用環境もかなり回復しているので、住込み仕事も増えている。若ければ選択肢はそれだけ多くあるので今は良いチャンスとなるだろう。正社員だろうが、バイトだろうが、日雇だろうが、仕事をして稼いで、その金で自分の好きなことをする。それが、まあストレスのない普通の生き方なのかも知れない。

 

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新緑の卯月


もはや初夏の気候と思ったら、雲って、雨降って、朝晩は ちょいとヒンヤリ。
気温差が激しいので色々と気をつけよう。


 仲間たち。
 今年は国内の地震がヤケに多いなと噂をしていたら、今度は愛媛・高知で震度6弱の大きな地震。土砂崩れや水道管破裂などライフラインでの被害や建物被害が多くあったようで、それに伴い、けが人もでているとのことである。土石災害への注意が呼びかけられており、余震も続くとのことなので、これ以上の被害にならないよう祈るだけである。
 次にどこで大きな地震があるか分からない「地震列島」なので、日頃から防災意識を心がけた方が良いのは山々ではあるが、いざ、人口密集地の首都圏で起こったら、とてつもない被害になるやも知れないので、そこは運を天に任せるしかなさそうである。
 陽気もおかしく、もはや初夏の様相で、心ウキウキな春の雰囲気は早くも消えてしまった。こちらもまたおかしいと嘆いていても始まらないで、合わせるしかない。
 さて、東京都のホームレス自立支援に関する「第6次実施計画」が確定したのが先月の末。若者から要望のあった個室の自立支援センターを設置するとぶちあげ、ポピュリズム政治まるだしの方針となり、雑居の自立支援センター渋谷寮(旧銀扇閣)が閉鎖されたのも3月末。そして個室の自立支援センター大田寮が4月からオープンした。その場所は街中であろうと勝手に思っていたが、調べてくれた仲間が居て、住所を聞いて、あらびっくり。「大田区東海3ー4ー2」。凝りもせず大田市場の近くの福祉局の土地に、またしてもプレハブのようなもの(5年持てば良い簡易な建物)を建てたとのこと。定員70名足らず、写真で見るに細長い3畳足らずの寝るだけの個室で、まるで刑務所の房か、並んでいる家畜小屋のよう。
 この場所は「なぎさ寮」時代、「緊急一時保護センター」時代と、我々からしてもおなじみの場所。かつて「収容所」と揶揄した、とにかく周りに大田市場以外は何もなく、倉庫が並ぶ中、かつて多くの仲間が集団で一時的な生活をしていた場所。移動も当時は大型バスであった。
 この場所は車かバイクがなければ都心部への移動がとても大変で、都営バスも出ているが、品川まで30分。と通勤にはとても不便。帰りも品川発の終バスが、確か9時過ぎなので、それを逃がすと帰れなくなる。そんな場所で就職活動(個室だからと言って、一日部屋に居ることは出来ず、仕事探しに行けと指導される)をして、職場まで通って金を貯めろと言われても、心が折れてしまう仲間も出るだろう。ならば、都心部にあって、とりあえず雑居でも構わないと云う仲間も多いだろう。
 何でも個室にすれば良いと云う安易な発想がこんな施設を作ってしまう。とても残念である。普通なら勇んで「マスコミ発表」があるのであるが、今回はないので不思議であったが、まあ、そんな訳である。せっかく作ったのだから色々と改善してもらいたいが、今の東京都はそんなことは眼中にはなく、「渋谷寮」同様、残念な施設に終わってしまうであろう。
 ちなみに所轄ブロックが違うので、新宿区からは「千代田寮」で、雑居であるが神田の駅の近くにある利便性が良い場所なので、「大田寮」に行かされることはないので、ご安心を。

 

