新宿連絡会チラシ集第四十九集(2025年7月より)
2025年7月6日新宿連絡会チラシ
2025年7月13日新宿連絡会チラシ
2025年7月20日新宿連絡会チラシ
2025年7月27日新宿連絡会チラシ
2025年8月3日新宿連絡会チラシ
2025年8月10日新宿連絡会チラシ
2025年8月17日新宿連絡会チラシ
2025年8月24日新宿連絡会チラシ
2025年8月31日新宿連絡会チラシ
2025年9月7日新宿連絡会チラシ
2025年9月14日新宿連絡会チラシ
2025年9月21日新宿連絡会チラシ
2025年9月28日新宿連絡会チラシ
2025年10月5日新宿連絡会チラシ
2025年10月12日新宿連絡会チラシ
2025年10月19日新宿連絡会チラシ
2025年10月26日新宿連絡会チラシ
2025年11月2日新宿連絡会チラシ
2025年11月9日新宿連絡会チラシ
2025年11月16日新宿連絡会チラシ
2025年11月23日新宿連絡会チラシ
2025年11月30日新宿連絡会チラシ
今度の日曜日の夜はお医者さんなど「医療班」の巡回同行があり
ます。薬の提供なども都庁の下、衣類配布時に行います。
仲間たち。
最も早い西日本の梅雨明けに続き、東日本も梅雨明けだそうである。感覚的にはもう明けているのであるが、おかしな天気に気象庁も振り回されているかのようである。ま、そんなこんなで、今年は七夕と共に本格的な夏、これまで以上のより一層な猛暑がやって来た。東京も35度以上の猛暑日、最低気温25度以上の熱帯夜が当たり前のように続くようである。そして、あまりに暑いと、夕立ならぬ「ゲリラ雷雨」も多くなる。何かのついでに雲の様子はちょくちょく眺めておいた方が良いだろう。「ゲリラ雷雨」は局地的なので、なかなか、はっきりと予報もできないようである。
既に街中では救急車が走り回っている。全てがそうではないが、熱中症患者が増えると救急出動は増えてしまう。東京都は「熱中症死亡者数」と云う速報値を公表しているが、6月の中ごろから29日まで14名の方が亡くなったとのことである。死亡場所はすべて屋内。年齢は出ていないが高齢者が多いと思われる。昨年は6月の死亡者はゼロで、7月から急増したのであるが、今年もこれからの季節、多くの人が危険に晒されてしまう。この統計を見ていると、死亡場所は屋内が圧倒的に多い。
一人暮らしの高齢者。風通しの悪い東京のアパート。持病があり、体調不良。睡眠不足や栄養不足。エアコンあっても電気代もったいないから使わない。こんな条件が揃ってしまうと熱中症の危険度が高くなる。路上であれば、暑いがそこそこ風が抜けるし、熱が篭ることはなく、また、最大の利点は人の目があることで、何かあったらすぐに救急車を呼べるので、熱中症で死ぬほどの危険度はそんなに高くはないが、福祉や年金で、今はアパートで暮している元路上の多くの仲間や、施設に入っている仲間が亡くなってしまったりとか、そんな話は毎年のようにある。
ちなみにエアコンあっても電気代が高い、効かないとかは、エアコンのフィルターを掃除していないから。フィルターの掃除は簡単なので、こまめに中を明け掃除をする。そんなことも覚えておくと、エアコンも使いやすくなったりもする。エアコンがあれば暑いときはつける。設定温度は25度から28度にして部屋の中に熱が篭らないようにする。つけっぱなしにする時は定期的な換気を忘れずに。
エアコンと空調のあるところは、地下でも涼しい。デパートの中でも、図書館など公共機関でも、また、新宿区は「まちなか避暑地」を始めたので、公民館や郵便局など、また、福祉事務所の待合場所や、「とまりぎ」の待合場所は屋外であるが、日陰で風通しは良いので、それぞれ、そんな場所をみつけ、酷暑から逃げる方法を見いだしていこう。
さて、都議選が終わったかと思ったら、今度は参議院選である。石破さんの「給付金」は選挙公約のようなので、これが過ぎないと、はっきりと決まらないようである。それも含め、事務所に住民票を移した仲間には「投票用紙」が郵便で来るので、「選挙権」は当然ながらある。選挙当日、その「投票用紙」をもっていくだけで投票は可能である。この暑い中、街頭に立ってご苦労様な候補者に一票を投じるのも良いかも知れない。誰に入れるかは、もちろん自分で決めて下さいませ。
今週は雨模様。台風も接近中なので豪雨には再び注意を。
夏バテ気味の仲間も多いが、体調が悪い時は福祉から病院へ。
仲間たち。
真夏日、猛暑日の連続が急遽、梅雨空に戻り気温も急降下で激しい雨。そして、天気が回復したと思いきや、今度は台風も近づくとのことで、またもや荒れた天気になりそうである。
この台風、勢力はそんなに大きくないようであるが、梅雨前線を刺激して、関東各地で「ゲリラ雷雨」をもたらしそうでもある。天気予報はしっかりとチェックしておこう。また、雨の日の夜はひんやりもする。気温の変化で風邪など引かないよう、着るもので調整していこう。
「夏バテ」と云うのはだいたい夏の終り頃なのであるが、今年は早くも「夏バテ」気味になっている仲間が多い。夏の「疲労感」「倦怠感」「食欲がない」などの症状を「夏バテ」と言うが、体温調整がうまくいかず、自立神経が乱れることから来る色々な症状のようである。今年のように夏が長いと、熱帯夜で睡眠不足になったり、冷たい水ばかり飲んで胃に刺激を与えたり、栄養が偏ったりと、生活のリズムが狂いがちである。
単なる「夏バテ」なら、休息、睡眠を十分に取り、栄養もしっかりと取り、ストレスを極力少なくする生活スタイルを心がけることが肝要とのことであるが、路上となると、これらすべてが難しい。それでも「休息をとること」これだけは、どうにか出来そうなので、心がけていこう。無理をしないで休める時に休む。そうやって乗り切るしかない。
この暑い最中、選挙でもある。ここに来て「トランプ関税25%」が決まったんだかで、経済界は戦々恐々の様子でもある。このままいけば「輸出産業」の影響が大きく、製造業、輸出業の業績が落ちるだろうと予想され、日本も、再び景気悪化の道を辿るのではないかと言われている。そうなれば賃上げどこではなくなり、雇用の方も脅かされるかも知れない。都会や観光地のインバウンド需要は引き続きあり、サービス業などの雇用は維持されると思うが、この国の基幹産業の柱でもある自動車製造業は関連産業も含めると全国各地で多くの就業人口を抱えている。ここがどうにかなってしまうと、景気や雇用が大問題となるのであるが。選挙ではそう云う議論よりも、「物価高騰対策」の「給付」だ「減税」だのとポピュリズムの大合唱であるが、そんな「バナナのたたき売り」をしている内に、肝心の雇用がなくなってしまえば元も子もない。雇用が失われると、その一部の人が屋根を失いホームレスとして新宿に流れ着く。仕事が欲しいからである。東京に来れば「仕事は山のようにある」との「幻想」は今も昔も同じである。けれど自分にあった仕事が見つからないと野宿生活も長くなり、固定化してしまう。年末、新宿のホームレス者数は増えるかも知れない。そんなことも考えさせられる今日この頃の経済情勢でもある。ま、そこはどどうにもならないのだから、俺らは見ているしかないのであるが、「仕事を作る」「能力に応じた仕事を提供する」と云う政策や発想より、単にバラマけば良いと云う政治はちと違うような気もするが。
さて、来月11日(月・祝)に、「夏祭り・慰霊祭」の開催が決定した。夏の恒例行事であるが、納涼、暑気払いの集まりなので、どうぞ今のうちに予定を入れておいて。
これからが本当の夏本番ともなるので、体調面を整え、
不安な仲間は相談に行き、どうにかこうにか夏を乗り切ろう。
仲間たち。
梅雨らしくない梅雨であったが、関東甲信も梅雨明けをしたと発表があった。昨年と同じ、ほぼ平年並の時期での梅雨明けである。雨のせいで気温があまり上がらず、朝晩は比較的過ごしやすかったが、これから夏空が復活し、しばらくは好天に恵まれるようである。梅雨明けにはカラッとした暑さを期待したいものであるが、気温がまた上がり、東京も猛暑日ギリギリ、都会ならではのヒートアイランドのおかげでムワッとした暑さになってしまうのであろう。夏がもう一回来たような感覚であるが、季節的にはこれからが夏本番。身構えるに越したことはない。
若い人は元気に動き回っているが、基礎代謝が落ちる年齢にもなると夏は尚更厳しい。疲れやすくもなり、免疫力が下がって夏風邪をひいたり、その他諸々の持病が悪化したりもする。生活習慣であるとか、生活のリズムであるとかをもう一度見直し、夏場に無理をしないように組み立てていくのも必要だったりもする。
