アパートやドヤ、施設などで暮らす仲間たちへ
もう一人で悩まない!仲間と共に安心して暮らしていくために「自立生活サポートセンター・もやい」設立のお知らせ
生活保護や自立支援事業を利用することで、野宿生活から抜け出ることのできた仲間が増えています。しかし、屋根のあるところに移ったからと言って、すべて問題がなくなるわけではありません。「生活保護を切られそうになった」「仕事をクビになった」「借金の取り立てが来た」などなど‥・生活をおびやかすトラブルはあちこちに潜んでおり、残念ながらそうした「人生の荒波」への対応がうまくいかず、野宿に戻ってしまう仲間もこれまでいました。
困ったことが起こった時に、何でもすぐに相談できるところがあれば…。「自立生活サポートセンター・もやい」は、そんな仲間の要望にこたえていくために設立されます。これまで路上を「卒業」した仲間への相談活動は、新宿連絡会や渋谷のじれんなど各地の団体がそれぞれつながりのある仲間にだけおこなってきましたが、今後は各地の団体も協力をえながら「もやい」が地域を問わず仲間の相談窓口となっていきます。「自立生活サポートセンター・もやい」では、以下のような活動をおこないます。
*保証人提供:アパートに入る時や仕事につく時に保証人が必要であれ保証人を頼介します。ただし連帯保証人については、保証料8000円を預けていただきます。(分旬払いも可.保証人が必要無くなった時にお返しします。)必要な人にはくわしい資料をお渡しします。
*専門相談:借金問題や仕事・健康の問題など、さまざまなトラブルに対して弁護士や医師といった専門家が相談にのります。また電話相談もおこないます。もやいホットライン:5367-5666(稲葉)
*生活支援:生活に困った時には緊急に米などの生活物資を提供します。
しかし「もやい」は、一方的に仲間の「世話やき」をする団体ではありません。何よりも路上を脱した仲間同士のつながりを強くしていくことで、「仲間と共にある」という安心感を取り戻し、ひとりひとりの生活を安定したよりよいものにしていきたいと考えています。そのためにも仲間同士で「互助会」を作り、寮を出てアパートに入った後も訪問活動やミーティングをとおして仲間を作り、時にはみんなで遊びに行って親睦を深めたいと思います。
「もやい(紡)」とは、「船と船を結びつけること。寄り添って共同で事をなすこと」を意味します。「自立生活サポートセンター・もやい」の活動は多くの仲間の協力があって初めて成り立つものです。ぜひ多くの仲間の参加を呼びかけます。
★「もやい互助会設立集会」のお知らせ
5月19日(土)のもやい互助会設立集会」にぜひ参加してください。
午後1時−4時、大久保地域センター3階会議室Aにて(「新宿・棟の会」で予約しています)
5月19日(土)に大久保地域センターで「もやい互助会」の設立集会をおこないます。会では、「もやい」の活動について説明をした後、社会福祉士とヘルスワーカーの方から「健康で安心して暮らしていくために」と題した講演が行われます。都合のつく方はぜひ参加してください。
★「もやい互助会の集い」今後の予定
これまで「新宿・櫟の会」としておこなってきた仲間の交流会を新宿以外の仲間や自立支援センターの仲間にも呼びかけて、「もやい互助会の集い」としておこないます。この集まりでは、生活のことや福祉のことをみんなで話しあっています。気軽に参加してください。
時間はすべて午後1−4時。場所はすべて大久保地域センターの3階です。
6月2日(土)会議室C 6月14日(木)調理工作室 6月30日(土)会議室B 7月14日(土)会議室C 7月28日(土)会議室B
自立生活サポートセンター・もやい
連絡先:新宿区大京町3 新大京マンション304号スぺ−スかぽす気付
電話:03-5367−5666
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