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皐月へ


ゴールデンウィークは新宿の街は混雑するので、トラブルの ないように。
役所への相談は平日に。


 仲間たち。
 これが4月なのかと云う初夏のような気候が続き、早くも「熱中症対策」と騒がれているうちにゴールデンウィーク(GW)となった。今年のGWは三連休+四連休で、間に平日の3日があると云うものなので、俺らにはあまり関係なさそうであるが、役所の方は人の移動などそれなりに気にしているようなので、裏面に新宿福祉事務所のチラシを印刷しておいた。休みの日に福祉事務所に行っても、「とまりぎ」含めて開いていないので気をつけよう。急ではない相談は平日の日に。体調異変の時は救急対応で。
 連絡会の活動の方は、シャワーサービスが火曜、木曜なので通常通り。月曜日の福祉行動が火曜日にずれるぐらいで、あとは日曜日のいつもの行動なので、ほぼ変わらない。そうそう大きな問題はないと思われる。
 GWの問題は、休みの人々が国内外問わず、新宿の街にやたら集まってくることである。都庁はゴジラに踏みつぶされたいのか、毎日プロジェクトマッピングをやるようだが、まあ、それは客寄せのためで、残念ながら都庁が本当に踏みつぶされるわけではない。外国人含め毎晩多くの観光客が訪れると思うので、都庁周辺の仲間はトラブルのないよう気をつけよう。逆に考えれば商売の好機。缶からを寝床の前に置いておけば、外人からのお布施が貰えるかも知れない。かつて、大きな寺院の総会やお祭りの時、その参道には多くの乞食人(ほがいびと)が各地から集まるのが常であった。それと同じである。  そんなチャンスとして考えれば、ゴジラもまた面白いかも知れない。ちなみにゴジラは破壊信仰の象徴のように言われることもあり、破壊信仰と云うのは恵まれていない人々の願望であったりもする。そんなことを考えると新宿が「ゴジラ推し」なのは、恵まれていない人々がこの地に多いからなのかも知れない。ま、実際は「東宝」の「商売道具」「キャラクター商品」だけなのであるが…。
 東京都による今年1月の冬季路上生活者概数調査が先日公表されたが、新宿区は住居に恵まれていない人々がどの区よりも多く、渋谷区から首位を奪還して、またしても1位となった。その数、正規の調査で75名。
 面白いのが同時に公表された夜間調査。台東区が95名、墨田区が90名と来て、その次が渋谷区56名、そして、その次に新宿区で48名となっている。
 昼間の調査は一位であるが、夜の調査では4位で、そして、駅別の深夜調査になると新宿駅はダントツの90名でまたして一位奪還。二位は上野駅の23名。
 と、なんだか、「精度」が問われるような結果である。こんなレベルの調査で、増えた、減ったと一喜一憂していると莫迦らしくなってくる。
 一つ言えるのは東京都、こんな調査をそれこそ30年近くもやっているのに、未だ正確な調査が出来ていないと云うことである。真面目にやってるのかね。
 連絡会は誰に頼まれてもいないが、コツコツと実数調査は長年行なっていて、最新のその数は、新宿区内で約160名の人々が夜間野宿状態であることを事実として知っているし、「NEWS」で公表もしている。東京都はその数の半分もカウント出来ていない。つまりは現状把握がされていないし、対策の受益者でもある当事者に会えていない。これはかなりの対策上の欠陥であるとは思うのであるが、そんなことより東京都はゴジラの方が大事のようである。

 

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夏が立つ


今度の日曜日は高田馬場事務所にて鍼灸相談会があります。
夜は都庁下にて医療相談も出来ます。


 仲間たち。
 ゴールデンウィークのさなかと云うこともあり、各地の観光名所や繁華街はとても大変な混雑である。新宿も例外ではなく、歌舞伎町を中心にとにかく外国人やら若者やら家族連れやらで人の山である。ま、街が賑やかになるのは良いことではあるが、それに伴いトラブルも多くなるのでそれだけは厄介である。
 気温の方もまたもや初夏の陽気。去年もこの時期から暑かったが、今年はそれよりも暑い。この時期特有の爽やかさは、まるでどこかに行ってしまったようだ。
 この異常な気温は連休明けの火曜日あたりから曇が出て雨予報。気温も平年並に戻るが、また週末になると暑さがぶり返す。そんな繰り返しのようである。春は終わった。長い長い夏の始まりである。  これらの「異常気象」は日本だけでなく地球規模らしいので、こればかしはどうしようもない。長期予報によれば今年の夏も気温は高めであり、昨年のようなことも考えられる。今から考えるとゾッとするが、一応、覚悟だけはしておこう。
 熱中症の対策も今から日常生活に取り入れておこう。適度な「水分」「塩分」補給はもちろんであるが「暑さにまけない体づくり」も大切だと言われている。が、栄養バランスが悪く、睡眠もしっかりととれない環境にいる俺らの場合はそうもいかない。それでも、そんなことを意識しながら出来る範囲の対策はしておこう。
 今度の日曜日には高田馬場事務所にて恒例の「鍼灸相談会」がある。血流を循環させることは、結果、熱中症予防にもなるとのことである。暑いと冷たいものをガブ飲みしたり、部屋に居る人はクーラーをガンガンに効かせて冷そうとするが、そうすると胃腸は悪くなるし、夏風邪を引いたりするし、自立神経のバランスがもおかしくしてしまう。無理のない体温調整をするためには血流の改善はとても大事で、そこら辺の相談も出来るのでお気軽にどうぞ。
 夜はこれまた恒例の医療班の面々が都庁下に来てくれるので、薬の提供だとか、血圧測定だとか、問診だとか、「紹介状」の発行だとか、そんなこともしてくれる。いつも衣類などを配っている時間帯に相談に乗ってくれるので、こちらもお気軽に相談を。
 連休などもあったので、新しめの仲間も新宿に来ている。コロナの時は人の移動が制限もされていたので止まっていたが、解除後は、またいつもの感じに戻ったようである。5月に路上の仲間の数が増えるのは、俺らの経験上いつもそうであった。
 新卒の人の一部が「五月病」になって辞めてしまい、街に流れて来るなんて云う「説」もあったが、どうなのだろうか? ま、それはともかく、新しく新宿に来た仲間は早めになんとかなるよう、踏ん張ってもらいたいと思う。病気にせよ、仕事にせよ、住む場所にせよ、路上だとままならないことが多い。
 今は役所がしっかりと相談を受け止めてくれるので、どうにかしたいと思ったらまずは新宿福祉事務所に相談をすることを薦める。毎週月曜日(旗日の時は火曜日)、連絡会の者が朝、福祉事務所にうろちょろしているので、分からないことがあったら、こちらも気軽に声をかけて。