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一度体調を崩すとなかなか元に戻りにくくなるのも夏である。そうなると安静の方に軸足を移した方がよさそうである。夏だろうが冬だろうが必死で働かなければ食っていけないのも事実であるが、そこらのバランスも体調第一に考えた方が良いかも知れない。路上にいればバランスの取れた食事はほぼ絶望的。また、十分な睡眠も摂れるものではない。また、ストレスもまた大きな生活となる。今の生業、今の生活に体調面、精神面での限界を感じたら、まずは生活保護を取り、これらかの生き方を変えて見るのも必要かも知れない。自分の年齢や体調に合わせた仕事や、生活を作りかえるには、決断が必要な時もある。若くて仕事の意欲がバリバリあって、今より条件の良い職場をめざすのであれば「自立支援センター」や「一時宿泊」「自立支援ホーム」で、半分支援を受けながら頑張っていけるのであるが、年齢を積み重ね、体力もなくなり、持病もあって、気力もなかなか出ないとなると、そう云う時は「ゆっくり」とやるしかない。人それぞれの時間が必要な時もある。生活保護を受給すれば、「ゆっくり」とした時間は確保出来る。自立支援の制度は最長6ケ月だとかの期限があるが、生活保護の場合は、収入が超過したとかでない限りは廃止はされない。生活保護を受給し「ゆっくり」と、自分にあった仕事、体力に応じたフルタイムではない仕事を探している仲間も多い。
人生なんてのは一直線ではない。あっち行ったり、こっち行ったり、迂回路みたいな道で迷子になったりするものである。そしてゴールなんてのはどこにあるかも分からない。ならば思い切って彷徨ってしまった方が良いし、自分の年齢と体力にあった制度なり仕組みなり、仕事なり、生き甲斐を「ゆっくり」探して行くのも良い。
そんなことを考えている仲間は、まずは新宿福祉事務所の隣にある「とまりぎ」に行って、あれこれ相談をしてみよう。福祉にかかるには役所の相談窓口に行かなければならないが、自分を奮い立たせるためにワンクッションをおくのも良いだろう。今はどこも親身に聞いてくれるので、その点、新宿は安心である。
「熱中症警戒アラート」が連日出ています。
水分、塩分補給。とにかく無理をしない。そして休む。
仲間たち
東京も、連日の猛暑日となってしまった。何せ北海道で観測史上初の38度なんてことになっているので、今年の高気圧はとても強い。しばらくはこんな状態が続くようであるが、これだけ暑くなると大気が不安定になりがちなので、夕立ならぬ、局地的な「ゲリラ雷雨」も心配である。
もはや覚悟を決め、この夏に対峙しなければならないだろう。昼間は出来るだけクーラーが当たる場所、ないしは風通しの良い日陰で休む。決して無理をしない。そして適度の水分、塩分補給。
さて、日米の関税措置協議が相互関税15%で合意したとのことである。これにて心配されていた最悪のシナリオは回避され、経済界にも安堵感が広まっている。よくぞ、これだけの交渉をまとめたものだと、石破政権、評価されると思いきや、選挙に負けてしまい、どうやら「詰め腹」を切らされることになりそうである。まあ、不運な内閣である。「物価高対策」の「給付金」の問題なども、これからどうなるかは分からぬが、リセッションが回避されたので、景気も雇用も一安心である。
雇用の問題と云えば、ホームレスの再就職の支援施設である第一ブロックの「自立支援センター千代田寮」が早いものでもう5年。近々閉鎖され、8月からは「自立支援センター中央寮」に移るとのことである。場所はなんと「晴海1丁目」の都有地、50名程度の定員で2階建ての簡易施設であるが、間仕切りでの「個室化」はされている。最寄りの駅は「月島」。ウォーターフロントの再開発が進む超高級高層マンション群の片隅で、貧富の格差を象徴するよう、静かに開設するようである。
「月島」と云えば「もんじゃ」「佃煮」など、かつては江戸情緒がある、とても歴史のある街であるが、我々がすぐさま思い浮かぶのが「石川島人足寄場」の所在地。「鬼平犯科帳」の愛読者なら知っている通り、かの長谷川平蔵がその設立に深く関わったのが、この「人足寄場」。
「享保」の時代、大飢饉があり、江戸に流れる「無宿人」問題が社会問題にもなっていた頃、それらの人々に「屋根」と「食事」と「仕事」のある場所を提供し、働いたお金を溜めてもらい、そのお金で再起をしてもらおうと云う、まさに今の「自立支援センター」の先駆けといっても良い「更生」「授産」「自立」のための施設でもあった。期間は3年とか5年とか、今よりもっと長期。定員は300名から500名前後だったと言われている。時代が時代なため過酷なこともあったとは思うが「鬼平」さんが知恵を絞り、生涯をかけその運営に取り組んだぐらいだから、とても社会的に意義のあった施設であったのだろう。「人足寄場」は明治維新政府によって廃止されたが、150年ぶりに、この地に同様の施設が復活するとは、何とも言いようがない貧民の歴史の連続を感じ、とても感慨深い。
「石川島人足寄場」の跡地は今は区立の佃公園。「寄場」の人々の売上金から地元に寄贈された「石川島灯台」が復元されているのが、唯一のモニュメント。「中央寮」からは徒歩15分程度なので、幸いにして入寮できたら、散歩がてら、そんな貧者の歴史に思いを馳せるのも良いかも知れない。
今度の日曜日は 高田馬場事務所にて鍼灸相談会。
11日(祝・月)は中央公園で「夏まつり・慰霊祭」夕方から。
仲間たち。
酷暑、酷暑が続いたと思ったら、北の方で大地震。津波だなんだと太平洋側は大騒ぎ、大きな被害はなかったので一安心となったが、今度は台風と来たもんだ。天災のオンパレードのような夏本番である。台風が抜けると台風一過。広く夏の高気圧に列島は覆われ、猛暑日復活とのことである。
8月も災害級の暑さが続くと思うが、「熱中症」には気をつけ、無理をせず、出来るだけ涼しい場所で過ごしていきたいものである。今度の日曜日は高田馬場の事務所にて恒例の「鍼灸相談会」があるので、ちょいと全身が疲れたなんて云う仲間は筋肉をほぐしにどうぞ来て下さい。夏場は自律神経が乱れがちとなるので、凝りが出たり、筋肉がつったりもする。暑いところと、クーラーが入ったところを、行ったり来たりすると身体もびっくりしてしてしまうものである。そんな症状が改善されない時は鍼灸も良い方法である。
また、夜のおにぎりパトロールの時は、医療班のスタッフが同行してくれるので、医療に関しての相談も出来る。
そんなこんなで、8月、そしてお盆の頃がやって来る。東京は「新盆」の地域が多いので、もう終わったよと言われそうだが、新宿は色々な地域から人が集まる場所。全国共通の「旧盆」にあわせ慰霊祭をやっている。昔は俺らも若造だったので、祭ると云う意味が分からず、外部の連中がワイワイ騒ぐのが目的のような祭りであったが、その内、路上で一人死に、二人死にと、「路上死」「野垂れ死」の現実を目の当たりにし、路上に頭を垂れ、焼香をすることも多くなった。仲間はお盆に帰ることをせず、自分の先祖より、共に暮した仲間を悼む気持ちがより強いことも知った。連絡会の慰霊祭は、路上で亡くなったり、路上から病院で亡くなったり、どこかの施設で亡くなったり、アパートで独りで亡くなったりと、路上に縁がある仲間の死を悼む行事として続けられている。死んだ仲間はここに帰って来ると信じ、この時期だけは共に居ようと思っている。大きな祭りの年もあり、事務所でのひっそとした祭りの年もあり、そして新宿中央公園に4年前から帰って来た。浅草で活動をしているお坊さんも来てくれるようになった。この時期だけは、飯を食っても仲間を思い出し、酒を飲んでも仲間を思い出し、死んだ仲間を弔う。
戦争に負け、焼け跡からはい上がり、懸命に働き、この国の高度成長を支え、けれども仕事を失い、ヤサを失い、路上に来ざるを得なくなった多くの先輩達はどんな思いで、この地で生きて来たのか?そんな先人のことも考える慰霊の日でもある。
今年の「夏まつり・慰霊祭」は、11日の(祝・月曜日)、新宿中央公園「水の広場」で午後4時から開催される。お坊さんからお念仏を頂き、集まった仲間ひとりひとりで焼香し、皆で作った「冷やし中華」を食べ、ビールやお茶を飲みながら、暑気払いを兼ね、死者と共に過ごすのも、新宿の夏の風物詩。どうぞ気兼ねなく、参加を。
明日11日(祝・月)は
中央公園(雨天は都庁下)で「夏まつり・慰霊祭」午後4時から。
仲間たち。
連日の酷暑でだいぶ参っているとは思うが、最高気温を更新し続けたこの異常な暑さは、ここに来て多少は落ち着き、きっとピークは過ぎたと思いたい。
それでも曇りがちで、大気はどんより、雷雨などがあると一気に蒸し暑くなり、記録上の気温が平年並でも体感的には35度越え。しばらくこんな陽気が続くようである。夜の最低気温も連日25度越えの熱帯夜。東京はアスファルトが焼かれ、その熱がなかなか冷めないのと、冷房の室外機や、車の排気ガスがこれまた大気を暖め、まるでサウナ状態。なかなか寝つかれもしない。しかもこれだけ暑いと、蚊だとか、ゴキブリだとか、ネズミだとか害虫どもが大発生。まるでジャングルの中にいるかのようである。しかし、動けばまた暑い。暑いからとビールを飲んでも、あまり飲みすぎると熱が身体の中に溜まるのでアルコール類を飲みすぎるとちょいと危険。かといって冷たい飲料水ばかり飲んでいると、胃もびっくりしてやられてしまう。そうなると食欲もなくなり、食べないと、体力も気力も沸かず、げっそりと痩せた栄養失調の道。お金があればネカフェでもサウナでも、涼をとれるが、それも一時的。そんなにお金が続く人は滅多に居ない。
