2005 冬 2006
守れ!路上のいのち! |
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ビルの谷間に木の葉が舞い続けると、東京はいつの間にか冬になります。
他人への距離が永遠に遠いこの都市では、路上に落ちた不幸に気付く人はわずかです。そこで尊いとされるいのちの灯が消えたとしても花束もなく、涙もなく、雑踏がすべてを掻き消していきます。 他人へのかかわりは迷惑なのでしょうか?叫びを無視するのが自己責任なのでしょうか?そこにいるのが私やあなたであったとしても? 冷たい冬の雨が降ります。木枯らしが体温を奪います。雨は雪になります。メリークリスマス!メリークリスマス!そして明けましておめでとう!年老い乾燥しきった男達は炊き出しを喰らいます。ほんの一時の安堵をノ。そして憎しみの路上に弱った足を傾け去っていきます。 孤独にさいなまれた何百もの後ろ姿を抱きしめる者はいません。都会の冬は寂しく、そして酷いものです。 新宿越年越冬事業は、仲間の力で仲間のいのちを守ろうと10年来続けている事業です。炊き出し活動、防寒物品提供活動、医療相談活動、夜間夜回り活動、文化娯楽活動を集中的に実施し、物心両面から路上の仲間を守る事業です。 酷い世の中でも、迷惑と思われようとも私たちはかかわり続けます。そこにいる私やあなたのために、そこにいる未来のために。最後の夢を路上で見ることがないよう、最後の冬を路上で暮らすことがないよう。 守れ!消すな!諦めるな!路上のいのち! |
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越冬スケジュール
12月 4 日(日)第12次新宿越冬突入 |
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路上越冬支援のための現金、米、米券、毛布、ホカロン、衣類等のカンパ、今年もどうか宜しくお願い致します。 <冬場の支援に特に必要なもの> 電話090-3818-3450(笠井) |
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