 

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緑 照り映え


「寒暖差」「天気の荒れ」「大雨」にご注意を。
体調がおかしいなと云う時は福祉から病院へ。


 仲間たち。
 寒暖差が大きなGW明けであったが、「寒暖差疲労」なんて言葉が最近は有るようで、皆々の体調の方はどうであろうか?
 週末は夏日に戻ったが、明日にかけ列島に低気圧がやって来るとのことで、警報級の大雨、強風が予報されており、再び荒れた天気になりそうである。段々と雨の季節に入って来るので、これからは雨対策も考えた方が良さそうである。
 その低気圧が通り過ぎると、平年並の穏やかな晴天が続くとのことなので、そこで一安心。季節に身を委ね、ゆったりとしていこう。
 それにしても季節外れの夏日が多いのと、寒暖差が激しいので、万全の注意が必要である。服装も冬物を手放してしまうと、朝晩の冷え込みに耐えられなくもなる。そうすると風邪引いたり、体調を崩したり、自立神経がおかしくなったりもする。一般の人は家で一日休んでいれば治るであろうが、路上の場合はそうもいかない。ちょっとした変化が大事になったりもするのが路上の暮らしでもある。なので、健康意識を人の数倍持っていないと長続きはしないし、救急車の世話になったり、警察や葬儀社の世話になったりもする。どうせ世話になるなら、早めに役所や病院の世話になる方が、まだ良いかも知れない。ちょいとした身体の変化を気付き、おかしいなと思ったら、思い切って区役所の戸を叩き、病院を紹介してもらうなり、療養できる場所を紹介してもらうなり、そうしてもらった方が良いだろう。区役所へ直に行き辛いと云う仲間は、花園神社の裏にある福祉事務所の隣に「とまりぎ」と云う相談所があるので、そこで相談をしてからが良いかも知れない。
 新宿には大きな病院はたくさん有り、アクセスも良い。これは地の利でもある。何かの因果かで新宿に来たのであろうから、その利点は活用した方が良い。新宿福祉も路上の仲間の対応には慣れているので、路上だからと馬鹿にせず色々と親切にやってくれる。これもまた利点である。
 さて、中央公園のすぐ北側、十二社通りにある、近年の再開発で出来た60階建のタワーマンション前で、そこの若い住民が殺されると云う事件が起こったとのことで、この地も何だか騒がしくなっている。そこら辺一帯は、かつては古いアパートや家屋が並ぶ静かな街であったが、都庁が来てから「再開発」「再開発」となり、昔の面影はなくなりつつある。新しく出来たマンションなどはとうてい普通の人は住めるような値段ではなく、「富裕層」が余所から街に流入し、昔から居た貧しい人々を追い払い、街そのものに俺らが入る余地などなくなってしまうし、下手に入れば排除させられる。俺らへの苦情は、こう云う上から下界を眺め見る住民と云う名の「富裕層」や「飲食店経営者」(時同じくして上野の飲食店主が殺されたようだが)からのものが多く、その声に都庁などは素直に応えてしまう。
 ま、何の話かと云えば、利点があれば欠点もある。地代がどこよりも高い、古いアパートでさえ家賃が高い。つまりは生活保護だとしてもその基準内で暮せるアパートは建て替えで少なくなりつつあるし、そうなると「うさぎ小屋並」になってしまうと云うのが欠点でもある。アパートより施設の方が良かったと言う仲間も多く居る。
 まあ、そんなこんなで、夢をかなえるのは大変なことではあるが、これからどこで暮して行けるのか言う問題は、この地に居ると、色々悩むところでもある。

 