ま、このように尋常じゃない暑さは、都会の路上をホームグランドに生きる仲間にとっては最悪でもある。イライラカッカと精神面も壊してしまう。人を殺して「あれは太陽のせいだ」と言わせたのは、カミュの有名な小説。そんなことは「不条理」と言う言葉で片づけてしまうが、夜の街に行けば喧嘩も多く、人混みの中で何かを叫んでいる人も居る。この暑さは精神衛生上も宜しくないと云うことでもある。
そうすれば良いかって?とにかく「我慢」。「暑い!暑い!」と騒いでみたところで寒くはならない。いずれ秋はやって来る。それが早いか、遅いかの違いだけ。暦の上は「立秋」なので、今は暑くとも、季節は少しづつ変わって行く。「我慢」しながら、それを「待つ」。
しかし、「我慢」が効かなくなったら、どこかへ逃げる。「お休みどころ」でも良いし、ゆっくり寝たい時は、病院でも、施設でも、福祉でも、冷房が効いている場所に移る。新宿福祉や相談所「とまりぎ」は、路上で暮している仲間には、とても親切である。色々な安心して過ごせる場所を紹介してくれる。そして、そこで「じっと」している内に、次の生きる目標が決まったりもするものである。役所はお盆休みはないので、平日、いつでも相談できる。
さて、明日(11日・祝日)は連絡会の「夏まつり・慰霊祭」が午後4時より新宿中央公園「水の広場」(どしゃ降りの場合は都庁下)で行われる。幸いにしてそんなには暑くなりそうもないが、それでも平年並の暑さ。熱中症対策には万全を期して臨み、医療従事者のボランティアさんも心配なので来て下さるので、そこそこ安心ながら、そして、あんまり無理をせず、焼香をあげに、そして「炊き出し」と、ビールを飲みに起こし下さい。皆の元気な姿を見せることが、死んだ仲間への供養でもある。
共に思い出を語りあい、悼み、残った俺らは、それでもまだまだ頑張るぞと誓いあいたい。
今年の夏は終わらないとのこと。
お盆明けも熱中症には
十分気をつけ、汗をかいたら水分、塩分補給を。
仲間たち。
九州や西日本は大雨だ、酷暑だと、大変なことになっているようであるが、関東はさほどでもなく、比較的暑さも落ち着いた「お盆」となった。神宮の花火大会が昨日終わり、大きな花火大会のシーズンもこれにて終了。残暑を凌いで秋を待つ、いつもならそんな季節でもあるであるが、今年はそうもいかず、関東もお盆明けに35度以上の酷暑が復活。今年の夏はなかなか終わらないと言われているよう、まだまだ夏本番の暑さが、異常気象と共に続いて行くようである。
お盆明けは「熱中症」に罹りやすいとも言われている。東京はここのところ、まるで梅雨明けの頃のように湿度がやたら高く、気温が30度前後でも汗がだらだら流れ、体力を奪っていく。夜も熱帯夜が続いていて、寝ている間にも汗で身体がびっしょりである。こんな時には、こまめに水分、塩分補給をしていかないとすぐさま脱水症状にもなるのであるが、この蒸し暑さが続き、疲れが続いて慢性的となると、それも怠りがちとなる。
汗がとまらない、手足がつったり、めまいがあったりすると、それは危険なサイン。これをこしてしまうと、ぼーっとして、呼びかけに反応もしなくなる。こうなったらすぐさま救急車。自分で呼べない時は、周りの人に呼んでもらう。とにかく早め、早めの処置が大事である。
東京都の「熱中症死亡者速報」では、8月10日現在、都内で熱中症で亡くなった方は21名となっており、ほとんどの方が屋内で発見された数とのことである。つまりは、自分で救急車を呼べる状態にならず、そのまま亡くなってしまったと云うケースであろう。逆に云えば、屋外であったり、屋内であっても家族がいたりして、発見が早く、すぐさま処置をして病院搬送につなげられれば、死なずに済むと云うことでもある。他人の目と云うのはとても大事であったりする。都会であると、人が多く、病院や福祉の関係者であるとか、専門知識を持った人も大勢いるので、比較的発見と処置も早い。田舎の方だと炎天下で倒れていても発見できないなんてこともある。祭壇の写真を眺めていると、そんな死に方をした方の姿も思い出す。まあ、自分だけではなく、周りの仲間も気をつけていこう。
連絡会の「夏まつり・慰霊祭」、天候不良であったが、中央公園での開催となった。当日はさほど暑くはなく、普通の夏と云う感じで、雨上がりの蝉時雨の中、160名近い仲間が集まり、浅草で支援活動もしている吉水和尚の心温まる説法と、念仏の中、一人ひとりが焼香をし、亡き路上の仲間を偲んだ。もはや遺影が多くなりすぎたのは、それだけの年月を路上で過ごして来たから。30年前に亡くなった仲間も、今年新盆の仲間も、お互い認識はなかっただろうが、あの世で新宿の旗の下、一同に会し、わいわいがやがや、「あの頃はね」と、やっているかと思えばそれも楽し。大丈夫。路上には、まだまだ、あなた方を覚えている仲間がこれだけ大勢いて、手を合わせてくれるのだから、ゆっくりあの世で休んで成仏し、そしてたまに顔を出してくれれば良い。残った仲間は、どうにかこうにか、こうして生きています。ご安心を。
冷やし中華の炊き出しを食べ、ビールも飲み、そして、とてもゆるやかに時間が流れる盆の宵であった。参加してくれた方々、どうもありがとう。
猛暑は続くよ、どこまでも。そろそろ疲れて「夏バテ」の頃。
調子が悪い仲間は、福祉から病院へ。
仲間たち。
先日の九州に続いて、東北でも線状降水帯による大雨被害が発生し、そうこうしているうちに今度は九州に台風が上陸、そんな中、太平洋側は、今度は東京も含めて強烈な猛暑続き。気候変動が著しいこの夏は一体いつ終わるのだろうかと、ほとんどの人が心配をしている。
夏後半、いつもなら誰しも「小さな秋」を見つけようとするのであるが、今年は蜻蛉が街中にも見受けられるぐらいで、秋の気配はほとんど皆無。8月ももうすぐ終わるが、このまま9月になってもこんな調子のままなのであろう。気象庁の3ヶ月予報でも「高温傾向が継続、夏は長引き、秋は短く」とのことである。この数年がそうであったよう、春と秋は極端に短くなる傾向は続くようである。
先日、有志で、越後「いろりん村」に農作業の手伝いに行って来たが、新潟も異常なほどの暑さで、稲の「高温障害」なんて声がチラリホラリと聞こえているそうである。おまけに水不足の地域などもあり、米農家はこの異常な気象に翻弄されているようである。「いろりん村」の村長さんの田んぼは、手入れが良いこともあって順調に育っているとのことで、今年も10月に稲刈りを皆で、手伝いに行くこととなった。米農家の苦労を身近に見ていると、お米、一粒一粒のありがたさを特に感じるし、今年の「米問題」や農政も色々と考えさせられるものがある。お天道さまや自然相手の生活と生業は、いつも計画通りになど行かないもので、穏便に暮すには、いざと云う時の備えや蓄えがとりわけ大事なようである。
ま、それはどんな生活をしていてもそうであるが、「着の身着のまま」でも良いが、いざと云う時にどのように対応するのかのシュミレーションと云うのは、それぞれ作って行くほうが安心である。体調が悪く、自分で動けなくなったら救急車を呼ぶ。路上暮らしが厳しいと思ったら、福祉事務所や「とまりぎ」に相談をする。常雇の仕事を探そうと思ったら自立支援センターに入る。バイトやらで食いつなぐなら、馬場ハウスなどに入ってお金を貯め、次の住み処を探す。これらの、所謂「ホームレス・生活困窮者対策」の数々も「いざ」と云う時の安心である。ま、それでうまく行く保証などどこにもないので、戻って来てしまう者も居るが、それでも「一時しのぎ」にはなる。
この暑さを何とかしたいと云うのも、「いざ」ではあるが、それを最初から言わず「自立したい」「仕事をしたい」などをメインに訴えて行けば、それはそれで何とかなったりもする。そのチャンスを「一時しのぎ」にするか、自分の再生のチャレンジの場とするかは、そこは色々。
こう云う「いざ」と云う時に、何とかなりそうな制度やら仕組みがあるのが、今の路上の暮らしでもある。その点は安心なので、「いざ」と云う時はSOSを気軽に発してもらいたい。もちろん、大きな災害の時は、「避難所」などが開設されるので、慌てないことである。
こんな猛暑が続くと、そろそろ「夏バテ」気味の仲間も多くなる。疲れが溜まると、そこに病魔が襲いかかったりすることも多い。ここのところ、調子が悪いなと云うのも病気のサイン。そんな時は病院に行って、検査をしてもらう、継続した治療をしてもらうのも必要である。福祉事務所に行って、簡単な手続きでそれは出来るので、そんなことも覚えておこう。
酷な残暑は当分続くとのこと。まだまだ熱中症対策を。
疲れた身体に病魔が襲いかかるので、健康管理もしっかりと。
仲間たち。
東京も連続猛暑日の記録だとか、猛暑日最多記録だと、こんな迷惑な記録などどうでも良いのであるが、次々と更新しまくってしまった。今年の夏は異常すぎる夏なので、もう9月だと云うのに真夏日のままである。せめて熱帯夜だけは何とかしてもらいたいが、9月になっても太平洋高気圧はビクともせず、同じような暑さが続くとのことである。「秋になったら、あれしよう、これしよう」と、云うのは、当分諦めた方が良いようだ。
暑いからと一日中休んでいるのも、これまた苦痛。適度な運動もしておかないと身体がなまってしまう。生活保護など病気がある仲間は仕方がないが、それでも朝、晩、少しは涼しい時に散歩するなり、有酸素運動は必要である。病院や介護施設で寝たきりになると筋肉も落ちるので、リハビリが必要なのと同じく、少しは動いていかないと、それはそれで大変である。生活保護でも最近は個室の施設も増えたが、そこでクーラー最強にしたままゴロゴロしていると、逆に身体が冷えて体調には宜しくはない。風邪もひきやすくなる。新型コロナも5類になってから2年経ち、最近は注目もされていないが、今、高齢者施設などでは変異種「ニンバス」が猛威を振るっていて、実際の感染者も多いようだ。咽の痛みが特徴のようで、特に基礎疾患のある方や高齢者は重症化リスクがあり、引き続きの注意が必要のようである。風邪の症状で咽が痛い、食事が採れないなんてことになると病院に行った方が良いようである。
適度に健康な状態にしておかないと、色々な細菌やら病気やらが襲いかかって来る。夏場、疲れた身体では尚更でもある。持病があったり、高齢であったりすると尚、尚更である。熱中症対策と同時に、自身の健康管理にもしっかりと目をむけ、規則正しい生活を心がけていこう。
ま、そんなことを言っても路上だと、なかなかままならないのであるが、それでも意識するとしないとでは大違いである。ぼちぼちでも構わない。血圧を定期的に測るとか、そんなことからでも始めてみよう。
さて、9月になると新宿駅西口地下広場の再開発工事エリアが更に膨らみ、西口の名物でもあった地上と地下を結ぶローターリーは解体、車両エリアが半分となり、バス停、タクシー乗り場も代わり、一般車両は駐車禁止となるそうである。インフォメーションセンター前のバス亭に車やらトラックやらを停め支援物資を運び入れていた頃が懐かしいが、もうそう云うことは出来なくなるようである。他方で歩道の部分はどうなるのか。「人を中心に」なんて言っているので広げるのであろうか?まあ、この工事、「新宿駅直近地区の土地区画整理事業」の完成は2046年(令和28年)だそうなので、完成は21年後。それまで生きていないよと、云うレベルの工事である。そんな先のことを考えても仕方がない。今の工事の隙間、隙間を見つけ、そこを利用させてもらうようにするだけである。屋根のある場所は重要である。車が停められなければ支援物資は駐車場から台車にのせて持って来るだけである。その点は心配なきよう。そこに仲間がいる限り、我々はどんな手段を使ってもコミットする(おせっかいを焼く)。まあ、あちこち移動しながら、気長に工事が終わるのを待つことにしよう。
夏が長く、秋はまだまだではあるが、こちらも気長に待つとしよう。
今度の日曜日は高田馬場事務所にて鍼灸相談会。
夕方は都庁下に医療班の方々が来てくれます。
仲間たち。
猛暑続きで一雨欲しいところに台風がやって来て、ちょいと降りすぎの感もあったもののこれで一安心、雨が降り、気温が下がると身体も少しは楽になる。台風一過はまた猛暑が復活であるが、出来れば、このまま落ち着いてもらいたいものである。9月は台風シーズンなので、災害はご免だが、季節がグンと変わってくれることを望みたい。
それにしても異常な気候である。ここまで暑いと、その疲れが身体に蓄積し、単なる「夏バテ」では済まなくなるかも知れない。夏後半、健康管理には一段と注意した方が良いであろう。
今度の日曜日、「鍼灸相談会」が高田馬場事務所である。足、腰、肩、神経、どうも調子が悪いと云う仲間は、どうぞ、気軽に相談してもらいたい。こちらは東洋医学になるが、「整体」と云う言葉があるよう、色々な施術で体のバランスを整え、免疫力などを高めていこうと云う健康法でもある。中でも血行をよくする効果がとてもあり、肩凝り、疲労感など「血行不良」を抱えている人は、鍼灸や整体を定期的に受けてみるのが良いだろう。血行が極端に悪いと、脳梗塞や心筋梗塞などのおそれもあり、生命に関わっても来る。そうならなくても、歩きすぎて足が「むくむ」なんてことは、「歩くのが商売」でもある俺らの世界では良くあるが、これもまた血行不良が原因であったりもする。足を心臓より高くして休むのも効果はあるが、それでもなかなか「むくみ」がひかないなんて時は、鍼灸師など専門家に相談をするのが良いだろう。相談の受付は午前10時から午後2時まで。もちろん無料。
夜は都庁下の衣類、おにぎり配布の場所に、医療班の面々が来てくれる。こちらは西洋医療。血圧測定もしてくれます。その場では検査や治療は出来ないが、相談の結果、検査が必要、診察が必要と云う仲間には「紹介状」を書いてもらえる。その紙をもって福祉事務所に行き、簡単な手続きをして、医師の「見立て」の診療科目のある病院へ行き、病院の先生に「紹介状」を見せ、検査や診療がスタートと云う流れとなる。何らかの持病があって治療を再開したい仲間は、この「紹介状」がスムーズに病院にアクセスできる武器にもなるので、是非活用を。その他、風邪薬やら胃薬やら、市販薬の提供もしてくれるので、こちらも気軽に声をかけて下さいませ。
健康を守ると云うことは、簡単そうで意外と難しいもの。これもまた「きっかけ」が必要であったりもする。普通の生活をしていれば近くに医者などはいないのであるが、路上にいると、お医者さんや医療従事者の方々が定期的に訪問に来てくれる。過酷な路上の暮らしを見たり聞いたりし、心配になって来て下さる。大変ありがたいことである。これも健康を守るための「きっかけ」なので、活用を。
さて、今年は「国勢調査」の年でもある。一般の方々だけでなく、路上で暮している仲間も、国がしっかりと把握したいようなので調査の対象ともなる。新宿の場合は、簡単なアンケートなようなもの。「ここに俺が居るよ」と云う存在証明のようなもの。今月から顔を見知った「調査員」が路上をうろちょろすると思うが、是非とも協力を。
路上国勢調査は来週からスタートです。
より多くの仲間のご協力を。
仲間たち。
厳しい残暑が続いている。記録的な都心の「ゲリラ雷雨」は大変だったが、気温の方はだいぶ落ち着いた。秋雨前線も行ったり来たりなので、一雨ごとに秋となってくれれば良いのであるが、それにしても「秋まだ遠し」のようだ。
そんな最中、石破首相が退陣を決めたとのことで、もともと政治は混迷してはいたのだが、先行きの不透明さが尚更増した感がある。混迷する世界情勢の中、この国はどうなるのか?国民の生活はどうなるのか?そこら辺の大きなビジョンがなければ、誰が総理になっても、あまり変わり映えはしないのであろうが、せめて、この国が今以上悪くならないよう舵取りをしてもらうしかない。
そんなこんなで、せっかっく決まりかけていた「給付金」の話しは、一旦白紙になってしまったようである。そんな中でも、物価高は進行中。あれが上がった、これが上がったと、些細なことでも大きなニュースになる。食料品もそうであるが、「衣食住」で、とても重要な「家賃」の方も値上げラッシュであるとのことである。都内23区の単身者向けマンションの平均募集家賃が始めて10万円を超し、過去最高を更新し続けているとのこと。それに便乗する悪徳オーナーによって「家賃値上げ通知」が突如なされたりと、実際に今、住み続けている人々にも影響が出始めている。古い物件やアパートは建替えを契機に住民は追い出され、高い家賃の新築物件に変わる。投資目的のお金がそこに流れ、土地持ちやら、不動産業はぼろ儲けと、そんな構図になりつつある。食料は切り詰めれば何とかなるが、家賃は払わないと追い出されてしまう。賃金が上がったとしても「雀の涙」。「東京で一人暮らしをして働き」と云う、地方の人々が思う理想は、今や相当の困難を強いられるようである。
生活保護でも自立支援でも、こう云う構造が固定化されてしまうと、いわゆる「自立」のモデルも一般化しなくなる。漫画喫茶に泊まりながら、ゲストハウスに泊まりながら、多人数部屋に泊まりながらと云う生活の方が、今や一般的である。そして、その合間に、無料の食料をもらったり、最後の最後には野宿をしたりと、そうやって暮さざるを得ない仲間も多く居る。
専門職ではない「単純労働」は外国人労働者に奪われている。かつてあった労働市場としての「寄場」は今は、ほとんど機能せず、それぞれのコミュニティやネットの世界で完結してしまう。「人手不足」だからと、条件が良くなるほど雇用環境と云うのは良くはなっていない。社会の底部では尚更である。それでは「健康で文化的に生きていけない」と云うのが、俺らに身近な世界でもある。
それらが「給付金」で何とかなるとは思えないが、「一時的」にでも、これらの苦難を何とかしようと思うのが政治の役割ではなかろうか?なんて、俺らが偉そうに言ったところで、どうにもならないが、まあ、そんなことも考える次第。
さて、国勢調査の「路上調査」は一週づれ、来週からとなりました。10月1日は単なる基準であって瞬間値ではなく、その前後に実際どのくらい仲間が居たのかが大事。調査は簡単なアンケート形式。窮状に対する意見を言うものではないが、そもそも路上に暮しているのであるからして、窮しているのは周知の事実。そう云う国民がどれだけ新宿に居るのか示すのも調査の目的。是非ご協力を。
暑さ寒さも
長い長い今年の異常な夏もようやく終わり。
季節の変わり目につき健康管理を再度徹底。