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走り梅雨


今週は曇りがち。そろそろ梅雨の気配が。 気温差も高いので体調管理は万全に。


 仲間たち。
 沖縄方面ではようやく梅雨入りとのことである。
 全国の梅雨入り予報も出る頃となった。今年は全国的に梅雨入りは遅めで、関東は6月中旬頃とされているが、今月下旬から「梅雨のはしり」で雨や曇りの日が多いとのこと。雨量も例年より大目となるとの予報である。異常気象で、近年は風情のある雨はなくなり、「大雨」「線状降水帯」「ゲリラ豪雨」と激しいのが当たり前。梅雨入り前も梅雨入り後も、そんな雨には注意をしておいた方が良いであろう。
 「土方殺すにゃ雨の三日も降ればよい」なんて昔から言われて来たが、日々の変化の中、一日、一日を暮らさざるを得ない俺らも同じで、雨になると日雇いにせよ、雑業にせよ仕事はなく「なけなし」の生活が尚更「なけなし」になってしまう。寝る場所も雨にうたれぬ場所を探さざるを得ない。新宿は西口の地下広場が現在工事中とは云え、まだあるので良いが、他の地で公園やら河川敷を拠点にするとなると、これは大変で、河川敷は大雨の時などは氾濫の危険があり、毎年そんな危険と共に暮さざるを得ない。
 まあ、雨は少しも良いことはないだが、気温も上がったり下がったりを繰り返し、今はまだ比較的カラッとしているからまだ良いが、これから蒸してくると不快指数は高まり、害虫も増え、食中毒なんかも頻繁に起こる季節である。そんなところも、今年は早めに意識して最低限の予防はしていこう。
 富久の西向天神社の例大祭の次は、花園神社の例大祭と、田植えの季節に合わせたお祭りが新宿でも華やかになりそうであるが、我が越後「いろりん村」の田植えもそろそろである。先日は田植えの準備のため、仲間が一週間赴き、田んぼを起して来た。とても小さな田んぼであるが、年末の「いろりん米」炊き出しに向けての準備が始まった。日本の四季を感じながら身体を動かし生きていくのも、世知辛い世の中で、何らかの張り合い程度にはなるのであろう。来月は田植え、そして雑草との格闘。集落もほとんどない田舎の山の上であるが、そんなところと、この新宿が繋がっていると思うと、また楽し。  花園神社と云えば、紅テントで有名な唐十郎さんが今月頭に病院で亡くなったとのこと。新宿の地で枠に囚われぬ異端な文化を、作り上げて来られた大先輩なので寂しくなるが、84歳とのこと。戦後世代はもういつ逝ってもおかしくない今日この頃。
 連絡会が出来た頃、色々と激励をくれた笹島日雇労働組合の大西豊委員長も先月、愛知県中川区のアパートの火災事故で亡くなったとのことである。この大先輩も80歳。不慮の事故と云うのはやるせない。  火災と云えば、新宿でも北新宿で木造アパートが焼け、80代の方がなくなったのが、つい最近。この地域は木造住宅がまだまだ多く、消防車もなかなか入れない狭隘の地。狭いアパート暮らしの一人暮らしの高齢者もまた多い場所でもある。先月下旬、西早稲田の「都住」でも火災があり、80代の女性の方が亡くなっている。80代ともなると身体も思うように動かず、いずれも逃げ遅れたのか。そんな、いやな事故が続いている。
 もう少し晴れやかであれば良いのであるが…。

 