仲間たち。
長い長い夏もようやく終わりのようだ。
「一雨ごとに」、今は「ゲリラ豪雨ごとに」と言った方が良いのか、秋雨前線が活発になると、あれだけ強く張り出した高気圧も分断され、そして弱まり、季節は進んで行く。
これから多少は暑い日はあるだろうが、最高気温は30度は超さず、熱帯夜もなくなり、最低気温も20度から25度あたり、暑くもなく、寒くもない、表で寝るには、一枚羽織る程度の丁度良い気温になるだろう。記録的な異常気象であったが、結局は「暑さ寒さも彼岸まで」で収まるようだ。
衣替えの季節でもある。半袖から長袖に変えないと、そのまま横になったら肌寒くもなる。そうなると風邪も引きやすくなる。季節の変わり目は体調が変化する時期でもあるので、着るものや、寝る場所、そして生活まるごと、気をつけていかないと病気が悪化したり、病気をもらってしまうなんてこともある。あちこち身体が弱っていて、高齢になればなるほど罹患率が上がる最たるものが「がん」である。「がん」は日本人の死因ベスト3に常に入り「心疾患」を抑え、首位独走中でもある。「がん」も早期発見すれば、今の医療技術で完治できるのであるが、進行していて、しかも高齢でとなると、治療にも堪えられないなんてことが起き、そのまま「ターミナルケア」なんて云う事例は多い。「がん」の中でも死亡率が高いのが「肺ガン」であるが、自覚症状が出ても、風邪と同じような咳や発熱と云った症状なので、早期発見がむずかしい。会社勤めなら、年に一回の検診で、ある程度の検査は可能であるが、そうでないとなかなか見つかりづらい。なかなか検診に行けない仲間は、結核検診のレントゲン検査(だれでも無料)でも肺ガンの兆候は発見出来るので、結核の心配も含め、年に一回は受けた方が安心でもある。早く見つかれば、助かる可能性は高い。まあ、しっかりとした検査をしなければ見つらない怖い病気もあるので、機会あれば検査を受ける。そして何かあったら病院に行くは、とても大事である。
保険証がない、実費で行けないと云う時は、福祉事務所に行って相談をすれば病院には通わせてもらえる。受付で緑のカードに名前と生年月日を記入し、何の相談かに○をつけるだけで、相談が可能である。宿が必要な仲間はついでに生活保護の相談もすると良いが、最初に生活保護のドヤや施設などに入ってしまうと、それで安心してしまうのか病院にいかないことも多いので、最初はまずは病院、お医者さんの意見も踏まえ、次に「宿」とする方が良いのかも知れない。まあ、そこは自由であるが。
福祉の制度は、良く言われるよう「権利」である。堂々としなくても良いが、正直に窮状を訴えれば、それに対応してくれるのが福祉事務所であり、これは全国共通の仕組みである。臆することはない。もちろん「権利」があれば「義務」もある。そこはしっかりと担当さんと話しあって、病気のことなら主治医の先生と話しあって、決めるのが良い。自分のことばかりを言っても通じないのはどこの世界でも同じ。社会は「対話」で成り立っている。
さて、国勢調査、今日から路上でまわっているので、是非ともご協力を。
路上での「国勢調査」実施中。俺らも社会の一員。
施策に生かしてもらうためにも是非ともご協力を。
仲間たち。
秋になったは良いが、予想に反し残暑がまだ残っていて、昼と夜の寒暖差が異様に大きくなっている。昼は半袖、朝晩は長袖に羽織るものも必要、寝るときも風除けが必要で、何か被るものがないとゆっくりと寝られない。もう10月も近い。季節に適合した生活スタイルに変えて行く必要があるようだ。
さて、先週から路上への「国勢調査」が始まった。既に100名近い仲間が協力してくれ、調査票も順調に集まっている。協力してくれた仲間、ありがとう。そしてまだな仲間は来週までやっているので、是非ともご協力を。
俺らが頼まれたのは、新宿区内に暮す、住所がない、住所があってもそこに暮していない路上生活者やネットカフェなどを転々としている人々など、国勢調査を司る総務省の言葉では「住所不定」の状態の人々への調査で、「不定調査」なんて言われているものである。そう云う俺らも対象となるのが「国勢調査」で、国内で、どんな状態であろうと、そこに住んでいる人がすべて対象となる。
「こんな生活をしていても俺らは社会の構成員である」と、連絡会は30数年前から社会に訴えて来たが、それと同じ発想なのが「国勢調査」でもあり、親近感がとてもあるので、俺らはこれに協力をしている。どんなに世捨て人のような生活の人でも、「統計法」はそんな人々も国民であると認めてくれる。これはとてもありがたいことである。
この調査は、国の人口問題や都市計画、福祉対策、雇用対策などを策定する際の「ビックデーター」として活用されるので、すぐさま何かにつながるものではないが、「不定調査」では、性別、年齢区分だとか、仕事の有無であるとか、どこで野宿しているとか、そしてどのくらいの人数の人が居るのかとか、そんなデーターもここからは分かる。
また、これは「ホームレス対策」「生活困窮者対策」にも活用出来るので、今ある施策をしっかりと続けてもらい、より良くしてもらいたい。そのためのデーターとして是非とも活用して貰いたいものである。
そんな思いである。
新宿区以外の地域は、それぞれの区から委任された調査員がまわっている筈である。10月1日前後が多いと思うが、そこで協力をお願いしたい。
「俺んとこ回って来ていないよ」「誰か回ったらしいが会えなかったよ」と云う仲間は、10月5日(日)の都庁下の衣類配布の場所での聞き取りが俺らの調査の最終回、しかも1分で終わる簡単な調査なので、御足労を願いたい。タオルとウェットテッシュもプレゼント用としてあるので、協力したくれた仲間には提供している。
何でも「国勢調査」をよそおった詐欺が横行しているとのことであるが、正式に委任された調査員は「国勢調査」と書かれた青いバックを持っているので、それを目印にすると良い。
ま、「調査」は「調査」で、問題はこれから具体的にどうしていくのであるが、それは国の方にも、行政の方にも問われているが、俺らも、一人、一人、同じように問われていると云うことを忘れないようにしよう。
季節の変わり目、これまで暑くて動くのも嫌になるくらいであったがこれからは動けるようになる。気分もまた変わる。何か行動を移すのであれば、今なのかも知れない。
実れよ秋
今度の日曜日は高田馬場事務所にて鍼灸相談会。
夕方から都庁下では医療相談があります。
仲間たち。
秋雨前線が顔をのぞかせているが、秋らしい割りと穏やかな陽気が続いている。10月に入ったので流石に夏日はないだろうが、全体的に気温は高いものの、朝晩は今週あたりから20度を切り、すこし肌寒くもなってくるようである。昼夜の気温差が激しいので、着るもの、寝る場所、休む場所も色々と工夫が必要である。
ここのところの台風は日本列島にはあまり影響がないが、海面温度が高いこともあり、南の海の方では台風ラッシュでもある。10月は台風のピークでもあるので、今月は台風の動向や進路などの情報も意識的にチェックをした方が良いだろう。ま、爽やかな秋晴れがあれば、それに越したことはない。
さて、路上での「国勢調査」であるが、本日をもって調査は終了、これからまとめの作業に入り、近いうちに新宿区の統計課に調査票を提出する。統計課は福祉とは直接関係のない部署なので、福祉には直接情報はいかないのでご心配なく。「また、どっかに入れなんてしつこく言って来るんだろう」なんて心配していた向きもあったが、それと、これとは別物。他の区で寝ている仲間は「俺のところには来ていないよ」と云う声も多くあったが、他の区の調査のやり方は色々あるようで、どこで、誰が寝ているのかを完全に把握していない区ではそう云うこともあるのだろう。が、それは他区の問題。路上の仲間を調査対象としない区は、それはそれで問題なのであろうが…。
新宿の場合は仲間の出入りが激しいところではあるものの、それでも皆、調査には積極的に協力をしてくれ、数であるとか、全体像であるとかは、分かるようになった。実像に近いこの調査を、色々なところに反映させてもらいたいものである。「俺らを無視しないでくれて、ありがとう」とは、とある仲間の声。そう、俺ら失敗を繰り返して来た人間であったとしても、それでも社会の一員なのだから、そんなに卑下することはない。堂々としっかりと、そして困った時は声をあげ、福祉に頼ることがあっても良い。そうやって、しっかりと生きていこう。
いずれにせよ、この間の「国勢調査」へのご協力、どうもありがとう。
さて、いつも言っているが、季節の変わり目は体調が崩れやすい季節。「季節病」の大きな要因は自立神経の変調と言われている。「だるい」「身体が重い」など、夏の疲労が蓄積していることもあり、色々な症状が出て来る。気温や気圧の変化は腰痛など神経痛などにも影響してくる。
そんな仲間は鍼灸で身体を整えるのも、一つの治療法。今度の日曜日、高田馬場事務所にて恒例の鍼灸相談会があるので、お気軽にどうぞ。午前10時から午後2時までが受付です。
また、夜の都庁下には現役のお医者さんなど医療従事者で構成されている「医療班」の方々が来てくれるので、血圧測定であるとか、相談であるとか、薬の提供など、それぞれの健康状態に合わせた対応をしてもらえる。おにぎりパトロールにも同行してくれるので、健康に不安をもっている仲間は声をかけてもらいたい。「紹介状」も書いてもらえるので、福祉を通して病院に行くときは、そんなシステムも利用してもらいたい。
健康第一で、快適な秋を過ごしたいものである。
鴻雁来る
そろそろ秋本番。朝晩は涼しくなるので、服装、寝場所など
ご注意を。
インフルも流行っているようなので気をつけて。
仲間たち。
大きな台風が伊豆諸島に猛威を振るった後、次の台風も明日にかけ接近中である。今は台風シーズン。突然発生し、突如巨大化する台風が多そうである。引き続き台風情報、天気予報はしっかりと見ておいた方が良い。
台風の影響もあり、前線がうろうろしているので、全体的には曇りがち。台風一過とはならないようで、残念ながらすっきりとしない天気のようである。それでも朝晩はだいぶ涼しくもなり、何だかんだと言いながら秋本番である。晩夏から初秋にかけては、全国で稲刈りの頃であるが、先日、俺らも大挙して、お馴染、越後「いろりん村」に入り、稲刈りを手伝って来た。「おにぎり」や炊き出しのお米を無償で提供して下さる多くの農家の方々へ感謝の気持ちを込め、直接現地に行き、交流を深め、農作業を共にしていく。これは長年続くの連絡会の奉仕活動でもある。今年は米問題がかなり取り沙汰された年となったが、「いろりん村」を管理する山あいの農家さんの田んぼ、そこそこ育ていた。日本の原風景のような集落の中、良い空気を吸い、現地のものを食し、汗水流すのも良い体験である。総勢で11名となったが、参加した仲間達も、それぞれ頑張って作業をし、交流会も開き、日本海への遊覧もし、実に充実した秋の活動でもあった。
さて、そうこうしている間に自民党の総裁選があり、今度は高市さんが総裁になり、史上初の女性首相が誕生するのではないかと言われている。これもまた時代なのであろう。ま、それは良いのであるが、物価高対策の「給付金」はどうなるのか?高市さんは「積極財政派」のようであるが、物価高対策としては「給付付き税制控除」「ガソリン減税」を謳っており、バラマキ型の「給付金」には否定的と言われているので、石破さんが決めた「給付金」はこれからどうなってしまうのか?今年も、と期待していた仲間は、少し政局を見守っていた方が良さそうである。
そんな中、アメリカのトランプ大統領が今月下旬頃に来日するとのことで、警備だなんだでうるさくなりそうである。駅のコインロッカーなどは、使えなくなるだろうし、検問や職質も多くなると思われる。何せ演説中に狙撃もされた人である。敵もまた多いので、警備も大変だと思うが、善良な一般市民の生活に影響が出るほどの警備は勘弁してもらいたい。
ちなみにアメリカのホームレスはコロナ渦以降の世界的なインフレや家賃上昇などにより増え続け、昨年、過去最高数を記録した(全米77万)と報じられて、今やアメリカのどの都市でも(日本でお馴染のハワイも特に)大きな問題になっていると言う。
アメリカではホームレスを排除するのが当たり前。日本だと非難されることが多いが、アメリカでは称賛されると云う。人権云々の問題よりも、それがお国柄なのかも知れない。不法移民を排除したら、それなりの抗議のデモなども起こるのであるが、ホームレスを排除しても抗議はあまりないと言う。トランプさんは首都ワシントンのホームレスを「見苦しい」と、州兵を派遣して排除しようとしている。もちろん自立のためのプログラムはあるようであるが、それは日本のように有効に機能していないのだろう。
欧米人と、情を重んじる日本人とはまるで違うのであろう。他人を蹴落として当たり前の世の中で、この国がそう言う国にならないよう、新しい首相にも頑張ってもらいたいものである。
馬肥ゆる
急な発熱はインフルエンザの兆候。
只今流行中につき
そんな症状の仲間は、福祉から病院へ。
仲間たち。
秋雨前線がふらふらしているお陰で、台風の後もすっきりとしない天気である。こうなると日照時間が少ないので洗濯ものの乾きも遅い。夏場はあっと云う間に乾いてしまったが、これからの季節はそうもいかない。コインランドリーの乾燥機は大繁盛であるが、それもお金があってのこと。濡れた衣類をそのまま着れば、間違いなく風邪をひく。食中毒もそうであるが、秋のカビは梅雨時期と同じくらい発生しやすい。涼しくなったは良いが、そんなことも考え、生活を組み立てることが大事でもある。地方ではクマが住宅地に出没したり、キノコ採りの地元の方々を襲ったりと、冬に備えた野生動物なりの行動がこと目立って来たが、都会ではネズミなんかも、夏から秋が繁殖期のため活動が活発化し、こちらも冬に備え、暖かい場所に移動をする。都会のネズミが増えると、色々な感染症の源ともなる。ドブネズミは場末の残飯をもとめ、路上を徘徊しているので、食べ物などを地面に置いておくとすぐに食われてしまうし、その残りかすを口なんかに入れるとサルモネラ菌を移されたりもする。衛生面での注意が求められる季節でもある。
そうこうしている内に、最低気温も15度前後まで落ちて来た。冬にはまだ早いが、その予感を肌感覚で感じられるそんな涼しさである。こうなると段ボールを敷いてその上で寝るよりも、一枚毛布なりをかまして寝た方が良い。コンクリートは熱伝導率が高いため、大気が涼しいとすぐに冷えてしまう。そこで寝ていれば体熱が奪われる。「下から冷える」状態は、それを防ぐものが必要である。出来れば布団が良いのであるが、それだと持ち運びが困難なので、路上の場合は、毛布が一番良いアイテムである。
毛布は深夜パトロールでの配布を新宿地区では既に開始している。夜中、台車に毛布を載せてまわっているので、必要な仲間は声をかけてもらいたい。その他の地域の仲間は予約制で、事前にスタッフに言ってくれれば、後日お届けにあがる。事務所にも用意しているので、木曜日の相談会の日に来て頂ければお渡しも出来る。連絡会では全国のホームレスを心配して下さる方々から頂いたものを集め、倉庫に保管している。それをこれから順次出していくので、活用してもらいたい。毎週の衣類配布もそろそろ季節ものに変わって行くので、厚手のものが必要な仲間はちょこちょこ顔を出して頂けると良いものがあるかも知れない。「とまりぎ」でも衣類の提供をしているのと、こちらは洗濯サービスもしてくれる(乾燥は自分で)ので、なかなか便利でもある。お気に入りのものは洗濯して、長く着れるようにしていくのが衛生的でもある。
インフルエンザが既に流行となっている。いつもはガタガタ震える季節に流行するのであるが、今年は何故か夏場から感染が広まり、夏休みが終わったら、今度は学級閉鎖だなんて事態にもなっている。「大阪万博」が先日、無事に閉幕したが、こう云うイベントでインバウンド(訪日外国人)が増え、どこも大混雑になったのが要因ではないかとも言われているが、人混みが多くなると感染もまたたく間に広がる。インフルは症状が風邪と同じであるが、突如38度以上の高熱ともなったら、これはインフル。すぐに病院に行く。健康な人であれば医者にいかなくても、安静していれば治るが、高齢者や基礎疾患がある人は合併症のリスクもあるので、受診した方が良いだろう。高熱で一人で苦しみもがくのも嫌なものである。
秋時雨
アメリカのトランプ大統領 来日とのこと。
ターミナル駅や国道警備がきつくなるのでご注意を。
仲間たち。
一気に最低気温が10度前後にまで落ちた。体感的には初冬の寒さである。昼間の気温は平年並でも、日差しが少ないこともあって夜はぐんと冷え込む。寒暖差も大きくなる。北海道では初雪が降り、富士山も初冠雪。もう冬の足音が聞こえてくる。備えあれば憂いなし。路上の冬に慣れていない仲間は備えを今からしっかりとしていこう。自分で自分の身を守る。仲間で仲間の命を守る。夏場のダラダラとした気持ちを忘れ、俺らの冬の基本を徐々に思い出そう。
こんな気候なので毛布のオファーが高まっている。先日のチラシに書いたよう、路上で寝ている仲間を優先させるため直接手渡しで配る、もしくは予約制で後日お渡しすると云う方法になっている。昔のように一ヶ所にまとめてと云うやり方ではないので、ご注意を。欲しい仲間はパトロールの時でも、相談日の時でも、スタッフに声をかけてもらいたい。防寒着も今年は早めに募集を開始している。こちらは都庁下の衣類配布の時に配布しているので、出来るだけ厚手のものを確保するようにしよう。「とまりぎ」でも衣類は出しているので、こちらも顔を覗かせ、良いものがあったらもらっておくのが良いだろう。冬場はとにもかくにも防寒である。
空気も乾燥してくる。インフルエンザが流行っているのは、既に伝えているが、それ以外の菌もうようよしていて、感染が多くなるのが空気が乾燥してくる冬場。空気の乾燥と共に、誰しも咽や鼻の粘膜が弱くなるとのことで、こちらも要注意。最近の感染症は「コロナ」が世界的に大騒ぎとなったが、昔からある感染症で、有名なところは「結核菌」。この「結核菌」も乾燥に非常に強い抵抗性をもっていて、街中、繁華街、場末にうようよしている菌の代表格でもある。新宿区の結核罹患率が全国的にも飛び抜けているのは、多くの人々が集まる街だからでもある。最近はインバウンド(訪日外国人)も飛び抜けて多くなった。「結核」は今も、東南アジアなどで、多くの人々に感染する怖い病気。栄養面、衛生面、医療面などが厳しい国やスラムなどでいつも大きな問題となる。