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初夏を過ぎ


これから じめじめとした雨の日が増えてきます。
衛生管理もこの時期はしっかりと。


 仲間たち。
 夏日もあったが湿度が上がらず、比較的過ごしやすい一週間であったが、季節は早くも6月。じめじめとした時期がすぐに始まる。今週も曇り、雨の予報が多く。気温も高めである。これから、雨対策、衛生対策など、そんなことにも気を使うひと月になりそうである。あんまり極端な気候変動は困ってしまうので、平年並であれば良いのであるが。
 気象庁はこの夏の長期予報を先日発表したが、6月から8月、暖かく湿った空気が流れ込みやすく、全国的に気温は平年よりも高く、「熱中症対策をして、大雨に備えて欲しい」とのことである。ひらたく言えば、「今年の夏も暑い」とのことである。そして、8月、赤道付近で「ラニーニャ現象」が起こったら、「非常に暑く」なるようである。そして、その「ラニーニャ現象」が起こる確率は「五分五分」。  まあ、やれやれであるが、こればかりは文句を言っても始まらない。覚悟をして、身体を慣らしていくしかなさそうである。
 屋外のみならず、室内でも熱中症は起こり、毎年、一人暮らしの高齢者が熱中症で亡くなるなんて云うケースが頻発している。高齢者は身体の熱を周囲に逃がす熱放熱能力が低く、また、暑さに対する感覚も弱い人が多いので、熱中症には特に気をつけなければならないようだ。出来るだけ涼しい場所に居る。汗をかいたら水分、塩分補給。それをいかに自覚でき、実行できるかである。まあ、まだ暑さに身体が慣れていない時期だから何かと大変ではあるが、これからの蒸し暑さに負けないよう意識的に変えていこう。
 大雨に備えろと云われても、夜中、雨に濡れない寝場所を確保する。そこが駄目なら別の場所も見つけておく、ぐらいしか対処は出来ないが、とにかく濡れないことである。濡れた衣類のまま横になると、気化熱の原理で身体が急激に冷えてしまう。山の遭難でもそうであるが、これは絶対に駄目。そうなった場合は服を脱ぎ、身体を拭き、すぐに着替えてから横になる。梅雨の時期、とりわけ曇りや雨の日の朝晩は、6月と云えどもまだまだひんやりとする。そんなことも考え、換えの衣類、少し厚めの衣類、そしてタオルは常に持っておいた方が良い。
 それと、これは当然のことであるが、天気予報をしっかりとチェックしておくことである。気象情報は、テレビ、ラジオ、ネットや、街中の掲示板やらでも入手できる。注意報などが出る時は大々的に注意喚起もしてくれる。このチラシも気象情報が多いが、とにかく路上に居ると俺らの生活は、季節やら天候やらに左右されるし、危ない時などは真っ先に巻き込まれてしまう。俺らも自然相手に仕事をしている人々とまた同じである。明日、晴れるとは限らないので、予報のチェックは、これからの時期、常にチェックをしておこう。
 衛生面も気をつける。食べ物をかばんの中に詰め込んで後で食べようと思ったら、カビが生えていたとか、匂いがした、なんてのは古い仲間が何度も経験していること。間違って食べて腹を壊すなんてこともあるし、食べ物関連では食中毒が流行る時期でもある。もらったり、買ったりしたりでも、生もの系はすぐ食べる。保管するにしても賞味期限をしっかりと見る。口にする前に匂いを嗅ぐなんてのも、また必要である。
 気をつけることが多いが、より良く生きるために必要なことは怠らずに。

 

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雨に濡れても


今度の日曜日は高田馬場事務所で鍼灸相談会があります。
     夜はボランティアのお医者さんの相談もあります。


 仲間たち。
 台風1号のおかげで大雨続きの一週間であったが、そのせいもあって気温が平年並に戻り、なんだか梅雨入り前のそんな気候になっている。紫陽花もあちこちで咲いて、雨の季節の到来のようである。台風の方はもう大丈夫だろうが、梅雨前線が刺激されてしまうと大雨なんてこともある。急な雷雨と云うのにも気をつけておこう。
 6月に入り食品も相次いでの値上がり、電気とガス代も上がり、医療費も上がりと、円安もあり、家計への影響が何だかんだと取り沙汰されている。世界的なインフレの時代に、政府は所得の低い人への物価高対策の給付金とか、サラリーマン世帯には定額減税だとか、賃上げ圧力を企業にかけるなど、色々なことをやっているが、なかなかそれも追いつかないようでもある。
 街中では都知事選の看板があちこち設置され始めているが、物価高の時代に、どうやって都民の生活を守っていくのかが争点になるかと思いきや、今回の知事選もいつもの通り、政策なき「人気投票」となるようである。国会の方も何が何だかわからぬ議論ばかりで、こちらも、「やっかみ政治」「足の引っ張り合い」をしているようである。これでは、生活が苦しい人々の「ガス抜き」にもならない。投票率なんてのは、これからどんどん下がっていくことであろう。
 昨年、アメリカのホームレスが急増し、65万を越え、過去最高となったとのニュースが昨年の暮れあたりから、あちこちで報じられた。ニューヨークでも「大恐慌以来の水準」とのことでかなり深刻になっているようである。アメリカの場合、移民の問題もあるが、それはさておき、物価の高騰は日本の比ではなく、今やマックのハンバーグさえ「高級食」になっているようで、食品のみならず住宅価格も高騰し続けているようである。そんなことも背景にあるようだ。
 イギリスあたりもまた同じ。EUの物価高もすごいことになっている。EU諸国も移民問題が根底にあったりするので紛らわしいところもあるが、生活が破綻しホームレスしか選択肢がなくなるのは、どの国の都市部でも共通のようである。もちろん、どの国でも「対策」はそれなりにしている。それでも社会経済的な問題が起き、それが解決されずに、ホームレスが急に増えてしまうと、それら「対策」も陳腐なものになってしまう。
 日本のホームレスは行政の調査では減っているようであるが、ここ新宿ではコロナの前の水準まで戻っている。コロナの時期を「底」と考えれば、増えているとも言える。まあ、この国は、まだ、欧米ほどの物価の高騰には至っていないので大丈夫なのだろうが、一極集中の歪みのようなものは、都市と地方の関係で、東京はどうしても背負わなければならないので、ホームレスの数と云うのは常に注視しておかねばならないのであるが、先日の概数調査の結果をみても、真剣に調べていないことが誰からも分かってしまうので、まあ、やれやれである。
 ま、そんなことより、雨には濡れぬよう。