治療技術が発達した今は、結核になったとしても入院せず、服薬で治るのであるが、それも早期発見の場合。病院に行けない、行かないとか、治療をしても経済的な理由で途中でやめてしまうであるとか、そうなると「排菌状態」となり、隔離、入院になったりもして、あまりに重いと亡くなることもある。激しい咳や血痰なんて症状が続いたら、知らず知らずの内に罹患し、発症しているおそれがあるので、とにもかくにも病院に行く。そうでなくても定期的な「レントゲン検診」はとても大事。新宿区保健所では小滝橋通り都税事務所のある建物内での毎月の検診会(これは今年度までのようであるが)の他、11月6日(木)「だれでも検診会」を福祉事務所の前の広場に検診車を入れ実施してくれる。その場で結果を説明してくれるし、再検査など必要な場合は福祉と連携して、治療への道筋を立ててもらえる。何でもなければそれで安心。年に一回は検診するのが良いとされているので、今年、まだレントゲン検診を受けていない仲間は、この機会にどうぞ。
「結核」でなく「インフルエンザ」であったなんてこともあるかも知れない。インフルは肺炎にでもならなければレントゲンでは分からないが、そんな症状の場合は、「健康相談」もあるので、そちらで問診を受けてみよう。いずれにせよ、咳き込んでいる時は、念のため「マスク」着用でお願いします。
暖恋し
今度の日曜は高田馬場事務所にて鍼灸相談会。
夕方からは都庁下にて医療相談、巡回相談もあります。
仲間たち。
一気に季節が進んでいる。山の方は紅葉が始まり、東京でも木枯らし一号が吹き、花園神社では「酉の市」の準備と、今年もそんな頃となった。11月に入り、昼間の体感気温も初冬に近いものとなり、朝晩の防寒が必須でもある。
冬眠前の熊が餌を求めて市街地に現れ、人と鉢合わせをして襲ってしまう、なんて事態が全国的に問題にもなっている。山を削りながらの自然との共存は、誠に難しく、対策をとろうにもなかなかとれないのが実情のようである。熊も人も生きるのに必死であり、お互いのエリアが分からなくなって、とうとう自衛隊が出動するなんてことにもなるようである。お互い「認めあう」と云うのは、人の世界でさえ難しい。俺らの世界でも、言葉として普及はしているが、実際はとても難しい。熊と人とを一緒にするなと言われそうであるが、とにかく「衝突」しないようにするのは至難の術でもある。
俺らの世界では、冬とのたたかいがこれからでもある。酔っぱらって、そのまま路上で何もかけずに横になって眠ってしまったら、翌朝冷たくなっていた。と云う事態が、路上で平気で起こるのがこれからの季節である。酔っぱらっていなくても良い。何らかの病気のせいで意識が重い、錯綜していたり、疲れ果てていて身体が動かせなくてでも、凍死の危険は転がっている。何も脅しで言っている訳でなく、大げさに言っている訳でもない。俺ら31年も新宿での活動を続けているが、その中で数えきれない程、そう云うケースと出会っている。まさに、俺らの間近で起こるのである。
そんなこともあり、連絡会は防寒着などの衣類であるとか、毛布であるとか、そう云った防寒となるものを、延々と重点的に配り続けて来た。毛布一枚で命がつないだ仲間も多く居る。路上で「野たれ死ぬ」のは、当人もそして回りの仲間にとっても、とても辛い。そうならないため、仲間で仲間の生命を守るため備えて行かなければならない。
そして、そのためにも、まずはそこそこ健康でなければならない。調子が悪く、気にかかることがあれば、医者に診てもらうことも必要である。しかし、なかなか急にとは行かないものなので、その前段階の、医療相談会であるとか、巡回医療相談であるとか、鍼灸相談であるとか、そんなこともやっている。「専門家」と話す機会も普通の人はそう多くはないので、こう云う機会は貴重でもある。今後の木曜日6日は、結核検診と医療相談が福祉事務所の前の広場で行われる。また、日曜日9日は、連絡会高田馬場事務所で鍼灸の相談会があり、また、夜の都庁下の衣類配布の時に、簡易の相談会があり、巡回での医療相談もある。
医者の「見立て」と、云うのは意外と当たるものなので、そのアドバイスはこれまた意外と重みがある。なにせお医者さんや看護師さんは多くの患者と日々接している。そう云う経験が言葉にも現れるものである。
どこの科に行って検査が必要。市販薬ではなく、処方せんでの薬が必要となったら、これは覚悟を決めて病院に行くようにしよう。お金がなく、保険証もない時は、もよりの福祉事務所に行って相談をし、病院に通う。宿が必要な仲間は宿の手配も役所はしてくれる。
冬を越す準備は、まずはそこら辺から。
そぞろ寒
季節は一気に進んでいます。季節に身体と生活を合わせよう。
調子の悪い仲間は早めに福祉から病院へ。
仲間たち。
すっかり秋となった。都会の公園の木々も紅葉が始まり、秋晴れの日は絶好の散歩日和。ようやく季節の移ろいを感じさせられる頃となった。短い間だろうが、秋の、ほのぼのとした陽気を楽しむことにしよう。
そろそろ台風シーズンも終わりだな、今期の台風は、割と甚大な被害は少なく、その点だけは幸いだったな、などと思っていたら、なんと、季節外れの大きな台風がフィリピンあたりに上陸とのこと、その後のコースがまだはっきりしていないが、念のため雨雲の動きには注意。
さてさて、先日の「結核検診会」への参加、ご苦労さまでした。問題が発見されなかったら、それで安心。「再検査」が必要だと言われた仲間は、しっかりと病院に通うことにしよう。レントゲン検診は年に一回は受けた方が良いと云われている。これで、あと一年は大丈夫だと思われるので、とりあえず安心して暮すことが出来る。新宿保健所では毎月1回、小滝橋通りの都税事務所1階にある検診会場でも「無料検診」を行っている(毎回チラシの裏面に日程は出ている)。まだレントゲン検診を今年一回も受けていなく、今回の検診会に行けなかった仲間は、都合をつけて行くようにしよう。調子が良くても念のためである。これから寒くなるので、健康管理は重要である。
11月に入り、今年の年末年始はどうするのか?の問い合わせが増えて来た。安心してもらいたい。連絡会では昨年と同じ規模と日数(今年も8日間連日の行動)で実施するよう準備を進めている。
冬場は支援の手、施策の手が一番必要な季節でもある。
毛布配布は既に始めている。ホカロン類は12月からとなるが、気候次第で早めに配ることも検討している。
今期も、知恵と勇気を絞って、官民あわせて、寒い冬に立ち向かいたいと思う。
さてさて、この間の高市外交は大成功だったようで、そりゃ喧嘩するより、仲良くした方が良い。そんなこんなで、トランプ関税の「恐怖」から逃れ、東アジアの現状固定が見込まれることもあって、株価も急上昇。高市さんの支持率も急上昇と、あれだけ内紛だらけの不安定であった政局が、一気に安定したようでもある。
しかしながら物価高対策の「給付金」。これを「出さない」と、就任早々高市さんが名言したこともあり、歴代の総理が、「コロナ対策」だ、「物価高対策」だと、バラマキ続けて来た「給付金」は、これにて終了のようである。
ま、こればかしは仕方がない。高市さんが公約としていた「給付付き税額控除」が実現すれば「非課税世帯」には現金給付があり、恩恵を受けることになるので期待する向きもあるが、これも制度設計はまだこれからで、検討が始まったばかりの代物。どうなることやらである。うまく行っても実施までに2、3年はかかると言われているので、気長に待つしかない。
インフレで物価がこれだけ急騰すると、物価高対策を求める声が強くなるが、今のところ「ガソリン減税」と、「電気、ガス料金の補助」ぐらい。車に乗らない俺らには、まあ関係ない話である。
値上げと云えば、悪徳大家による家賃の急騰トラブルが多発しているが、こちらあまりにも多く、ついに東京都が「相談窓口」を開設したほどである。上げられるものなら上げてしまえが、風潮として固定してしまっている。そんなものへの対策も必要なのだろうが、これもまた、どうなることやらである。
足音近し
冬の到来が目の前です。
冬の厳しさに耐えられそうもない仲間は、福祉に早めに相談を。
仲間たち。
街のあちこちでイルミテーションが灯り始めた。一年なんて、あっと云う間。今年も、もうそんな季節である。
朝晩の冷え込みも厳しくなった。冬への備えはどうであろうか?もう夜間は冬仕様でないと、身体が持たない。俺らが生きて行く上で睡眠はとても大事。装備や寝場所の工夫はそれぞれ、しっかりとやっていこう。毛布の配布、そして防寒着の配布、ホカロンの配布も開始している。必要なものがある時は声をかけてもらいたい。
季節外れの台風は熱帯低気圧になり、沖縄の方は大雨だそうであるが、こちらへの影響はなくなり、今週は、晴れ間が多い、晩秋らしい平年並の気候になるようである。