 

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あじさいの


梅雨はおあずけ。その代わりに暑さ復活。そろそろ真夏日対策も。
熱中症にはとにもかくにも気をつけよう。


 仲間たち。
 九州方面がようやく梅雨入りとなったが、関東,東北はだいぶ遅くなるとのことである。
 そんなこんなで、西口地下広場は水浸しになったようだが、こちらは単なる小田急工事関連の工事ミスなので水害は水害であるが天気とは関係ない。今週は太平洋高気圧に広く覆われ、真夏日に近い夏日が続くようで、まるで7月あたりの天気になるとのことである。
 梅雨前線がこちらまで張り出してくるのは、来週あたりから、とのことであるが、大気が不安定になると、梅雨どころか「ゲリラ雷雨」となりがちなので、「急な雷雨の注意」と「夏の高温注意」の両面で過ごしていくことにしよう。
 夏と云えば「熱中症」である。既にあちこちで注意が呼びかけられているが、本格的な夏の前に、もう一度、確認するのも悪いことではない。気温や湿度が高いところに長時間いると体温の調整がうまくいかずに、熱中症と云う症状が出る。めまい、だるさでぐったりとして立ち上がることが出来なくなる。まわりに誰か居て応急処置をしてくれれば良いが、誰もいないとなると、体温が39度以上となり、極度の脱水症状が続くと、そのまま「暑いよ、暑いよ」と苦しみながら逝ってしまう。
 よく、高齢者の一人暮らしの人が、密閉されたアパートの中で熱中症で亡くなったと云う話しを聴くが、屋外であるか、屋内であるかはともかく、周りに助けられる誰も居ないことがネックとなり、そのまま「孤独死」と云うことになりがちである。
 田舎の方でも、脳梗塞を患って、そのリハビリのため、毎日ひとりで散歩をしていたが、夏のある日、玄関先でめまいで倒れ、そのまま熱射を浴び続け、亡くなってしまったと云う方も居た。田舎の方だと人の往来が少ないので、どうしても発見が遅れる。都会なら大丈夫かと言われても、都会でも死角は幾らでもあるのと、路上で倒れていても、そのまま通り過ぎてしまう無情な勤め人や遊び人が多いので、意外と気付かれないものである。
 そこが都会の路上だと「野垂れ死」なんて云う言葉になる。
 夏の日差しの中、ぐったりしている仲間が居たらすみやかに涼しい場所に移し、体温を下げ、水分、塩分を補給する。もし、本人の意識がかすれて居たら、とても危険なのですみやかに救急車を呼ぶ。
 夏の仕事現場はとにかく危険が一杯である。それぞれの職場の中で熱中症対応はされているとは思うが、単独では動かない。複数人で一緒に仕事をすると云うのが基本である。そうすれば間違って排水のパイプを切断するなんて云う人騒がせな事故もなくなるし、熱中症など異変があった時「休ませてくれ」と言うことも出来るし、ほんとに何かあった時に助けてもくれる。
 日常もまた複数人やグループで過ごすのも大切である。もつべきものは本当の仲間であり、無関心な傍観者を仲間と勘違いしないことである。
 もちろん水分、塩分補給など予防をしっかりとしておけば何てことはないのであるが、要は体温調整がしっかりと出来ているか否か、そして過度な無理をしているのか否か、そんなところがバロメータである。
 ま、いつも夏場に言っているのであるが、「真夏日に絶対無理をしない」。
 これが一番肝要であったりする。

 

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梅雨の雲は


このところの暑さには十分注意を。
今週中ほどから梅雨入り予報なので、大雨にも注意を。


 仲間たち。
 梅雨入りどころか、ついに真夏日にもなり、6月としては記録的な暑さになってしまった。梅雨入りもまた記録的に遅くなるそうで、最新の予報で、今週の木曜日あたりとなりそうであるが、梅雨入り早々の大雨にも警戒が必要のようである。高温の上に雨が降って「かなりの蒸し暑さ」となり、こうなると梅雨の風情などはどこかへ飛んでしまい、日中の外出もままならない「灼熱地獄」と、夕立ならぬ「ゲリラ雷雨」が一緒にやって来るとのことである。やれやれであるが、「異常気象」は今や日本だけでない国際的なトレンドなので、こればかりはどうしようもない。「異常」がもはや「日常」になってしまっているようなので、生活をそれに合わせるしかない。
 「越後いろりん村」の米作りプロジェクトのため、先日5名の仲間で田植えに精を出して来た。新潟もまた暑い。梅雨がまだなのと、先の能登半島の地震の影響も山間部にはまだあり、水不足の声も聞こえている。いろりん村の水脈は大丈夫であったが、下流の平野部ともなると結構深刻な場所もあるようである。その上、暑いとなると稲の管理もまた大変である。昨年も記録的な暑さの影響で収穫が落ち、等級が下がる事態にもなっていて、それが今年もとなれば、米の価格もどんどん上がってしまうであろう。野菜も暑さに弱い。今年の夏野菜の価格は不安定極まりなく、農家も八百屋さんもお店も消費者も、皆、大変で戸惑っているところであると言う。
 飽食の時代、物価が上がっても平気で苦なく消費する都会人が多い一方、そんな富裕層ではない一般庶民は、米も小麦粉も上がるとなるとこれは大変である。更にその下の我々下層の民は生活が成り立たないレベルにまで行く。べらぼうに高い家賃、水光熱費、通信費を払うと、給与の残額はほとんどなく、食費を切り詰めるしかない。フードバンクに並ぶ人々の列は、そんな人々の姿である。そして、そのボランティアもこの国はほとんど定着していないので、運営が厳しくなり撤退なんかされると、それを頼りにしていた人は飯も食えず、そして最悪、仕事が傾けば、今度は家賃すら払うことが出来ず、路上に行くしか、他に選択肢はなくなってしまう。
 なので、自給自足が必要だし、余ったものを上手に利用する手だてもまた必要である。そして、自分だけのことでなく、農家の人とも、地方の人とも繋がり、他力本願ではなく、みんなで何とか出来る環境を作ることがまた必要でもある。
 それは「実験」にしかならないが、何もしなくても生きられる人と違い、何かをしなければ生きてはいけない俺らは、とにかく「実践」。小さなことが、そのうち大きくなるさと、前を向き、暗い顔をしていても仕方がないので、仲間で楽しく笑いながら、そんな作業をしている。
 世間から意味がないと思われていることが出来るのも俺らの特権。何せ失うものは何もない。そもそもゼロどころかマイナスからの出発の身である。駄目ならまたやり直せばいいさである。年末に食らう、俺らの飯がしっかり育つよう、皆、祈っておくれ。
 ま、それはそうと「おかしな夏」の始まりである。熱中症と大雨には十分注意をしながら、そして身体を休め、時には踏ん張って生きることにしよう。
   

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梅雨入り


6月3日以降、新たに新宿区に住民票を移した仲間は
令和6年度分新宿区物価高騰対策臨時給付金の支給対象になるとのこと (裏面参照)


       仲間たち。
 いつもよりとても遅い梅雨入りと云うことで、雨も降り、降り、連日の猛暑日は少しは収まっているようである。蒸し暑さは相変わらずであるが、そんなこんなで、ようやく雨の季節となった。
 天気予報はだいたい雨か曇り。最高気温は30度に届くか、届かない程度。それでも、お日さまが出ないので朝晩は少し肌寒くもなる。風など吹けば尚更である。気温差で風邪を引かないよう注意も必要であるが、なによりも気をつけなければならないのは「大雨」かも知れない。寝場所も含め、雨の日は行動が限定されてしまう。大雨だと尚更で、寝場所が浸水だ、雨漏りだ、なんてこともある。その都度動かなければならないので、やたら大変でもある。睡眠不足と、じめじめによる不快指数で、精神衛生も宜しくない。食事も食中毒など気をつけなければならない。取り置きが出来ないので、これまた不便で、栄養価も不足したり、偏ったりもする。シケモクも雨に濡れて台無しだし、通行人も雨でせわせわしてるので、あまり構ってもくれなくなる。
 まあ、今年の梅雨はどんな風になるのか、皆目判らないが、この季節は路上で暮すにはあまり良くはない季節でもあるので、何とかしたいと思う仲間は、新宿福祉事務所や、相談所「とまりぎ」に相談をして見よう。
 さて、その新宿区からのお知らせ。「令和6年度分新宿区物価高騰対策臨時給付金」の支給手続きが始まったとのことである。これは、昨年の同様の給付金を既に受け取った世帯は関係なく、昨年度の収入が、非課税に新たになってしまった世帯であるとか、6月3日以降、新宿区に住民登録をした世帯で、昨年度どこかの自治体で給付金を貰っていない人などが対象となるそうである。詳しくは裏面にチラシを掲載したので、見てもらいたい。
 既に対象となる世帯には「支給案内」や「確認書」が送付されるのとのことであるが、これから新宿区に住民票を移しても、「非課税(昨年度の収入があまりなく)」であり、昨年度どこの自治体からも支給されていなければ、生活保護を受けていても、野宿をしていても、支給対象となるとのことである。
 まあ、住民票を移すことが大事なことで、現在、どこにも住所がなく、住民票もどこにあるか分からない人も、新宿区に移してしまったら、物価高高騰対策臨時給付金対策室(03|5273|4112)に電話をして申請手続きの方法を教えてくれるとのことである。
 昨年の今頃と、今年の2月にも同様のお知らせをしたが、今年度分もあります。と云うことで、これがラストチャンスになるかなと言ったところである。
 住民票を移すことに問題がある仲間も多いと思うが、さほど問題がなければ、思い切って移してしまうのも一つの考え。福祉を取ってしまうのも一つの方法。「コロナ」に次いで、「物価高」と云うことで、「給付金」が貰えるような世の中になったのだから、それを足しに生活を組み直しても良いかも知れない。
 さて、「知事選」でもある。住民票を移して3ヶ月経つと、「投票所入場整理券」が送られて来るので、給付金のお知らせだけでなく、こちらの方も、事務所に住所を移した仲間は、投票するしないに関わらず、取りに来てもらいたい。
     