空気もかなり乾燥して来た。乾燥肌だと、「あかぎれ」や「ひびわれ」になりやすくなり、ひどい場合は、強い痒みを伴う湿疹ともなる。そう云う症状は加齢も原因とも云われている。老化現象として、皮脂が少なくなり「バリア機能」が低下するのは避けられないことなので、保湿剤(ワセリンやクリームなど)を塗るなどで、予防をしていきたい。痒いからと、掻き続けると悪化し、皮膚炎になったりもする。そうなったら皮膚科での治療が必要である。診断してもらい、たいがいはステロイド外用薬を処方され、それを塗り続けると良くはなるので、そんな危惧がある仲間は、しっかり受診するようにしよう。皮膚は個人差があるので、自分で判断するよりも、医師に見てもらい、薬を処方してもらった方が安心である。
乾燥と云えば、火事にも注意である。「今年は二の酉なので」大丈夫ではないかと云うのは、安心し過ぎ。すでに大阪の西成でも火事があり、死傷者も出ている。路上に居ても、施設に入っていても、一人暮らしであったとしても、「火の元注意」は共通。まずは「いざ」と云う時を想像し、消火器がどこにあるのか、水場がどこにあるのか、避難経路はどこなのか?それを頭に入れる。
路上でも、路上喫煙が禁止されるようになり、最近は少なくなったが、かつてはタバコのポイ捨てで、段ボールや衣類に火がつくなんて事件も多かった。それもまったくなくなったわけではないので、枕元にペットボトルに水を入れたものを置いておくなどの対策も必要である。テントで暮らしている仲間は特に気をつけてもらいたい。テント、ブルーシートの石油製品はとてもよく、そしてあっと云う間に燃える。公園にテントで寝ていて、溶けたビニールが顔に直撃し大やけどを負ったなんて云う仲間もかつては居た。そう云う悲劇はご免である。最近では、今年の正月、寝ているところに火をつけられた放火事件もあった。そんなこともあるので、気をつけるに越したことはない。
その他、冬場に注意しなければならないことは多々あるが、このまま寒くなる中、このままここで暮らしていくのか、それとも別の暮らし方を見つけようとするのか?そこん所を考えるのが、今は必要であろう。
病院に行くには、福祉事務所で相談をするように、「冬場はもうご免」「暮らしを変えたい」と云う時も、福祉事務所やら、相談所「とまり木」で相談をする。そして、自分で納得いくのであれば、制度に乗っかってしまうのも、一つの冬の越し方でもある。
そうであっても、そうでなくても、どちらも俺らは支援をし続けていく。冬とのたたかいは過酷であるが、仲間がいれば、どこに居ても、どうにか凌げるものである。
早め早めの
今年の冬は厳しそうである。
冬に不安がある仲間は福祉事務所で相談を。
仲間たち。
街中に出没する熊の話題で持ち切りの、東北、北海道であるが、今期初の「冬将軍」の到来で、北海道、北東北では11月中旬で、20年ぶりだと云う大雪となり、関東でも、水戸市内で平年より30日近く早い初雪、東京でも最低気温が5度近くまで落ち、暦は晩秋と云えども、これはもう初冬の姿である。
今週は、寒波は姿を一端消し、高気圧に覆われているが、それでも気温は平年並で、最低気温は10度を切る。昼間、「小春日和」の日が多いと良いのであるが、いつまた次の寒波が来るのか戦々恐々と云ったところか。
今年の冬はどうなるのか?気象庁の長期予報では「平年並」となっているが、これは、昨年とほぼ同じと云う意味。近年「暖冬」が続いていたが、そうはならず、「とても厳しい昨年並の冬」になるようである。冬がはやくから到来すると言われていたが、それもほぼ当たっている。このまま行けば12月から2月にかけ、一気に冬本番となるようである。
この寒さ、赤道直下の海水温が変化する「エルニーニョ現象」とは逆の「ラニーニャ現象」が原因のようであるが、これは異常気象とは別のようなので、天変地異的なことは起こらないだろうが、日本列島、どこでも、「寒い冬」になりそうである。
東京はコンクリートだらけなので冷え冷えとする。雪など積もったら交通も麻痺する。酔っぱらってそこらで寝たら凍死もする。冬の怖さは経験した仲間なら分かっていると思うが、今年初めて新宿の路上で冬を越すと云う仲間は、「覚悟」をもって臨まないと、とんでもないことになったりもする。寝場所の問題、装備の問題、昼間の居場所の問題などなど、そこは回りの先輩達に聞いて、創意工夫を重ねて行った方が良い。
年末年始が近づくと、東京都の「越冬対策」今年は?と、考えてしまうのは、かなり古い仲間。山谷対策でもあった都の「越冬対策」は、近年かなり縮小され、今は、山谷地域に住んでいて、事前相談と登録をしなければ宿泊は出来ない仕組みになっている。また、「路上生活者対策」でもある「厳冬期宿泊」は、新宿区などでは今年も年末に実施されるが、枠が多くても2名、3名と云うレベル。かつてのように抽選で何百人も並ぶなんてことはない。8月の都の概数調査でも新宿区内は65名と、減ってもいるし、新宿区などは通年で「シェルター(一時宿泊)」もやっているし、年末年始は民間の方で炊き出しもあるし、毛布などの配布、そして巡回もしてくれるので、「年末年始」だけ「特別」と云う認識には立っていない。
とは云え、冬は厳しい。なので、仲間も居ないし、自力でこの冬に立ち向かえそうもない仲間、特に宿泊が必要な仲間は、年末年始を待つことなく、早め、早めに福祉事務所に相談をしていこう。病気を持っていれば、そして高齢であれば尚更である。新宿区は冬場になると、ワーカーさんも優しくなる。こんな寒い冬に路上で暮らすより、暖かい場所で生活をしてもらいたいと思うからである。そう云う「人道主義」は新宿区の良き伝統でもある。なので、気軽に相談をしてもらいたい。福祉に直接は「ちょっと」と云う仲間は、「とまりぎ」に行っても良いし、毎週月曜日の朝には連絡会のメンバーが福祉事務所にうろうろしているので、相談をしてもらっても良いし、中に入ることは全然可能なので、そうしてもらっても良い。
冬ざれ
風邪もだいぶ流行っているがインフルも猛威を振るっています。
急な発熱や悪寒の場合はインフルを疑い、病院へ。
仲間たち。
早いもので今年もあとひと月。師走は何もかも忙しいので、早く過ぎ去るとは昔からの言い伝え。なので、しっかりと毎日、毎日、噛みしめながら過ごすに越したことはない。あっと云う間に冬になり、あっと云う間に、クリスマスとお正月である。イベントは良いにしても、「冬」だけはしっかりと備えて、準備をしていこう。
12月早々、木曜日あたりに、次なる「冬将軍」がやって来るとの予報でもある。「小春日和」もそろそろ終わり。「北風ピープー」の、凍えるばかりの寒波ともなれば、季節はぐんと進んでしまう。北国はもう雪景色が当たり前の頃となる。東京も街路樹や公園の落ち葉が道路に散乱し始め、空気がぐんと乾燥し、冬らしくい街並みに変わって来ている。クリスマスの華やかさとは裏腹に、場末の街角、寒さに凍える人々も増えている。
「しっかりと防寒」。これからの季節はこれに限る。
インフルエンザが早くも「注意報」レベルで全国的に流行している。感染が広まりやすい閉鎖的な空間であるとか、繁華街であるとかは要注意でもある。子供の世界ではかなり感染が広まり、学級閉鎖が相次いでいるが、これから、子供から親に感染したりして、もっと広がる可能性はある。予防のため、人ごみの中ではマスク着用は必須。「うがい」なども可能な限りした方が良い。
初期症状は、急激な発熱や悪寒で、倦怠感もそうであるが頭痛やら関節痛やら筋肉通が続き、遅れて咳や鼻水などの呼吸器系の症状が出るとのことである(普通の風邪は症状は緩やかなのに対して、インフルは急激に症状が出るのが特徴と云われている)。
こうなると市販の風邪薬では効果がないので、早めに医者に行き、適切な薬を処方してもらった方が良い。ついでに身体を休めることがとても重要なので、ついでに福祉に行って泊まれる場所を確保するのが肝要である。身体が動かないなんて時は救急車を呼ぶ。あまり我慢していると、合併症なんてこともあるので、手遅れになったりもする。そうならないために、とにかく予防。
合併症と云えば、普通の風邪薬でも、鼻詰まりに効くものは、血圧が上がる成分が入っているので、心臓に持病があるとか、糖尿病であるとか、腎臓病であるとかの仲間は専用のものを服用した方が良いとされている。今飲んでいる薬との「飲み合わせ」の問題もあったりする。持病のある仲間、普段から病気とたたかっている仲間は、そこら辺は自覚しているとは思うが、薬も自分にあったものを飲まないと健康を守るどころか、健康を害する方にも向いてしまうので、持病のある仲間は、お医者さんや薬剤師さんにしっかりと相談した方が良い。また、持病があって通院していない仲間はこの際、通院を再開した方が良いだろう。
そして、こちらも病院に行くついでに福祉事務所で、身体を休める場所を確保してもらう。病気があって、路上で暮らしている仲間は優先的に福祉は面倒を見てくれる。
な路上に暮らし続けると、当然ながら病気は良くならない。何があっても不思議ではないし、ゆっくりと身体を休める環境にはない。そして、病気の源でもある「ストレス」も多い。とりわけ、これからの季節は問題が多くもなる。
年末年始は役所はお休みなので、早め早めに、色々と相談をしておこう。とりわけ「病気の仲間」「高齢の仲間」は特に。