 

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猛暑梅雨


梅雨の最中ですが、湿気の高い猛暑日が続いています。
こまめな水分補給など熱中症対策を忘れずに。


  仲間たち。
 梅雨に入った途端に蒸し暑くなり、真夏日連続と熱帯夜。なんだもう空けたのかと思いきや、一日降り続く大雨。気温も下がって少しは過ごしやすいと思っていたら、また夏日。明日からまた猛暑日が戻るようでもある。  この気温の高さは、もはや身体を慣らしていくしか方法はない。熱中症患者が救急車で運ばれるケースが気温が高い日はものすごく増えている。体温調整が苦手な高齢者に熱中症患者が多いようで、炎天下に倒れるのは屋外作業の現場で無理してしまったケースが多いらしい。熱中症にならぬよう、今年は長い長い期間、気をつけていかねばならないようである。
 西口地下の交番裏で、警官がハサミで刺される事件が起こったとのこと。刺したのは女性のホームレスと云うこともあり、面白おかしく報じられている。お巡りさんは防弾チョッキのおかげで命拾いしたのが不幸中の幸い。刺したおばさんは、防犯カメラにも写っていたようで、そのまま逮捕された。何ともコメントが出来ない事件であるが、色々な行き違いが重なり、こんなことになってしまったのであろう。
 おばさんは当分帰って来れないと思うし、交番も、東京都もこれを機に、なんてこともないだろうから、西口地下で寝ている仲間は、工事の関係もあって場所も狭くなったが、引き続き平穏に暮してもらいたい。  ちなみにハサミも、8センチ以上だと、殺傷能力ありとされ「銃刀法」で取り締まりの対象となるので、持ち歩かないように。護身用と称して刃物を持つのもこれもご法度。新宿駅は職質のメッカでもあるので、引っかかってしまうと厄介である。また、我々は防弾チョッキなど着ていないので、刃物を持った人や、暴れている人には近寄らない。そこは、相手が誰であろうがプロのお廻りさんに任せる。そうするしかあるまい。
 西口地下は小田急の工事が入ってから狭くなったし、そのせいもあるのか人通りも多くなり、開放感がなくなり、そして、あまり良いことが起きてはいない。「気」のせいなのか何なのか。早く元の西口地下に戻ってもらいたいところであるが…。
 最近、新しく新宿に来た仲間も増えている。減り続けていた仲間の数も「コロナ」の前の状態に戻り、そこから反転し、久しぶりに上昇中でもある。どこかで何かがあった訳ではないので、普通の増加で。騒ぐほどでもないが、新宿区内の「出戻り」に加え、他府県で生活保護を受けていて、色々あって新宿に来てしまったりと云うケースが多いようにも見受けられる。まあ、生活保護は自分の思った通りにならなかったり、ワーカーさんと話が合わないなど、色々うまくいかないことがあるかとは思うが、「我慢」するところは我慢しながらやっていかないと、生活が維持出来なくなる.そう云う制度なのだからと云う「割り切り」も大事である。
 田舎の方で生活保護を受けアパートに入ったは良いが、これから仕事を探せとなると、地方ではなかなか仕事がない。なので、新宿に来たと云う仲間も居たが、それは、それで、我慢して精神病むより正しい選択だと思ったが、そんなことも含めると、「我慢」もケースバイケースなのか。いずれにせよ、新宿に来た理由はそれぞれあるだろうが、もう一度やり直すため、頑張っていこう。新宿福祉や相談所「とまりぎ」に相談して、これからの身の振り方を考えていくのも必要である。ずっと野宿のままとなると、それは、それで、色々あるし、大変でもある。
     

 

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